pen 8/15号でアフリカ特集

スタイリッシュな男性向け雑誌「pen」の最新号(8/15号)で、アフリカ特集が組まれています。
アフリカってどんな国があるの?何があるの?という所からスタートされる方には、お勧めの一冊です。
タンザニアについての紹介ページが多く、個人的には、その中でタンザニア人の一般家庭料理として紹介されていたピラフが美味しそうで、御昼前の私のお腹には辛いものがありました。

あー、食べたい。Nyama ya pilau(牛肉入りピラフ)

アフリカ経済の現状を知るのに役立つ「アフリカビジネス」

“2050年には、ナイジェリア1国の人口が米国を抜き、インド・中国に次ぐ。”
今、最後のビジネスフロンティアとして、今後の経済発展が最も期待されているアフリカ。
この6月には横浜で、第5回 アフリカ開発会議(TICAD V)も開催され、日本でもアフリカ諸国の認知度が高まっているこのタイミングに、“アフリカの今” を知るのに打ってつけの一冊が発売されました。
その名もズバリ、

『アフリカビジネス』(日経BP社発行)
爆発する人口&消費パワー、豊かな資源・・・。
観光だけでは分かり得ないアフリカ諸国の多面性を知ることで、実際訪れた際、その国への理解度がさらに高まる内容です。オススメ。

知られざる森のゾウ -コンゴ盆地に棲息するマルミミゾウ-

アフリカ関連の書籍をご紹介します。
弊社でも「カルチャー講座」の講師として、レクチャーをしていただいています西原智昭氏の翻訳本です。
『知られざる森のゾウ -コンゴ盆地に棲息するマルミミゾウ-』
著書:ステファン・ブレイク
翻訳:西原 智昭
発行:株式会社 現代図書
価格:2,381円+税

われわれが一般的にアフリカゾウと呼んでいるのは、サバンナに棲息するサバンナゾウで、マルミミゾウは、それより小柄で熱帯林に棲息しています。
マルミミゾウの象牙は、ハード材と呼ばれ、印鑑や三味線の撥の材料として古くから重宝されてきました。
現在では、マルミミゾウの象牙の売買は全面的に禁止されているにもかかわらず、現地では密漁が後を絶たず、マルミミゾウは生存の危機に瀕しています。
本書は、日本であまり知られてないマルミミゾウの生態や密漁の現実、保全戦略などが網羅的に紹介されています。
トヨタ財団では、本書を翻訳した西原智昭氏の研究「象牙利用に関する日本伝統文化のあり方の再価値づけとアフリカ熱帯林・マルミミゾウの密漁の実際に関する研究」に2009年度研究助成プログラムで助成を実施しました。
西原氏は、本書の最終章「マルミミゾウと日本人」にて、マルミミゾウ生存の危機と日本の関係について論じています。
まずは、知ることが大切であると西原氏は書いています。その意味でもマルミミゾウについて網羅的に紹介された本書は、大きな役割を果たす一冊です。
http://www.toyotafound.or.jp/project/proreport/publications/2012-0423-1516-6.html