夢がかなったオカバンゴの旅

2011年12月23日出発、オカバンゴ《だけ》・直球勝負 10日間 手配旅行に参加された西 善宏様、裕子様ご夫妻からのレポートです。
2011年の年末、夫婦で念願のオカバンゴを訪れた。ケニアやタンザニアなど、東アフリカへは数回行ったことがあるが、オカバンゴは価格も高くツアー日程もなかなか合わなかったため、今回も初めは諦めていた。でも、ふと道祖神さんの「オカバンゴ《だけ》・直球勝負 10日間」をプライベート旅行として手配してもらえるだろうか、手配が可能だったらいくらぐらいになるのだろうと思い、道祖神さんに相談してみた。
すると、なんと手配は可能で金額も予算内に収まるではないか。
最大で四国ほどの大きさの湿地帯が広がるというオカバンゴ。テレビで見て憧れていた世界に、ついに行けることになったのだ。
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東アフリカとは一味違ったサファリ
旅行前、オカバンゴはブッシュが多く動物を見つけにくいため「東アフリカとは一味違う」という情報をあらかじめ道祖神さんからいただいていた。私たちは、美しい景色を眺めることや、湿地帯に生息するリーチェ、南部アフリカ固有の縞模様をもつシマウマなど、「数」ではなく「種類」を楽しむつもりで臨んだ。
『願わくばリカオンにも会いたい』という想いも抱きながら・・・。
結果的には、サファリは東アフリカと比較すると動物に出会える頻度が少なかった。
また、殆どインパラと鳥だけの日もあった。ガイドによると「今は雨季のため、水たまりがあちこちにでき、動物が散ってしまった」とのことだった。タイミングとしてはあまりよくなかったようだ。
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それでも、ライオンのカップル、インパラの子供を食事中のチーター、ヒョウ、ジャッカルの親子など、それなりに肉食獣に出会うことができた。
アンテロープは、クドゥ、ウォーターバック、リーチェ、たくさんのインパラ。そして遠目ではあったが、夜行性のサバンナダイカーというアンテロープも!その他にもゾウを間近で数回見たり、南部固有のシマウマや遠くのキリンなど、振り返るとそれなりにちゃんと見ていることに驚いた。
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そして、ついにリカオンにも・・・。
夢がかなったリカオンとの出会い
オカバンゴ滞在もあと一日半となった朝のサファリ中、双眼鏡をのぞいていたガイドが叫んだ。
「Wild Dog!(リカオンだ!)」
400mぐらい先に、黒っぽい4つ足動物がいる。私達は全速力で近づいた。
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「どうしよう。23年越しの夢がかなうかもしれない」
近づくと、確かにリカオンだ!目の前にいる!
すぐにブッシュの奥へ入っていってしまったが、一瞬だけど確かに見た。「これだけでも満足だ」と思っていると、後ろから新たに3匹現れた。その3匹もブッシュに消えていったが、今度は正面からちゃんと見た。
ドライバーが「リカオンは群れで動くから、近くにもっといるかもしれない」と言い、ブッシュの反対側へ車で回りこむと・・・
いた!
子供を含む、20匹ぐらいのファミリーだった。ドキュメンタリーで見たように、お互いの口の周りをペロペロ舐てジャレ合っている。他の数匹は、落ちている枝を引っ張り合って遊んでいる。23年前、初めてアフリカを訪れた時から「リカオンを見てみたい」と願っていたが、生息数が少なくかなわなかった。オカバンゴに来ること自体が夢ではあったが、リカオンに出会う夢までかなったのだ!
胸が痛いほど熱くなって、嗚咽するほど泣いてしまった。同乗していたフランス人の夫妻からは「写真撮ってやったぞ!」「今日は素晴らしい日になったわね!」と、慰められた。
あの時を思い出すと、今でもまだ涙が出る。
テントロッジはバケツシャワー
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今回の旅では、2か所のテントロッジに3泊ずつ宿泊した。それぞれシンプルながらも、水洗トイレやシャワーが各部屋に設置されていて清潔だった。各部屋にはライトの他にロウソクも置いてあり、趣があってなかなかよかった。
お湯は24時間利用できるロッジもあれば、都度お湯を依頼してバケツシャワーを浴びるところもあった。ロッジによっては、シャワー室に屋根が無いところもあった。私は、その屋根の無いシャワー室で、激しいスコールに見舞われてしまった。「天然のシャワー」を浴び、水もお湯もあったものではなかったが、面白い経験だった。ただ、バケツシャワーのお湯は少なく満足に浴びられなかったので、身体が冷えてしまった。私たちが滞在した時期は現地の初夏だったが、朝晩は結構冷えるため、寒さが苦手な人は、上下ともに厚手の服も用意することをおすすめする。
夜の移動は送迎つき
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宿泊するテントと、食事を取るメインテントは離れていた。夜はカバやハイエナの声が聞こえるほど野生動物が近くをウロウロしているため、「ロッジスタッフに送迎してもらう」という決まりがあった。真っ暗な通路を、懐中電灯を片手に先頭を歩くスタッフに、「もし動物が目の前にいたらどうするの?」と尋ねると、「なにもしない。ただ通り過ぎていくのを待つだけさ」と言われた。確かに彼は丸腰だった。
それでも、日常的に、どのあたりにカバが出没するかなどの情報は把握しているらしく、「あそこにカバが来るんだよ」と、ライトを照らしてくれたら・・・確かにいた。
近い。
ほんとうに大自然の真っただ中にいることを実感した。
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温かみのある食事
ロッジの食事は、2カ所ともとても美味しかった。現地の新鮮な野菜を使ったキッシュや、パスタ、そして肉料理。「味が合わない」というものは無かった。サファリ中のおやつも、手作りのクッキーやマフィンで、なんとも温かみがあった。
各ロッジとも宿泊客は数組とこじんまりしているため、食事は個々にレストランでとるという形式ではなく、食事時間前に徐々にバーに集まり、ワイン等を片手にひとしきりおしゃべりした後全員でテーブルを囲むというものであった。
メインテントの大きな一つのテーブルには、宿泊客だけでなくドライバーやロッジのスタッフも同席し、ワイワイとお喋りをしながらゆっくり食事やお酒を楽しんだ。
英語があまり話せない私であったが、夫に通訳してもらいながら会話に参加して楽しんだ。親しくなった人たちとは、今もFacebookでつながっている。
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広大な湿原。リカオンとの出会い。夢がかなったオカバンゴの旅。
サファリだけでなく、いろいろな国の人たちとの出会いもあり、思い出深い旅になった。
道祖神さん、ありがとうございました!
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ボツワナ・キャンプ 塩湖と砂漠

「ボツワナ・キャンプ 塩湖と砂漠」にご参加された日比野 倉氏 様から頂いたレポートです。
目を開けると星空というのもなかなか経験できないものだ。今回はレアな小物が見られたのが収穫だ。ラーテルにヘビ。私にとって出会えそうで出会うことがなかったヘビ。。。
現地到着からナイ・パン
南アフリカのヨハネスブルグに到着したのは、午前7時頃。マウンまでの便が午後1時なので道祖神ヨハネスブルグ駐在事務所兼駐在員自宅で休憩することになった。駐在員高達氏の運転で事務所兼自宅に向かう。高圧電流の流れる鉄線に囲まれた一戸建(離れもある。)で、子供の声がするアットホームな事務所。お茶とお菓子で休憩し、再び空港へ向かう。空港で軽食を摂りボツワナのマウンへの便に乗った。マウン到着は、午後3時頃。現地旅行会社のドライバーガイドが待っていた。話によるとテントの設営はしてあるとのことで設営の手伝いはしなくても済みそうだった。車でナイ・パンへ向かう途中、検問所のような場所で、履物の消毒を行った。舗装された幹線道路から埃の舞う道へと入った。日が沈む頃には到着するだろうと思っていたが、車のライトが点灯されひたすら走っていた。予定していたキャンプ・サイトより公園の奥になったということで時間を要した。闇の中に焚き火とカンテラの灯りが見えた。テントは張られていて、食事の準備もできていた。満天の星空の下、キャンプ初日の夕食は焚き火を囲んで始まった。ビール、ワインも用意されていた。暗いので周囲の状況は分らず明朝を楽しみに寝袋に入った。
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ナイ・パン 2日目
まだ、薄暗い朝5時半頃、スタッフが布製洗面器にお湯を入れにきた。テントを出ると焚き火だけが目に入ってきた。お茶と軽いスナックを摂り、日の出前にサファリに出発。吐く息が白く寒いが、意識は明るくなって見えてくる周囲の景観に向いていた。サバンナに陽が昇ってきた。辺りがオレンジ色に輝いている時1頭のセグロジャッカルに出会う。陽が昇ってからは、キリンの群れに出会うが、1頭だけ尾の短いキリンが気になっていた。肉食獣に噛み切られたのか。11時頃、キャンプ・サイトに戻りランチを摂り休憩。その時木の枝を伝っていくマンバと呼ばれる綺麗なグリーンの蛇が現れた。ガイドの持っていた図鑑には、VERY DENGEROUS と表示されている毒蛇と知ると、それからやけに頭の上が気になりだした。午後のサファリは3時頃に出かけた。かなり陽が傾きかけた頃、スプリングボックの群れに出会うが、みんな同じ方向を向いている。これは、肉食系動物を警戒しているのではと感じた。遠くにセグロジャッカルが2頭いるが、ジャッカルを警戒しているようではなかった。ガイドが、「チーター」と一声。示す方向をカメラの望遠レンズで覗くとブッシュの前に座り込んでいるチーターが見え、そばに捕らえたばかりの獲物が横たわっている。しばらくすると立って辺りの様子を窺い出した。また座り込むと獲物を食べ始めた。もっと、近かったらチーターの表情を観察できたのだが。陽が沈みキャンプ・サイトへ急ぐ途中に2頭のセグロジャッカルが、ねぐらへ帰るのかオレンジ色に染まったサバンナを走っていった。
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ナイ・パンからクブ・アイランドへ
今日も日の出前に起きて朝食を摂ると、スタッフがテントの撤収作業を始めた。最初は、慣れない者が手伝っても邪魔になるかもと思い静観していたが、軽い物から運ぶのを手伝いだすと全員が手伝い出した。今後のためにテントのたたみ方を教えてもらう。荷物を積み終わり8時頃、キャンプ・サイトを出発し、マガディカディ・パン(塩湖)に向かう。途中、1回目のパンク。スタッフが手際よくタイヤ交換し砂地を走り出した。パンク・ストップで時間を取ったため、ベインズ・バオバブに少し立ち寄り先を急いだ。この日は、ひたすら走っていたような気がした。陽が沈んでもまだ走っていた。夕焼けをバックにバオバブのシルエットが綺麗だ。車のライトが点灯されてドライバーも焦ってきているように感じたが、午後7時過ぎてもまだキャンプ予定地に到着しなかった。暗闇の中、ブュシュの陰もない広い場所に車が止まった。暗いから周囲の状況が分らない。遠くにクブ・アイランドの陰が薄く判断できるぐらいだ。すぐに荷物を降ろし、まず寝るためのマットを引きずって寝場所を決めた。今夜はテントを張らずに塩湖の上にマットを敷き星空を仰ぎ見ながら寝袋で寝るのだ。夜の食事は、ミートソース・パスタだったが、麺がうれしい。おいしく感じた。その日のドライバーは、かなり疲れていたようで先に眠るといって休んでしまった。
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クブ・アイランドからセントラル・カラハリへ
朝方3時過ぎに目が覚めてしまった。目を開けると星空というのもなかなか経験できないものだ。焚き火が、炭火になって赤く残っていた。何も音がしない。起きることにした。 5時頃、スタッフが起きて薄暗い中お湯を沸かし出したので、傍に行ってライトで照らして手元を明るくした。鍋でお湯を沸かし、沸騰すると塩を入れ、乾燥させた麦のような籾殻のついた米のようなものを入れかき混ぜ出した。何ができるのだろうと見ていると白くなってきて、なんとなくお粥に似ているようなものに見えてきた。スタッフは、これにミルクと砂糖を入れて食べるとおいしいと説明してくれた。食べてみると、確かにお粥に近いものだった。辺りが明るくなって周囲の景観が見えてくると、広い場所で寝ていたことが分かった。クブ・アイランドに数本のバオバブが見える。地平線から陽が昇り始めると遠くの様子もはっきりしてきた。クブ・アイランドを人が歩いている。どうやら、他にも野営しているようだ。朝食を済ましマットを片付けていると、同行の1人が小さいサソリを発見。みんな、興味深げにカメラを向け出した。どうやら、サソリのいる塩湖の上で寝ていたようだ。夜中に寝袋に侵入されなくてよかった。荷物をまとめて車に積み、クブ・アイランドの方に行くとキャンプ・サイトがあることに気がつく。幾つかのグループが野営していて、塩湖で寝ていたのは我々グループのみだったことを改めて知った。今日も、セントラル・カラハリへと長いドライブだ。舗装された幹線道路をスムーズに走っていた時、 2回目のパンクでストップした。日没までにキャンプ・サイトに着けるだろうか。午後4時過ぎにやっとセントラル・カラハリのゲートに到着した。ここからは予定のキャンプ・サイトまで40km~50kmという話だ。ポリタンクに水を補給して走り出した。太陽が、かなり傾きかけた頃、3回目のパンク・ストップで日没までに到着が難しくなってきた。デセプション・バレー地区に入った時は薄暗く、スプリングボックやゲムズボックがシルエットで沢山見える。キャンプ・サイトに到着した時は暗くなっていたが、急いでテントの設営をした。慣れればテントを張るのは早いものだ。
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セントラル・カラハリ滞在1
今日も朝は、日の出前にサファリに出発する。朝の気温は、ナイ・パンより寒く感じなかった。陽が昇り始めた時、セントラル・カラハリのシンボルマークに使われているオオミミギツネ2頭、数分後、1頭のセグロジャッカルに出会った。ゲムズボックやスプリングボックにはよく出会うが、肉食系動物には、なかなか出会わなかった。しかし、レアものに出会った。遠くに黒っぽい動くものを発見。初めて見るラーテルだった。獲物を探しているのか砂埃を上げて地面を掘り返している。しばらくして地面の巣穴から出てきた地リスを発見。よく観察しているとおもしろい動作をする。後ろの二本足で立って様子を窺ったり、長いシッポで日陰を作ってみたり。お昼前に、レッド・ハーティービーストに出会ってキャンプ・サイトに戻った。ランチを摂った後、キャンプ・サイトの周辺を歩いて少し焚き火用の薪を集めた。落ちている枯れ枝を集めていると、以前に来たキャンパーたちが残していった燃え残りの薪もあった。日本ではセントラル。カラハリの情報が少ないためワイルドな印象を持っていたが、ヨーロッパや南アフリカから来ている人は多いようだ。車の屋根に薪を積んだ4WDと数回すれ違った。午後のサファリは、3時過ぎに出発。気持ちは、大型猫科動物を期待していた。午後は、午前とは違う小高い丘へ向かっていた。夕方5時頃、ブュシュの中からガサッと音がした。ドライバーが車を止めて後方を見ると、ヘビが現れた。しばらく車を走らせるとドライバーは、車を止めて地面を見つめた。そこには、新しいヒョウの足跡がくっきりと残っている。ふと、後ろを振り返るとブュシュの方へ歩いていく1頭のヒョウかいた。急いでカメラを構えた。ヒョウは、ブッシュの陰に入ると座ってこちらを観察していて捉えずらい。後方から、1台の車がやってきたが、ヒョウは逃げる気配はなかった。でも、ドライバーは、ヒョウの見える位置をかなり譲ってしまったので益々見えずらい状態になり、その場を離れた。30分ほど道を先に進んで戻ってみると、まだ同じ場所にいたが、ブュシュから少し前へ出てきた。何度もシャッターを切る。若いメスのような気がした。この日もキャンプサイトに戻ったのは薄暗くなってからだった。この日は、気温が少し上がっていたのが原因なのか、夕食時、やたらと小さい黒い虫が出没し、スープの中で具のようになって泳いでいた。食事が終わって焚き火を囲んでいると、ゲートのレインジャー2人が車でやってきた。一人の女性は、知っている片言の日本語を話しコミュニュケーションしてきた。
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セントラル・カラハリ滞在2
夜中から明け方にかけて、ジャッカルの鳴き声とライオンの鳴き声に起こされた。昼間、姿を見せないがキャンプ・サイトの近くで声がする。寝袋の中で今日は、ライオンに出会えるかもと期待が膨らんだ。薄暗い中、朝食を摂り、サファリに出発した。ライオンの声がしたなら近くにいるのではと期待が大きい。道には、新しい大きなライオンの足跡が残っている。その跡を追って車を走らせたが、結局出会うことはなかった。その後、ヘビクイワシ、スプリングボックの群れ、巣穴から出てきた地リス、ブュシュの陰でお休みしているイボイノシシを見て、キャンプ・サイトに戻った。午後のサファリは、ドライバーが水の調達とタイヤの修理に出かけて3時半頃に出発。声は聞こえるが姿が見えないライオンに出会える最後のチャンスと期待しつつ出かけたが、2羽のキバシコサイチョウを観察して、さらに車を走らせた。すると、ブュシュの奥に長い首が見えた。セントラル・カラハリにはいないと思っていたキリンが群れでいたのだ。数頭がこっちを覗いている。図鑑に書かれている情報を信じ過ぎてはいけないと思った。現地に来て自分の目で見た現実が真実なのだ。遠くから移動してきたのか、人間が連れてきたのかわからないが、とにかくセントラル・カラハリにキリンがいたのだった。日が沈む頃、ゲムズボックを見てキャンプ・サイトに戻った。途中ですれ違った車の人たちからは、若いチーターを見たと聞かされた。ライオンには出会うことはなかった。その夜もジャッカルの鳴き声は聴こえた。夕食を食べ終わった頃、またゲートのレインジャーがやってきた。ここへ来る日本人は珍しいようだ。
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セントラル・カラハリからマウンへ
今日は、マウン経由してヨハネスブルグへ戻る日。早朝から1時間半程、サファリに出かけたが、スプリングボックとゲムズボックにしか出会うことはなかった。車に荷物を積んでエアーストリップに向かった。予定していた場所が閉鎖されたとのことで、少し時間がかかったが、 11時過ぎに着き、余裕をもってランチを摂り、帰りの飛行機を待った。予定の午後1時に帰りの飛行機が来てマウンに戻り、ヨハネスブルグへの便に乗り換えた。今回キャンプ・ツアーは、レアな小物が見れたのが収獲だ。ラーテルにヘビ。私にとって出会いそうで出会うことがなかったのがヘビ。東アフリカでは、まだ一度も見たことがないヘビだが、南部アフリカのボツワナでグリーンのヘビが見れたのは貴重だ。
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サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。
砂漠に行くツアー・旅行一覧はこちら。

ハネムーン in the Southern AFRICA !!

2006年1月14日出発のハネムーン手配旅行で、南部アフリカを周遊された東京都在住のOさんご夫妻からのレポートです。弊社ツアー「ボツワナ・サファリとヴィクトリア大瀑布 そして喜望峰 9日間」を基にお二人のご希望に添うようアレンジしました。

ヴィクトリア滝観光
私たちが泊まったイララロッジは滝やその他アクティビティの集合場所から、非常に近いこともあり、とてもよかったです。ルナ・ツアー(満月にかかる虹)にはあいにくの天気で参加できなかったのですが、歩いていくのとヘリコプターからみた滝は最高でした。歩いて見学しているときは、水しぶきがすごかったので、近づきすぎるとカメラが使えなかったです。カメラの防水器具をもって行けばと少し後悔。(滝見学を考えていらっしゃる方には、カメラの防水器具必携です。)
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サファリ
サファリは南アフリカのクルーガー国立公園に隣接する私営保護区で、保護区内でも最高級のシンギータを予約しました。(思い切って、最高級を頼みました!)文句なしの最高のロッジでした。いつも混んでいて、なかなか予約を取りにくいと聞いていましたので、予約をとっていただいて、本当にありがとうございました。この旅で一番の思い出となりました。対応していただいたスタッフ、レンジャー含めてすばらしい限りです。訪問者をいかに喜ばせようかといつも考えていることが伝わるホスピタリティでした。また、ワインテイスティングも含め、宿泊時の飲物が飲み放題なのも、なかなかできないリッチな経験でした。食事も満足です。
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サファリはもちろん、完璧です。BIG5はもちろん、なんとライオンのハントシーンが見れました。豪雨の中だったので、うまく写真には収められなかったのですが、(防水器具があれば・・・)本当にラッキーなことだと宿の人やレンジャーもいってました。3年前にケニア・タンザニアでサファリをしていた経験と比較しても、この私営保護区で動物(大物)を見るチャンスは高いと感じました。オープンカーであることや動物を発見したらそこまで道がなくても(木を倒しても!)近づいていくので、間近にゆっくりと動物を見ることができます。また、朝食の場所から象が見えたりと、とことんすばらしい宿泊でした。ぜひぜひ皆様にお勧めしたいです。
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ケープタウンについて
ウォーターフロント地区のコモドール・ホテルに泊まりました。ハネムーンへの配慮か、ビジネスクラス(orスイート)のお部屋を用意してもらえました。窓からはテーブルマウンテンとウォーターフロントが眺望でき、夜景と朝日が特にきれいでした。また、場所的にもウォーターフロントから近いため、治安もよく、日が落ちても危ない感じはしませんでした。
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喜望峰周辺はヒルトン・ロス社の観光バスによる一日観光に参加したのですが、とても楽しかったです。他国の方とも混合のツアーだったので、会話も含め楽しめました(嫌う人は嫌うでしょうが)。ヒルトン・ロス社については初日の送迎(ケープタウン空港⇒ホテル)で遅刻し、連絡をとって迎えに来てもらうのに少々手がかかったのが、今回のツアーで唯一困ったことでしょうか。
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レンタカーでセルフ・ドライブ
レンタカーは日本のハーツで予約を入れました。ウォーターフロントには営業所がないとのことなので、ケープタウン市内へピックアップに行く形で手配をしました。市内のハーツ営業所まで行くにはタクシーで数分ほどの距離で、30ランド(約600円)ほどでした。デリバリー(ホテルまでレンタカーを届けるサービス)とコレクション(ホテルにレンタカーを返却できるサービス)を使うまでもないと感じました。使った場合にはかなり割高になると思います。また、市内の道もはじめは難しかったのですが、慣れてしまえば問題なくハマナスへ向かう国道へ抜けることができました。交通ルールも日本とほぼ同じで非常に運転しやすかったです。ただし、信号で止まると物売りが寄ってくる点が不安なところです。目を合わせないために、サングラスは必須です。R44号(海沿いの道)は走っていて非常に気持ちよかったです。ハマナスまでは約2時間でつきました。クジラの季節ではなかったので、非常に静かなリゾート街でした。クジラの季節(7月~11月)のお客様がいた場合は、ぜひお勧めです。とにかく大自然も都市も観光地もリゾートもすべて満喫できた幸せな旅行でした。
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「ボツワナ・サファリと大瀑布、そして喜望峰 9日間」ツアーページはこちら。
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※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。