『いのちのおくりもの ~バラクランジャンのうた~』こんどうなつみ・作

西アフリカ・マリンケ族の村に伝わる古い歌「バラクランジャン」をもとに創作した絵本。
日本でいう、コウノトリを意味する鳥、「バラクランジャン」。
赤ん坊に恵まれないコロは、こどもを授けてくれるという鳥バラクランジャンへ祈りの歌を捧げる。するとある晩、コロの夢にバラクランジャンが現れ。。。
バラクランジャン デンコーレー ジョミラバンロー
バーラクランジャンシーラレンコー カーシラジョミラバンロー
祝いの祭り「デンナボー」から生まれた歌。
<日本語歌詞>
「バーラクランジャン こどもは なによりも
だいじな だいじな たからものさ
どんなにたくさんの おくりものも
こどもひとりには かなわないよ」
以前、コラやムビラの心地よい音と共に、読み聞かせをさせていただきました。大人はもちろん、子供も夢中になって聞き入ってくれ、産まれ生きる場は異なろうと、産まれる喜びは、世界共通。
いのち、家族の愛おしさを優しく教えてくれる、そんなアフリカ絵本です。
ちなみに、お気に入りページは、バラクランジャンが飛び出つシーン。切り絵によるイラストの独特な造形が、さらに物語に深みをもたらしていて、まるでウィンドチャイムが聞こえてくるかのように、優雅に描かれております。

ケニア・マサイマラでキャンピング・サファリとキリマンジャロの旅 9日間

2018年1月19日出発の友人同士の手配旅行で、ケニアのマサイマラとアンボセリへ行かれた、袴田様、西郡様からのレポートです。

ケニアはどんな国かな~
どんな動物がいるのかな~
ワクワクするのと同時に長い移動時間に耐えられるのか…不安を胸に出発しました。
ナイロビでガイド兼ドライバーのジョンと待ち合わせをし、9日間の旅をスタート。
まず、ナイバシャ湖へ。
ナイバシャ湖は心が洗われるような神秘的で鳥たちが生き生きとしている湖でした。
ここでボードサファリ。
何十種類の鳥がおり、魚を捕らえて食事している鳥、羽ばたいている鳥、日光浴している鳥などを観察しました。
観察が楽しすぎて時間が経つのを忘れてしまうほどでした。







次にマサイマラでは様々なタイプのサファリを経験。
その中で最高に感動したのは、バルーンサファリでした。
上から眺める景色や動物がとても新鮮で
高度を上げる度に音にびっくりして必死に逃げていく動物たちがかわいくて、いつまでもこの風景を眺めていたいと思いました。




ウォーキングサファリでは、様々な動物の足跡やフン、火の起こし方などを教えてもらいながら約1時間程歩き回り、日頃運動不足の私たちにはいい機会でした。


早朝サファリでは、ライオン、チーター、ヒョウ、
ロングサファリでは、クロサイ、アフリカゾウの群れを見ることが出来ました。









そしてマサイマラではありのままの自然環境に身を置きたく、キャンプ泊を選択しました。
ケニアの1月は日本でいう晩夏→初秋の夜空であり、天の川がはっきりみえました。
キャンプには3泊しましたが、最後の夕食後コックさんが突然「SAYONARA」と書いてあるカラフルなケーキを持って現れるというサプライズがありました。
ケーキは日本人好みの甘さで、おかわりするほど美味しかったです。



最後にアンボセリ。太陽の光と動物をセットした写真を撮りたいとジョンに要望し、太陽が昇る前に出発しました。
予想以上にベストショットを沢山撮ることが出来、テンションが上がってしまいました。








アンボセリではタウィロッジに宿泊しました。
そこは水を飲みにやってくる動物や食事を求めてやってくる鳥たちがおり、しかもキリマンジャロを眺めることが出来るという立地にあり最高に贅沢な宿でした。
また、ゆったりとした時間の中で読書をしたり、ジョンにケニアの良さやサファリしたルートなどを改めて教えてもらったりしました。





ビック5、滅多に見られない動物(ザーバル・ジェネット等)を見ることができたのは、ジョンが頑張ってくれたからこそ、幸運につながったのだろうと思います。
移動は思いの外ハードでお尻がとても大変だったけれど…
今回の旅は
たくさんの感動
たくさんの幸運
そして
様々な出会いがありました。
行き先をどこにするか迷う私たちにケニアをすごくプッシュしてくれた生野さん。
最後まで根気強く付き合ってくれたジョン。
たくさんの人に支えられた旅だったと思います。
本当にありがとうございました。
感謝しかありません。
1ヵ月経った今でも
その旅の余韻が残っています。

アロマと花言葉

マリリン・モンローが就寝時に付けていたといわれるシャネルNo.5の主原料「イランイラン」。ミイラの保存に使われ、語源ともなったといわれる「ミルラ(没薬)」。
アフリカ原産の芳香植物は多く、香り好きな私は、”原産国”がアフリカだと、嗅がずにはいられません。
中でも、マダガスカルはアフリカ大陸の寄港地というだけに、スパイスやアロマも豊富。独自の植物も多いマダガスカル特有の花言葉を紹介いたします。
◎イアリー「ステップバイステップ」「長いためらいの後の決断」
マダガスカル語でDingadingana(ディンガディンガーナ)。
柑橘系やアールグレイにも似た柔らかな香りとも言われますが、嗅いだ感想は主役となる派手な香りではなく、料理のスパイスのような、引き立て役の香り。小さな黄色い花を咲かせます。個人的には、この音(読み方)が好きで自分のアドレスに使っていました~。
◎サロ「悪を遠ざけるもの」
マダガスカル語でMandravasarotra(マンダラヴァサロトラ)。
殺菌作用も非常に高く、ティートゥリーに似たまさに、「悪を遠ざける」ようなツンとするシャープな香り。地元のタナラ族の男子は闘いの儀式の前にサロのお茶を飲んで勝利を祈るそうです。
葉っぱを擦った時に指元にふわりと残る香りのように、光合成をおこない、土、太陽、風、取り巻く環境すべてから栄養を吸収し蓄えた植物の香りは、まさにその土地の恵み。日本にいても、アフリカの”香り”探しをしてみるのも面白いかもしれません。
写真は、マダガスカル原産のサロ、カタフレイにラベンダー、グレープフルーツを加えて作った抗菌スプレー。マスクにシュッとひと吹きすると、気分もリフレッシュです。
by 根本

サファリ ~松岡たつひで 作・絵 (金の星社)~

まるで、動物一匹一匹が“そこに生きている”かのような、躍動感ある描写が好奇心をくすぐる、大人も楽しめる絵本。
インパラを追うチーター、狩りをするライオン、キリマンジャロをバックに飛翔するフラミンゴなど、1ページめくる毎に、新たな発見に感動!
本当にケニアの大草原でサファリを体験しているかのように、思わず声がこぼれてしまいます。

世界中の自然を観察し、動物、自然を愛する松岡氏の想いが溢れるイラスト。ついつい隅々まで見入ってしまいました。
サファリの見どころや、生き物たちの生態を随所で解説しており、なんと120種もの動物が描かれております。
さて、あなたは何匹の動物達に出会えるでしょうか?
サファリドライブに出かけましょう!