ナミビアは自転車天国?

先日、ナミビアのツアーに同行させて頂いた際のこと、
同行のガイドと話をしていて、ナミビアのスポーツの話題から自転車の話になりました。

ナミビアはご存知の通り、国土の大部分が乾燥地帯であり、
面積は日本の約2.2倍、人口は約230万人(名古屋市の人口より少し多い程度)という環境で、都市部を外れるとひたすら乾いた一本道が続き、正直、今までナミビアに自転車というイメージがありませんでした。
ナミビアでは、年間に15以上の大きな自転車(MTB)の大会が開かれているそうです。
その内容も様々で、ウィントフックからナミブ砂漠を経由して
海辺の町のスワコプムントまで6日間で走るレースや、
起伏に富んだ地形を走るクロスカントリーレースなどがあるそうです。
ユニークだと感じたのは、動物保護区(私営保護区)の中を走るレースです。
流石に肉食獣がいない保護区を走るそうですが、キリンやアンテロープなどの草食獣やサイ!がいる中を自転車で走るのは、
非常にエキサイティングとのこと。
ガイド彼も、色々なレースに参加しているようで、最近だと、ウィントフックからスワコプムントまでの369kmを24時間で走るレース(その名もDESERT DASH)に参加して、19時間で完走したそうです(ちなみにトップのタイムは15時間だったとのこと)。
驚いたのが、勝手に涼しい時期に行われているのだと考えていたら、「いや、このレースは先週だったんだよ」と一言。
ナミビアは南半球のため、12月は最も暑い時期。
日中は40度を超えます。15時頃からスタートするそうですが、
それでも過酷を極めます。加えてスタートのウィントフックは標高が1700mほどあるのですが、そこから前半は2000mまで標高が上がり、1000mぐらいまでのアップダウンが続きます。
完走直後は、満身創痍で一人で立ち上がることもできなかったそうです。
レースの詳細を聞いて、ちょっと参加してみたいなーという軽い気持ちが、吹き飛びました(笑)
興味のある方は是非参加してみてください!
by 荒木
http://www.desertdashnamibia.com/#intro

アフリカで生牡蠣を食す

日本もそろそろ冬を迎えますが、この時期になると、毎年気になってくるのが牡蠣(かき)です。

鍋には欠かせないですし、鮮度の良い生牡蠣は最高です!
ところで、アフリカでも生ガキが食べられるのはご存知でしょうか?
南アフリカ、ナミビア、セネガルなどでは、1980年代に養殖が開始されていて、セネガルは、漁獲・生産高が世界14位(2013年)とりっぱな牡蠣大国です。
開始当初は、ヨーロッパから稚貝を輸入して養殖を行っていた所もあったようですが、現在は、技術も進み、地元の牡蠣を使って養殖が進められています。
ツアーにご参加頂いて食べるチャンスが多いのは、ナミビアか南アフリカ辺りでしょうか。
ちなみに南部アフリカは、日本と季節が逆になりますので、そろそろ牡蠣はシーズンオフです。生牡蠣を食べるには、日本の夏頃に出発するツアーが良いでしょう。
by 荒木

ナミブ砂漠からスタート! スーパー・ナミビア 10日間

ナミビアの大きな魅力の一つは、言うまでもなく、世界最古と言われるナミブ砂漠です。陽の光を浴びて茜色に輝く砂丘群には心を奪われます。

茜色に輝く砂丘
茜色に輝く砂丘

砂漠のイメージが強いために意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、動物相もとても豊かです。ツアーでも訪れるエトーシャ国立公園は、22,270K㎡の広大な面積を持ち、エトーシャ・パンと呼ばれる乾いたソーダ湖を中心に、草原、ブッシュと植生に富んでいるため、東南部アフリカに生息する大半の動物が観察できます。加えて南部アフリカ特有のオリックスやスプリング・ボックもいます。またロッジの敷地内にある水場には、夜になるとライオンがやってくることもあります。
オリックス
オリックス

もう少し目線を落とすと、砂漠に生きる昆虫などの小さな生き物もとてもユニークです。ナミブ砂漠に生きるゴミムシダマシは、時折り大西洋から発生する霧を察知し逆立ちして全身に受けます。全身を伝わって口元に滴る数滴の雫によって、過酷な環境を生き抜いています。このような生物の英知が見られるのも、ナミビアの魅力の一つです。
ゴミムシダマシ
ゴミムシダマシ

あと、忘れてはいけないのが、ナミビアビール。16世紀にドイツで決められた「ビール純粋令(ビールは<大麦>と<ホップ>と<水>以外を材料に使用してはならない)」を今も遵守して作られています。乾いた気候に口当たりさわやかなナミビアビールは、最高です!
ナミビアビール
ナミビアビール

このツアーでは、ナミビアビールや南アフリカワインが飲み放題となっています。ダイナミックな自然の中で心ゆくまで飲みましょう!
「スーパー・ナミビア 10日間」のツアー詳細はこちら

100%純粋なナミビア産ビール

アフリカは広い!奥が深い!そこで、アフリカ大好きスタッフたちの
本音に迫ります。今回のテーマは・・・、

『アフリカで一番好きな食べものは?』
==100%純粋なナミビア産ビール==
ドイツ流ビール純粋令というものがあるのですが(大麦麦芽、ホップ、水で作られたものをビールと表示できる)、この純粋令を守って現在も作られているナミビアのビールはぜひとも飲んでほしいです。個人的にはラガーなら、スワコプムンドのハンザ醸造「TAFEL」と「WINDHOEK DRAUGHT」それも瓶が最高に美味いです!ナミビアのビールには殆ど「大麦・ホップ・水、その他無し。100%純粋なビール」といかにもドイツ的な文言がありますので探してみてくださいね。
BY 東京本社 久世
~ウィントフック醸造のラガービール~
ナミビア旅行・ツアーでは美味しいビールが飲めます。

カバをよぶ太鼓

アフリカの太鼓というとアフリカンダンスを思い出すが、
狩猟のための太鼓というものに出会った。

ボツワナとナミビア(カプリビ街道)を隔てるクワンド川流域、川での漁を主としてわずかな家畜と雑穀で細々と生きるマフウェ(Mafwe)の人たちの村にお邪魔した。
魚は町に売りに行けば現金収入になるが、丸木舟(モコロ)を操って小さな網で魚を取るだけなのでわずかなもの。放牧や農業に適した土地ではなく、モパネワーム(南部アフリカでタンパク源として一般的な蛾の幼虫)や蝉、野生のカボチャやマンゴーの採集に依存する、自給自足的に生活している人たちだ。
村を歩いて色々な生活道具を見せてもらった。一見オモチャのようなネズミ罠やマングース罠などを見せてもらい感心していると、いよいよ弓矢が登場。矢尻の先に毒を塗るという話はブッシュマンのそれと一緒だなーと思いながら、「何を獲るの?」と聞くと、「カバ」という。
そんな大物をどうやってとるのか、まして警戒心が強く日中は水に潜んでいるものを獲るのは想像が難しい。集団でうまくやるのかな、毒も凄いのかななんて考えながら、弓矢と一緒に置いてある太鼓を手に取りポコポコ叩いていると、「そうやって使うんじゃない。こうだ。」と片面に張られた皮を、外側から叩くのではなく、筒の反対側から手を中に差し入れてなにやら手を前後に動かすと、「ブオッ、ブオッ、ブオッ、ブオ~」という信じられないような音が響き渡った。
これは間違いなく、あの不気味な高笑いのようなカバの鳴き声。
これでカバを呼び寄せて矢で仕留めるのだと、村のおじさんがニヤリ。
太鼓の皮の内側には竹の棒がくっついており、濡れた手で棒をこすると摩擦音が筒の中で反響するという代物だった。
太鼓はあくまで外からの見た目であって、その正体は打楽器ではない。
では何楽器かと聞かれるとちょっと思いつかない。
とにかくこの初めてみた楽器によって、あのデカいくせに臆病なカバが縄張りを侵されたと勘違いしてすごすごと出てくる、そしてこの小さな弓矢で巨躯を倒し、皆で腹一杯食べるというドラマティックな展開を思い描いた。
「カバって美味しいの?」と聞くと、目を丸くして「そりゃあ美味しいさ。油がのってるからね」とのこと。ううむ、、食べてみたい。
大阪営業所 有冨