大塚製薬カロリーメイトのCM「人間とチーター」編

早いもので今年も下半期に突入。
最近は連日連早朝(?)、W杯観戦でTVに釘づけになっている方も多いでしょうが、その途中で必ず目にするのが各社のCM。CMの中には、その年の流行語大賞に輝くキャッチ-なものもあれば、凝りに凝ったもの、映像が美しいもの、低予算だなぁと思うものまであり、観てて飽きないのは筆者だけでしょうか?
その中でも、今年2月に放映された、大塚製薬カロリーメイトのCM「人間とチーター」編には、度胆を抜かれました。

女優・満島ひかりさんがサバンナのど真ん中をチーターと散歩。その後、チーターの首や背中を撫でる様子は、まるで大型の愛犬とのひと時を過ごしているよう。
アフリカでサファリをしたことのある方なら、まず「そんなこと有り得ないっ」と思うでしょう。もれなく、筆者もその一人。さすがに「合成なんじゃ・・・」と思いきや、これが本物のチーターとの共演というから驚き。舞台は南アフリカ。お相手は幼少期から調教されたチーターとは言え、いつ野生の獰猛さが蘇るか、誰も分からない。しかし、アカシヤの木が点在する草原をバックに、ごく自然に人とチーターが触れ合う姿は、なんとも美しい光景でした。
数秒間に込められた奇抜なアイデア、センスの良さから、勝手に個人的な上半期・CM大賞とさせていただきます。
今月からサバンナ・サファリはシーズンを迎えます。皆さんも是非その目で、サバンナの大自然を、動物たちをご覧になってください。
注)野生動物には触れません。写真はCMとは全く関係ありませんが、時にはこういう事態も。危険ではありません。
南アフリカのツアー一覧はこちら。

2014年のラマダン(断食月)

ラマダンとはヒジュラ暦(イスラム暦)第9月のこと。この月の日の出から日没までのあいだ、イスラム教徒の方々は義務の一つ「断食(サウム)」として、飲食、喫煙、性行為、投薬(ただし健康上支障をきたす者は断食が免除される)、故意に物を吐く事、などを絶ちます。「ラマダン」を断食のことと間違って理解している方も少なくありませんが、「ラマダン」とはあくまでもヒジュラ暦における月の名前で、断食自体は「サウム」と言います。

今年のラマダンは6月28日から7月27日、先週土曜日にすでに始まっています。ヒジュラ暦は太陰暦ですので、ラマダン入り・明けの判断は月を見て決定され、時には曇っていて月が確認できなかったので、終了は1日延期、ということもあるようです。とはいえ概ね7月27日にラマダンが終了し、翌日はイード・アル=フィトル(断食月明けの祭)が催されます。
アフリカでも、イスラム教徒が大多数を占める、あるいは半数近い国々では、このラマダンに大いに影響され、観光も例外ではありません。モロッコやチュニジアなどでは、観光施設が閉まることもありますし、外国人利用者が多いレストランやホテル以外では、日中食事ができなかったりということもあります。また、お酒が手に入るイスラム諸国でも、厳禁ではありませんがなるべく飲酒は控えた方が良かったりします。実生活的には、皆さん空腹を抱えているためか怒りっぽかったり、交通事故件数が増えたり、役所などで何かの処理をお願いしても通常よりはるかに時間がかかったりすることも。ちょっと不便もありますが、これはこれで「ラマダンの時のイスラム教徒の方々の生活を知る」という意味で、貴重な経験になるのではないかと思います。日中は軒並み閉店状態のローカル・レストランも、日没後は遅くまで開いていますし。
今年は、ワールドカップ開催期間と若干被ってしまいましたが、ヨーロッパ諸国の代表チームの中にもムスリム(イスラム教徒)の選手がいるので、「ラマダンをやる!」と決めた選手達(旅行中などやむを得ない理由がある場合は延期もできます)は、かなり大変だと思いますが、日没後に食いだめをして、是非頑張ってほしいものです。

W杯ブラジル大会、アフリカ諸国は?

ついにベスト16の決まったワールドカップ・ブラジル大会。アフリカ勢は、5カ国出場のうち、ナイジェリア、アルジェリアの2カ国が予選を通過しました。

今朝のガーナvsポルトガルは2-1で破れ、残念ながら敗退が決まったガーナ。試合前日に、ガーナ大統領から選手への報酬として300万ドル(3億円以上)がチャーター機で送られたというのがニュースになっていましたが、あのお金はどうなるのか・・・気になるところです。報酬といえば、カメルーンもいざ国を出発!というときにこの問題で揉めました。2002年の日韓共催ワールドカップでは、キャンプ地となった中津江村に5日間遅れての到着が話題になりましたが、さすがに今回は1日の遅刻。はるばるブラジルまで応援に行った中津江村の元村長さんもハラハラされたに違いありません。
さて予選通過のアルジェリアとナイジェリア!アフリカ一面積の大きい国と、アフリカ一人口の多い国。敗退した3ヶ国の屈辱を果たすためにも、母国の子供たちに夢を与えるためにも、精いっぱい頑張って欲しいものです。
by KQ

進化し続けるアフリカのお土産事情

アフリカのお土産って、だいたい動物の彫刻、仮面みたいなのでしょ、なんて思っていませんか?アフリカのお土産は日々、進化を遂げているんです!私のここ最近のお気に入り、タンザニア土産をご紹介します。

数年前にダルエスサラーム在住の友人からもらったリサイクル・グラス。ケニアのタスカービールの瓶(モルトラガーの緑の瓶)をリサイクルしたもので、あの瓶の厚みと、いい感じの緑がよくて、大のお気に入り。なぜかケニアでは見つからず、ダルエスサラームやザンジバルのお土産屋さんでのみ売っているようなのですが、我が家でこのグラスを見た友人は皆、「欲しい!」と大人気。見つけたら絶対にまとめ買いしたい一品です!
それと今年2月にタンザニアのセレンゲティのお土産屋さんで見つけたソープストーンの置物。ゾウさんのカップルが向かい合っていて、その伸びたながーい鼻の間にハートが挟まっていて、名前も’Elephant Lovers’。バレンタインに合わせて、こんなお土産を売っているなんてタンザニアもやるなー!と関心してしまった可愛い一品でした。
さらに今年5月に行ったときには、ポップな動物の絵が楽しい絵本がどのお土産屋さんでも販売されていましたよ。10cm x 10cmのミニサイズのものもあって、お土産にもぴったり。
今度行ったらどんな新しいものを発見できるのか、、、
いや行かなくても誰かからお土産としてもらえるのでも嬉しいかも。
東京本社 紙田
お土産も充実しているタンザニアのツアー一覧はこちら。

キリマンジャロの桜

マラングルートで登るキリマンジャロ登山ですが、通常は同じ道をピストンして戻ります。たまたま去年のキリマンジャロ登山の時は下山最終日のランチの後、ポーターや緊急車両が通る林道を下ってゲートに向かいました。登山ガイドのアロンが「この季節に来たのならどうしても見せたいものがある」ということで参加者全員で林道を下っていたところ…

アロンが「コレなんだと思う?」とドヤ顔(いつもドヤ顔なんですが…笑)でピンクの花が咲く木を指して言う。
おお!色は濃いけど桜が咲いている!種類まで私にはよく分からないのですが、「陽光」に近いのかも知れません。土壌が日本と違うので色や木の育ち方も違うようです。
この桜、1977年にタンザニア初代大統領のジュリウス・ニエレレさんが、日本の青年海外協力隊の方々と一緒に植えられた日本の桜だそうです。他にも何本か咲いている桜がありましたが、他の樹木の影になるのかどうか育ちがあまりよくなく、もう10数年したら他の木々に埋もれてしまいそうでした。
もし8月にマラングルートでキリマンジャロを登る時がありましたら是非下山時にガイドへ「桜を見てみたい」と仰ってみて下さい。
東京本社 久世
キリマンジャロ登山ツアー一覧はこちら。