コートジボワールのチョコレート事情

コートジボワールのチョコレート事情

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世界で最もチョコレートの原料のカカオ豆を生産している国は、どこでしょう?ガーナだと思いますよね。

実は、その隣のコートジボワールが世界最大の生産国で、2010年の大統領選挙後の騒動によって、国際カカオ豆市場の取引価格が上がったとか...。日本に入ってくるカカオ豆に関しては、ガーナからの輸入が圧倒的多く、コートジボワール産のカカオはわずかです。
コートジボワールのスーパーに行くと、非常にたくさんのチョコレートが販売されていますが、そのほとんどはヨーロッパからの輸入品が占めています。それらのほとんどは高級チョコレートのため、1枚300円以上する高級品ばかりです。
コートジボワールにもチョコレート工場があり、おいしいチョコレートを製造していますが、ヨーロッパからの輸入チョコレートのほうがわずかながら安い(50円ほど)という変な現象が起こっています。
原因をCAISTAB(コートジボワール農産物価格安定支援公庫)に勤めていた人に聞くと、ヨーロッパのチョコレートは大量生産されて安いが、コートジボワールで製造する場合、工場の製造ラインやそれを管理する人間をフランスから導入したためコスト高になっていると説明してくれました。
※画像1はアビジャン市内のスーパーに並ぶチョコレート。
※画像2は私が滞在当時に発売されたドイツ製の「カカオ農園主のチョコレート」の広告看板。
東京本社 深川
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