アフリカからコンニチハ!VOL.5 FROM アルジェリア

アフリカからコンニチハ!VOL.5 FROM アルジェリア

今回は、アルジェリア南部のオアシスの町ジャネットより、タッシリ・ナジェール台地のガイドをしてくれるノルディンさんをご紹介します。砂漠の遊牧民トゥアレグのナイスガイです。
●ガイド自己紹介:
明けましておめでとうございます。タッシリ・ナジェール台地のガイド、ノルディンです。インタビューをうけるなんてとても光栄です。

●インタビュー:
Q.あなたの国で一番好きな場所はどこですか?
A.全ての場所を知っているわけではないのですが、アルジェリア北部であれば地中海の青が美しいベジャイアの町か、古代ローマ遺跡の残るティパサか、あるいはコンスタンティーヌにかかる美しい橋か、、選ぶのは難しいです・・。
しかしながらやはりサハラの深部、タッシリ・ナジェールとタッシリ・ホガーこそ私の国で最も美しい場所だと思います。乾いた川床、岩の森の間を、私の友と、犬と一緒に歩き、夜には火を囲んで語り、笑い、明日の予定について決め、それから少し未来のことについて話し合う、そんな具合です。
Q.あなたの国で一番エキサイティングなお祭りはなんですか?
A.アルジェリア北部のお祭りは見たことがないのでよく分かりませんが、私の町ジャネットでは毎年イスラム暦での11月頃に「スビーバ(SABEIBA)」というお祭りがあります。トゥアレグの男たちが伝統衣装に身を包んで「タコーバ(TAKOUBA)」という
剣を持って舞うお祭りです。
Q.日本に来ることがあったらどこに行きたいですか。また何をしたいですか?
A.日本を訪れる機会があるとしても、私はどこそこへ行きたいと頼むことはないでしょう。思うに、間違いなく日本のどこに行っても私にはため息が漏れるような感動があるでしょうから。
Q.日本人に対する印象は?
A.日本という国には沢山の印象があります。高度な技術、教育、世界への影響力、そしてなによりとっっても親切な人々。これまで多くの日本人と一緒に語り、食事を囲みましたが、ある方の「時間は時間、仕事はきっちり時間通りにしなければならない」という言葉に日本人らしさを感じました。仕事に対する厳しさ、綿密な計画性、私たちは日本がもたらしてくれた多くのものに感謝しなければなりません。
ありがとうございました。
DESERT BLUES MUSIC(砂漠のブルース)の歌い手でもあるノルディンさん、タッシリ・ナジェール台地では静かな星空の下、美しい声で謳ってくれます。
アルジェリアがもっともっと訪れやすい国になることを願います。
タッシリ・ナジェールのツアーもあります。アルジェリアのツアー一覧はこちら。