タンザニアのローカル事情

ケニア、タンザニア、ウガンダで話されているスワヒリ語。
スワヒリ語と聞いて、まず思い浮かぶ言葉は「ジャンボ!」ではないでしょうか?こんにちはの意味ですが、実はこれ、タンザニア人同士ではあまり使っていないんです。

私がタンザニアの学校にいた時、同級生同士の挨拶は「マンボ」でした。
「ジャンボ」と言っているのを聞いたのは観光客、外国人相手の時だけであって、もっぱら挨拶は「マンボ」。
調子はどう?といった意味になり、「ポアサーナ」でとっても元気だよ!といった返事になります。
ジャンボと言えば笑顔でジャンボ!と答えてくれると思いますが、その後に、または最初から「マンボ、ビピ?」なんて挨拶してみたら、それだけで仲良くなれること間違いなし!
スワヒリ語が話せると思われて、スワヒリ語で質問攻めに合うかもしれませんが(笑)
タンザニアに行かれた際には試してみてください!
東京本社 菊地 佑介
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コートジボワールのチョコレート事情

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世界で最もチョコレートの原料のカカオ豆を生産している国は、どこでしょう?ガーナだと思いますよね。

実は、その隣のコートジボワールが世界最大の生産国で、2010年の大統領選挙後の騒動によって、国際カカオ豆市場の取引価格が上がったとか...。日本に入ってくるカカオ豆に関しては、ガーナからの輸入が圧倒的多く、コートジボワール産のカカオはわずかです。
コートジボワールのスーパーに行くと、非常にたくさんのチョコレートが販売されていますが、そのほとんどはヨーロッパからの輸入品が占めています。それらのほとんどは高級チョコレートのため、1枚300円以上する高級品ばかりです。
コートジボワールにもチョコレート工場があり、おいしいチョコレートを製造していますが、ヨーロッパからの輸入チョコレートのほうがわずかながら安い(50円ほど)という変な現象が起こっています。
原因をCAISTAB(コートジボワール農産物価格安定支援公庫)に勤めていた人に聞くと、ヨーロッパのチョコレートは大量生産されて安いが、コートジボワールで製造する場合、工場の製造ラインやそれを管理する人間をフランスから導入したためコスト高になっていると説明してくれました。
※画像1はアビジャン市内のスーパーに並ぶチョコレート。
※画像2は私が滞在当時に発売されたドイツ製の「カカオ農園主のチョコレート」の広告看板。
東京本社 深川
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アフリカは、日本の食糧庫!?

食糧輸入大国の日本ですが、アフリカからもたくさんのものが輸入されているのは、皆さんも想像に難くないと思います。

まず、ある意味日本人にとって欠かせないものとしては、マグロでしょうか。
クロマグロは、チュニジア・モロッコの北アフリカから、
ミナミマグロは、南アフリカケープタウンから輸入されています。
ただ、全体の輸入量から見ると比率はあまり大きくはありません。
スーパーでもよく見かけるものとしては、タコがあります。
モロッコ産・モーリタニア産などですが、実は日本の輸入タコの70%以上は、この2か国からによるものです。
さらに輸入の割合が高い品目があるのですが、何かお分かりでしょうか?
それは、コリアンダー(パクチー)です。全体の90%以上をモロッコから輸入しています(日本の一般家庭での消費量としては少ないと思いますが)。
意外な所だと、ごまでしょうか。
ナイジェリア、スーダン、タンザニアから、全体の40%以上を輸入しています。
番外としては、2012年から、日本に輸入(稚魚)が開始されたマダガスカル産のウナギです。まだ日本全国に流通するほどの輸入量はありませんが、味も上々の様で、今後スーパーでも見かけるようになるかもしれませんね。
また、知らずに、、という所では、ナイルパーチが代表的でしょうか。
東アフリカのヴィクトリア湖で獲れる魚(漁獲量増加のために放流された外来魚)で、日本では、「すずき」として売られていました。
現在は、表示法が変わり、「すずき(ナイルパーチ)」となっていると思いますが、学校給食の白身魚にも使われていたようなので、かなり多くの方が知らずに食べていたのではないでしょうか。
食べ物だけでみても、日本とアフリカの接点は多いですね。
日本人の胃袋の一端は、アフリカ人が担っているといっても過言ではありません。
大阪営業所 荒木

アフリカ式あいさつ

旅先で現地の方々に挨拶する時、まずはにっこり、そして言葉と続くと思います。

実は、言葉を使わない簡単なコミュニケーションの方法があります。
それは「眉毛」を使うこと。
「こんにちは」「元気?」と声をかけられた際に、眉毛を軽く上げて
下ろしながら、親指を立ててGOOD!のポーズをすればバッチリです!
さらに車での移動中、道行く人と目が合った時にもこの方法で「会話」できます。眉毛を上げて下ろしながらニコッとほほ笑んでみましょう。
相手も同じように返してくれます。言葉が通じた時より嬉しいものがあります。この快感は日本では味わえません!
日々、パソコンとにらめっこしていらっしゃる方、旅先では眉毛を
積極的に動かしてみませんか?
大阪営業所 歌津

アフリカの火山

9月27日に長野・岐阜県境にある御嶽山(3,067m)が噴火しました。
今まで2回登ったことのある山でしたので大変驚きましたが、その日に登山をしていた方の捜索活動のニュース等を目にすると辛いものがあります。
日本にある火山で、有史以来活動の記録が無い火山を「死火山」、噴火する可能性がある・活動している・噴火しているものは「活火山」となります。私が理科で習ったころは、噴火する可能性がある火山を「休火山」でしたが、休火山は現在、活火山に分類されています。
※「死火山」も数万年タームの火山活動に有史以来なんたらを組み込んだとしても分からないので、今後活動しない火山に対して「死火山」と呼ぶようになってきました。
アフリカで活火山といいますと、現在も活発な活動を続けるコンゴ民主共和国のニイラゴンゴ山、カメルーンのカメルーン山、タンザニアのオルドイニョ・レンガイ山、レユニオンのラ・フルネーズ山が有名です。
特にニイラゴンゴ山の溶岩はハワイ島キラウエア山や伊豆大島の三原山と同じような玄武岩質が多いサラサラな溶岩なので、かなり遠いところまで溶岩が山麓を下る場合が多く、過去にも村人が沢山犠牲になった噴火もありました。
登山対象の山ではタンザニアのキリマンジャロ山やケニアのケニア山でしょうか。このキリマンジャロのキボ峰(最高峰)は死火山ではありませんが、噴火は36万年前に終息し、200年前に大規模崩落した場所から少し水蒸気を噴出したのが最後となっています。
※写真はキボ峰の北氷河
By 久世