2018年夏ダイヤ・機材情報

まずは、エミレーツ航空のお知らせです。今年の1月1日から羽田-ドバイ線の機材が、羽田発水曜日と土曜日を除いて、ボーイング777-300ERに変更になります。それに伴い、販売座席数が50席以上増えますので、羽田発もお求めやすくなります。成田線はエアバスA380、関空線と羽田線はボーイング777でドバイへ、アフリカへ行くことができます。
次に南アフリカ航空のお知らせです。2月28日よりヨハネスブルグ-香港間の運航スケジュールが変更になります。2月27日までは、17:40ヨハネスブルグ発、12:45香港着(翌日)ですが、28日からは13:05ヨハネスブルグ発、08:10香港着(翌日)に変更になります。
この時間変更に伴い、香港で乗継をして日本着が午後2時から3時台に到着が可能です。また、それまで香港で同日接続のできなかった、福岡、札幌、沖縄などへも同日接続が可能になります。
最後に、エチオピア航空のお知らせです。3月末の夏ダイヤからアフリカの就航地点を増やします。マダガスカルのアンタナナリボに続いて、北部にあるリゾートアイランドのノシベ島に就航します。それから、コンゴ民主共和国の北東部キサンガニや南部のムブジマイに就航します。コンゴ民主共和国では、キンシャサなどを含め5都市に就航します。
そして、現在の成田-香港-アジスアベバ線ですが、6月3日成田発より香港経由からソウル経由に変更になります。それに伴い、週3便より週4便になります。成田発水曜日、金曜日、日曜日に、月曜日の運航が追加されます。レジャーに、ビジネスにますます便利になります。
画像はエミレーツ航空のボーイング777-200LRです。300ERのほうが200LRより機材が長いので座席が多いです!!
by 虎

はるか昔と未来の予想地図


弊社は、どちらかというと(どちらかではない??)所謂「濃い」スタッフが多く揃った会社であります。
機内食をひたすら記録する人、道路で迷わないよう手書きのルートマップ&イラストを描いてしまう人、何の理由もなく「地図帳」を開いてニヤつくのが好きな人。まぁ最後のは私ですが、地球全体の地図には昔から何故か惹かれる感がありました。
地理等でウェゲナーの大陸移動説やプレートテクトニクス理論を先生から聞いた時は、それはもう、先生もっと教えて~と、目がキラキラ状態。
重さの違うプレートが狭まる境界「海溝」、広がる境界「海嶺・地溝」、重さの同じプレートが狭まる境界「褶曲(造山)」
(重さとは密度・比重を言います)
各プレートは火成岩(玄武岩等)が主な岩石ですが、上記の境界には現在地上にある「地溝」沿いは玄武岩質と相性の良いコーヒーの産地が多いなど産業との繋がりがあって面白いと思います。
*エチオピア、イエメン、ケニア、タンザニア等
漠然と昔や未来の大陸の形はちらと見たことはあったのですが、最近はかなり細かく計算が出来るようで、2億5千万年前のパンゲア大陸に現在の国名を入れた画像を見つけましたのでご紹介します。
現在のバオバブの植生地を考えると、何となく皆近い場所だった感じがしますね。
by 久世

2017.12.29発 林さんと行く!ボツワナ・キャンプ年末スペシャル 10日間

雨季のボツワナにキャンプで行ってきました。雨季といっても雨は短時間で止むのでサファリには支障は無く、みずみずしい緑の景色の中で動物観察を楽しめます。また、定番のボツワナキャンプのコースでは盛り込まれないリニヤンティエリアを訪ねました。
ヨハネスブルグからの飛行機がカサネに近づくと巨大なマガディカディパンが見られ、着陸寸前にはチョベ国立公園の上空を飛ぶので、気分は盛り上がります。
1日目は午後に到着なので、保護区内には入らず一般道で常設のキャンプサイトへの移動のみでしたが、アフリカゾウやバッファロー他、沢山の動物や鳥が見られました。キャンプ場にも夜にはアフリカゾウがやってきました。

飛行機の窓から見えたマガディカディパンと塩田(赤い箇所)
飛行機の窓から見えたマガディカディパンと塩田(赤い箇所)
カサネに着陸前に見えるチョベ国立公園リバーフロントの風景
カサネに着陸前に見えるチョベ国立公園リバーフロントの風景
立ち寄ったナミビア国境のチョベ川にかかる橋の風景
立ち寄ったナミビア国境のチョベ川にかかる橋の風景

2日目はサブチに向けて出発ですが、道路沿いの電線や樹々に鳥が沢山見られるので、なかなか前に進みません。やがて雨が降って来たので、観察はやめて先を急ぎます。弱い雨で、サブチのゲートに着く頃には止んで青空が広がりました。
到着したら、早速午後のサファリです。乾季では埃っぽいサバンナになっているサブチマーシュは爽やかな緑の草原になっていました。オスライオン4頭の群れや猛禽類も良い場所で見られ、中々充実しました。

アカハシウシハタオリ(草ではなく、枯れ枝で巣を作るのでボサボサです)
シロクロオナガモズ
シロクロオナガモズ
アフリカブッポウソウ(雨季のみ見られます)
アフリカブッポウソウ(雨季のみ見られます)
サブチマーシュの草原1
サブチマーシュの草原1
サブチマーシュの草原2
サブチマーシュの草原2
ライオンのオス1
ライオンのオス1
ライオンのオス2
ライオンのオス2
クドゥ
クドゥ
インパラの力比べ
インパラの力比べ
ゴマバラワシ(マーシャルイーグル)1
ゴマバラワシ(マーシャルイーグル)1
ゴマバラワシ(マーシャルイーグル)2
ゴマバラワシ(マーシャルイーグル)2
アフリカソウゲンワシ(トゥニーイーグル)
アフリカソウゲンワシ(トゥニーイーグル)
アフリカソウゲンワシ(トゥニーイーグル)
アフリカソウゲンワシ(トゥニーイーグル)
アフリカオオノガン
アフリカオオノガン
シュバシコウ(雨季のみ見られます)
シュバシコウ(雨季のみ見られます)

3日目も午前中はサブチでのサファリです。動物のみでなく、小鳥にも興味を持って観察する余裕が出てきました。

サバンナシマウマ
サバンナシマウマ
ケープオグロヌー
ケープオグロヌー
イボイノシシの親子
イボイノシシの親子
コビトマングース
コビトマングース
コブガモ(繁殖期のみクチバシに突起が出来ます)
コブガモ(繁殖期のみクチバシに突起が出来ます)
セネガルショウビン(雨季のみ見られます)
セネガルショウビン(雨季のみ見られます)
ミナミベニハチクイ(雨季のみ見られます)
ミナミベニハチクイ(雨季のみ見られます)
ルリホオハチクイ(雨季のみ見られます)
ルリホオハチクイ(雨季のみ見られます)
ハジロアカラヤブモズ
ハジロアカラヤブモズ

3日目の午後と4日目はリニヤンティで過ごしました。サブチからモパニの森を行く細い道は砂が深い場所や大きな水たまりもあり、スタックの恐怖に怯えながら進むと、突然大きな湿原が目の前に広がりました。リニヤンティのキャンプサイトは川辺林の中にあり、目の前にはラグーンが広がってカバも見られて、とても快適な場所です。サファリ自体は木々が茂って見通しがきかず、動物も散っているようで、大型の動物は見られませんでしたが、水辺や森に棲む生き物が見られ、景色の良さもあり飽きる事はありませんでした。

リニヤンティのキャンプサイトはラグーンが目の前
リニヤンティのキャンプサイトはラグーンが目の前
リニヤンティの夕日
リニヤンティの夕日
コモンウォーターバック
コモンウォーターバック
レッドリーチュエ
レッドリーチュエ
スミスヤブリス
スミスヤブリス
サンショクウミワシ(アフリカンフィッシュイーグル)
サンショクウミワシ(アフリカンフィッシュイーグル)
シロビタイハチクイ
シロビタイハチクイ
クビワゴシキドリ
クビワゴシキドリ
ムナオビオナガゴシキドリ
ムナオビオナガゴシキドリ
ミミジロアフリカアオゲラ
ミミジロアフリカアオゲラ
アフリカヤツガシラ
アフリカヤツガシラ
ヒョウモンリクガメ
ヒョウモンリクガメ
ヌマヨコクビガメ
ヌマヨコクビガメ

5日目は朝からチョベのリバーフロントへ移動です。リニヤンティからのトラジットロードは、往路に比べて走り易く、順調にリバーフロントのンゴマゲートに到着しました。チョベ川への急な坂道を下ると雄大な風景が広がります。川沿いの道をしばらく走っていたら、シマウマがチョベ川を泳いで横断する風景に出会えました。他にも景色を楽しみながら動物を探し、雄大な夕日を眺めた後にキャンプに戻りました。

トランジットロード
トランジットロード
チョベ川とインパラ
チョベ川とインパラ
チョベ川を泳いで渡るシマウマ1
チョベ川を泳いで渡るシマウマ1
チョベ川を泳いで渡るシマウマ2
チョベ川を泳いで渡るシマウマ2
シマウマの大群
シマウマの大群
アフリカゾウの大群
アフリカゾウの大群
ハイガシラショウビン
ハイガシラショウビン
コウギョクチョウ
コウギョクチョウ
フナシセイキチョウ
フナシセイキチョウ
チョベ川の夕日
チョベ川の夕日

6日目と7日目の午前はチョベのリバーフロントでサファリ三昧です。朝一番にインパラの見事なジャンプが見られました。他にもキリンの力比べなど見ながら、ボートサファリの乗船場に移動です。ボートからはダイナミックなアフリカゾウの水浴びが見られました。もちろん、水鳥も楽しみます。夜にはラーテルがキャンプにやってきました。翌朝はおさらいをするように、チョベ川沿いを端から走ってカサネの空港に向かいました。

インパラのジャンプ
インパラのジャンプ1
インパラのジャンプ2
インパラのジャンプ2
キリンの力比べ1
キリンの力比べ1
キリンの力比べ2
キリンの力比べ2
ボートからのアフリカゾウ
ボートからのアフリカゾウ
アフリカゾウの水浴び1
アフリカゾウの水浴び1
アフリカゾウの水浴び2
アフリカゾウの水浴び2
アフリカゾウの水浴び3
アフリカゾウの水浴び3
アフリカクロトキとカバ
アフリカクロトキとカバ
クロコサギ(羽で水面に覆いを作って魚を集める)
クロコサギ(羽で水面に覆いを作って魚を集める)
ミズベイシチドリ
ミズベイシチドリ
ミナミキンランチョウ(雨季の繁殖羽)
ミナミキンランチョウ(雨季の繁殖羽)
テンニンチョウ(雨季の繁殖羽)
テンニンチョウ(雨季の繁殖羽)
キャンプにやってきたラーテル
キャンプにやってきたラーテル
チャクマヒヒ1
チャクマヒヒ1
チャクマヒヒ2
チャクマヒヒ2
ダルマワシ
ダルマワシ
ライラックニシブッポウソウ
ライラックニシブッポウソウ
キリンさん、バイバイ!また来るね
キリンさん、バイバイ!また来るね

雨季のボツワナは緑がみずみずしく、爽やかな風景が広がっていました。スコールも移動中と夜の2回だけでサファリやキャンピングには全く支障がありませんでした。動物はブッシュが茂って見つけづらかったからなのか、雨季で散っていたからなのかは分かりませんが、乾季に比べると少なめでした。しかし、色鮮やかな鳥たちや草花が十分に補ってくれています。また、繁殖期なので可愛らしい子供を沢山見られます。
雨季のボツワナはリピーターの方、特に鳥が好きな方には絶対お勧めの場所です。ロッジも値引きをしているので、お財布にも優しく滞在が出来ます。
林 弘道
■関連ツアー
2018年8月23日発 林さんと行く!ボツワナ・キャンプ 塩湖とサファリ 10日間

ジンバブエ・シンギタ滞在11日間

2017年7月30日発の手配旅行でジンバブエに行かれた神奈川県のK夫妻からのレポートです。

ジンバブエに行きたいという話をした時に、道祖神の紙田さんからシンギタがジンバブエにあることを伺いました。ネットで調べたら、7泊すると5泊分の料金で泊まれるというプロモーションを見つけてしまいました。もう行くしかないと決めて、Singita Pamushana Lodge 7連泊を申し込みました。
Singita Pamushana Lodgeは、Malilangwe Wildlife Reserveという私設保護区内にあります。南東にはゴナレゾウ国立公園が隣接しています。今回のロッジは、Singitaの系列ということで、毎月のWildlife reportを見ると、どんな動物が見られるかある程度分かります。Malilangwe Wildlife Reserveは、サイの保護活動をしているようで、シロサイ、クロサイとも観察できるようでした。また、チーターもよく観察できるようですし、リカオンもいるようでした。個人的には、セーブル・アンテロープがいるようでしたので、会いたいと思っていました。
飛行機は、ヨハネスブルクからフェデラル航空の小型機です。クルーガーなどに行くのと同じ会社ですが、国際便になるので、国際便のカウンターからチェックインしました。シンギタの案内ボードも出ていました。ヨハネスブルクから1時間45分ほどで、バッファーローレンジ空港へ。小さな空港ですが、国際便が着くので、入国手続きがあります。既にロッジから迎えが来ており、入国手続きのアシスタントをしてくれました。一人30ドルでビザを取って入国。そこから40分くらいでロッジへ。

フェデラル航空の案内ボード
フェデラル航空の案内ボード

フェデラル航空の飛行機、モザンビーク国境にも近いバッファローレンジ空港
フェデラル航空の飛行機、モザンビーク国境にも近いバッファローレンジ空港

学期末で、子供たちが空港に社会見学に来ていました
学期末で、子供たちが空港に社会見学に来ていました

午後4時過ぎにロッジに到着しチェックイン。ウエルカムスナックとドリンクもありました。担当のドライバー兼ガイド、トラッカー、給仕が決まっており、8日間変わらないとのことでした。チェックイン後、午後のショートドライブを希望すればすぐ行けるよと言われたので、荷物を置いて準備し、すぐ出発しました。
客の希望に合わせた対応をしてくれるようで、食事の時間も、食事の形態も(特に、朝食と昼食は、サファリの時間に合わせて柔軟に対応してくれました)できる限り要望を聞いたうえで対応してくれました。
部屋は広く、グレートジンバブエ遺跡の意匠を取り入れたデザインは、アフリカ風でありながら快適で、リビングはゆったり、ベッドルームは機能的、バスルームは広々、おまけにもう一つ別のトイレルームがありました。テラスにはプールがあり、そこからサンダウンクルーズや釣りができる湖(ダム湖)が眺められます。
ロッジテラスよりダム湖を眺める
ロッジテラスよりダム湖を眺める

ダム湖ビューのバスルーム
ダム湖ビューのバスルーム

全室独立コテージ、敷地内にニャラ、クリップ・スプリンガーは普通に来ました
全室独立コテージ、敷地内にニャラ、クリップ・スプリンガーは普通に来ました

サファリについては、森林もあり、岩場もあり、低木、平原と、多様なフィールドがあり、それだけでも楽しめます。ガイドさんに、希望を伝えると、日程に合わせて、狙えるものはしっかり狙ってドライブしてくれます。こちらも、見たいものがはっきりしているので、クロサイ、セーブル、リカオンを中心に希望しました。
リカオンは、サファリカー数台で協力して、1日かけて追いました。朝の発見から、昼のお休みの場所をある程度判断し、一旦ロッジへ戻り昼食。午後のサファリでもう一度リカオンを探し、見つけ(トラッカーさんを差し置いて私が見つけました)、狩り(失敗しましたが)まで追いかけました。ヌーを狙い、ヌーの群れに逆襲され、そこに象の群れが突入してきて、先頭の象に追い立てられるリカオンたち。命を懸けた動物の群れの対峙、緊迫した空気をひしひしと感じながら観察しました。
リカオン発見
リカオン発見

リカオンの昼休み
リカオンの昼休み

近距離でリカオン
近距離でリカオン

クロサイも、クロサイを目的に我々の車だけで探しに出ました。好む場所はわかっていますし、トラッカーさんは足跡で動きを予測します。運の良いことに、午前中でクロサイと遭遇できました。臆病なクロサイは、道を横切って素早く駆け抜けていきます。ガイドさんは車を止めて、トラッカーさんと相談し、ライフルをもって様子を見に行きます。戻ってきて、風下から観察できるように歩いて行くということで、音もたてず、体を低くしながらガイドさんについていきます。クロサイは、突進してくると最も危険な動物の一つなので、緊張しながら動きます。最終的には望遠レンズで画面いっぱいになる程度の距離でクロサイを観察できました。しばらく観察したのち、何か気になったのか、素早い足取りでドスンドスンと逃げていく姿までしっかり観察できました。
クロサイを追って、ウォーキングサファリへ
クロサイを追って、ウォーキングサファリへ

クロサイ
クロサイ

私たちは、ゴナレゾウ国立公園にも行きたかったので、ガイドさんとマネージャーさんにお願いしました。今回、多分、他のゲストとの兼ね合いで偶然8日間を通して私たちだけで車とガイドさんを占有できたので(本来、プライベートビークルはオプションで、1日数百ドルしたはずですが、他のゲストが家族できていたためか、8日間追加料金なしでプライベートビークル状態になりました)、ゴナレゾウにも1日旅行できました。こちらも、ガイドさんの判断で、有名なチロジョ・クリフの下だけでなく、一周して上までドライブしてくれました。崖の上からの光景はすばらしく、遠くが見渡せるだけでなく、下には象の群れも見えました。
ゴナレゾウ国立公園、チロジョ・クリフ上より
ゴナレゾウ国立公園、チロジョ・クリフ上より

崖の上から、ゾウの群れが見られました
崖の上から、ゾウの群れが見られました

ゴナレゾウ国立公園と言えば象の群れ
ゴナレゾウ国立公園と言えば象の群れ

また、ガイドさんからの紹介で、グレート・ジンバブエ遺跡にも1日旅行で連れて行ってもらいました。
この時は、サファリカーでなく、高級ランクルで、高速(といっても、人は歩くし、のろのろトラックもいます)を最高140km程度で飛ばして片道3時間かけて遺跡まで行きました。この時も、ガイドさんとトラッカーさんが専属でついてくれました。この日は、現地の学期末ということで、現地の子供たちが大勢遠足で遺跡を訪れていました。外国人観光客はあまりいません。世界遺産に登録されているのに、もったいないと思いました。なかなかツアーで行くことができない世界遺産のグレート・ジンバブエ遺跡です。いつか行きたいと思っていたこの場所に、思いがけず行くことができて本当に良かったと思います。
グレートジンバブエ遺跡
グレートジンバブエ遺跡

壁の内側を歩く
壁の内側を歩く

目玉となる動物以外にも、今までしっかり見ることができなかった動物や、このあたりでしか見られない動物も観察できました。ニャラはほかの地域はあまりいないようですが、ここでは自分の部屋の目の前まで来ました。コモン・ダイカ、スタイン・ボック、クリップ・スプリンガーも間近で見られました。エランドやクドゥ、ウォーター・バック、インパラなどは普通に見られましたし、運のいいことにセーブル・アンテロープも見られました。サイは、クロサイ、シロサイとも見られました。
肉食動物も、リカオン、ヒョウをはじめ、チーター、ライオン、ハイエナ、ジャッカルも見られました。充実したサファリを堪能しました。
リカオンを探す途中見つけた、セーブル・アンテロープ
リカオンを探す途中見つけた、セーブル・アンテロープ

ロッジに来たニャラ
ロッジに来たニャラ

ナイトサファリ、狩りを試みようとしていたライオン
ナイトサファリ、狩りを試みようとしていたライオン

グレート・ジンバブエに向かう途中、道を横切るチーター
グレート・ジンバブエに向かう途中、道を横切るチーター

日本へ旅立つ前日、ビッグファイブでヒョウのみ近くで見えなかったので、ヒョウを目的にサファリに出かけました。トラッカーさんも優秀で、遠目にヒョウを見つけてくれました。藪の中に入っていったので、動く速さと方向、獣道の様子を判断し、ライフルにしっかり弾をこめて、歩いて見に行きます。これも、スリル満点でした。トラッカーさんとガイドさんの真剣さを感じながらのウォーキングサファリは忘れられません。残念ながらこのときはヒョウを見られませんでしたが、ヒョウを目的にウォーキングサファリができるとは思っていませんでした。ガイドさんたちの力、自信を感じられたサファリでした。
ドライバー兼ガイドのブリーさん、トラッカーのアルフレッドさん
ドライバー兼ガイドのブリーさん、トラッカーのアルフレッドさん

その後、連絡があり、ロッジの近くでヒョウが休んでいるとのこと。そこまでドライブです(運転もなかなか見事でした。道の状況に合わせて、時には80km以上出して目的地まで向かいます)。現場では、ヒョウが岩場で寝ており、前方にはインパラの群れがいました。数台集まってヒョウがインパラを襲わないかと待ちます。残念ながら、とらえる瞬間には立ち会えませんでしたが(後ろ側にもインパラがいたようで、素早くそちらをとらえたようです)、インパラをとらえて戻るところは観察できました。ただ、今は暑いので食べないで、多分夕方食べるだろうと予想し、一旦昼食に戻り、再度その場に来ることにしました。私たちは、すでに多くの動物を観察できていたので、午後もヒョウの観察をしても大丈夫でした。他の車は、午後その場には来ませんでした。夕方、その場について、隠れているヒョウを眺めて1時間待ちました。すると、予想通り、日の入り近くにヒョウが動き出し、インパラを食べ始めました。私たちは、以前木の上に置いてあるインパラを動かすヒョウを見たことはありますが、こんなに生々しく食事をしているヒョウを見たのは初めてでした。ドライバーさんは、ヒョウが逃げない程度の位置を維持しながら、見やすいように、写真が撮りやすいように車を動かしてくれました。充実した時間を過ごすことができました。
獲物を狙うヒョウ
獲物を狙うヒョウ

インパラを食べるヒョウ
インパラを食べるヒョウ

飛行機で戻る日の午前中も、サファリができました。最後は、野鳥と決めましたが、なかなか目的の野鳥は見つかりませんでした。キヌバネドリにエボシドリが目的では、なかなか難しかったようです。
ライラックではなく、パープル・ローラー
ライラックではなく、パープル・ローラー

いつ見てもきれいなマラカイト・キングフィッシャー
いつ見てもきれいなマラカイト・キングフィッシャー

ただ、最後にサプライズがありました。サイの保護活動の作業をするので、目の前でサイが見られるとのこと。その場に急行します。先の方に、ヘリコプターが飛んでいるのが見え、そのあたりが目的地とのこと。だんだん目的地が近づいてきました。彼方に白サイの親子が見えます。親サイを地上部隊の人が追いやっているのが見えます。どうも、子供のサイをとらえるようです。ヘリが着陸し、許可が出て車を降りていくと、子供のサイの周りに数人の動物医やレンジャーがいて、健康状態をチェックしています。記録を取り、耳に切り込みを入れる手術をしています。耳の切り込みの数や形で個体識別を行っているそうです。プロジェクトのリーダーの方が、資料片手に解説をしてくれました。すべての検査と手術を終え、子供のサイを親に返します。母親のサイが近づいてきています。指示を受けて車に戻りました。その間40分くらいだったでしょうか。貴重な体験ができました。
上空のヘリからサイを探します
上空のヘリからサイを探します

シロサイの子どもを眠らせ、登録します
シロサイの子どもを眠らせ、登録します

登録後、自然に戻されます
登録後、自然に戻されます

最後の食事も、いつも通りのゆっくり時間をかけて楽しみました。朝食でも昼食でもどちらのメニューでも良いといわれたので、最後の昼食を楽しみました。その後、荷物を片付けチェックアウト。
今回の旅行で、改めて感じたことは、サファリは優秀なガイド(トラッカーも)が重要だということです。今回のガイドさんは、野鳥に関してはもうちょっとでしたが、その他に関してはすばらしいガイドさん、トラッカーさんだったと思います。運転技術もそうですし、確実に動物を見つける力、見やすいところへ車をもっていく配慮、危険回避能力(象の臭いで、発情期を感じ、私たちを象から遠ざけるように動いてくれた)、優秀なガイドさん、トラッカーさんだったと思います。ガイドのブリーさんが言うには、ジンバブエではシンギタのガイドが一番優秀とのこと。7名の枠のうち1つでも枠が空くと全国から面接にガイドが集まってくるのがここシンギタで、それもジンバブエで取得できるすべてのガイドライセンスを持っているもののみしか採用されないらしいです。私たちを8日間支えてくれたガイドさん、トラッカーさんもその名に恥じない、ガイドぶりだったと思います。心から感謝します。
また、ロッジに長期滞在すると、目的をもってサファリができるので、より深く楽しく動物観察ができると感じました。昨年旅行したザンビアもそうでしたが、ある一種の動物のために一日かけることができるのは、長期滞在ならではです。最低3泊はしたいものです。そうすると、ドライバーさんやガイドさん、スタッフさんともより仲良くなれて、旅行の思い出がより気持ちの良いものになります。さすがに7連泊の客は我々ぐらいだったので、スタッフの皆さんに親切にしてもらいました。そして、スタッフの皆さんが、私たちの好みまで理解して、飲み物や食事、レストランの座席まで配慮してくれました。Singita Pamushana Lodgeの皆さんに心から感謝します。
今回のロッジは、ハネムーナーにもおすすめです。本当に気持ちの良い、生涯記憶に残るハネムーンにすることができると思います。
昼はこんな景色でランチタイム
昼はこんな景色でランチタイム

帰国後、ジンバブエはクーデターにより、大統領が失脚しました。これにより、国の方針が変わり、より観光がしやすい国になってほしいと思います。
本当に素敵な旅行でした。手配の相談にのってくださった道祖神のスタッフの皆さん、特に紙田さん、ヨハネスブルクでお世話になった高達さん、ありがとうございました。

ケニアのカフェ

たまに聞かれるのが、ケニアにスタバってないんですか?
という質問。
残念ながらケニアにはスタバはありません。
スタバではありませんがJAVAというカフェがそこら中にあります。カフェでも豆は売ってくれますし、スーパーや空港でも購入できます。
最近は日本でもケニアのコーヒー豆が売っているとのことですので、興味のある方は購入されてみてもいいかもしれません。
不満があるとしたら大きいパックでしか売っていないことでしょうか…