キャンプツアー添乗

12/28から1/5にかけて、南アフリカのヨハネスブルグからジンバブエのヴィクトリア滝までのキャンプツアーに行ってきました。
陸路で国境を何度も越えていく機会は余り無いので、それぞれの国の雰囲気や風景の移り変わりを楽しませていただきました。
今回は全日天気が悪く、明るい写真は一枚も無いのですが(笑)、湿原上の青々とした草に一頭のカバ。
それもお尻なので「HIPPO’S HIP」でしょうか。あ、HIPって腰だったかな~

ボツワナ・サファリと大瀑布、そして喜望峰 9日間

ハネムーンで、2012年9月12日出発『ボツワナ・サファリと大瀑布、そして喜望峰 9日間』に参加された、諏訪 広成様、恵美子様ご夫妻からのレポートです。

日本からアフリカへ
日本からヴィクトリアフォールズまで乗り継ぎを入れて約24時間。香港で乗り継いでまずはヨハネスブルグへ。ヨハネスブルグは予想以上に大きな空港でした。乗り継ぎの関係でヨハネスでは4時間半空きましたが、初めてのアフリカと慣れない英語とで、終始退屈することなくあっという間に時間は過ぎていきました。長時間乗った飛行機も窓側ということもあり夜景も朝日も青空も本当にステキな景色を見ることができました。ヨハネスブルグから乗り継いだ先のヴィクトリアフォールズが近づくと一面は茶色の大地に!アフリカに来たんだな~と実感した瞬間でした。
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ヴィクトリアフォールズ
到着1日目の午後はフリーだったので、早速世界三大瀑布のヴィクトリアフォールズへ。宿泊先のキングダムホテルからは裏門を出れば10分くらいで歩いて行けました。英語が話せずパンフレットがあるのかどうかも分からない私たちはとりあえず歩きました。そしたら親切に「あっちからだよ」と順路を教えてくれて。まずは一番端まで歩きそこから順番に見学ポイントから滝を見ました。滝は見えないのにゴォーという音と、しぶきが。目の前に滝を見たときの迫力は想像以上です。9月は乾季に入るので、水量は少ないと思っていましたが、今年は上流で雨が多く降ったから条件が良いかもと道祖神さんが教えてくださり、「午後には晴れていれば後ろに太陽を、正面に滝を見れるので虹がでます」の言葉通り、虹がキレイに見えました。もう一度、今度は雨季に来てみてもいいかも。
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2日目の午前中はオプショナルツアー1つ目。「空から滝を望むヘリコプター遊覧飛行」すっごい楽しみにしていました。心配だった天気も何の問題もなく、送迎の現地スタッフの方も時間通りにフロントで声をかけてくれたので、車に乗り込むだけでした。昨日空港からホテルまで送迎してもらう際に一緒になったオーストラリア人のご夫婦ともまた一緒で、片言での会話しかできなかったけど、それでも笑顔で接してくれました。旅は人とのつながりも心に残りますね。ヘリコプターは操縦士含め6人、12~13分の飛行と聞いていたので、みんなカメラをしっかり構えます。離陸するとあっという間にヴィクトリアフォールズが見えてきました。いろんな角度から見えるようにヘリコプターも旋回してくれます。昨日見た景色とはまた全然違う。大地の裂け目に落ちる大量の水に吸い込まれそうでした。予想以上に楽しめたヘリコプター、プランに盛り込んで本当良かったです。
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ヴィクトリアフォールズではフリーの時間が結構あったので、街のストアーに行って、犬柄がかわいかったトイレットペーパーをお土産に買ったり、ファーストフード店でピザやチキンを買って食べたり、レストランやショップに入ってみたり、ジンバブエとザンビアの国境へも歩いて行ったりしました。思いの外、街歩きが出来たのでうれしかったです。
この日は夕方からもう一つのオプショナルツアー「ザンベジ川の夕陽を見ながらクルージング」。本当に天気には恵まれたから良かった。こんなに晴天だと、乾季に雨は降らないのかな?って思ったくらい。50人くらいいたのかな?ホテルからはバスで移動。他にも数台の車が来ていたようでした。私たちは一番最後にボードに乗ったので余ってる席しかなかったのですが、出発してみれば進行方向一番前という特等席。夕陽クルーズとあって動物はあまり期待していませんでしたが、なんとカバさんの決定的瞬間を激写。これだけで感動です。夕陽はパンフレットで見たままでした。辺りが真っ赤に染まり、ゆっくり沈んでいるようであっという間だった気がします。周りに何もないからか、沈んでその姿が見えなくなるまで、本当に真っ赤で大きな太陽だったことを覚えています。
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キングダムホテル
街並みに比べたらとっても立派で大きなホテルでした。プランについていた、バイキング形式の朝食がおいしかった。2日目の朝は慣れたこともあり、好みのオムレツを作ってもらいました。部屋もきれいで、バスタオルやちょっとしたアメニティもあったし、電圧を心配しながら持って行ったドライヤーも、ここに限らず全てのホテルの部屋に備え付けがあったことには驚き。でもおかげで電圧を気にせず助かりました。
チョベ国立公園
ヴィクトリアフォールズ最終日の朝は、朝食を食べてから出発までに時間があったので、道祖神さんに勧められた、お隣のヴィクトリアフォールズホテルに散歩がてら行ってみました。また雰囲気の違うホテルで良かったです。道祖神さんに教えてもらわなければ、朝食後の散歩の時間はなかったと思います。
陸路でボツワナに入りましたが、現地スタッフが一緒だったので国境での出入国も何の問題もなく。まっすぐな道をひたすら走りました。チョベ・モワナ・ロッジは敷地も広く、中央に大きなバオバブの木があって、アフリカらしいロッジでした。かわいいウェルカムドリンクで迎えてくれたことが印象的です。部屋は天井が高く、蚊帳付きの雰囲気のあるベッドで、部屋の目の前にはチョベ川も見えました。ハネムーン旅行と伝えられていたせいか、お手紙と共にスパークリングワインが置いてあったことには感激です。
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チェックインをしてすぐに滞在中のアクティビティの予約をしました。なんとかかんとか片言の英語で対応。ホテルスタッフの方がとってもユーモアのある人だったので、冗談を交えながら終始笑顔。3回分の予約かと思っていたのに、最終日の出発時間を伝えると「Good!!早朝サファリOK!」と言われ予約票を確認すると4回分の予約が取れていました。やったー!!到着した日の午後はボートクルーズ、他3回は私たちの一番の目的を果たすべく、ドライブサファリ。
ボートクルーズ
ボートクルーズで最初に会ったのは大きなクロコダイルくん。すっごく近くまでボートを寄せましたが動く気配はなく。ただ、人間が写真を撮り始めると、口を開けてくれました。そのままゆっくりと瞬きをするだけ。おもしろいことにボートが離れたら口を閉じたワニくん。なかなかのパフォーマンスでした。最初は動物いないな~って思っていましたが、それは最初だけ。チョベ川をどんどん進むとゾウさんの群れが見えました。
やっぱり野生は迫力があります。ゾウさんの川渡りにも遭遇することが出来ました。泳げるのですね。深いところはどうするのかと思っていたら、器用に鼻の先だけ水面に出して川を渡っていきました。驚いたのはカバさん。日本の動物園ではじっと動かず水の中。。。そして歯磨きといえばカバさんというかわいいイメージが強いですが、アフリカのカバさんは活発すぎです。ボートも近くには寄らなかったので危険なのでしょうね。他には、大トカゲ、水鳥たくさん、イーグル、珍しいと言われたかわうそ、バッファロー、インパラ、クドゥ、ウォーターバックス、バブーンに会うことが出来ました♪
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ドライブサファリ
次の日は早朝サファリ。朝6時出発は早すぎます。。。でも、一番楽しみにしていました。そして出発前に振る舞われた飲み物とあったかいマフィンは本当においしかったです。寒いと聞いていたので、防寒はバッチリと。ジープに乗って風を受けるとさすがに寒かった。まだ朝日が昇る前の薄暗い中出発です。チョベ国立公園に入って最初に見たのはライオンの足跡。期待が膨らみます。しばらく走ると遠くにぞうさんの群れが見えました。そして、これまた遠くにライオンさんがいるとか。双眼鏡でも遠くてわからないよ。。。残念でした。間近で最初に会ったのはバッファローさん。止まることなく移動していて「あまり構わないで」って言っているようでした。他の動物を探していると無線で何やら会話をした後、ジープは急いで水辺にやってきました。何がいるのかと思ったらあれはハイエナ?!なんだか犬みたい。水辺はたちまちジープで埋め尽くされました。私たち、部屋に戻って道祖神さんからいただいた動物リストを見て初めて気づいたのですが、「なんだか犬みたい」じゃなくてワイルド・ドッグその名もリカオンでした!!次の日ここチョベで出会った1人の日本人男性とお話しして言われたのですが、「リカオンに会った?!しかもチョベで?!しかもしかもハネムーンで?!それも捕食シーンだなんて、どれだけラッキーな人たちですか?!」と。。。リカオンに会えた私たち、本当にラッキーだったようです。早朝サファリでは目の前を通り過ぎるぞうさんやキレイな鳥さんたちにたくさん会いましたが、終わりに近づいた頃、やっとキリンさんに会えました。優雅に高い木の草を食べてる姿は、ゆったりとした時間が流れているようでした。
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戻って朝食を食べ、朝早かったから一眠りをしてから昼食を食べ。そして午後もまた、ドライブサファリ。
時間は空いたけど、ゆっくり眠れたし、昼食のあとはロッジ内を散歩したりと時間が余ることはなく。
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午後のほうがいっぱい動物に会えました。国立公園に入って早々キリンさんに遭遇。会うたびにごはんを食べています。そして水辺では水浴びをする親子を含んだぞうさんの群れに会いました。ジープが止まるとじっとこっちを見ていましたが、何もしないことがわかると群れで水浴び開始。目の前での群れの水浴びは迫力があります。そして午後のサファリではついに!!ついに一番目的としていたライオンさんに会うことが出来ました!!メスだけだったのですが。それでも、動物園で寝ているライオンさんとは違い、歩き方も座り方も、そして体つきも何もかもが迫力ありました。メスのライオンさんがこんなにカッコイイと思ったのは初めてです。
最終日の早朝サファリでは、走れど走れど動物がいない。。。どこかで朝礼でもやっているのかと思ったくらい、全然いない。最後の最後に会えたのはまたしてもライオンさんでした。レンジャーもここぞとばかりに移動するライオンを追いかけます。私たちにとってはライオンさんに会えるだけで十分。目的も達成出来たし、大満足なサファリとなりました。
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ケープタウンへ
チョベ最終日の早朝サファリは30分程時間を押したため、朝食を食べずにチェックアウト。サファリの前にパッキングしておいて本当よかった。また会いに来るよ~と泣く泣くチョベを後にし、最後の目的地ケープタウンに向かいました。英語がわからず、話せたらもっと楽しい旅になるんだろうな~と話していた私たちにとって、乗り継ぎのヨハネスブルグで駐在員の高達さんにお会いできた時は、本当に安心出来ました。両替についても、ケープタウンでの観光についても確認したいことがたくさんあったので、ここぞとばかりにお話しをさせていただきました。乗り継ぎや機内はさすがに慣れてきたツアー6日目です。飛行機が遅れ、ケープタウンには30分ほど遅れて到着。それでも無事に現地係員さんが出迎えてくれてチェックイン。ここでもまた、スパークリングワインとチョコレートが置かれていて、ベッドやバスルームには花びらが散りばめられていました。この花びらはみんなどうするんだろうって思っちゃった私たち。そして係員さんにもそして高達さんにも言われましたが、明日の天気はあいにくの雨とのこと。。。星一つない夜空を見ながら、それでも天候回復を祈りながら眠りました。
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喜望峰
朝起きたら太陽の光はないものの、雨は降っていませんでした。どちらかというと観光客よりビジネスマンが目立ったサザン・サン・ウォーターフロントホテル。朝食は毎日の楽しみとなっていました。ここに限ったことではありませんが、アフリカで食べるごはんはどこもおいしかったのです。
早々支度を済ませ、少し早めにフロントで待っていると現地ガイドさんが声をかけてくれました。勝手に女性とばかり想像していましたが、見た目ヒップホップ系の黒人男性の方。ツアー中、二度確認をする私たちに終始丁寧に教えてくれました。心配していた天気も喜望峰に近づくにつれてだんだんと青空に。テーブルマウンテンは雲がかかっていて最後までその姿を見ることは出来ませんでしたが、喜望峰ではなんと快晴!!予想もしなかった青い海と青い空が広がっていました。時間があればしばらくそこにいたい気分でしたが。。。天候のせいか、ドイカー島には行けなかったのですが、ケープペンギンにはしっかり会ってきました。心残りだったのは、車中ガイドさんの案内がほぼ理解できなかったこと。何か質問を投げかけてくれているようでしたが、他の3組のカップルもどうやら英語圏ではない人たちらしく、、、ガイドさんごめんなさい。
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帰りは私の片言な英語が通じ、途中のフォーターフロントで降ろしてもらい、アフリカ土産をどっさり買い込みました。すっかり暗くなってしまい、タクシーに乗るのがちょっと怖かった私たちは、ホテルの送迎バスを待ちました。案内所で言われたのは、時刻やバス停ではなく、「この辺で待っていればくるよ」そんなニュアンス。でも、待てど待てどバスが来ません。ホテル名が書かれたバスがやっときたので、手を振ってバスを止めました。でも何やらすんなり乗れなくて・・・言葉もわからず泊まっている証拠にルームキーを見せつつも「う~ん、わからないよ~」って顔をしていたら、乗せてくれました。何を確認したかったのか、未だにわかりませんが、何はともあれホテルに帰れて良かったです。
この日はホテルでごはんを食べて、部屋に戻ってパッキング。大量に買い込んだお土産をキレイに、そして空港でTAX Freeの手続きがすぐ出来るように詰め込むのは時間がかかりました。アフリカの旅で一番忙しなかったのがケープタウンです。もっとゆっくり買い物もしたかったし、テーブルマウンテンのケーブルカーにも乗りたかったし、シグナル・ヒルからの夜景も見たかった。。。あと1日滞在延長をプランに入れておけばよかったなとちょっと後悔。でもまぁ、今度はゆっくりケープタウンだけ来てもいいねと話した私たちでした。
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日本へ
すでに5回も飛行機に乗ったこの旅も、残すところ日本へ向けての飛行機だけとなってしまいました。といってもあと3回もまだ乗るなんて。。。アフリカって本当遠かった。英語はほんの数日で話せるものではありませんが、でも、言葉が通じなくてもコミュニケーションを取ることに関しては抵抗感がなくなったような気がします。添乗員さんがついているツアーにしようかどうか迷い、ついていないことに周りからは心配もされましたが、思い切って2人で行って良かったです。今思えば、プランをグレードアップしても良かったのかなと思ったくらい。距離的にも金額的にも最初で最後のつもりで、ハネムーンにアフリカを選択しましたが、たぶん私たちは再びアフリカを訪れると思います。それくらい楽しいハネムーンでした。
帰国して思ったこと
高達さんに「おみやげは余分に買っておくといいですよ」とアドバイスを受けたこともあり、比較的余分に買ってきたのですが、帰国してみるともっと買ってくればよかったと思いました。特に、ルイボスティーのティーバッグとハンドクリーム、物や金額を考えても自分たちの分も含めもっと欲しかった。。。これもきっと、またアフリカに行けということなのかも知れませんね。
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◆アフリカでハネムーン&ウェディング 特集ページ

世界三大瀑布 ビクトリアの滝

アフリカ最大の滝、そして世界三大瀑布(日本以外の方々が3つワンセットでそう呼んでいるかどうかは別として…)の一つ、ビクトリアの滝。これからの時期は1年で一番水量の多い時期となります。最盛期は4~5月。
最大幅約1700m、最も深い滝壷は落差約108mの滝に、雨季の雨を集めたザンベジ川の膨大な量の水が流れ落ち、水煙は30~50km離れたところからでも見えると言われています。
最盛期はあまりにも水量が多いため、実は滝の見学には向いていません。遊歩道を歩けば、服もカメラもびしょ濡れ間違いなしです。弊社のスタッフによると親指大の水滴が降ってくるとかこないとか。
近くで見るのに適さないこの時期のオススメは、ヘリコプターでの遊覧飛行と、滝の下流のザンベジ川でのラフティング。
このラフティング、世界でも数少ないグレード5の最高級に危険な瀬があることで知られていますが、実際事故を起こしたというニュースはほとんど聞きません。大量の水を浴び(そして飲み?)、時にはラフト(ゴムボート)の外に放り出されるのは間違いないのですが。

皆さんも度胸試しにいかがですか?

ハネムーン in the Southern AFRICA !!

2006年1月14日出発のハネムーン手配旅行で、南部アフリカを周遊された東京都在住のOさんご夫妻からのレポートです。弊社ツアー「ボツワナ・サファリとヴィクトリア大瀑布 そして喜望峰 9日間」を基にお二人のご希望に添うようアレンジしました。

ヴィクトリア滝観光
私たちが泊まったイララロッジは滝やその他アクティビティの集合場所から、非常に近いこともあり、とてもよかったです。ルナ・ツアー(満月にかかる虹)にはあいにくの天気で参加できなかったのですが、歩いていくのとヘリコプターからみた滝は最高でした。歩いて見学しているときは、水しぶきがすごかったので、近づきすぎるとカメラが使えなかったです。カメラの防水器具をもって行けばと少し後悔。(滝見学を考えていらっしゃる方には、カメラの防水器具必携です。)
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サファリ
サファリは南アフリカのクルーガー国立公園に隣接する私営保護区で、保護区内でも最高級のシンギータを予約しました。(思い切って、最高級を頼みました!)文句なしの最高のロッジでした。いつも混んでいて、なかなか予約を取りにくいと聞いていましたので、予約をとっていただいて、本当にありがとうございました。この旅で一番の思い出となりました。対応していただいたスタッフ、レンジャー含めてすばらしい限りです。訪問者をいかに喜ばせようかといつも考えていることが伝わるホスピタリティでした。また、ワインテイスティングも含め、宿泊時の飲物が飲み放題なのも、なかなかできないリッチな経験でした。食事も満足です。
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サファリはもちろん、完璧です。BIG5はもちろん、なんとライオンのハントシーンが見れました。豪雨の中だったので、うまく写真には収められなかったのですが、(防水器具があれば・・・)本当にラッキーなことだと宿の人やレンジャーもいってました。3年前にケニア・タンザニアでサファリをしていた経験と比較しても、この私営保護区で動物(大物)を見るチャンスは高いと感じました。オープンカーであることや動物を発見したらそこまで道がなくても(木を倒しても!)近づいていくので、間近にゆっくりと動物を見ることができます。また、朝食の場所から象が見えたりと、とことんすばらしい宿泊でした。ぜひぜひ皆様にお勧めしたいです。
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ケープタウンについて
ウォーターフロント地区のコモドール・ホテルに泊まりました。ハネムーンへの配慮か、ビジネスクラス(orスイート)のお部屋を用意してもらえました。窓からはテーブルマウンテンとウォーターフロントが眺望でき、夜景と朝日が特にきれいでした。また、場所的にもウォーターフロントから近いため、治安もよく、日が落ちても危ない感じはしませんでした。
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喜望峰周辺はヒルトン・ロス社の観光バスによる一日観光に参加したのですが、とても楽しかったです。他国の方とも混合のツアーだったので、会話も含め楽しめました(嫌う人は嫌うでしょうが)。ヒルトン・ロス社については初日の送迎(ケープタウン空港⇒ホテル)で遅刻し、連絡をとって迎えに来てもらうのに少々手がかかったのが、今回のツアーで唯一困ったことでしょうか。
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レンタカーでセルフ・ドライブ
レンタカーは日本のハーツで予約を入れました。ウォーターフロントには営業所がないとのことなので、ケープタウン市内へピックアップに行く形で手配をしました。市内のハーツ営業所まで行くにはタクシーで数分ほどの距離で、30ランド(約600円)ほどでした。デリバリー(ホテルまでレンタカーを届けるサービス)とコレクション(ホテルにレンタカーを返却できるサービス)を使うまでもないと感じました。使った場合にはかなり割高になると思います。また、市内の道もはじめは難しかったのですが、慣れてしまえば問題なくハマナスへ向かう国道へ抜けることができました。交通ルールも日本とほぼ同じで非常に運転しやすかったです。ただし、信号で止まると物売りが寄ってくる点が不安なところです。目を合わせないために、サングラスは必須です。R44号(海沿いの道)は走っていて非常に気持ちよかったです。ハマナスまでは約2時間でつきました。クジラの季節ではなかったので、非常に静かなリゾート街でした。クジラの季節(7月~11月)のお客様がいた場合は、ぜひお勧めです。とにかく大自然も都市も観光地もリゾートもすべて満喫できた幸せな旅行でした。
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※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。

ヴィクトリア大瀑布観光

弊社のアレンジで、アフリカ大陸を周遊した萩原 廣志 様からのレポートです。
入道雲のような水煙が立ち昇って見える・・・
ホテルの庭先1kmほどの谷間から、濛々と上がる入道雲のような水煙が立ち昇って見える。ウェルカムドリンクのマンゴージュースをホテルの庭で飲みながら、その光景を眺めている。立ち昇る水煙の高さから、これから行こうとするヴィクトリアフォールズに期待が高まる。
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現地旅行社のガイドが迎えに来る。車で行くほどの距離ではないのだが、旅行社の車で約5分。公園入り口で降りる。既に瀑布のゴウゴウという腹の底から響くような轟音が響いてくる。駐車場には観光客目当ての物売りがしつこくまとわりつく。売っている物は石彫の動物だ。なかなか良く出来ている。値段は安いもので2ドル、3ドル。買って行きたいが、荷物をこれ以上重くする訳にはいかない。
ガイドの言葉は英語。爽やかな褐色の現地青年。耳をダンボにして、話す英語を必死に聞く。
轟音をとどろかせる滝を、恐る恐る・・・
ヴィクトリアフォールズ公園入り口で入場料を払い、対岸から轟音をとどろかせる滝を、恐る恐る覗き込むようにして眺める。思った以上に迫力満点。
滝は4つあると言う。第一の滝が80m台の落差。第四の滝が落差108m。第一~第四までの滝の幅が1700m程度。滝側の岸とこちら側の岸はホンのわずかな距離。手が届きそうな近さにある。大地の裂け目に川が落ちていると言った感じ。
水煙は滝の上空へ落差以上立ち昇り、その水は雨のように対岸にも降り注ぐ。旅行社で持たせてくれたビニール傘が大いに役立った。今は乾季だとかで、水量は少ないと言う。それでもこれだけの水しぶきが上がるのだから、雨季などは、水煙で滝が見えなくなるのではないだろうか?
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尻の穴がキュッとおくに引っ込むのが・・・
ジンバブエの中学生の団体と展望コースで一緒になった。彼ら、彼女らに傘を差しかけたり、カメラのシャッターを押してやったりで、結構仲良くなれた。笑いさざめきながら展望コースを歩く。結構これが楽しい。
ヴィクトリアフォールズ第四滝のビューポイントに柵は無く、足元は濡れてツルツルと滑る岩盤。岩にしがみついて滝つぼを覗き込む。ゴウゴウと響く轟音、吹き上がる水しぶき、垂直で108mの高度感。吸い込まれそう。男性自身が縮み上がり、尻の穴がキュッとおくに引っ込むのがわかる。そのくらいの大迫力。
対岸を一時間かけて歩き、充分に堪能する。趣は異なるが、どうもナイアガラよりは迫力がありそうだ。
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この後、サンセットクルーズ。これはあまり期待していなかった。何故なら、ガイドが「今の季節は象やキリンは他の地域に移動していて、この辺りにはいない」と言っていたからだ。
草を食んでいた象へ、7mほどまでに・・・
2時間ほどのクルージング中、小さなワニ1頭、カバ10頭ほど、象1頭で数多くの動物を見ることが出来なかった。
カバは船が近づくと、すぐに水中へ没してしまう。カバの愛嬌あるその顔を間近で見る事は出来なかった。そうは言っても象を見たときの驚きは格別だった。
水際で草を食んでいた象へ、7mほどまでに船が近づいた。木の間からこちらを睨んでいた巨象。そんな目の前にいたにもかかわらず、象に気が付くまで視線を泳がせ、認識するまで時間がかかった。まさに象のあのネズミ色は樹間の薄暗がりの中では全くの保護色になっている。象のような強い動物には保護色は必要ないと思うのだが・・・。
気が付いた時には、立ちはだかるように四肢を踏ん張り、長い鼻を左右に振って船を威嚇していたが、巨大なだけにその迫力は十分過ぎて余りある。そのまま船に突進してくるのでは無いかと心配したほど。
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この旅行の最初の象なので、意外な所で出会った象には大感激である。
様々な国からの乗客。20人余りの人が、思い思いにデッキのてすりに掴まったりベンチに座ったりしながら、夕陽に輝く川面を眺め、飲食し、話をしている。
夕なずむ空に突き出ている木々の黒い影、川上に向かって飛んでいく大きな鳥。その鳥たちのシルエットを目で追ったりしてとてもロマンチック。まるで映画のワンシーン。船を降りるのがとても惜しい。
ホテルは意に反して格式ある5ツ星。そこのチーフらしきボーイと、人種を超えたちょっとした冗談から仲良くなってしまった。それが功を奏したのかどうか判らないが、夕食はメニューに載っているものなら「何でもOK」だと言っている。
クーポンで宿泊しているのに、そんな事はあり得ないとバウチャー(予約確認書)を再確認したりした。バウチャーには食事のことまでは記載されていない。結局はボーイの厚意らしい。そんな良い思いをしてこの日が終わった。
いよいよ遊覧飛行の時がやって来た・・・
翌日、早起きして荷物のパッキング。朝食後、ホテルのチェックアウト。荷物をホテルに預ける。今日はヘリに乗って空からヴィクトリアフォールズの見物。ヘリポートまで、ワゴン車に乗ってザンビアへの国境を越える。国境は高さ2.5mほどのフェンスで仕切られていた。国境はヴィクトリアフォールズのあるザンベジ川である。ザンビア入国手続きで30分待たされたが、何事も無く通過。そこから30分、車で登った小高い丘の上にヘリポートはあった。
受付を済ませ、前の客の遊覧飛行が終わるまで一時間待たされた。ここの丘の上から見える景色は、落葉した(南半球で今は冬)疎林が延々と続き、下草も枯れ果てて荒漠としたものだ。それでも象かキリンが見られないものかと双眼鏡で必死に探す。残念ながらそれは徒労に終わった。ヘリポートのすぐ脇にバオバブの巨木が根っこを空に向けたようにして佇立していたのが印象的である。
いよいよ遊覧飛行の時がやって来た。ヘリの座席は前列が操縦席、二列目、三列目は三人掛けの座席。運良く二列目の窓側に座れた。飛行時間は15分とか20分などと言われていたが、実際の飛行時間は30分近く。ヘリが飛び立ってから一直線に滝の上に行く。ヘリは滝を中心に右旋回三周、左旋回三周と左右平等に滝が見えるようにとの気遣いで飛んでくれた。
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上空から見ると地形の面白さが、手に取る・・・
平坦な大地をゆったりと流れるザンベジ川。その大地の先端が三角形に三つほど剥離したようになっている。あの三角形に切ってあるショートケーキを思い描いてくれればいい。細かい事を言うと、ショートケーキをもう一回縦半分に切ったくらいの形。それが交互に向きを変えて並んでいると思えばいい。台地に一番近いショートケーキの隙間に滝が落ちているのである。そして落ちた水は、三角形の隙間を折れ曲がるようにして流れ落ちて行く。
上流のゆったりとした河と違って、滝を落ちた水は渦巻く濁流となって流れ下る。ヴィクトリアフォールズの滝つぼは30mあるのだから、そこもちょっとした滝と言える。
上空から見ると地形の面白さが、手に取るようにわかる。
ヘリは滝の上空旋回が終わって、ザンビア河を遡るようにゆっくりとヘリポートに向かう。途中、河の中で水草を食んでいる5~6頭の象の群れを発見。ヘリは群れの上を低空で旋回してくれた。象の方も慣れているのか、ヘリに対して驚いたり、騒いだりしない。
その後、10頭ほどのカバの群れも発見したが、これは無視してヘリポートに戻った。フライト中、ヘリの中ではマイク付きのヘッドホーンを装着する。これでお互いのコミュニケーションをとりあい、象のいる場所、カバが群れている位置などをパイロット、乗客同士が教えあっている。ヘリは無事帰還。ヘリポートから、もと来た道を戻り、ホテルへ向かった。
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