南アフリカワールドカップ テーマソング

まだ、記憶に新しい、2014年ブラジルで行われたFIFAワールドカップ。

FIFAワールドカップのテーマソングを3大会連続で歌っているSHAKIRAに注目しました!彼女はコロンビア出身のアーティストですが、今や全世界でも注目されるアーティストです。
4年前の2010年に南アフリカでワールドカップが行われたのを覚えてますか?
アフリカでワールドカップが開催されたこと、そしてSHAKIRAが南アフリカのバンドとコラボした「WAKAWAKA(ワカワカ)」というテーマソングが印象に残っています。
この曲を知っている方も多いと思いますが、WAKAWAKAは一度聞くと忘れられない、聞いているだけで、元気がでてくるアップテンポな曲です!
この曲の題名でもあるWAKAWAKA(ワカワカ)は、アフリカのある民俗が使用している言葉で、「輝く」や「太陽」という意味のようです。
本当の意味はわかりませんが、前向きな意味を表す言葉なのでしょう!
歌詞の中にある、英語ではない、何語?というフレーズが出てくるのですが、その中にはカメルーンの軍隊が行進する際に、仲間を励ましあうために歌っていたフレーズも出てきます。
歌詞には日本語ともとれるような言葉も入っており、ついつい口ずさんだり、踊りだしたくなっちゃいます!
まだお聞きになった事のない方は、是非聞いてみてください。
東京本社 伊藤
↓WAKAWAKA youtube

名盤紹介「Lobi Traore Bamako Nights (Live at Bar Bozo 1995)」

2010年に惜しくも亡くなってしまったマリ共和国のギタリスト、
ロビ・トラオレさんが1995年に首都バマコのバーで行ったライブ録音。
その名も『Bamako Nights』

実はこの演奏が行われている『ボゾ』という名のバーは、バマコに流れるニジェール河に面した歴史ある名店で、弊社のマリ・ツアーでも、バマコでの夕食はこの店で取る事が多いです。
私も何度か訪れたことがありますが、ニジェール河に沈む夕陽を眺めながら、荒くれ者のボゾの漁民たちとの何気ないやり取り、ちょっと臭みの残る釣れたてのティラピア(淡水魚)の味、目を閉じてこの一枚を耳にしていると、むせかえるようなバマコの夜が蘇ってくるようです。
マリの伝統楽器を駆使したリズム隊と歌は、これぞマリ・ミュージックと言わんばかりですが、その上に乗っかるロビ・トラオレさんのギターは、まるでジミヘンみたいに泥臭いブルースです。
バンバラ・ブルースと名付けられたその音楽は、勢いのある伝統楽器(主にパーカッション)の演奏と唸るエレキギターの演奏が国境も時代も超えて見事に結実していますが、そんな中にも、誇り高いバンバラの人たちの暮らしの薫りを感じずにはいられません。
さて、私の住むここナイロビの街で、この名盤をどのようにして聴くのがふさわしいか。色々考えた挙句、近所の安酒場で地酒と煙草を片手に1人でヘッドフォンで聴きながら、酒場の喧騒を目で楽しんでいると、音楽と光景がマッチして、それなりにいい雰囲気になってきたのですが、地元の酒場で、一人日本人が誰とも喋らずにヘッドフォンで音楽を聴いている様は、人懐っこいケニア人達の恰好の的。
次から次に、人がやって来て話しかけてくるので、私の至福の時間は10分足らずで、あえなく強制終了してしまいました。
う~~ん、マリに行きたい!!
同じアフリカ大陸に居ながら、5,000km以上離れたバマコの街に思いを馳せたNairobi Nightsの夜でした。
By ナイロビ駐在所・生野
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タンザニアで今、アツイ曲

先日、同年代のタンザニアっ子に会う機会がありました。

「今、流行ってる曲を教えて!」と聞いたところ
「Linahがもっぱら人気!」とのこと。
Linahは女性アーティスト。とってもお洒落で、そこも注目の的みたいです。
(今回は取り上げませんが、男性アーティストではDiamondがやはり大人気です!)
新曲のミュージックビデオは、なんと南アで撮影。
行ったことのある場所が映ってる!という方も多いかもしれませんね。
Linahをはじめとするボンゴ・フレーバーのアーティストは、以前は手作り感のあるビデオを発表することが多かったのですが、ここまでハイレベルな作品が次々に出ていて驚きました。
個人的には、あのなんとも言えない、一生懸命作った感じが滲み出ているビデオが好みです。
また、ライブ映像もその凄まじい盛り上がりが伝わってきて面白いですよ。
ところで…、この曲の歌詞は「ルックスだけであなたを好きになったんじゃない。その内面が、心から本当に好きなの。」という内容です!
是非、ご視聴ください!

by 歌津

アフリカを代表するアーティスト、セネガル出身の歌手「ユッスー・ンドゥール」

セネガル、いえアフリカを代表するアーティスト、ユッスー・ンドゥール。
彼の音楽を聴いたことがある方はわかると思いますが、とにかく彼の歌の歌詞は言語、そして内容ともに多様です。
私が好きな「マーム・バンバ」は、ムーリッド教団の始祖の逸話をうたっていて、植民地政府に島流しにされる途中の船上で祈ることを禁止されたバンバがなんと海の上で祈り始める、という有名な一場面がうたわれています。あと面白いのは「MIYOKO」という歌。何度もミヨコアキヤマとリピートされるのですが、この歌、80年代にユッスーの来日に尽力された、秋山美代子さんという方のことなのだそうです。ミヨコアキヤマさんへの感謝のメッセージだったのですね。
1994年に世界的にヒットした「7second」では、この世に生まれてから7秒までは誰もが、世界の不条理などに縛られない無垢な存在である、という深い歌詞。どの歌もユッスーの深いメッセージがこめられています。2009年に公開された映画「魂の帰郷」は、かつて遠くアフリカへ送られた奴隷のルーツを音楽と通して遡るというストーリーで、じわじわと感動する映画です。
ユッスーの音楽は、ダカールでそのライブを聴きたいところですが、ご本人所有のライブハウス「チョサン」での復帰はまだの様子。その日がきたらダカールに行かないと!
by KQ
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南アフリカ生まれのミュージシャン「トレヴァー・ラビン」

突然ですが、私の好きなギタリストで「トレヴァー・ラビン」というプレイヤーがいます。ギターソロでは彼なりの「溜め」を効かせたプレイが特徴的で、あの元メガデスのギタリストで現在はほぼ日本人のマーティ・フリードマンがベタ褒めしています(笑)。
このトレヴァー・ラビン、南アフリカのヨハネスブルグで生まれたのですが、父がバイオリン奏者、母がピアノ教師という音楽一家で、5歳からピアノ、12歳からギターを始めるなど音楽を始めるには普通の環境だったのでしょう。
ドラムス以外は全て演奏できるマルチプレイヤーとなりました。

そのトレヴァー・ラビンですが、日本で一番有名になった曲といいますと、多分CM等で一度は耳にしたことがある「ロンリーハート」という曲でしょうか。
(イギリスのバンド、YESの「90125」というアルバムに収録)

世界ツアーで日本にも来る予定でしたが、当時南アフリカはアパルトヘイト政策でしたので、南ア国籍のトレヴァー・ラビンは日本の査証が下りず、日本でのライブが延期になりました。

YESのメンバーを脱退してからは映画音楽の世界に入りますが、ここでも才能を発揮させています。
「コン・エアー」や「アルマゲドン」、「ディープ・ブルー」に「ナショナル・トレジャー」、
最新作ではスタローンとロバート・デ・ニーロ主演の「リベンジ・マッチ」の音楽を担当しています。
なかなかソロアルバムから遠ざかっていて寂しい思いをしていましたが、最近にやっとアルバムを出してくれました。
そのアルバムの題名は「Jacaranda」。
そうです、南アフリカの各地でちょうど今頃に咲き誇る紫色のジャカランダです。
曲名には故郷ヨハネスブルグの地名が付いた曲が幾つかありまして、
2:Market Street
父親の職場がここにあった。
3:Anerley Road
8歳から24歳まで住んでいた。
4:The Branch Office
昔あったヨハネスブルグのクラブ
7:Killarrey 1 & 2
思い出の場所??
このような感じですが、彼ももう60歳。故郷の懐かしさを感じているのでしょうか。
東京本社 久世
Anerley Road:You Tube