アフリカでお土産を購入しようと考えると、各国それぞれ特色あるお土産が超大物から小さいものまで幅広くあります。
布に関しては、どこの国も特色あるものが揃っていますが、ケニア、マラウィ、タンザニアなどでは秀逸な木彫品、エチオピアでは銀製品、西アフリカでは泥染めや藍染の布、またはアンティークの木彫品や太鼓、ボツワナや南アフリカ、ルワンダ、ウガンダでは草を編んだバスケット、チュニジアやモロッコでは陶器や革製品などなど、特色ある名産品があります。
その他、飲み物では、タンザニア&ケニア、エチオピアのコーヒーや紅茶、北アフリカ&サヘル諸国のミントティーやナツメヤシの実、ハイビスカスティー(カルカデ)などなど、チョイスには困りません。
中でもお気に入りはカーペット。現地で購入しても非常に高価なモロッコのベルベルカーペットを筆頭に、ラクダの毛で編んだエチオピアのカーペット、マリやカメルーンのフラ二の人たちが編む白とグレーツートンカラーの羊毛の絨毯、細密画のような細工を施したエジプトのカーペットなどなど、逸品を見つけることができます。しかも、トルコやイランのカーペットほど高価なものではなく、素朴な味わいがあります。
そんな逸品の中で、特に私が気に入っているのはエジプトの西方砂漠に点在するオアシスの人々が作る、古くなった布を細かく裂いて綿糸などと共に織り上げる、いわゆる「裂織」のカーペット。砂漠ツアーでも、現地スタッフがこの上で調理したりと大活躍するカーペットですが、様々な色が入って一見虹色に見える肌触りの良い逸品です。
旅行先でカーペットを購入して持ち帰るには、出発時の荷物制限がかなりタイトになりますが、砂漠で敷かれていたカーペットを思い出す度、自宅でも「砂漠の上に寝転んで・・・」という妄想を抱くことができます。
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