ニームの木で歯磨き

アフリカに限ったことではありませんが、木の枝を口に咥えている人を不思議に思ったことはありませんか?

多くの場合これはニームの木の枝で歯磨きをしている所です。ニーム(Neem)とは和名でインドセンダンと言い、その特別な防虫、防菌作用の効用からミラクルツリーと呼ばれる木です。原産地のインドでは昔から胃薬、歯磨き、虫除け、民間の治療薬として使われておりアーユルベーダ(インド医学)の重要な原材料です。最近はオイルや
石鹸、歯磨き粉、シャンプー、ローション、はたまたは農業分野での肥料、土壌改良剤、病害虫防除として製品化されたものが多く流通するようになっています。乾燥して痩せた土地で生育可能なため、アフリカに多く持ち込まれ街路樹などとしても多く見かけるのですが、この枝を折って咥えて噛むだけで歯磨きになります。噛んでいる内に
先端がブラシ状になるのでこれで歯の間に詰まったものなどを取ります。
いつか試してみませんか?
大阪営業所 有冨

タンザニアのペンバ島にある「マンタ・リゾート」は海の上のリゾート

水上コテージと言えばタヒチやモルジブ、フィジーのものが有名ですが、海や陸地、島の状態が水上コテージには向いていないのか、アフリカには殆どありません。それなら!ということで作ったわけではないと思いますが、完全に水上に『浮いている』コテージを作ってしまったリゾートがあります。それがタンザニアのペンバ島にある「マンタ・リゾート」です。

このリゾート、本体はペンバ島北端のビーチにあるのですが、一軒?だけその名も「アンダーウォーター・ルーム」という部屋があります。水上部分と水面下部分が一体となったフロート構造物を、ビーチからかなり沖まで続く珊瑚礁の浅い海の底に、ワイヤーとアンカーで固定したお部屋です。
水上部分はお部屋(リビング)と屋根上テラスとに分かれており、食事はスタッフがボートでここまで運んでくれます。ベッドルームは何と水面下。ベッドルームには4面に各2枚の大きなガラス窓が入り、ブルーの水中を泳ぐ熱帯の魚たちを寝転がって眺めることができます。四方を膨大な量の海水に囲まれているというのは気分的に落ち着かないような感じもしますが、もともと青は精神を鎮めるトランキライザー的な働きをしますのでもしかしたらぐっすり眠れるのかもしれません。朝起きたらそのまま海に飛び込んで、シュノーケリングで魚たちと戯れるもよし、屋上のテラスからは毎日素晴らしいサンセットを眺めることもできます。
3食付きで1泊15万円少々と、リゾートとしてもちょっと高いですが、変わった体験ができること間違いなし!現在のところ「アンダーウォーター・ルームは」一つしかないため、世界中から予約が殺到とのことですが、いかにも東アフリカ・コースト地方の田舎街といった風情の、ペンバ島ウェテやチェケチェケの街歩きとのギャップを含めて、滞在を楽しめるのではないかと思います。
因みに、ペンバはタンザニア沖のインド洋、ザンジバル島の北方にあり、ダルエスサラームからの国内線フライト、またはザンジバルから船で訪れることができます。
タンザニア・ザンジバル島のツアー旅行はこちら。

コレクター垂涎の切手「ブルー・モーリシャス」

アフリカでは、メジャーなリゾート国の一つモーリシャス共和国(マダガスカルから東へ約950kmに位置する)。某有名芸能人の方のハネムーンなどでご存じの方も多いかもしれません。

この国は、実は、一部のコレクターの方にとっては、とても有名な国です。
英連邦の一つであるモーリシャスで、1847年にこの国で初めて、英国女王の描かれた1ペンスと2ペンスの切手が発行され、それぞれ初版で500枚ずつ発行され、国内に出回ります。
初版の1000枚は、切手の左側に、「POST OFFICE」と印字されていましたが、本来、「POST PAID(料金支払い済み)」とすべきものだったために、以降は、修正され発行される事になります。
この初版のいわゆるミスプリント切手(通称ポストオフィス切手、2ペンス切手がブルーモーリシャスと呼ばれている)は、現存・確認できているものは、26枚とされていて、1970年代でも、一枚1億円を超える額で取引きがなされていたそうです。
当時のコレクターの中には、金井 宏之さんという日本人の方もいて、個人所有者としては過去最高の6枚を所有し、そのブルーモーリシャスコレクションは、1970年の国際切手展で金賞を受賞しています。
この「2ペンスの宝石」には、1枚1枚にその軌跡にまつわるストーリーがあり、面白いです。興味のある方は、下記をご一読下さい。
『世界最高額の切手「ブルー・モーリシャス」を探せ! ヘレン・モーガン著/藤井留美訳/光文社』
大阪営業所 荒木
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アフリカ的土用の丑の日

暦の上では大暑を迎え、蝉の鳴き声が暑さに拍車をかける毎日ですが、皆さん、そろそろ夏バテされたりしてませんか?

今日は『土用の丑の日』。ウナギを食べて、スタミナを付けよう!暑さを乗り切ろう!という昔からの風習ですが、そもそも丑の日に『う』の付くものを食べると身体に良い、というゲン担ぎ的な言い伝えによるもので、実際、「うどん」でも「うめぼし」でも良いのだそうです。しかし、ニホンウナギと言えば、今や高級食材。スタミナを付けたいと思っても少しだけ遠い存在になってしまいました。
そんな時は、安くてボリュームのある東アフリカの国民食はいかがでしょう。その名も『ウガリ』。ご存じの方も多いはず。トウモロコシやキャッサバの粉を沸騰したお湯に数回に分けて投入。ダマにならないようかき混ぜて団子状に仕上げます。ウガリ自体に味はほとんどないので、肉や野菜を煮込んだおかずやスープと一緒に食べます。日本人にとっての白米同様、東部アフリカの人々の主食です。最近、地味に増えているアフリカ料理のレストランなら、注文できるはず。そして、ウナギよりも確実にお安いです。
たまには、アフリカ的土用の丑の日で、精をつけてみてください。
東京本社 YK
ウガリが食べられるケニアのツアー旅行はこちら。
ケニア同様ウガリが食べられるタンザニアのツアー旅行はこちら。

タンザニア、ザンジバル島にある海の上のレストラン 「ザ・ロック」

東北地方の梅雨明けもそろそろらしいですが、関東以西では毎日暑い日が続いていますね。私は日本一暑いといわれる街(の隣)の市に住んでいるのですが、連日35℃を超える猛暑で、自宅に帰り着く午後9時頃でもその熱が残っているくらいです。皆さんも、熱中症や夏バテには充分ご注意ください。

さて、こう毎日暑い日が続くと、綺麗な海を眺めながら、海面を渡るそよ風に吹かれたくもなりますが、そんな過ごし方に最適な場所がアフリカにもあります。タンザニアのザンジバルです。ご存知の方も多いとは思いますが、長崎県と同じくらいの面積を持つ、インド洋に浮かぶ島ですが、8世紀以前に遡る歴史を持ち、アラビア、インド、ペルシャとを結んで行われたスワヒリ貿易の一大拠点でもあり、様々な文化が混淆して花開いた、「スワヒリ文化」の中心地でもあります。
世界遺産ストーンタウンをはじめ、歴史的な見どころも多い島ですが、美しい海やビーチ、ダイビングスポットなどを有するリゾートでもあり、大陸側でのサファリと組み合わせてハネムーンで訪問する方々の手配も多く承っています。高級リゾートがひしめく一方、ザンジバルならではのローカル色を打ち出したシンプルで居心地の良い宿も点在していますが、ここには珍しい『海の上のレストラン』があります。
海の上のレストラン、正確には浸食を免れて海の上に残ったサンゴ質の岩の上に建てられたこのレストランの名前は、『ザ・ロック(The Rock)』。小島までは橋など架けられていないため、満潮時はスタッフによるお迎えの小舟で、干潮時は徒歩で、島に上陸します。島の東海岸に位置していますので、パジェ、ジャンビアーニ、ピングウェ、ミチャンビあたりのエリアにお泊りいただければ、ビーチ沿いを徒歩、あるいは近距離のタクシーで訪れることができます。料理はシーフードを使ったスワヒリ料理がメインで味も良いですし、何よりもロケーションが素晴らしい。
ザンジバルに行かれる予定のある方は、『話のタネ』だけではもったいないこのレストランに、是非足を運んでみてください。
東京本社 羽鳥
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