ウガンダの美味しい料理の話

在日ウガンダ大使館から、大使のベティ・グレイス・アケチ・オクロさん(写真右)と、一等書記官のナムテビ・イーデス・ムスブガさん(左)が弊社にご来店くださいました!ウガンダの観光について、のお話だったのですが、そんな中、盛り上がったのがウガンダの食べ物のこと。

オクロ大使のご出身である北部のアチョリの人たちは、カロという名前の、ミレット(ヒエの種類)などから作る主食がありますが、私はこのカロが大好物。よくウガンダの知り合いには、「噛んじゃダメだ。スルッと呑み込むもんだよ」と言われたものですが、やわらかいお餅みたいな食感のカロには、ジーナッツ(ピーナッツ)味のソースが最高に合います。
一方、ナムテビさんのご出身であるガンダの人たちは、食用バナナからつくるマトケが一番の主食。これにガンダの伝統料理ルウォンボ(煮込んだソースをバナナの葉で巻いたもの)があれば完璧です。
さらに、幹線道路沿いで売り子が焼きたてを売りにくる、ムチョモ・エンブジ(ヤギ肉の串焼き)、これとセットで食べるのがお勧めのゴンジャ(焼きバナナ。石焼き芋みたいな味)などなど、グルメな女子会のように話題はつきませんでした。
ゴリラやハシビロコウも人気ですが、美味しい料理、そしてお2人のようにフレンドリーでお茶目な人が多いのも魅力のウガンダです。
東京本社 紙田
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アフリカへの直行便

現在、日本からアフリカへ行くには直行便は無く、中東や香港で飛行機を乗り継ぐパターンが一般的ですが、この10月より、久々に直行便が就航します。

その国とは、エチオピア。
同国フラッグ・キャリアのエチオピア航空が、成田-首都アディスアベバ間を、週3便、最新鋭のボーイング787型機で往復予定。
なぜ10月から・・・?
「マラソンのアベベ選手が東京五輪で優勝した50年前の10月を、初フライトで祝いたい。」とコメントしたのは、先日来日した同社CEOのテウォルデ氏。
アフリカ諸国に多くの就航都市を持つエチオピア航空の日本就航で、ますますアフリカが近くなりそうです。
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シアバターのおはなし

西アフリカ旅行の土産として喜ばれるもののひとつに「シアバター」があります。シアバターはセネガルからチャドにかけてのサヘル地帯に自生するシア(カリテ)の木の、種から採れる天然の植物性油脂です。アブラヤシが育たない乾燥地帯にあっては貴重な油資源です。強い日差しと乾燥から肌を守る保湿クリームとして、怪我や火傷の止血・治療薬として使われ、さらに筋肉痛やリュウマチ、白髪・脱毛予防、はたまた抗酸化作用による老化防止にもなると言われている万能薬です。

塗り薬としてだけでなく、ココアバターのように食用にもなり、また燃料(ロウソク)としても使うことができます。「ロクシタン」などの製品化されたものは150mlの容量でおよそ4,000~5,000円という高級品ですが産地の価格は10分の1以下です。お土産として喜ばれるのは、日本では高くて手が届かないものが山盛り買えてしまうというお得感にあると言えますが、これは現地への利益の還元が成り立っていないという経済格差の問題でもあるというのが実情です。現地で買うメリットとしてもう一つ、混ざりものがないということが挙げられます。製品化して流通するものはどうしても酸化防止の保存料や、質を一律にみせるための香料、増粘剤等が入っています。もともとそれほど酸化の早いものではないので生のものに価値があると言えます。
ガーナでは昔から生まれたての赤ちゃんにシアバターを塗りたくって乾燥をさけていたと言われます。女性しかシアの加工や販売に携わることができない、厳しくは男性が木に触れることもはばかられるという特別な扱いに、シアがサヘルでの生活に重要だということが表れています。不運を取り払う神聖な木ともされています。マーケットでカラバッシュ(瓢箪)にてんこ盛りになったシアバターを、混ざりものがないかどうか舐めてみたり嗅いでみたり、いかにも健康なおばちゃん達との交渉はほどほどにして、たっぷりお土産にしてもらいたいと思います。
大阪営業所 有冨

東部アフリカツアー説明会&個別相談会

本日は、弊社東京本社にある会議室で東部アフリカツアー説明会&個別相談会 を開催しました。
東部アフリカツアーと言えば、やはり目的は「サファリ」がメインになりますので、サファリにまつわるあれこれを非常に細かい部分まで、準備や服装から始まって、マニアックなところではアフリカの鳥類、そしてバードウォッチングの楽しみ方など、弊社ベテランスタッフの藤井がご案内させていただきました。
弊社ではこのようなツアー説明会を、東部アフリカ(サファリが中心)、南部アフリカ、登山(キリマンジャロ)などの方面・カテゴリーに分けて、定期的に開催しております。
そして、事前にご予約いただければ、より突っ込んだ内容の個人相談のご依頼も承っております。

アフリカの旅を作り続けて今年で36年、専門店と自負しているだけにちょっと変わったスタッフが多い弊社ですので、国立公園に通い続けて30数年、キリマンジャロ登頂60回以上などなど、経験豊富なベテランスタッフがご案内しますので、ご興味がある方は是非一度ご参加ください!!
開催予定のイベントはこちらからご確認ください。

日本で会えるアフリカの動物達

日本の動物園では、皆さまご承知の通り、アフリカからやってきた動物達に会う事ができます。キリン、シマウマ、カバ、ライオン、ローランドゴリラ、チンパンジー等々、列挙に暇がありません。それでは、水族館でも、アフリカ由来の動物に会える事はご存知でしょうか?その中の一つに、マナティーがいます。

マナティーは、3種類(アメリカマナティー、アマゾンマナティー、アフリカマナティー)いて、日本の水族館では、鳥羽水族館(三重県)、新屋島水族館(香川県)、熱川バナナ園(静岡県)、美ら海水族館(沖縄)の4カ所の施設で飼育されています。
その中でも、アフリカマナティーは、日本では、鳥羽水族館で2頭のみ飼育されています。1966年に西アフリカのギニアビサウの川で、漁師の網にかかった個体を、日本まで運んできたそうです。愛くるしい姿は、水族館の人気者で、食事タイムの時などは、水槽の前は、人だかりができます(レタスなどをもりもりと食べる姿が、愛らしいです)。
マナティと同じカイギュウ目のジュゴンも、日本で唯一(世界でも4カ所のみ)こちらで飼育されています。熱帯から亜熱帯にかけてのインド洋と太平洋に生息する哺乳類のジュゴンですが、かつては、紅海から南アフリカにかけてのアフリカ東海岸の多くの場所でも生息していましたが、食糧、皮、薬目的のための乱獲、また水質汚染などのため、その生息域、生息数が激減しているようです。現在アフリカでは、紅海沿岸(エジプト、スーダン、エリトリア、ジブチ)、ケニア北部沿岸、タンザニアの沿岸に少数、また、モザンビークのバザルト国立公園では、200頭を数えるばかり(2012年:国際自然保護連合報告)となっているようです。オセアニアやアジア(フィリピンなど。沖縄の辺野古周辺にもわずかに)では、保護活動にも力が入れられ、比較的数を保たれてはいますが、依然として、絶滅危惧種に指定され、予断を許さない状況が続いています。
ゾウと共通の祖先を持つとされる彼らが、陸上のゾウと同様の理由でその数を減らしている事は皮肉な限りですが、またアフリカの自然環境下でも、彼らに気軽に出会える日が来る事を願うばかりです。
By 大阪営業所 荒木