正月休みの間、軒下に転がっていた鉢皿と1mほどの塩ビパイプで、鳥用の小さな餌台を作った。早速庭の梅の木に縛り付け、ミカンを2つ半分に切り餌台にのせた。ついでに朝食のゴハンの残りを一握り入れておいた。その状態で室内に戻り、カーテンの隙間から覗いていると、10分もしないうちに小さな若草色の鳥が2羽やってきてミカンを啄み始めた。双眼鏡を取り出し覗き込むと目の周りが白い。メジロだ!メジロが住まいの近くに居ることが嬉しくなり、椅子を運び本格的に観察を始めた。
しかしものの数分で、メジロは大型の鳥に追いやられてしまった。甲高い鳴き声が仲間を呼んでいるかの様子、すぐに仲間の鳥が2羽やってきた。ヒヨドリだ。この鳥はよく自宅前の公園で見かける。盛んにミカンを啄んでいる。寒いこの時期には餌となる虫も少ないのだろう、と思う。
あらかた食べ散らかしたヒヨドリが飛び去ると、数羽のキジバトがやってきて、芝生に落ちたミカンの皮やゴハンをきれいに後片付けしていった。1時間ほどの間に3種10羽ほどの野鳥を観察することができた。新年早々得した気分だ。
ところがその少し後になって梅の木を見ると、周辺に鳥の羽が散らばっているではないか。高さ2mくらいの位置に設置したにも関わらず、どうやら地面を掃除していたキジバトが猫に狩られて…。正月早々の得した気分が、なんだかちょっとした罪悪感に変わってしまった。同時に、20年以上も前にナイロビの駐在員から聞いた話を思い出した。
駐在員が仕事を終え自宅に帰ると、当時雇っていたハウスガールが嬉しそうにやってきた。「今日はとてもいいことがあったのよ。私が朝、洗濯をしていると、リビングの窓から大きな白い鳥が飛び込んできたの」と言う。それで、その鳥はどうしたのって聞くと、
「もちろんお昼ご飯に食べちゃった。いつも神様にお祈りしているから、きっと神様からのプレゼントね。とてもおいしかったわ」。
今年は、私も年男。どうぞ、皆様にも神のご加護がありますように。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2016.12.28発 ドラケンスバーグからレソト・ホース・トレッキング 8日間
年末年始、南アフリカとレソト王国にまたがるドラケンスバーグ山脈でホーストレッキングを楽しむツアーに同行させていただきました。
一番の見所は、ダイナミックな景観です。ドラケンスバーグ山脈に一歩足を踏み入れた瞬間から、いわゆる「絶景」が広がります。滞在中はどこを見渡してもひたすらに続く絶景の中を、馬で巡りました。






今回は、2泊3日のホーストレッキングを体験しました。





宿泊は、地元のソト人の村に滞在します。
穏やかで温かいもてなしに気持ちがほっこり。







農耕・牧畜を生業とする彼らの朝は早く、夜明け前から皆働き始めます。
散歩がてら、村の中を歩いていると、彼らの藁葺、石造りの伝統家屋とバックに広がる広大な風景のコントラスト、朝日を受けながら馬を駆るソトの人達の絵がなんとも素晴らしく、非常に贅沢な時間でした。





あっというまの2泊3日の旅を終え、アフリカ大陸で一番高い場所にあるパブで一杯。



旅の締めくくりとして、太古の遺産、サン(ブッシュマン)の人達が描いた岩絵を見学しました。





ドラケンスバーグ山脈は、世界でも有数の岩絵スポットで、その数は、現在見つかっているだけでも、5000点以上にのぼります。
今回は、ショートハイキングで数点のみの見学でしたが、興味のある方は、数日かけて、より見応えのある岩絵を見学することも可能です。
また、良質なハイキングルートも無数に存在しますので、日本の混雑した山に辟易されている方にも、雄大な景色を独り占め出来るドラケンスバーグはお勧めです。
荒木
■“天空の王国” レソト・ホース・トレッキング 8日間
エチオピアの路上で売っているもの
町をぶらぶらと歩いていると路上に本やCD、服、サングラス、ティッシュ(?)など様々なものを売っているので、眺めて見ているだけ面白い。
中には体重計が置いてあり、お家に体重計がないひとや高価なので買えない人などは、路上の体重計を利用するそう。
他のアフリカ諸国やインドなどでもありますが、少なくとも現在の日本にはない商売ですね(コイン式の有料体重計は、一昔前の日本にもありましたし、今も海外で見かけることはありますが)。
人が行きかう路上で体重を量るのは、少し恥ずかしい気もします。
ちなみに体重計の商売と合わせて、木の棒で作った歯ブラシも売っていました。日本円で約5~6円くらいで1本お買い上げ!
「はいよ!」と渡してくれたところをパチリ!
エチオピアの路上にて。
by 伊藤
2016.12.27発 “天空の王国”レソト・ホース・トレッキング 8日間
昨年末、アフリカの南部に位置する小さな国、レソト王国へ行って来ました。周囲を南アフリカ共和国にぐるっと囲まれた山岳地帯の小さな王国レソト。あまり、日本からは馴染みのない国なのですが、国土自体が素晴らしい山間部の大自然に位置し、山間に住む素朴でフレンドリーな人々と出会う、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる国です。



今回、レソトを訪れた目的は、そのレソト王国の山を馬に乗って旅する『ホース・トレッキング』でした。アフリカで馬に乗って旅、それも平原や牧場ではなく山岳地帯を行くとなると、何だか体力的にハードなものをイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、レソトの人々の普段の足でもあるレソト・ホース(ポニーよりは大きく、競走馬のような馬よりも小柄な中間種)は非常に大人しくて扱いやすい馬でした。



では、ここから馬に跨っての山旅の様子を少し…。
まずは、草花が美しい丘陵地帯をのんびり歩きます。

ゴツゴツした岩場もなんなく登ります。
























今回は、添乗員として同行した私も含め全員が日本でも馬に乗ったことのない皆さんだったのですが、目的のホース・トレッキングも、険峻な山間部を行くのは強靭な馬の脚に任せ、我々はのんびりと馬上からの景色を堪能しました。車窓からとも違い、人が歩く目線とも違う、ゆったりと優雅な馬上からの景色。これは、是非、初めての方にこそ味わって欲しい体験です。

※文中の写真をご参加者の柳澤隆晃様、長坂奈美様よりご提供頂きました。ありがとうございました!
■“天空の王国” レソト・ホース・トレッキング 8日間
2016.12.28発 年末スペシャル マサイ・マラでサファリ 7日間
ケニアでサファリをしてみたいけど長期のお休みが取れない方、またリーズナブルにケニアに行ってサファリを楽しみたい、という方向けの年末特別企画ツアーに同行させていただきました。エティハド航空のアブダビ乗り継ぎ便を利用してケニアのナイロビを往復し、ケニアには4泊してサファリを楽しむ、サファリ入門編のようなスケジュールのツアーです。
到着日は運よく入国までスムースで、かつ道も空いていたため、大地溝帯のビューポイントで休憩を挟みつつも、かなり余裕のある時間にナイバシャ湖に到着。当初の予定にはなかったナイバシャ湖でのボートサファリを楽しみました(料金はお一人30ドル、ただし人数によって変動します)。ケニアでのボートサファリは、例えば南部アフリカでのボートサファリと比較すると、正直言って地味な内容であることは否めませんが、初めてのサファリの導入として、また大型野生動物ではなく野鳥を目当てとするならば、充分楽しめます。この日も多くの野鳥に加え、クレッシェンド島に生息するシマウマ、ヌー、キリン、ウォーターバックなどを見ることができました。






そしてメインのマサイ・マラでのサファリです。2連泊でサファリの回数は3回、実際には2回をつなげて終日サファリとし、最終日もマサイ・マラの外縁部に接続するシアナ・コンサーバンシーでサファリをしましたので、実質4回分+αとなりました。やはりマサイ・マラに3連泊する8日間や10日間のツアーと比較すると時間が足りない印象は残りましたが、それでもこの短期間にしては予想をはるかに超えた充実のサファリをすることができました。
見ることができた野生動物たちをザッと挙げますと・・・
オスライオンを含むライオンのプライド、ヒョウ4個体、チーター2個体(1頭はなんとハンティング・シーン!)、ブチハイエナ、ゾウの群れ、キリン、トムソン&グラントガゼル、インパラ、デファサウォーターバック、エランド、リードバック、ブッシュバック、コーク・ハーテビースト、ヌー、シマウマ、トピ、ディクディク、セグロジャッカル、イボイノシシ、ダチョウ、バッファロー、カバ、シマ&コビトマングース、サバンナヒヒ、ベルベットモンキー(そして、ナイバシャ湖及び道中ではクロシロコロブス、ブルーモンキー、ハイラックスも)。
素晴らしく中身の濃いサファリでした。














宿泊したオルケリ・マラ・サファリ・キャンプは、小規模なテント式ロッジながらアットホームなサービスが心地よく、料理も美味しく、自然の中での滞在を楽しめました。このオルケリ・マラ・サファリ・キャンプが立地しているのは、マサイ・マラの境界に接続しているシアナ・コンサーバンシーという私設の保護区なのですが、何とこの保護区内で母子計3頭のヒョウが見られたのは驚きでした。サバンナに大きく偏ったマサイ・マラ保護区内の自然環境と異なり、密度の高いアカシアの森や見通しのよくないブッシュが広がっているため、ブッシュバックやディクディクなどブッシュでこそ遭遇できるレイヨウ類、そしてヒョウが期待できるのでしょう。




短期間ですが、マサイ・マラとケニアのサファリのポテンシャルを実感したツアーでした。
羽鳥