アフリカでキャンプってどうなの?こう質問される時、殆どの方は「汚い・怖い・不安」という思いが既にあって聞かれているように感じます。でもご安心を!弊社で催行しているキャンプツアーは何れも快適です。そこで「アフリカよもやま話」の時に一ヶ所づつご紹介して行きたいと思います。
ご存知の方も増えて来ましたが、キャンプ場といっても東部アフリカと南部アフリカでは雰囲気がかなり違います。どちらかというと東部アフリカは「ワイルド系」、南部アフリカは「設備万全系」でしょうか。どちらも味わい深いキャンプ場が沢山あるのですが、初回はこちら。ンゴロンゴロ自然保護区内のキャンプ場です。

いかがですか?クレーターを遠くに望み、ラピュタのような大きな木。標高2,700m超えなので朝晩はかなり冷え込みますが、夜は満点の星空が楽しめます。シャワーは水だけですので、浴びるなら太陽の出ている時に限られます。早朝、トイレに行く際は周りの確認を忘れずに。たまにシマウマやインパラに囲まれたりしています(笑)。
by 久世
2016.8.24発 NORTH to SOUTH 縦断マダガスカル 24日間(前半)
またインド洋の国のツアーレポートになりますが、マダガスカルを北から南へ縦断する24日間のツアーに同行させていただきました。マダガスカルは世界第4位の面積を誇る島で、南北に直線距離で約1600kmあります。この島を、陸路で約3200km陸路で走破してきました。
まず、首都アンタナナリボから国内線で、北部の町ディエゴスアレス(アンツィラナナ)へ。



ディエゴスアレスは、日本人にも縁のある町です。
1942年の第2次世界大戦時、ディエゴスアレスを占領し、駐留していた連合国の英国艦隊に対して、日本の特殊潜航艇が出撃して大きな成果を挙げました。
その際に戦死した方を弔う慰霊碑が、日本の有志により建てられ、今も海の見える丘の上にあります(今回は残念ながら時間の関係で立ち寄れませんでしたが)。



ツアーの前半は、この町をベースにして、周辺を観光します。
まずは、アンバー山国立公園へ。
アンバー山国立公園は、独立前の1958年に国立公園に指定され、
7種のレムール(昼行性2種、夜行性5種)や多数の爬虫類などが生息しています。
入園手続きをして、ローカルガイドと一緒に、森の中を散策します。世界最小クラスのカメレオン(ミクロヒメカメレオン)をガイドが発見。カンムリキツネザルの群れも観察することが出来ました。
変色して完全に周りに溶け込んだカメレオンも瞬時に見つけ、爪の先ほどのカメレオンも探し出す目の良さには感嘆しました。
植物も多様性があります。希少なパリサンドラ(黒檀)、多種のランや、香水にも使われるイランイランの木、絞め殺しの木など。







近くの学校も訪問。生徒たちが楽しそうに遊んでいました。


その後、町を一望できるフランス山へ。標高426mの山で、ローカルガイドを付けて、頂上までハイキングすることが出来ます。
体力に応じて、途中まで登ることも出来ますし、また、麓には、ディエゴスアレス周辺にしか生息していない、T字の形をしたバオバブ(Suarezensis)や、お土産物を売る子ども達もいるので、登らずとも楽しむ事が出来ます。



翌日は、場所を移動して、奇景観、レッドツィンギーへ。
ツィンギーは、昔は海の底であった石灰質が含まれた地層が隆起し、風や雨で浸食されて出来たもの。ここは、鉄分も多く含まれているために赤い色をしている。現在、浸食が進んでいるところも目の前で見られて興味深いものでした。






翌日は、ベマラハに次ぐ規模を誇るツィンギーのあるアンカラナ国立公園へ。今回は展望台から見学するのみのショートウォーキングのコースでした。途中、ブラウンキツネザルと夜行性のイタチキツネザルに遭遇。時間があれば、長いウォーキングルートで洞窟を訪問することも可能です。






ツアーは南下を続けます。カカオ農園があるアンバンジャ、アンツォヒヒを経て、アンカラファンツィカ国立公園へ。

こちらの公園は、8種類のレムールや100種類以上の鳥類、40種以上の爬虫類など、たくさんの生き物が生息する豊かな森です。また、80%近くが固有種と言われる豊かな植物相も魅力的です。
残念ながら、今回は、乾季の終わりということもあり、その豊かさを十分に感じることは出来ませんでしたが、宿泊エリア内にも、レムールがいて、のんびりと過ごす事が出来ました。





翌日は、一気にアンタナナリボへ。中央高地帯の見晴らしの良い道を走り抜けます。



まだまだ続く旅に備えて、アンタナナリボでゆったりと過ごします。ちょうどこの日(9月1日)は日食にあたりました。


平日でしたが、何と、朝一のテレビやラジオで、「急遽本日は休みにします」というアナウンスが流れたようで、学校や会社が休みになったとのこと。ガイド曰く、日食は不吉なものとされていて、誰も外に出たがらないので、仕方なく休みにしたのだとか。
ただ、日食眼鏡を持って観察している人達も多く見かけたので、地方でそういう考え方が残っているのかもしれません。
午前中はホテルでのんびりと、午後からは、世界遺産、アンブヒマンガの丘の王領地を訪問。
ここは、16~19世紀にかけて、マダガスカルで最大の勢力を誇ったメリナ王国の王宮の跡地になります。
宮殿内を見学した後は、裏手の丘へ。アンタナナリボの町が一望できる気持ちの良い場所でした。







気持ちもリフレッシュして、いよいよツアーのハイライト、マダガスカルの南西部へと進んでいきます。
2016.8.18発 林さんと行く!北部タンザニア・キャンプ 11日間
8月下旬に北部タンザニアへキャンピングサファリに行ってきました。動物と鳥をしっかりと沢山見ようと思い、森林性の動物が見られるアルーシャ国立公園を加えるとともに、雄大な風景と珍しい鳥や動物も期待出来るタランギレ国立公園を2泊にしました。もちろんハイライトのセレンゲティは3泊して、しっかりと動物を探します。
アルーシャ国立公園
あまりサファリに組み込まれる事は少ない保護区ですが、キリマンジャロ空港とアルーシャとの間にあり、標高4556mのMt.メルーを含む高山性熱帯雨林とモメラ湖等の湖沼群でのサファリが楽しめます。
初日は空港に午後遅くに着いたので、キャンプ場に直行して翌日のサファリに備えます。向かう途中でキリマンジャロが雲の間から時々眺められました。
翌日は夜明け前に起きてビューポイントから朝日に輝くキリマンジャロを見る予定でしたが、夜に降った雨で霧が立ちこめている朝でした。そのため行き先をフィグツリーアーチに変更しました。大木の幹を刳り抜いた車も通れるトンネルは迫力があります。戻って朝食を取ってからは本格的なサファリに出発です。モメラ湖にはフラミンゴが沢山集まっており、森林帯ではアビシニアコロブスも見られました。












ンゴロンゴロクレーター
ランチを食べた後にンゴロンゴロクレーターに向けて出発です。ところがアルーシャ市内で渋滞に巻き込まれて、キャンプ場に着いたのは夕暮れになってしまいました。予想通りキャンプ場はとても寒いので早々に夕食を食べて就寝しました。
夜のテントの外は野生動物の気配に満ちており、トイレに行ったらバッファローがすぐ脇にいました。
朝は夜明け前に起きて朝食を食べてサファリに出発です。クレーターには外輪山から標高差500mの急な山道を下ります。クレーター内は動物が豊富で、カップルのライオンや数多くのアンテロープ、カバ、鳥を楽しめました。ここは半日のサファリなのでランチを食べたらセレンゲティに出発です。














セレンゲティ国立公園とオルドバイ渓谷
ンゴロンゴロから下っていくと果てしないサバンナが延々と続きます。ナアビ・ヒルのチェックポストで手続きを済ませて、コピエと呼ばれる岩山が見えてくればセロネラのキャンプ場はもうすぐです。
朝は夜明け前に起きて、暖かい飲み物とクッキーなど食べたらサバンナの夜明けを撮影に出発です。地平線から登る朝日を堪能したら、動物を本格的に探しに行きます。すると、早速縄張りを持っていないライオンに遭遇しました。更に子連れのチーター2組、更に一瞬ですがコピエにはヒョウもいました。
十分満足してキャンプ場に戻ってブランチを食べてシャワーを浴びます。キャンプ場にも鳥やマングースが遊びに来て飽きる事はありません。その後、夕方のサファリではヒョウが間近でゆっくり見られて、更にフクロウまで近くの枝にとまってくれました。











キャンプ場にはおこぼれを狙って色鮮やかなムクドリの仲間が沢山来ます


2日はランチボックスを持って、モルコピエのエリアまでフルデイサファリです。出発早々にラッキーな事にサーバルの親子に出会えました。その後は川や湖の水辺に集まる動物を観察しながらの移動です。モルコピエではマサイのコミュニケーションに使われたというゴングロックやロックペイントを見て帰路につきました。









3日目もランチボックスを持ってサファリをしながらタランギレに向かいます。セロネラ近くの水場で獲物を狙うライオンがいましたが、相手はトムソンガゼルだったので、あっさり失敗しました。
その後動物を探しながら進みましたが、シンバコピエ辺りから天候がおかしくなってきました。最初は視界が悪い程度でしたが、強風が吹きすさぶ砂嵐の中を進むはめになってしまいました。そのため、立ち寄ったオルドバイ渓谷は強風の中での見学となりましたが、雄大な景色と人類の歴史に皆さんは感慨深げでした。その後、ンゴロンゴロの外輪山にあるピクニックサイトでランチを食べて、タランギレ国立公園に向かい夕刻に着きました。




タランギレ国立公園
バオバブが点在するサバンナや起伏に富んだ疎林帯をタランギレ川が流れる雄大な景色を楽しめるのが大きな魅力です。また、他の保護区では見られない、動物や鳥が見られます。ここでもも早起きをしてサファリに出発です。キャンプ近くで朝日を浴びている動物を眺めた後は川に沿って動物や鳥を探しながら車を進めます。やはり印象に残ったのはラブバードの仲間のキエリボタンインコで愛らしい姿を何度も楽しませてくれました。他では、猛禽類も沢山現れて、エランドも見られましたが、オリックスは2泊では難しいのかダメでした。
サファリ最終日はキャンプに帰る直前にウォーターホールでライオンが若いヌーを捕食しているシーンに出会えました。一番最後に食事風景が見られて皆さんも満足されたと思います。 その後、ランチを食べてアルーシャに向かいながらお土産を購入して、森の中にあるンガレ・セレ・マウンテン・ロッジでアフリカ最後の晩を過ごしました。翌朝は大きな敷地の森の中や池を散策した後、空港に向かいました。離陸してすぐに、雲海の上にキリマンジャロが浮かんでいました。





















個人的には20年振りとなる北部タンザニアでしたが、素晴らしい景色と沢山見られた肉食獣や可愛らしい動物の子供、美しい鳥に出会えました。そしてアフリカに興味いっぱいで楽しんで頂けるお客様や優秀なガイドのお蔭で充実した楽しいサファリが出来たと思います。ありがとうございました。
これからも楽しい動物を沢山楽しめるサファリを企画していきたいと思います。
林弘道
キリマンジャロを目指す登山講習会・山塾第二期 本番レポート
登山初心者が約3年間かけてキリマンジャロを目指す登山講習会の山塾第二期ですが、9月16日から25日にかけて本番を終え無事に帰国しました。
第二期のメンバーは主に西日本にお住まいの方が多く、弊社の大阪スタッフが中心となりスタートしました。机上勉強会に実際に山に登る実地講習を重ねました。その第二期のほぼ山登りの経験の無い参加者が最初に目指した山は、京都の愛宕 山(924m)。まずは山そのものを楽しんでもらおうと、山頂では特製豚汁を楽しんでいただき
ました。


そして次の山行は滋賀県の伊吹山(1,377m)。1,000m超えの山に挑戦することと、初の山小屋一泊体験ですが、まだまだ暑い8月でしたのでかなり体力消耗が激しい山行となってしまいました。つづく奈良県の弥山(八経ヶ岳1,915m)は歩行距離も長く広大な山域ですが、何とか歩き切る体力も付いてきて、自信に繋がったのではないでしょうか。
2015年の7月には南アルプスの最高峰で日本で2番目に高い北岳(3,193m)登頂。

9月は初の海外遠征としてモロッコのツブカル山(4,167m)も全員登頂!メンバーも貫禄が出てきました(笑)

そして本番の2016年。6月の北八ヶ岳縦走と9月初旬の富士山で高度順応に備え、いざキリマンジャロに出発!キリマンジャロ空港到着時には残念ながら山容は雲に隠れて見ることはできませんでしたが、マラングゲート近くのカプリコンホテルに着く頃には少し緊張感を感じます。これからほぼ毎日標高を1,000m登り続けるので、日本ではこのスケールを感じることは確かに難しいことなのかも知れません。
さぁ、出発です!

標高も3,000mを超えるとついに山頂が見えてくるのでテンションもUP。富士山とほぼ同じ高さのホロンボハット(山小屋)では高度順応日で2泊滞在し、その間にゼブラロック(4,020m)を往復。山塾の良いところは長い期間を一緒に山行に出掛けることで、メンバー間の仲間意識が高まることでしょうか。


このキリマンジャロが最終目的ではなく、これからは自分で山の登り方を考え、登山に付きものであるリスク等を判断して下山するという行動をより考えて山を目指してもらえたらと。私も同行して素晴らしい経験を共有させていただき、大変嬉しく思います。ありがとうございました。

久世
2016.9.10発 中山篤志さんと行く レユニオン&モーリシャス インド洋のラムと食文化を訪ねる 9日間
前のレポートに引き続き、レユニオンのレポートが続きますが、最近レユニオンは弊社でも人気のある行き先の一つになってきました。こちらは一般の観光ツアーとは一味違う、ある意味スタディーツアーのような、酒造りと食文化を切り口に、クレオール文化を訪ね・学ぶツアーです。こちらのツアーでも、レユニオンとモーリシャスの2島を訪問しましたが、いずれの国でも素晴らしい味のラム酒とクレオール料理の数々に出会いました。
ラム酒はサトウキビを原料とした蒸留酒で、キューバ、ジャマイカ、バルバドスなどのカリブ海諸国が産地として有名で、国際的にも高く評価されていますが、サトウキビが栽培でき、蒸留技術があればどこでも作れるということから、南極を除くすべての大陸で作られ、世界中で4万を超える銘柄があると言われています。気候的にサトウキビ栽培に適した場所が多いアフリカ諸国も例外ではなく、各国で様々な銘柄のラム酒が造られていますが、味に関して言えば、一部を除きまだまだ国際的な評価を得るには至っていません。
その中で、国際的にも高い評価を得ているのがモーリシャス、レユニオン、マダガスカル等のインド洋諸国で作られているラム酒です。特に、銘柄が「Dzama(ザマ)」一つしかないマダガスカルはともかく、主な蒸留所だけでもが6カ所あるモーリシャス、4カ所あるレユニオンのものは、日本への輸入は限られているものの、特にヨーロッパで人気があります。

今回のツアーでは、レユニオンで最古(1845年創業)のイゾティエ蒸留所と、島に2カ所しかない製糖工場が併設されたサバンナ蒸留所の2カ所を、モーリシャスでは輸出開始が2000年代初めと後発ながら非常にクオリティーの高いお酒を作っている6カ所の蒸留所を訪問し、両島の砂糖、及び酒造りの歴史から製法までを学びました。












その合間にインド、アフリカ、フランス、アジアが混ざり合った西インド洋地域ならではのクレオール文化と、それが最もわかりやすい形で表れた特徴あるクレオール料理の数々を味わいました。レユニオンとモーリシャス、同じクレオール料理でも、ベースになった文化とそこに混ざり込んだ文化の配合?具合によって、現れ方は異なり、日本では決して味わうことのできない、しかも美味しいものばかりでした。











その他、世界最高峰の品質を誇るバニラ、『ブルボン・バニラ』の農園見学や、




ユニークな産品が揃うマルシェや、特徴的なネオ・コロニアル様式の建築物の見学、もちろん南インド洋ならではのリゾート(ごくごく軽くですが)もを楽しみました。






ツアーの案内役として、オーナーバーテンダーとして東京・銀座のBARのカウンターに立つ傍ら、日本におけるラムの「認知」「普及」「定着」を目指して設立された日本ラム協会の理事を務める中山篤志さんにご同行いただき、お酒造りに詳しくないご参加者の皆様への手ほどきから、料理に使われているスパイスやバニラについて、じっくりとご案内いただきました。
ある意味、少々マニアックな入り口からインド洋の島国を識っていただくツアーでしたが、両島であたたかい歓迎ともてなしをいただき、非常に充実した文化探訪ツアーとなりました。こういう切り口の大人の社会科見学ツアーがあっても良いのではないかと思います。特に酒造りは、年々新しい製法が生み出され、年によって出来栄えも変わってきます。一般的には3年程度が変化の一つの目安だそうですので、今後もチャンスがあればこのような内容のツアーを企画する予定です。お酒や料理にご興味のある皆様、どうぞご期待ください!
羽鳥

