タンザニア、セレンゲティ国立公園のある夜の出来事

今年、セレンゲティのセロネラ・ワイルド・ロッジに泊ったときのことです。

このロッジ、名前の通り、セレンゲティの中心でもあるセロネラに位置する‘ワイルド’なロッジで、敷地内もセレンゲティのイメージであるコピエのような大きな岩がゴロゴロ。その岩の間をハイラックスが行ったりきたりしています。
ロッジの駐車場でアカシアの葉を食べるゾウがいたり(そう、ロッジにはフェンスがありません)、ランチタイムのレストランにバブーンが乱入し、ビュッフェから堂々と食べ物を略奪するというやりたい放題のことも(いつもじゃないと思いますが)。

そんなある日の夜、深い眠りについていたのですが、突然、屋根の上で、動物が駆け回るドドドドー、ドドドドーという激しい音が。何度も繰り返されるこの音は、動物が何かに追いかけられて逃げ回る様子。
しばらく続いたのですが、最後に「ギャー」という悲鳴が聞こえて、そのあとはシーンと静まり返りました。
音だけ聞こえたので、想像力が掻き立てられましたが、早速、翌朝、ロッジのスタッフたちに、話しをしてアンケート(?)を取ったところ、彼らの4人がバブーンVSヒョウ、1人がハイラックスVSヒョウという回答。
どちらにしても襲ったのはヒョウのようで、よく敷地内にもやって来るそうです。

私としては、日中ロッジでやりたい放題のバブーンが、夜の王者・ヒョウにやられてしまった、と勝手な想像をしていますが、実際のところは、もちろん不明のままです。
BY KQ
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ケニアのロッジの充実ぶり

数年ぶりのケニアへの添乗から戻りました!
滞在中、ナイロビ空港の火災もびっくりしましたが、もう一つのびっくりは国立公園の宿泊施設(ロッジ)の充実ぶり。
写真のマサイ・マラのロッジを初め、宿泊したロッジのほとんどに湯沸かしポット、コーヒーや紅茶のセット、またドライヤーを置いてるところもあることに、ひとりで感心してしまいました。
とはいえ、ほとんどのロッジには歯ブラシとスリッパはありませんのでこれからご旅行予定の方は忘れずにお持ち下さいね!(この2つはよくお客様からご質問をいただきます)
あと、アンボセリではサバンナ・モンキーが我が物顔でロッジ内を歩きまわっていて、部屋にも勝手に入ってくるので、必ずドアは閉めましょう!
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アフリカ・サファリ旅行で利用するロッジ(宿泊施設)

弊社にお問い合わせいただく際、「アフリカではどんな宿泊施設を利用するのですか?」とお尋ねになる方が多くいらっしゃいます。
国や地域が変われば、宿泊施設の様子も随分変わりますが、観光の目玉が動物の観察を主眼に置いた、いわゆる“サファリ”の国々(ケニア、タンザニア、ボツワナ、南アなど)では、ロッジと呼ばれる施設になります。
ホテルのようなものもあれば、コテージ風のものもある中で、「これぞサファリ!」という、この場所ならではの宿泊施設が「テント式ロッジ」と呼ばれるもの。キャンバス地の大型テントの中に、ベッドやテーブルセットなどが置かれ、殆どの場合テントの奥に石組みや木組みがされていて、中はシャワールームとトイレ、という自然に近い宿泊施設です。ビジュアル抜きでは説明しにくいので、写真をご参照下さい(写真は最高級のテント式ロッジの一つです)。
通常のコテージタイプのロッジより、こちらのテント式ロッジの方が一般的に宿泊代金は高くなります。「テントなのに高いの?」とお感じになるのは当然なのですが、自然の中に身を置くために訪れている場所ですから、「滞在は快適でも、自然にあくまでも近い状態で」という方針の宿泊施設のお値段が張るのは、当然といえば当然なのかもしれません。
もちろん、安全面はキッチリ確保されていますが、外界と隔てているのは薄いキャンバス地一枚。毎夜、外の闇からは野生動物の鳴き声が聞こえ、やはりワイルドです。