アフリカ南部の荒地やサバンナに生息するミーアキャット。2本足で直立し周囲を警戒する姿が印象的な、マングースの仲間です。そんなミーアキャットの子供を、4月28日に4頭の子供が生まれ千葉市動物公園で撮影してきました。
ミーアキャットがいるのは、アフリカの動物が多くいる草原ゾーンの一角。ネットで覆われた屋根付きの飼育小屋では、4頭の子供たちが元気に走り回っていました。生まれた頃よりも、だいぶ大きくなっているようですが、それでも母親の半分程度の大きさでした。周囲にカラスが多くいるためか、母親のマルが岩の上に駆け上がり、立ち上がって周囲を警戒する場面が多く見られました。
千葉市動物公園は、立ち上がるレッサーパンダの風太くんで有名。他にハシビロコウなどもいます。この日は休日でもあまり混雑せずゆったり楽しめました。皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。
by 斎藤
モロッコのパン
モロンダバのシーフード!!
まだまだマダガスカルです。しばしご辛抱をお願いします。
5月10日~5月19日に休暇をいただいて、マダガスカルへ行ってきました。
キリンディ保護区からの帰りに、ガイドさんが「おいしいシーフードがあるから、お連れしたい。蟹に、海老に、魚だよ。」と言われたので、レストランの予約をお願いして、ワクワクしながらモロンダバへ戻りました。
モロンダバのレストランに着いて、コカコーラを頼んで、ちょっと飲んだだけで、料理がすぐに出てきました。大きいハサミの蟹に、大きな海老が2匹、白身魚の輪切りが出てきました。
味付けは塩だけなのかなと思いつつ、海老は大きいものの身がしっかりとしていておいしいし、そのほかもおいしい。もうこれだけで幸せです。付け合せはごはんとキャッサバ(食いすぎですみません)が進みます。
主に、キャッサバを食べながら、身を食べ進め、最後に残った汁に残ったご飯を入れて、食べましたが、非常にうまかったです。
また、食べに行きたい味でした。皆さんもいかがでしょうか。
by 虎
井の頭自然文化園でフェネックを撮ってみた
アフリカのサハラ砂漠やその周辺に生息するフェネック。大きな耳を持つ、世界一小さなキツネの仲間です。砂漠の熱い砂の上を歩くため、肉球が毛で覆われているのも特徴的です。
フェネックは夜行性のため、日中は活動的ではありません。井の頭自然文化園のフェネックも例外ではなく、撮影している間ほぼ寝ていましたが、直射日光が熱いのか、ときどき起き上がって涼しい日陰に移動していました。開園直後や夕方は活動的になるらしいので、動く姿が見たい方はその時間帯を狙って行くと良いでしょう。
井の頭自然文化園のフェネック展示エリアは砂が敷かれ、岩を置いて砂漠をイメージした造りになっています。上手く檻をぼかして消せば、砂漠にいるような雰囲気の一枚が撮れるかもしれません。
by 斎藤
LOBI TRAORE / Rainy Season Blues
2010年に亡くなられたマリ共和国・バンバラのブルースマン『ロビ・トラオレ』
数年前にこのコーナーで、彼がバマコ現地のクラブでライブ録音した『Bamako Nights』という作品を取り上げたことがあるのですが、今回の作品は『ロビ・トラオレ』が生前に残した最後の一枚です。
曲は全編トラディショナル。ギンギンのエレキギターでマリのブルースを聞かせるのが持ち味の彼ですが、この1枚ではアコースティックギター1本でオーバーダビングも一切なし。
渾身の一発録音で、芯まで響く力強い“バンバラ・ブルース”が収録されています。
マリを流れる大河、ニジェール川流域の都市セグゥーのそばの村で生まれたロビ・トラオレは生粋のバンバラ人。
小さなころから、バンバラの文化、そして音楽に育まれて育つ一方で英米のブルースやロックを聞いて育ち、自身の音楽性に消化してきました。
先にも紹介した1995年のバマコ、地元クラブのBARボゾでのライブ音源『Bamako Nights』を筆頭に、激しいギタープレイとこぶしのききまくった“バンバラ・ブルース”を世に送り出してきたロビ・トラオレさんですが、49歳という若い人生の最後に残した作品が、この静かな一枚でした。
『Rainy Season Blues』。
このアルバムは死の数ケ月前、2009年8月にマリの首都バマコのボゴラン・スタジオで録音されました。8月はマリの雨季。国中が緑に溢れ、バオバブも白い花を咲かせる季節です。緑あふれる雨期の景色は、茶褐色のイメージが強い西アフリカの内陸国のイメージが覆されます。
以前のように気軽に行くことが難しくなってしまったマリですが、この作品を聴くと、ギター1本と歌声だけであの美しい季節のニジェール河のほとりまですぐに連れて行ってくれます。
日本の梅雨と西アフリカの雨季は、全くもって似て非なるものですが、雨の季節になるとつい手に取りたくなる1枚です。
by 生野