おじさんも荒野をめざすナミビア

アフリカは広い!奥が深い!そこで、アフリカ大好きスタッフたちの
本音に迫ります。今回のテーマは・・・、

『アフリカで一番好きなところは?』
==おじさんも荒野をめざすナミビア==
私の好きな所はいろいろありますが、
一番は何と言ってもナミビアのカオコランドです。
荒涼とした大地にわずかな緑しかないので、動物はたまにしか会えません。
テントの外で寝ながら星を眺めます。ここには、地球の宝が眠っているような気がしてなりません。添乗員として2回行きましたが、ご同行のお客さまも同じことをおっしゃっていました。
BY 東京本社 藤井
~地球という惑星にいるみたいな気になります~
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ナミビア、ホバ隕石の謎

ナミビアの北部、グルートフォンテーンの近くには、見つかっているものとしては世界最大の隕石と言われる「ホバ・メテオリティ」があります。約8万年前に落ちてきたこの隕石の大きさは縦2.7m×横2.7m×厚さ0.9m程なのですが、重さが何と約60t。見つかった時は66tくらいあったのですが、調べるために削られたり、悪戯されたりで現在に至ります。

私は1994年に訪れたことがあるのですが(国の天然記念物です)、看板が1枚立っていて円形劇場のようになっている真ん中にフツーに置いてある岩。というのがその時のイメージでした。でも天然記念物でもこのホバ隕石(隕石とはいっても9割が鉄の隕鉄です)は触ることも可能で、以前に削られたところは銀色の光沢がキラキラしていて人が良く触るところは錆びずに輝き続けています。

これだけの大きさの隕石なのに回りを見渡してもクレーターらしきものはありません。実はこのことがまだ解かっていない謎だったりします。一番有力な説は、低角度で大気圏に落ちてきて、徐々に速度が弱まってから地上に落ちたのではないかということらしいです。(薄い石を水面に低角度で投げると水切りして徐々にゆっくりになりますね)
写真はwikipediaからのものですが、現在もこんなゆったりと観察出来ます(笑)。
PHOTO BY : Mike from WIKIMEDIA COMMONS
東京本社 久世
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ナミビアの石

個性的なスタッフが多い弊社。ちょっと机の上を見回してみますと…
出てきました、ナミビアの石。
文鎮代わりに使っていたり、引き出しの中で大事そうに眠っていたり。はたまた、おもむろに握って思いにふけってみたり…危ないですな(笑)。

写真の一番左は縞模様が綺麗なバンデッドアゲート(縞瑪瑙)。
隣の木片みたいなものは化石化した木(珪化木)。
そして水の入ったブラッククオーツ(黒水晶)にシダ類の化石。

スワコプムンド駅から大西洋に向かうところにクリスタルギャラリーという博物館のようなギャラリーがありますので、お時間がある時には是非。
私は余裕で1日くらい時間を潰せます。
世界最大の水晶の結晶も展示しています。
http://www.namibiangemstones.com/

珍しい鉱物や石が拾えるナミビアですが、もちろん国立公園や保護区では持ち出し厳禁!
拾う前に必ずガイドに聞いてみてくださいね。

東京本社 久世
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南部アフリカ、ナミビアの砂漠に生息する昆虫「キリアツメゴミムシダマシ」

アフリカで観察できる動物として、哺乳類や鳥類などに目が行きがちですが、実は、アフリカには、ユニークな昆虫もたくさんいます。

アフリカ南部のナミビア共和国の、砂漠地帯に暮らす、キリアツメゴミムシダマシもその一つ。(ゴミムシダマシは、日本にも300種以上、世界では10,000種以上いる昆虫)
ナミブ砂漠は、年間の降水量が120mm以下(年によってはそれ以下)の極度の乾燥地帯ですが、数日に一回、大西洋からの霧が発生し、砂漠を覆います。霧が発生すると、このゴミムシダマシは、それに向かって逆立ちをして霧を受け止めます。しばらくすると、体の表面についた水分が、少しずつまとまっていき、それが重力に従い下方へ流れ、ついには、一滴のしずくとなってしたたり、逆立ちをしている口元へと運ばれます。たったの一滴ですが、人間に換算すると20Lもの水を飲んだことになるそうです。
過酷な環境を生き抜く術には、驚かされるばかりです。
未だ地球上に存在する生物の70~80%以上が未確認とされています。今後、アフリカでも数多くの面白い生物が発見されるのが楽しみです。
大阪営業所スタッフ 荒木
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いい感じの石ころを拾いに

昔、メルマガでちょっとだけ石の話を連載していたのですが、この度、巡りに廻って(笑)旅行ルポライターの宮田さんより取材を受けまして、
「いい感じの石ころを拾いに」河出書房新社/著:宮田 珠己
201407230102

という本が先日発売になりました。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309022918/
宮田さんの文章、読んでいて顔がにやけてしまうほど面白くて参ります。とても電車の中では読めません・・・
数人に取材を受けた方の欄があるのですが、自分が出ているところは改めて読みますと、とても恥ずかしいものです。でも改めて鉱物や宝石・原石のみならず、普通のところにある「石」に特別な愛情や何となく好きという感覚で拾い続けるのも悪くないなぁと。ナミビアで手に入れた石を幾つか写真で出ていますので、興味がありましたら是非手に取ってみてください。
今度は素足で踏んでみてしっくりくる石を探してみようと思います。
道祖神の石好き 久世