ハネムーン・レポート『ケニア・マサイマラとザンジバル島 手配旅行』

2017年7月15日出発のハネムーン手配旅行でケニアのマサイ・マラ国立保護区とタンザニアのザンジバル島に行かれた、辻様ご夫妻からのレポートです。

結婚してからしばらく時間がたってしまったけれど、新婚旅行と銘打った旅行には行けていなかった。レビューを見ていると多くのご夫婦がそうだったように、我々も妻側、つまりは私からの提案でケニア・タンザニアへ行こうという事に。(実は幼いころからずっと行きたかったので内心ガッツポーズ!)でもアフリカ大陸は初めて、無知の目的地にどのように行ったら良いのか、ネットでたどり着いたのが道祖神さんでした。“アフリカ”その響きに、夫は初め尻込み気味であったが、美しいサバンナやビーチの写真を幾度と見せ、だんだんその気になってきたところで、五反田の道祖神さんを訪問し、何度かメールでの連絡を通し旅行計画を進めていった。
夫の仕事の都合で数年前から2人で中国・上海に在住のため、上海浦東空港からの出発。ナイロビの到着ターミナルは非常にこじんまりしていて、入国手続きをする人、ビザ申請をする人などでごった返している。いよいよ未知の異国で訪問者の立場となり、胸が高鳴った。空港でドルからケニアシリングへ少しだけ両替を済ませた。ナイロビ空港の両替レートとホテルロッヂの両替レートはほぼ同じで、あとで振り返ると少額だけれどここで両替しておいてとても良かった。飲み物などのホテルのチェックはカードで済ませましたが、小さなお土産物や軽い食事など、シリングからドルの計算も不要だし、チップも場所によってドルとシリングを使い分けた。現地の人はどちらでもらった方がうれしいのかな。
両替後、ニコニコ顔の道祖神・菊地さんと合流。空港から車で15分ほどのオレセレニホテルへ到着。このホテルはナイロビナショナルパークに面したレストランが素晴らしく、明日からのマサイマラでのサファリへの期待をより一層高めてくれるものであった。
まずはケニアビールで乾杯!

オレセレニのレストラン、その名も「BIG5」
オレセレニのレストラン、その名も「BIG5」

翌日、いよいよこの旅のハイライトであるマサイマラへ。エアケニアにてチェックイン。ニコニコ菊地さん再び登場、そこで発覚したプチトラブル!「おはようございます~、チケットもらいましたよね」「え?ないです」「え?棒みたいなプラスティックチケットもらってないですか?」「ないです!!」どうやらチェックインの時にカウンターのスタッフの方々とのおしゃべりにお互いに集中しすぎて、渡し忘れ、貰い忘れたらしい。カウンターを見たらたぶんさっきと同じ人っぽい!(うろ覚え)「ハロー、ジャンボジャンボ!チケットもらってないのよ~」というと「あれ?そう?ホント?渡さなかった?渡したでしょ~?ま、いっか、もし出てきたら返してね~」となんてことなくチケット確保。ケニアの方々は基本的には日本人に対して非常に友好的で、日本人と分かると自分の知っている簡単な日本語やJリーグサッカーチームの名前などを連発して披露してくれる。こちらも嬉しくなって「ジャンボ」「アサンテ」など知り得る限りの超初心者級のスワヒリ語を披露する。そうするとこの様な事が起きますので、皆様どうぞお気を付けください。

ケニアコーヒーとチャイで一服
ケニアコーヒーとチャイで一服

飛行機に乗り込む前から同じ飛行機に乗る人たちの胸がワクワクで溢れているのが伝わってきた。みんな子供の様にはしゃいでいて、まもなく到着となると、眼下にシマウマ、ワイルドビーストの群れが!私も同じ飛行機に乗り合わせたインドからいらしたご夫人と一緒に「キャー!いまの見た見た?」「シマウマだ!」「ヌーだ!」と大興奮!
幾つかのエアストップに立ち寄った後OLKIOMBOエアストップに到着、ホテルに向かう道のりもプチサファリだ。キリンの家族や、シマウマ、ヌーなど、先ほど小さくしか見えなかった動物たちが目の前にいる。歓喜と興奮で胸いっぱいのまま、1時間ほどでアシュニールマラロッヂに到着。我々のロッヂはフロントスペースから歩いて6、7分ほどの場所だった。最初はちょっと遠いかなとも思ったけれど、その分とても静かでロッヂの周りに動物が来たりもした。結果、自然を満喫しに来た2人には最適の場所であった。

お部屋は快適そのもの
お部屋は快適そのもの
バルコニーのそばにも動物が
バルコニーのそばにも動物が
アシュニ-ルマラのレストラン
アシュニ-ルマラのレストラン
アシュニ-ルマラのプール
アシュニ-ルマラのプール

マサイマラでの滞在は移動日を入れて3日間、1日中サファリに出かける訳ではなく、基本的には朝晩1日2回のサファリ。食事は朝昼夜ともにロッヂのレストランで頂き、早朝サファリ出発前にはホテルのラウンジでクッキーと紅茶のサービスもある。声を大にしてお伝えしたいのは、マサイマラの朝は非常に肌寒いこと。我々も早朝サファリには温かいお湯をポットに入れ、クッキー、ミネラルウォーターと合わせて持っていった。そうそう、このホテルのクッキーが本当に美味しかった。なんというか、素朴なミルクとバターのマンマの味的な感じで、アシュニ-ルに宿泊の方はぜひお試しください。9時ごろに早朝サファリからホテルに戻りゆっくり朝食を頂いたら、マラ川に接したスペースでコーヒーなど頂きのんびり。ここではマサイ族のガイドさんがとても親切に色々と説明してくれた。すぐそこのマラ川にカバのグループや象の親子がいて、カバがよく「ヴォォーヴォォー」と鳴き声をあげている。威嚇?ケンカ?とばかり思っていたら、このマサイのガイドさん曰くこれはカバ同士でコミュニケーションをとっている、つまりはお話しをしているのだそう。群れに近づく際に「こんにちは、私はこういうものカバ」「よろしい、近づきたまえカバ」と。そうしてこうやってお互いにルールとマナーを守っているカバたち、少しずつ距離を近づけ、挨拶を重ね、群れに合流していった。自然の中にこんなに緻密でデリケートなルールがあることに驚いたし、一方でズカズカと人の領地に立ち入る我々現代の人間のマナーのなさが何だかとても恥ずかしくなった。人間は進化したのか退化したのか今やどちらか分からないのかもしれない。
我々が滞在したアシュニ-ルは朝5時から7時、午後3時から9時の時間帯のみ、お湯が利用可能だった。(時間帯はうろ覚えです)最初は不便に感じるかなとも思ったけれど、全くそうではなく、むしろこの大自然の中に共存する上で、必要なことは非常にシンプルだったので不便だと感じることは一度もなかった。電気は確か24時~翌朝5時までは停電だったけれど、毎朝早起きで夜もディナーの後10時ごろには自分自身が自動消灯してしまうので全く問題なし。

ロッヂに面したマラ川のカバたち
ロッヂに面したマラ川のカバたち
とても親切なホテルスタッフ
とても親切なホテルスタッフ

サファリのことを少し紹介すると、アシュニ-ルでは朝6時からと午後3時から1日2回のサファリがあり、私は朝のサファリが断然好きだった。動物たちが昼間に比べ非常に躍動的で、生き生きと活動をしている姿を見ることができたからだ。空に星が見えるくらいの、まだ薄暗いうちにロッヂを出発し、5分も走らないうちに、シマウマそして狩りを終えたばかりのライオンが姿を現す。360度見渡す限りサバンナが広がる、地平線上の遠くに気球が次々と上がりはじめ、少しずつ太陽が顔を出し始める。日常生活で太陽の光がこんなにもありがたいと感じたのはいつ振りだろうかと、冷えた身体に温かな太陽の光がしみわたる。サファリとは単に動物を観察することではなく、身体全体で大自然を感じることなのだと、思わず胸が熱くなったのを覚えている。

チーター
チーター
シマウマ
シマウマ
雄より迫力を感じた雌ライオン
雄より迫力を感じた雌ライオン
サバンナに昇る朝日とハゲワシ
サバンナに昇る朝日とハゲワシ
きれいな鳥
きれいな鳥
ヌーの群れ
ヌーの群れ

マサイマラでの最終日、ガイドさんが朝日の見える、とっておきの場所に連れてきてくれた。おそらく前日我々が夕日の写真をすごい勢いで撮りまくっていたのを見てくれていたのでしょう。朝日を浴びて躍動する動物たち、1メートル先にいるシマウマと目が合う。透き通った、その瞳の美しさは今でも忘れられない。今回マサイマラでの最も感動的な瞬間のひとつだ。
出発前に道祖神の生野さんにおすすめ頂いた書籍の中の一文で「瞼の裏側に動物が焼き付き、目を瞑るとその動物が浮かんでくる」と書いてあったけれど、まさにその通りで、大自然の摂理の中でそれぞれの役割とルールを守って“生きている”マサイマラの動物たちの姿はしばらく瞼の裏と心から離れそうにない。

朝日を浴びて、美しさを増すシマウマたち
朝日を浴びて、美しさを増すシマウマたち

名残惜しさを感じつつ、マサイマラを後にしてザンジバルへ向かった。ジョモケニヤッタ空港でニコニコ菊地さんともお別れ。最後まで手を振って見送ってくれましたね。このニコニコ菊地さんが、我々の旅行をより素晴らしいものにしてくれた事はいうまでもありません。日本でこの旅行のプランニングを担当くださった生野さんも、ちょうどこの時期に出張でケニアにいらっしゃっていたそうですが、あいにくターミナル違い(出発アンド到着ターミナル)でお会いできず、また日本かアフリカ大陸でお会いしましょうね!

(注)写真は菊地さんではありません。サファリガイドのエドワード氏。
(注)写真は菊地さんではありません。サファリガイドのエドワード氏。

ザンジバルで迎える1日目の朝はハイスハイビスカスティーで始まった。いままで口にしたそれとはまったく異なりまるでフレッシュで、ジューシーで、一気に目が覚めた。ストーンタウンでは、まずダラジャニマーケットへ。築地市場を彷彿とさせる魚のセリを見学、その隣は精肉の小売コーナー「魚は一匹単位、お肉はグラム単位で会計になるんだよ」「これはツナ」「これは日本語でなんだっけ?イカ?タコ?」軽快なガイドに誘われるままどんどん奥に入っていくと、果物、香辛料と隙間なくお店が続く。そのまま迷路に迷い込んだような気持ちで旧市街を散策、イスラム教、ヒンドゥ教、キリスト教、3つの文化が混じりあう光景はストーンタウンならでは。そう言えば今朝5時ごろに大音量のコーランで目が覚めたのを思い出した。ミチャンビへ向かう道のり、ストーンタウンから離れ東に向かうにつれ景色もどんどん変わっていった。

活気あふれるマーケット
活気あふれるマーケット
ストーンタウンの街並み
ストーンタウンの街並み
日本の中古車が大活躍!
日本の中古車が大活躍!

途中2回ほど検問があり、小心者の私はカメラを隠す!(怪しまれないよう)ラス・ミチャンビは広い敷地の中にいくつかのコテージがあり、基本的にはホテル滞在者と従業員しかいない究極のプライベート空間。2、3日もすると、みんな顔見知りである。我々のコテージは海の真正面、絶好の位置で長旅の疲れを癒すにはもってこいの場所であった。「さすが道祖神さん!」と心の中で叫んだ。この日はすでに引き潮で、海にはウニがいっぱいいた。

誰もいない!プライベートビーチ
誰もいない!プライベートビーチ

ここではなにもしないをすると行く前から決めていた。朝、レストランに向かう途中ホロホロ鳥の家族やおさるさんにご挨拶。2人いろいろな話をしながら、ゆっくりと朝ごはんを頂く。海を眺めながらゆっくりといただく食事はどんな星付きレストランよりも贅沢で価値のあるひとときに感じた。満ち潮の間に海で遊ぼうという事になり、ロッヂ前の階段を降りてすぐの海へ。誰もいないので、中国生活でたるんだボディも恥ずかしくない!ひとしきり遊んだあと、そのままダイレクトでプールに向かい、シャワーを浴びてからプールでぷかぷか。ロッヂに戻り、シャワー、昼寝、読書、また昼寝といった感じで過ごした。ロッヂにはwi-fiが届かないのでデジタルデトックスにはもってこい。ケニアもそうだったけれどこちらはワインのボトル価格が本当に良心的。ワインとディナーを楽しんだら、星を眺めながらロッヂに戻り、あっという間に就寝。ラス・ミチャンビは、日常からしばし離れた時間の流れの中で、思い思いの1日を過ごせる素晴らしいリゾート。まさに地上の楽園であり、俗世から離脱した桃源郷だった。あれこれしたいという方はもう少し賑やかな場所が良いのかもしれないけれど、一竿風月、悠々自適にのんびり過ごしたい我々にはまさに楽園に感じられる場所であり、この旅、最高の締めくくりにふさわしい場所であった。

さんかく屋根のかわいいロッヂ
さんかく屋根のかわいいロッヂ
インフィニティプール
インフィニティプール
ロッヂからの朝日
ロッヂからの朝日
ラス・ミチャンビのレストラン
ラス・ミチャンビのレストラン
美しい景色とビール、最高のマリアージュ       
美しい景色とビール、最高のマリアージュ

ケニア、タンザニア、この2か国を訪問してそれぞれの異なる国柄やアフリカ大陸特有の文化、雰囲気を感じ、ますますこの地を好きになってしまった。行ってみて初めて、どうしてこんなにも人の心を惹きつけるのかがなんとなく分かった気がする。人間が介入する以前、本来の地球の姿を垣間見ることのできる、地球上でも数少ない場所であり、それと同時に心と身体を癒すことのできる究極のリゾートと言えるでしょう。ハネムーンという人生節目の旅行を道祖神さんにお願いして本当に良かった!私たちの質問攻撃にも親身になって対応くださり、最高の旅をプロデュース頂いた生野さん、ありがとうございました。まだまだアフリカ大陸初心者の我々を、今後ともよろしくお願いしますね。

<持って行って良かったもの>。

・ウインドブレーカーなどの上着
早朝サファリがない方は不要です。
・三又コンセント
発電時間が限られるロッヂでは重宝します
・カメラ用ビニール袋とカメラクリーニングセット
カメラ初心者でもある私たちが参加したサファリに大げさなカメラバッグは不要でした。タオルでくるんだカメラをビニールバッグに入れ、念のためそれを布のトートバッグに入れてサファリに参加しました。こちらの方がカメラの出し入れもスムーズで、乾季のマサイマラでもカメラにそれほどほこりや砂が入ることはありませんでした。念のため、カメラクリーニングはまめに行いました。
・ホッカイロ
マサイマラでは朝と夜が寒かったです、特に女性は日にち分ホッカイロがあると安心かと思います。でも日が昇り始めるととてつもなく暑いので、朝のサファリが終わったら速やかに取り外しましょう。
・蚊取り線香
蚊はほとんどいませんでしたので、不要かもしれませんが、ひとつ焚いておくだけでホッとしました。
◆アフリカでハネムーン&ウェディング特集ページ

上野動物園のケープペンギンを撮ってみた

ナミビアと南アフリカの沿岸部に生息するケープペンギン。体長65cm程度の中型で、アフリカ大陸に生息する唯一のペンギンです。そんなケープペンギンを、上野動物園で撮影してみました。

上野動物園のケープペンギン舎があるのは、西園の不忍池テラス付近。周りが流れるプールになっているので、ペンギンが泳ぐところや、泳ぎながらエサの魚をくわえるところも見られます。


ペンギンの動きは基本的にゆっくりですし、周囲は細いネットで囲われているだけなので、写真は撮りやすい環境です。かなり魚臭いのが気になるくらいでしょうか。望遠レンズがあると、背景を整理しやすいと思います。


by 斎藤

スープシノワーズ

5月にマダガスカルに行って、屋台飯でも思ったのですが、視察も兼ねてホテルで夕食を食べてみました。
前菜で、サラダとかもあるのですが、メニューにSOUPE CHINOISE(スープシノワーズ)とあるではないですか。
早速、注文してみました。なんと!!ラーメンではありませんか!!もちろん、麺はインスタントですが、お箸もなく、ボールに盛られているので、ズルズルすするわけにもいきませんが、まさしくラーメンです!!

味は日本のものと違いますが、おいしく食べられました。
数日でも日本を離れると、ラーメンとかが恋しくなるものの、これをモロンダバやキリンディで食べれたので、元気もりもりでハードスケジュールを乗り切れたと思っています。
アンタナナリボのスーパーに行ってみましたが、スープシノワーズ用のインスタントラーメンがたくさん売られていました。
スープシノワーズだけでもボリュームがあるので、メインがある人はスープを残すなど、対策をしましょう。
by 虎

ハネムーン・レポート『アフリカ旅行記 ~ マサイ・マラ&ザンジバル』

2017年7月15日出発のハネムーン手配旅行でケニアのマサイ・マラ国立保護区とタンザニアのザンジバル島に行かれた、遠田様ご夫妻からのレポートです。

新婚旅行はどこに行くか~とブレストしている際に、妻がアフリカを候補に挙げてきたのは嬉しかった。そういう冒険心を持っている人と旅するのは楽しいし、仕事柄色々な国に行ったがアフリカ大陸だけは踏み入れたことがなかったからだ。だから、ハネムーンの行先をアフリカとするのはそっこー決まった。
でも問題はどの国に行くか。いざ調べてみても全然情報が無い。本屋に行ってみても、頼みの綱である「地球の歩き方」も情報が限定的だし、何だかよくわからない。そこでネットを駆使して色々あたっていたら道祖神に巡り合った。ぶっちゃけ何だか怪しげな名前の旅行会社だな~というのが第一印象だったが(すみません)、Webサイトが結構イカしており、情報量がすこぶる豊富で興味を惹かれたので、すぐに五反田の事務所まで赴いて話を聞きに行った。
訪問して、すぐに「来て良かった」と思った。対応して頂いた生野さんは少し前までケニアに長年駐在していたという。知識も経験も豊富、わかりやすく丁寧に教えてくれるし、何よりもアフリカをこよなく愛してる感が伝わってくる。何か風貌からしても只者では無い。という事で、その場で行先と日程を決めた。
ケニアのマサイ・マラと、タンザニアのザンジバル。計10日間。
宿や旅程等、ほぼオススメされたところで組んだ。でも僕が唯一拘った事があった。それはサファリカーだ。サファリに行くなら必ずオープン型のランドクルーザーがいいと思っていた。サファリカーには大きく分けて2種類あって、オープン型のランクルと、窓付のランクル。僕はどうしても前者が良かった。なぜなら、その方が臨場感を味わえると思ったし、アフリカの風を感じたいと思ったからだ。人によっては砂埃を浴びるのを嫌がり(実際砂埃は結構半端ない)、窓付のランクルを選ぶ方も多いらしいが、僕はどうしてもオープン型に拘った。最初に提案頂いたキャンプは窓付のランクルしか用意していなかったので、オープン型のランクルがあるキャンプに変更して欲しいと要望した。結果的にとても素敵なキャンプに行く事ができて、大変満足している。

さて、マサイ・マラにて。セスナが着陸した瞬間から、滑走路脇にシマウマやインパラがわんさかいて、野生の王国に降り立ったのだという事を実感。マサイ・マラでは色々な感情が湧き上がってきたが、総じて一言で言い表すと“感動”した。特に気球から眺める景色は圧巻だった。360度地平線というのは生まれて初めて見た。妻は当初怖がって気球に乗るのを渋っていたが、僕から「一生のお願い」を発動して説得。気球に乗ってからも、彼女はやはり最初ビビっていたけれど、次第に慣れて楽しんでいた。結婚早々に「一生のお願い」を使ってしまったが、最高の思い出になった。



ずっと動物ばかり見ていても飽きるかな~なんて思ってもいたが、3泊4日のサファリは全く飽きる事なく、興奮と感動の連続であっと言う間に過ぎてしまった。ライオンの捕食、ヌーの大移動、象の交尾、キリンの群れ、地面に転がる無数の頭蓋骨…文明の及ばぬ場所で、野生モロ出しの生き様を見せ付けられて、自然の偉大さに完全に打ちのめされてしまった。大草原の地平線に落ちていく夕日に浮かび上がる象とキリンを見ていたら、幼い頃にナショナルジオグラフィックチャンネルやディスカバリーチャンネルを見まくっていた事を思い出した。人は心の底から感動すると原体験を思い起こすらしい。日本では忙しさにかまけてつい感動を忘れがちな日々を送っていたが、もっと感動を大切にしないとだめだな~と、目の前の象さんやキリンさんを見てノスタルジーに浸ってしまった。








キャンプのスタッフもサファリの運転手も皆人懐っこくていい人達ばかり。食事も毎回美味しいし、テントもラグジュアリーでとても過ごしやすい(来る前はもっと掘立小屋みたいなとこかと思っていた)。肌寒い夜にはベッドの中に湯たんぽが忍ばせてあったのには舌を巻いた。まさかアフリカまで来て、ここまで“おもてなし”を受けるとは想像していなかったので、嬉しい気持ちで一杯になった。感謝!


野生の王国での前半戦を終えて、いざザンジバルにて。まずはストーンタウン。かのフレディ・マーキュリーの出身地でもあるこの地には本当に魅了されてしまった。何よりも街並みが素敵だ。アフリカとヨーロッパとアラブの融合。人々の服装や建築様式からはイスラム文化を感じられるし、毎日流れるコーランを聞きながら、異国情緒たっぷりの迷路のように入り組んだ街並みを散策するだけでワクワクした。



香辛料売場、鶏小屋、肉屋、魚市場、夜市…数百年前から変わってないんじゃないかと思える、文化の名残をプンプン醸し出す情景は単なる観光地とは一線を画している。日本からも中古自動車が多く輸入されており、現地住民が日本の幼稚園バスに揺られているシュールな場面に何度も立ち会った。





我々の滞在時にはたまたまザンジバル国際映画祭が開催されており、夜遅い時間帯であったが興味の赴くままに入場。そこでは大型の野外スクリーンでレオナルド・ディカプリオ制作の「THE IVORY GAME」というドキュメンタリー映画を観た。象牙の密猟者と闘っている野生動物保護活動家やレンジャーたちを描く映画で、象牙を巡る人々の闇の部分を照らす内容はサファリ帰りの我々にとってはややショッキングだったが、とても考えさせられた。旅先での美しい側面ばかりを見るのではなくて、こうした現実をきちんと把握する事が大事なんだと思った。改めて、地球は人間だけのものじゃないという至極当たり前の事を再認識しつつ、この大自然を守る為にも持続可能な世界を作るのが我々人間の役目であると実感した。

最終章はストーンタウンから車で2時間弱のパジェ・ビーチへ。この最高の旅を締めくくるに相応しい、美しい楽園が広がっていた。マサイ・マラとストーンタウンで興奮の坩堝に放り込まれていた我々にとって、パジェ・ビーチは心身を休めるのに最適な場所だった。どこまでも広がる真っ白な砂浜と美しいエメグリ(エメラルドグリーンの略)の海を目の前にして、シュノーケリングをしたり、地元の子供達とサッカーをしたり、超絶美味のシーフードに舌鼓を打ったり、星空を眺めながら寝たり…ゆるりと流れる時間にただただ身を任せてのんびり過ごした。言葉はいらない。行くべし。




今回の旅ではマサイ・マラとストーンタウンとパジェ・ビーチという場所を訪れたが、どこも三者三様の異なる楽しみ方ができて素晴らしい旅となった。最後に、この旅を通じて学んだ我々なりの「旅の三か条」をもってこの文章を締めくくりたい。

【旅の三か条】

・マサイ・マラに行くなら必ず気球に乗るべし。
・旅先で異文化に触れるのが好きな人にとってストーンタウンは最適の地。
・ハネムーンをリゾートで締めくくるのは精神的にも肉体的にもオススメ。
最高の旅をプロデュース頂きありがとうございました。

◆アフリカでハネムーン&ウェディング特集ページ

よこはま動物園ズーラシアのヒガシクロサイを撮ってみた

アフリカ中南部に生息するヒガシクロサイ。角目的の乱獲で生息数が激減し、絶滅が危惧されています。近年は保護活動により徐々に数が回復しているそうですが、依然として密猟は止まず、予断を許さない状況です。そんなヒガシクロサイを、よこはま動物園ズーラシアで撮影してみました。

ズーラシアにいるクロサイはニル(20歳♂)。2015年に東山動物園からやってきました。ニルは東山動物園にいたころから、檻に角を擦り付ける癖があるそうで、角が削れて小さくなっています。ズーラシアでは、角が削れないよう檻に丸太を取り付けたところ、徐々に角が伸びるようになったそうです。数年後にはもっと立派な角になっているかもしれません。

撮影に行ったときは丁度ニルの食事タイム。草を食べながら、近くで水を撒く飼育員さんをじっと見つめていました。

展示エリアは檻やガラスがなくとても撮影しやすいです。望遠レンズを持っていけばバッチリ撮影できるでしょう。

by 斎藤