サファリに行くとき、どんなカメラを持っていけばいいか分からない!
というカメラ初心者の方に、お勧めのカメラを独断と偏見でご紹介します。
2回目となる今回は一眼レフ編。動物撮影における一眼レフの最大のメリットは「動くものの撮影に強い」ところ。機種により差がありますが、キャノン・ニコンの2大メーカーは動体追尾(動いているものにピントを合わせ続ける)性能が優秀と言われています。一眼レフは大きく重いのが難点ですが、野生動物の撮影にはピッタリと言えるでしょう。
【おすすめボディ】
●キャノン EOS 8000D
キャノンの入門機(の上位機種)。旧型の入門機(KISS X7やX7i)より、オートフォーカス性能が優秀です。
http://cweb.canon.jp/eos/lineup/8000d/
●ニコン D5500
ニコンの入門機(の上位機種)。バッテリーの持ちが非常に良いので、充電のしにくい環境でも安心です。
http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d5500/
【おすすめ望遠レンズ】
●タムロン SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD キャノン用/ニコン用
低価格でよく写る望遠ズームレンズ。強力な手振れ補正も魅力です。
http://www.tamron.jp/product/lenses/a005.html
さらに本格的な撮影をしたい方は、オートフォーカスがより速く正確なメーカー純正レンズやより焦点距離の長いレンズを選ぶのも良いと思います。
写真は弊社スタッフが上記タムロンのレンズで撮影した1枚です。
by 斎藤
動物
初心者向け! 動物撮影のカメラ選び ~高倍率コンデジ編~
サファリに行くとき、どんなカメラを持っていけばいいか分からない!というカメラ初心者の方に、お勧めのカメラを独断と偏見でご紹介します。
まずは高倍率コンパクトデジカメ編。
サファリでの動物撮影には望遠が欲しいところですが、あまり大きく重いカメラは持ちたくない。気軽に手軽に撮影したい。という方にお勧めです。
●ソニー Cyber-shot DSC-HX90V
720mm相当、光学30倍ズーム。
ポケットに入るコンパクトサイズで、しかもファインダー付。
超望遠を手軽に持ち歩けます。小さいボディに機能を詰め込む、ソニーらしさを感じるカメラです。
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-HX90V/
●キャノン PowerShot SX710 HS
750mm相当、光学30倍ズーム。
サイズはやや大きめですが、十分コンパクト。
新型のSX720が発売されたので、手頃な価格で買い時です。
http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/sx710hs/
●ニコン COOLPIX P610
1440mm相当、光学60倍ズーム。
コンパクトデジカメと言うには大きいですが、超望遠ズームとしてはコンパクト。野生動物はもちろん野鳥撮影にも威力を発揮します。ファインダー付でしっかり構えられるのも魅力。こちらも新型のB700が発売されるので、お手頃価格になっています。
http://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/p610/
高倍率コンデジは各社から発売されているので、気に入った機種を探してみると良いでしょう。光学20倍ズーム以上の機種から選ぶと良いと思います。
by 斎藤
写真は弊社スタッフがCOOLPIX P610で撮影したものです。
1枚目 : セグロジャッカルの子ども(焦点距離1320mm相当)
2枚目 : ライオンのアップ(焦点距離1440mm相当)
特別企画 ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ 10日間
動物サファリと言えばケニア、ケニアと言えばマサイマラ、マサイマラと言えばヌーの川渡りと、アフリカのサファリ好きならずとも、「ヌーの川渡り」というのは、一般的に定着してきたキーワードかもしれません。
そして、マサイマラを縦断するマラ川を渡るのですが、川べりまで来ると、集団は一旦足を止めます。
ある場所では、川の中にはワニが待ち構えており、また急峻な段差が行く手を遮ることもあるためです。渡りかけては戻り、またそれを繰り返す、緊迫の瞬間が続きます。
そして、群れの先頭が飛び込んだのを皮切りに、一気に川へと雪崩れ込みます。
その際は砂埃が舞い上がり、ジャンプして足の骨を折り他のヌーの下敷きになるもの、ワニに襲われて命を落とすものなど壮絶な光景が、長いときには1時間以上も続きます。
そして渡り終えた彼らにも、安息の瞬間はありません。体力を消耗したり、怪我をしたものを狙って、ライオンやハイエナなどの捕食者たちが集まってきます。
群れが移動した後に、傷つき立てなくなったシマウマを、少し離れた所で見守る家族のシマウマが、長い時間見守り続けた後、見限ってその場を立ち去るという自然界の厳しいシーンを見たこともあります。
この時期のマサイ・マラには野生動物の生死をめぐるストーリーが繰り広げられます。
こちらのツアーでは、ヌーの川渡りに合わせて、出発日と宿泊ロッジを設定しています。
もちろん、筋書きの無い野生動物のドラマですので、必ず見ることができるわけではありませんが、より多くの機会があるかと思います。
ツアー詳細はこちら
百獣の王「ライオン」
サバンナの動物の頂点に君臨すると言われているライオン。
狩りの成功率が悪いなど、百獣の王と呼ばれているのが疑問だったりしますが、オスライオン、特にプライドのオスライオンはまさに王様。
狩りはメスライオンたちが行い、成功すれば一番先に食べる。狩りにも参加せず至れり尽くせりな訳ですが、プライドを乗っ取るには過酷な戦いがあり、プライドを手に入れても、他のオスに乗っ取られないように常に警戒しなければなりません。
プライドを乗っ取られてしまったオスライオンは・・・さらに過酷な生活が待っています。
ネコ科で唯一、集団で狩りをすると言われているライオンですから、1匹になってしまうと狩りの効率が悪く、良い最期は迎えられないと聞きます。
過酷な世界を生きているはずの野性のライオンでも、サバンナで見ると生き生きと見えてしまうから不思議です。
by 菊地 佑介
アフリカの街にいる動物
アフリカと聞くと、動物が真っ先にイメージされる方も多いと思います。ゾウ、キリン、ライオンなどが近くにいたら、生活する上では脅威でしかありません。
そういう意味で、アフリカに住んでいる人たちにとって一番身近な動物は家畜になります。
一番ポピュラーなのは、鶏なのかなと思います。近代的なスーパーでは、鶏肉工場で加工された鶏肉が販売されています。しかし、庶民の胃袋を満たす市場では、生きたまま販売され、その場で絞めて、毛をむしってくれ、身をさばいてくれます。
次は宗教的なものもありますが、イスラム教のタバスキ(犠牲祭)の時には、羊を1匹ささげたりするので、陸路で生きたまま輸入され、市場で購入され、タバスキの日に多くの人たちに食べられたりします。タバスキが近づくにつれて、羊の値段が釣りあがります。
それ以外ですと、牛も大都会で生きたままの姿を見ることができます。郊外に行くと牛、羊、ラクダ、犬、鶏、ロバなどが家畜として見られるでしょう。
上記は主にコートジボワールのアビジャンを中心とした西アフリカでの話です。
画像:アビジャンのアジャメ市場で扱われていた鶏
by トラ