ケニアのコーヒー豆

ケニア旅行のお土産にご購入されるお客様が多いのがコーヒー豆。そこで、今回は文字通り”豆”知識をお伝えしたいと思います。
アフリカのコーヒー豆というと、隣国タンザニアのキリマンジャロ・コーヒーが有名ですが、実はケニアのコーヒー豆はヨーロッパでは第一級のコーヒー豆として知られています。
ケニア産のコーヒー豆の品種はアラビカ種で、特徴としては、柑橘系のような酸味と、濃厚なコク、たっぷりの甘み成分がよく言われています。その反面、苦味が弱い事も特徴です。あまり何も混ぜずにブラックコーヒーで味わうのがお奨めだとか。
また、その甘みを生かして高級なアイスコーヒーのブレンド豆として使われることも多いそうです。

ナイロビ市内のスーパーマーケットのコーヒー売り場に行くと、多くのブランド、また多くの品種が並んでいるので、どれを購入するべきか迷われる方も多いのではないかと思います。特に拘りの品種が無い場合は、「ケニアAA」と書かれているものがお奨めです。「AA」とは、ケニア国内でのコーヒー豆の等級基準ランク・豆のサイズを示しています。なかでも「AA」は、最も大きな豆で、最高級品とされています。この「ケニアAA」はケニア山の南側、標高1700m以上のニェリ地区とキリニャガ地区の豆をミックスして作られています。この土地の気候は、年間の平均気温が19℃くらい、年間降雨量は1,000ミリ未満、そして土壌は水はけの良い赤土のロームです。これらの条件が美味しいコーヒー豆作りに適しているそうです。
さて、最後にたくさんあるコーヒーブランドの中から、どれを選ぶかですが、ケニアのコーヒーブランドの中では、「JAVA HOUSE」と「DORMANS COFFEE」が二大シェアを誇っています。
「JAVA」は1999年設立、今年で15年目のコーヒーブランドですが、ナイロビ市内のあちこちにCAFEがあり、ちょっとした軽食を取るのにもお奨めです。「DORMANS COFFEE」は、1950年から続く老舗、こちらも数は多くありませんが、ナイロビ市内に幾つかの直営のCAFEがあります。両ブランドとも、たくさんの種類のコーヒー豆をスーパーで販売していますので、どちらもお土産にお奨めです。
私個人的には、「DORMANS」の方が好みですが、両ブランド、また他の多くのコーヒーブランドもお奨めですので、是非ケニア旅行のお土産にどうぞ!
By ナイロビ駐在員・生野
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