乾季のケニア

2011年10月19日出発、個人手配でケニアへご旅行された日比野 倉氏 様からのレポートです。
10月中旬のケニアは、初めてである。乾季の時期は、草丈も短く動物も見易いという期待を持って出かけた。乾季の時期にチーター親子に2回出会った。大型肉食獣の出産時期でもないのに珍しいし、チーター、ハイエナ、ダチョウ、ゾウ、イボイノシシ、草食動物の親子に出会った。
日本からナイロビまでエミレーツ航空よりカタール航空の方が到着時刻が早いので、初めてカタール航空を利用した。しかし、到着時刻は1時間ほど遅れた。待っていたドライバーと対面し、車へと荷物を運んでナクル湖へ向かった。この時期のナイロビ市内は、ジャガランダの花でいっぱいになると聞いていたが、話によるとこの年の花の開花は、いまいちだということだが気候の影響なのか。曇り空の夕刻にナクル湖に到着し、小雨の湖岸道をゆっくり車を走らせた。動物が現れそうな気配はなかったが、道に3頭のメスライオンが歩いていた。他に動物が現れそうもなく小雨が降るのでロッジへ向かった。9年前に宿泊したロッジだが記憶に残っていたので、施設、敷地内も迷うことなく問題はなかった。夕食の時レストランで中国人の多いことに気がつく、現在の経済事情を反映していた。
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次の朝、お昼のランチボックスを持って曇り空の下湖岸の道をゆっくり走り出した。ヒヒの群れと数等のシマウマがいる。しばらく車を走らせて行くと数等のキリンがアカシア林の手前に立っていた。空の雲の合間から陽射しが差し込んで明るくなった湖岸に着いて目に入ったのは、沢山のモモイロペリカンだった。フラミンゴで知られるナクル湖は、ペリカンの湖になっていた。ペリカンの群れは初めて見るから新鮮だった。乾季のわりに雨量が多くて水嵩が増し湖の環境が変化した為だろうか。高台のビューポイントから湖を見るとペリカンの群れがいる場所は、小さく見えた。いつしか天候が、乾季らしい青空となった頃、マサイ・マラへ車を走らせた。
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マサイ・マラで迎えた朝は、快晴だった。日の出前にロッジの池にカバを見に行くと水から上がっているカバが数頭いた。6時半前にロッジを出た。晴れているが靄がかかっていて遠くに朝陽に照らされた10頭ほどのゾウが草を食べながら移動していた。10分ほどゆっくり車を走らせていると、ドライバーが30メートル程離れたブュシュの方に視線を送ると、「ヒョウ」と一言いって車をブュシュの方向に向けた。近づいて行くと朝陽に照らされた一頭のヒョウが座っていた。太陽で体を温めて毛繕い中だ。数年前、顔を洗うようなしぐさのヒョウを見たことはあるが、朝はリラックスしている。木の上では見せないポーズも見せてくれた。しばらく私たちの車1台だけであったが、数分後には3台の車が傍に停車していた。ヒョウを発見してから、15分ぐらいで毛繕いをしてブュシュの中に消えていった。
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陽が少し高くなってきた広いサバンナに出るとガゼルやバッファローの群れ広がって草を食べていた。しばらくして朝食を摂りにロッジへ戻った。このロッジの庭にやってくるサバンナモンキーは以前より減った。レストランにある紅茶のティーバックの箱を開けて持ち去っていくのをよく見たが、毎日、追い払っているようだ。朝食を摂るとランチボックスを持ってサバンナに向かった。水場でイボイノシシの親子が水を飲んでいる。陽も高くなり気温が上がってきた。木陰に若い2頭のオスライオンが寝ている。寝姿を見ていると体は大きいが、やはり猫科動物だと感じる。しばらくすると、ドライバーは川の方へ車を走らせた。ヌーの川渡りはもうピークではないが、シマウマとヌーの群れが水深の低くなった川を行ったり戻ったりして水を飲んでいる。川渡りという光景ではなかったが、それなりに興味を惹く光景だった。少し小高い丘の上でキリンの親子、ヒナを連れたダチョウのカップルを見た後、アカシアの古木の傍に車を止めてランチボックスを開いた。チキン、サンドイッチ、ヨーグルト、フルーツジュース、リンゴとオレンジが一個づつを心地良い乾いた風の中で完食。
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その後動物を探しながら、サンドリバー沿いをマラ川の方へ向かった。小さな川の傍に2頭の若いオスライオンが穏やかに寝ていたが、ライオンの頭数がかなり減ってきていると聞くと将来は希少動物になり得る。マラ川に着いたが、川に動物のほとんど気配はなかった。国境の標識を越えてタンザニア領域に入る。数年前にも来た場所だ。空は曇ってきた。日中であるが何も暑さは感じることもない。生き物の気配がないのでマラ川を後にしたら、見通しの良い場所にライオンのカップルがいた。2回の交尾を観察して写真を撮ったが、2回ともメスから誘いをかけていた。遺伝子を残す行為に関してメスの方が積極的なのだ。その後は、ブチハイエナの群れを発見した。1頭のメスが授乳中。ハイエナの授乳は初めて見た。少し晴れ間が覗いてきた夕方、キリンとハイエナを見ながらロッジへ戻った。
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次の朝も6時半前にロッジを出たら、すぐに背中にウシツツキを乗せた3頭のエランドがいた。よだれが、朝の光に照らされて光っている。しばらく車を走らせるとゾウの群れがブッシュの中から現れた。ゾウの体に朝陽か当たってできた陰影がワイルドな印象を与えた。自然写真のイメージ作りには光の加減が大きく影響する。私は、国内で外にいる猫も撮るが、動物を撮る時はフラッシュは使わないし、フィルター類も一切使用しない。
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ゾウを見た後、広いサバンナを10分ほど車を走らせると2台の車が止まっていた。視線の方向に目を向けると黒っぽい動物が動いていた。サイが3頭。道からはかなりの距離があるが、カメラの望遠レンズで十分観察できる距離だった。マサイ・マラでクロサイは9年前にブッシュから出てきたカップルを見たことがある。このところ、マサイ・マラでクロサイを見かける回数が増えたと聞く。胴長短足でも走ると速いのだ。ナミビアでかなりのスピードで走っているサイを見たことがあるが迫力があった。3台の車でクロサイを見ていたが、他の車に発見されると数台の車が走ってきたのでその場を去ることにした。
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10分ほど走ると、また2台の車が止まっていた。小さなブッシュの傍に2頭のチーターが寝ていた。できるだけ低いアングルで撮りたかったので、車の窓を開けようとしたら砂が詰まっていて開けにくく、砂をこする音を出してしまった為、寝ていたチーターを起こしてしまった。隣にいた車の女性に睨まれたが、動いてくれたことで違うシーンが撮れた。2頭は、車の前を横切ると遠くのブッシュを見つめている。チーターの視線の先には移動するシマウマの群れがいた。シマウマも2頭のチーターに気がついている。微妙な距離を保ちながらチーターは少しづつ前進し座り込んだ。狩りのシーンが見られるかもという期待が膨らんできた。空には1羽のハゲワシが旋回している。車は3台だけだったが、あっという間に10台以上の車が走ってきた。道は渋滞だ。しかし、しばらくすると2頭はあきらめて戻ってきてしまった。ドライバーは、すぐチーターの行く方向を予測して車を走らせ先回りしてくれたので、歩いてくる正面からのシーンが撮れた。サバンナに這いつくばって撮ってみたいが、それは許されないだろう。チーターは、日差しが高くなって暑いのでブッシュの陰へ移動し寝てしまった。チーターの狩りのシーンはなかなか見ることはできないものだろう。全速で走る姿も見てみたいものだ。日差しが高くなり車の中が暑く感じるが、窓から入ってくる風は心地良い。
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大きい水場で数頭のシマウマが水を飲んでいた。乾季とはいえ水場は結構あるものだ。それとも例年より雨量が多かったのだろうか。正午近くなって干上がりかけそうな小さな川でゾウの親子が泥水をかけていた。あまり、動物を見かけなくなったのでランチを摂りにロッジへ戻った。ランチにロッジに戻って、トイレの窓から外を見ると、サバンナモンキーが遊んでいた。人の気配がしないと警戒することのない自然な動きを見ることができる。ランチを摂ってから、ロッジの池にカバを見に行くと観察小屋には誰もいなかったのでしばらく、ゆっくり観察できた。このロッジは、カバの池があるのでロッジにいても時間をもてあますことはない。夜は、ロッジの傍まで来て草を食べているので池の近くの部屋に宿泊したら、夜から早朝はひとりで外に出ない方がいい。午後のゲームドライブは、ゆっくりと16時前にロッジを出た。アフリカハゲコウとカンムリヅルが数羽いる水場を発見。胴体の色は類似しているが首から上は対照的でもある。ゆっくり車を走らせていると、シマウマ、ゾウ、遠くにダチョウがいた。
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見通しの良い広いサバンナの道で、ドライバーが車を止めた。遠くの小高い蟻塚を見て、チーターと一言。午後の虐光と枯れた草ですぐに発見できなかったが。ドライバーの視線方向にカメラを向け望遠で見るとチーターの親子が見えた。3頭の子供が親の傍で遊んでいた。日差しが柔らかくなってくる日没前の時間は、子供が遊ぶ時間とドライバーは言った。子供の背中に生えた毛が白い輪郭になって枯れた草の中に体を浮かび上がらせた。1頭が走り回っている。ドライバーが近くで見たいかと聞いてきたので、レンジャーに見つかると罰金と警告で迷惑がかかるから、このままでいいと答えた。今は、ヒョウとかチーターのいそうな場所には、レンジャーが隠れていて、オフロードをしたとたんに現れるとドライバーは言う。サバンナで警告されるより事務所に連れて行かれて警告されるとus$100の罰金が科せられるそうだ。それを聞かされてオフロードをさせることはできなかった。しかし、ドライバーは、「FEW MINUTES」と言って車をチーター親子の方向にゆっくりと蛇行しながら走らせた。360度見渡せる見通しの良い場所だったが、私は当たりを警戒した。レンジャーに捕まったらドライバーに迷惑がかかってしまう。親子に近づくと親は何も警戒することもなくじっとしていた。チーターも近づいてくる車には、もう慣れてしまっているはずだ。マサイ・マラが最も、してはいけないオフロードする動物保護区だ。3頭の子供はじっと車の方を見つめている。親がゆったりしていると子供も慌てることなく親の傍にいる。親が1頭の子供の頭を舐め毛繕いを始めた。2頭は、親の乳首をまさぐっている。子供の背中の柔らかそうな毛が、ゆるい風になびいた。数年前、ライオンの授乳は見たことがあるが、チーターの授乳シーンは初めてだ。子チーターの顔は、若干レッサーパンダに似ているような気がする。ドライバーがそっと助手席のドアを開け親子をコンデジで撮っていた。日没前の柔らかい光の中でゆったりと授乳するチーター親子に出会えた数分は、無理してオフロードしてくれたドライバーのおかげだ。しかし、規則違反であることと、こういう行為がサバンナを車の轍だらけにしていくだけに複雑な気持ちだった。数分でチーター親子の傍から離れた。
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しばらく走ると雲のかかった空に虹が出ている。サバンナには数頭のゾウ。虹をバックにゾウを撮りたいと言ったら、ドライバーは道から少し離れた場所に車を止めた。その時、遠くから走ってくるレンジャーらしき車を発見。近づいてくると、レンジャーらしき人が一人乗っていて、私たちの車に近づいてきた。ドライバーは、虹をバックにゾウを撮っていると説明すると、レンジャーは穏やかに答えてきた。レンジャーがオフロードを厳しく取り締まっているのは、希少動物となっているチーターやヒョウだ。でも、オフロードは後を絶たない現状だ。マサイ・マラのサバンナを空撮した写真を見たことがあるが、車の轍が多いのだ。自然保護と財源とする観光収入のためにドライバーがするオフロード行為。以前より考えさせられた日だった。太陽が薄く雲がかかった地平線に沈もうとする時、遠くに3頭のゾウが見えた。ドライバーは、夕陽とゾウを撮ってから帰ろうと言ってくれたので、太陽が地平線に沈むまでシャッターを押した。そして、薄暗くなった道をロッジへと急いだ。
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ロッジへ戻りレストランで食事をしていると、一人の欧米人が話しかけてきた。中国人かと聞かれ、いや日本人と答えると、ノムラで働いていると言ってきた。どこのノムラ?と聞き返すと、野村證券のロンドン支店で、休暇で家族で遊びに来ているということだった。いまや、アフリカに来るアジア系の旅行者は、中国人だと認識されてしまうのか。経済力の差は、旅行者にも影響していることを実感した。野村證券で働いているイギリス人の子供は、マサイダンスを真似してはしゃいでいた。
次の朝は、ゲームドライブはせず、帰国の為、ナイロビに向かって急いだ。12時前には、ナイロビ近くまで来たが、市内に入ってからは、やはり渋滞に巻き込まれた。早めに帰路についてよかった。空港に着いた時は、チェックインまでには余裕の時間があったので、外のレストランでゆっくりと食事をして帰国の手続きをした。
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サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。

ハネムーン in the KENYA!!

2011年6月25日出発のハネムーン手配旅行で、ケニアのマサイ・マラ国立保護区とナクル湖国立公園に滞在された東京都在住のMINAMIさんご夫妻からのレポートです。弊社ツアー「ケニア マサイ・マラとフラミンゴ 8日間」を基に、マサイ・マラでのロッジのグレードを上げ、1泊延泊したアレンジです。

おかげさまで、最高の旅になりました!欧米などの旅行で見た「人が作り上げたもの」も素晴らしいのですが、「自然そのものの素晴らしさ」を実感でき、自分の想像の域を超えたエキサイティンングな経験が出来ました。こちらのリクエストに合わせたツアーを組んでいただいてとても感謝しています。以下、詳細を個人的に評価しましたのでお伝えします。
~日本からナイロビへ~
エミレーツ航空 ★★★★
初めて乗ったのですが、とても良いサービスでした。料理もとてもおいしかったです。東京便はもちろん、ケニア便も日本語に対応したムービーも有りよかったです。席も全便、2人掛シートでくつろげました。帰りの東京便では、サプライズでケーキも出てきてとても嬉しかったです。
~ナイロビでの1泊~
スタンレーホテル ★★★★
クラシックな作りながらとてもきれいで、部屋も広くてよかったです(日本で言うと富士屋ホテルのような感じでした)。ハネムーンだということでワインのルームサービスや、ベッドメイキングにも花が敷いてあったりと、とてもよかったです。Wifiも使えました。セキュリティも万全で、各フロアにガードマンもいて、宿泊者に声をかけてくれて安心でした。
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ディナーは(マサイ・マラでは米類を食べられそうもなかったので・・・)ホテル内のタイ料理レストランで食べたのですが、とてもおしゃれな店内で、サービスも良く味もかなりおいしかったです。日本だったらこの1.5倍近くの値段がしても良いくらいのクオリティでした。
~ナイロビからマサイ・マラへ~
サファリリンク(軽飛行機) ★★
行きのマサイ・マラへの便は問題無しです。セスナ級の飛行機で楽しかったです。帰りのナイロビまでの便は40分飛行場で待ちました。ま、海外なのでこんなもんでしょうか。でも、ナクルでのサファリ時間が減ったのが残念。運ですね。
~マサイ・マラでの滞在4泊 <メイン・ガバナーズ3泊+リトル・ガバナーズ1泊>~
メイン・ガバナース3連泊 ★★★★★
とにかく良かったです!今まで泊まったホテルの中でも最高でした!(質は違いますが、満足度ではハワイ島のフォーシーズン級)テントタイプのロッジ泊を希望したので、それなりかなと思っていたのですが、想像以上にきれいでおしゃれな室内におどろきました。
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バス、トイレルームは床がしっかりあり、お湯もちゃんと出ました。従業員はみんなとっても愛想が良く、楽しかったです。レセプションでは、私の片言の英語でもしっかり丁寧に聞いて、教えてくれました。バル-ンの予約を現地でしたのですが、問題なくできてよかったです。ルーム担当のスタッフも丁寧で、夜は冷えるので湯たんぽをセットしてくれたり、モーニングコールサービスのコーヒーもおいしく、良かったです。ランドリーサービス(当然、都会のホテルのクオリティはありませんが、ラフな服だけなので全く問題無し)も丁寧で助かりました。レストランのウエイターも冗談まじりで毎日楽しく話しかけてくれて、丁寧にサービスしてくれました。ランチは庭でとても気持ちが良く、ディナーは屋根のあるテラスのような所でおしゃれに食事ができました。料理の素材も味付けも良くとてもおいしかったです。ディナーの時に象が迷い込んでしまった日があって、ご飯を食べていたら、目の前を象の家族が歩いていてびっくり。でも安全は十分に確保してくれていて、全く問題ありませんでした。最終日にチップと日本土産の扇子をあげたのですが、「他のウエイターにも自慢しちゃったよ」って大興奮で喜んでくれました。
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マサイのガードマンが敷地内を動物から見張っているのですが、昼は近くの川にカバがいるよ、とか、ワニが口開けてるよ、とか教えてくれて楽しいのです。日没時はレストランの場所まで誘導してくれるのですが、昨日の夜も象がきたとか、みんな気さくに声をかけてくれて楽しく過ごせました。最終日にリトル・ガバナーズをチェックアウトしてナイロビに飛ぶ時、リトル・ガバナーズまで来て見送ってくれ(たまたまかもしれませんが)、涙が出そうになりました。私たちの性格にも合っていたのかもしれませんが、人とのふれあいがとても良く、すばらしいホスピタリティのロッジでした。是非また行きたいと思います。
サファリ(メイン・ガバナース) ★★★★★ (通常サファリ3回、ロングサファリ2回)
最高でした!運も良かったのかもしれませんが、多分ガイド兼ドライバーさんの腕が良かったのだと思います。混乗車ですが、アメリカ、ドイツ、ポーランドなど色んな国の人とワイワイ乗るのも楽しかったです!天気も朝、昼は全部晴れ、夜は2日間、雨でした。会話は英語なのですが、分かりやすく教えてくれるので何とか大丈夫でした。もっと理解できればもっと楽しいのにな、と思いました。滞在中の2日間は、弁当を持ってロングサファリ。タイミングよく2回も行けてとても楽しめました。ロッジ滞在中にはマサイ村に行く機会もありました。マサイの人がダンスで迎えてくれたり、いっしょにジャンプしたり、家の中を見せてくれたり。良い体験が出来ました。
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初日からライオン、ヒョウ、チーターが見れて大感激!後からヒョウ、チーターはなかなか見れないと知り、運が良かったんだなー、と思い返しました。チーターのハンティング、ライオンがハイエナから奪った獲物を食べてる所、ライオンの親子がトピを食べてる所、近くを歩く子供連れの象の群れ、子供のキリン、バッファローの群れ、大きな口を開けるカバ、歩くかば、シマウマのむれ、走るガゼル、角をぶつけ合うトピ。
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どこまでも広がる草原、きれいな朝日、急な夕立ち。何もかもが本当に良い思い出です。
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バルーンサファリ ★★★★
道祖神の方にも相談しましたが、料金は高めだし、動物を見るのに重点をおくなら普通のサファリがオススメかも・・・と聞いて直前まで悩みましたが、最初から幸運にも結構、動物が見れたので、急遽予約しました。前夜が雨だったので心配していましたが、朝は晴れて星もきれいで期待できました。初めてのバルーン。バルーンに火を入れる時から大興奮!とても素晴らしかったです。
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前夜が雨だったため、モヤが出て日の出は割と高い位置からでしたが、とてもきれいに見れました。
空から見るサバンナはとても雄大で、モヤが幻想的で素晴らしかったです。着地時は色々注意点もあり緊張しましたが、風もなく、衝撃もほとんどなく着地。アトラクションの様な感じで楽しかったです。
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着地後のシャンパンもおいしく、セレブな気分で朝食を食べました。ただ、帰り道のサファリはあまり動物も見れず(運ですね。。)残念でしたが、トータルではかなり楽しめました。オフシーズンだったので、値段も通常より安めでした。バルーンサファリは、通常のサファリ2回分の時間が必要なので、それを考えるとマサイ・マラでの滞在は、3泊以上がオススメだと感じました。
リトル・ガバナース1泊 ★★★
メイン・ガバナースより高級という事で少し期待していたのですが、部屋は大差なかったです。テントもメインとほぼ一緒でした。しかし、テント前のロケーションについては、開放感があり、椅子に座ってシマウマを見れたりと、こちらの方が私の好みでした。敷地が狭いのでガードマンも少なく、パーソナルにゆっくりしたい人にはお勧めかもしれません。実際、サファリに行かずに本を読んだり、日光浴をしている人もいました。ただ、サービス、ホスピタリティ面ではメイン・ガバナーズの方が上に感じました。ドルの小額への両替ができなかったり、夜の湯たんぽがゴムのまま裸で入っていた(メインではフリースのような袋に入っていたから単なるミス?)、チェックアウト日の早朝、サファリ帰りに部屋がルームクリーニングによって散らかっていたのは、少し感じが悪かったです。ウエイターも素っ気ない感じでした(これは好みですが)。ただ1点、ディナーの後、たき火の前でのんびりしていたら、ウエイターがコーヒーとチョコのお菓子を持ってきてくれ、その心遣いが嬉しかったです。
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サファリ(リトル・ガバナース) ★★★ (通常サファリ2回)
メイン・ガバナースでのサファリでほぼ満足だったので、数日滞在している同乗客の希望に任せてチーター、ヒョウをピンポイントで探すサファリでした。ここで、今まで見れなかったサイが見れてよかったです。完全に好みですし(同乗客との相性や、運やタイミングもあると思います)、ガイド兼ドライバーにもよるかもしれませんが、メインの方がフレンドリーで楽しくサファリが出来ました。
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ガバナーズ・キャンプのまとめ ★★★★★
「メイン・ガバナーズは自然と現地とのふれあい」、「リトル・ガバナーズは自分の自由にくつろぐ」というコンセプトなのかもしれません。私は初めてのアフリカという事もあり前者が気に入ったという事かもしれません。両方の良さがあり、とても良かったです。
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~マサイ・マラからナクル湖国立公園へ~
ライオン・ヒル1泊 ★★★
ナクル湖からすぐ側で、外観はきれいで良かったです。食事はバイキング形式で種類もありおいしかったです。ホテルは全室離れのロッジなので良かったです。キャンプ場のロッジをきれいにした感じです。部屋が思ったより狭かったのですが、1泊だけで翌日も朝早かったため問題はありませんでした。複数日泊まるならアップグレードかなと思いました。サービスも問題なく、レストランでのアルコールも安く、コストパフォーマンスは最高だと思います。ここで予算を抑えて、マサイ・マラで使うというのは嬉しいツアー設定でした。
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サファリ(ナクル) ★★★
ガイド兼ドライバーさんは日本語も上手で、やさしくて良かったです。動物自体はマサイ・マラでたっぷり見ちゃってたので、雰囲気を楽しめました。マサイ・マラではあまり見れなかったサイも近くで見れて、種類の違うキリンもゆっくりと見れてよかったです。ただ、フラミンゴは道が封鎖されていて近くで見れなかったのが残念ですが、遠目に湖面がピンクになっているのは見れました。
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途中、妻が少し体調を崩しましたが、ドライバーがしっかり気にかけてくれて助かりました。やはりそういう時に日本語が通じるのは心強かったです。ナイロビからの陸路で移動時に、途中、お土産物屋に寄りましたが、なるほど。。。というところですね。気に入った物が自分の買いたい値段で買えるということで問題はないですけど、後でロッジで半額で売ってると、やっぱりショックですね。。。でも最後にナイロビで、スーパーと安全なお土産屋に連れて行ってもらえてとてもよかったです。
~最後にツアー全体を振り返って★★★★★~
時間の無い中、予算と要望に併せたツアーをくんでいただき、感謝しています。最高のアフリカ・ハネムーンになりました! 是非、また行きたいと思います!アウトドア好きの友達や、家族にも是非オススメしたいです。
ケニアのツアー・旅行一覧はこちら。
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。
※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。

マサイ・マラ滞在記 2006年末

日比野倉氏 様から頂いたレポートです。(2007年2月)
1日目
マサイ・マラは、3回目の訪問であるが、今回はサーバル・キャット、カラカルの写真が撮れたらという思いでやって来た。可能性は少ないことは承知の上であるが、同じロッジに6連泊の予定であった。ケニア渡航前より、マサイ・マラは、雨が降っているという情報であったが、旅行会社のスタッフから今年の雨は、尋常ではないと念を押された。サバンナの雨が、どう尋常でないのか全く予測はできなかった。
ナイロビのウィルソン空港から、マサイ・マラの数箇所にエアーケニアの便は着陸するが、最初に降りた滑走路は、ぬかるんでいた。飛行機もスタックの危険があれば、着陸しないだろう。
宿泊は、タレック川沿いのイルケリアニ・ロッジだった。川を見ると濁った水が増水し、いつもの穏やかな流れではなく、濁流の音が響いていた。その音を耳にしながらランチを摂った。
少し休憩する間もなく午後のゲームドライブに出かけた。曇り空のため暑くはなく、丁度良いサファリ日和。トピ、ゾウに出遭った後、雨に濡れ色鮮やかになったサバンナに3頭のチーターを発見というより先に発見して見ていたサファリカーを発見したともいえる。その後、ハイエナ、メスライオンと初日からなかなかの好スタートであった。
2日目
2日目は、フルディサファリ。朝、雨が降っていたため、小雨になるまで1時間程待機してぬかるんだ道を出発した。東のエリアに向かう予定のようだ。しばらく、走るとキリンの群れを発見すると手前に丸くなって寝ている動物がいた。最初はハイエナと間違えたが、体の模様、頭の形からチーターと判明。しばらくすると、雨に濡れた体の毛づくろいを始めた。キリンとチーターの組み合わせは、初めてだ。撮影には動物までの距離が少し遠いが、とりあえずシャッターを押した。おもしろい写真が撮れないかと期待したが、チーターは、しばらくしてキリンの群れから遠ざかっていった。
この日の夕方、ライオンの群れに遭遇、オスはいなかったが、数頭のメスに数頭の子供が、戯れていた。マサイ・マラに訪れるたびにライオンの子供に遭えるが、仕草、表情は、いつまで見ていても飽きない。みんな成長してほしいと祈りつつ、ロッジへの帰路に着くが、だんだん雲行きが怪しくなってきた。
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ロッジに到着したとたん、雨が降り出した。この時、翌朝のことは想像もしていなかった。夕食を摂り、テントに戻るが、川の濁流音が気になってしかたがない。私のテントは、タレック川のカーブしている場所に張ってある。目の前で濁った水が、渦巻き、木の枝が水の流れに振り回されていた。寝ようとベッドに横になるが、激しさを増してくる濁流音が、気になって眠れないので、懐中電灯で川を照らしてみると水かさは、増しているではないか。このまま増えていったらと考えると不安がつのる。
3日目
濁流音を気にしながらテントの隙間から外を見ると、薄明るくなってきた。テントを出てみると、雨は小降りなのだが、川の水は昨晩より増えていた。テントの張ってある大地の部分と、水面との差は、あと50センチぐらいしかない。雨は、小降りなのだから、もう、水は増えないかもしれないと思いつつ、歩道を歩いて敷地内の様子を見ようと途中まで行くと、目の前に池が広がっていた。自分のいたテントは、わりと小高い場所だったことを悟った。
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水深が分らないため、水に入ることはやめて自分のテントに引き返した。これでは、食事するテントにも行けないし水が引くまで待つことにした。しばらくするとロッジのスタッフがやってきて、朝食だと呼びに来たが、どうやって来たのか不思議だった。
ついて行くと遠回りして水かさの低いところを選んで来たようだ。でも、膝ぐらいまで水に浸かって食事をするテントに着いた。
マネージャーは、うろうろしているし荷物が沢山置いてあった。他の宿泊客の話を聞くと、夜中にテントが浸水しかかった時、荷物を持って安全なテントに引越しを繰り返していたと聞いて驚いた。
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自分のテントは、浸水しなかったため、そこまでの状態になっているとは想像していなかった。ドライバーは、一晩中起きてテントを見回っていたというのだ。
テントが、流されて犠牲者が出ていたら、CNNのニュースで放送されていただろうか。手配会社のドライバーは、ここは危険だからとにかく引越した方がいいと言うが、どこへ・・・・・。マサイの村に泊めてもらうという案も出してきた。行く所がないのならもうしかたないのか。
そのうち、引っ越すことができるロッジの部屋の確保ができたらしいと情報が入るが、タレック川が、増水してタレックゲイト近くの橋を渡れないし、他の橋は、「gone(流された) !」と聞かされた。
水が引くまで待ってゲイト近くの橋を渡るしかないのか、ドライバーといっしょに川を見に行くと増水した川の手前で、数台の車が渡ることができず待機していた。川を見て、待つしかないと諦めた。話かけてきたマサイの青年に、泳いで渡ろうかと言うと、笑ってくれた。ロッジに戻ることにして、途中車の中でドライバーの携帯に着信音が鳴る。新しい情報が、入ったようだ。
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人間だけ移動させることができる方法が、見つかったのだ。同じタレツク川沿いにフィッグツリーというロッジがあるが、タレック川に架かるエントランスの橋を渡ってロッジに入る造りになっているので、今宿泊しているイルケリアニのロッジからフィッグツリーのロッジの裏まで車で移動し、ロッジ敷地内を徒歩で通らしてもらいエントランスの橋を渡って、タレック川の対岸に行き、引越し先のキーコロックというロッジから車で迎えに来てもらうというのだ。
タレック川沿いにマラ・シンバ、フィッグツリーというロッジがあるが、そこは無事だったらしい。慌しくチェックアウトをして、ロッジを後にして車でフィッグツリーに向かった。フィッグツリーの橋を渡る時、驚いたのは、水面から橋まで3メートルぐらいしかなかった。いつもなら、かなり下に水面がある。
キーコロック・ロッジの車に乗って、晴れた良い天気のサバンナを走った。昨晩、寝ていないのと暖かい陽射しが眠気を誘う。キーコロックに到着、チェックイン。後から聞いた話だが、丁度必要な部屋数だけ空いていたということだ。
とりあえず、人間だけ引っ越すことはできたのだが、手配会社の車とドライバーは、来れないのだから明日から、どうなるのか。夕方連絡をすると言っていたが連絡が来ない。
まあ、明日からここでゆっくりするしかないのかと思い夕食を摂っていると、ドライバーが現われた。車のドアの真ん中ぐらいまで水に浸かって川を渡ってきたというのだ。よかった、これで明日からのゲームドライブはできる。このロッジは、部屋によっては夜中にカバが、歩いて近くまで来るらしいが、鳴き声と草を踏みしめる足音が聴こえた。
4日目
2007年1月1日は、良い天気だ。6時半から朝のゲームドライブ。道は、やはりぬかるんでいた。ニューイヤーは、2頭のセグロジャッカルから始まった。雨上がりの濡れたサバンナで、朝陽に照らされたジャッカルが立っていた。車が近づいても逃げないで、じっと太陽の方向を見ている。体の毛は、濡れていた。 近所の犬のような表情でこちらを見ていた。
その後、ダチョウの親子を発見。数羽の雛が、いっしょにいた。近くには、トピの子連れの群れがいる。朝陽の中、濡れて鮮やかな緑となったサバンナで穏やかな光景が 繰り広げられていた。
10分ほど進むと、数台の車が止まって乗客が、遠くを見つめている。何がいるのか?ドライバーが、遠くに チーターがいるという、どこにいるのかわからない。
しばらくすると、急に車のスピードを上げ、ぬかるんだ道を走り出した。車は、激しく上下動をし、体は座席シートから宙に浮く。ドライバーがしきりに「Sit down!」と叫ぶ。何のことだろう。揺れるから座ってろということなのか。
すると、「チーター」と一言。車の前にチーターの子供が、3頭座っていた。すぐそばに母親のチーターがいる。まだ、生後1ヶ月程の子供が、じゃれ合いながら草の中を走りだした。チーターの子供をマサイ・マラで見たのは2回目だが、背中にタテガミのような毛が残る生後1ヶ月のチーターは、初めて見た。動きが早くて、あまりシャッターを押すことができないまま、親チーターと共に遠ざかっていく。子連れだと親は、危険性を感じると安全な距離まで離れて行ってしまう。ファンダーを覗いていると、子供がジャンプして前足で親の頭を掴んでいる。もっと近くでやってくれたら、無邪気なシーンが撮れたのに残念。
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その日の午後は、若いオスライオン、ロッジ近くで遠くにクロサイを発見。小さい虫ほどの大きさにしか見えないが、確かにクロサイだった。4年振りのクロサイだが、遠かった
5日目
ニューイヤー2日目は、スタックした車のけん引から始まった。今回、マサイ・マラに来てから雨で、道やサバンナがぬかるんでいるため、一日4~5回はスタックした車のけん引をしていた。乗っていた車が4WDなのでスタックすることはなかったが、救助することが多かった。ゲームドライブに使用する車は、すべて4WDにした方が良いのだろうが、ケニアでは大変なコストが かかるだろう。
晴天で陽射しも強く、気温も上がってきた。午後は、レア物を発見。フンコロガシである。牛糞の沢山あるマサイ村などでは、よく見かけるが、サバンナでは初めてだった。砂地のところをソフトボールぐらいの丸い塊を2匹のフンコロガシが、運んでいた。1匹が、こけた。すぐに体制を整えて、また運びだした。車から降りて、グッとマクロレンズで撮ってみたいが、原則としてサバンナには降りられないのだ。昆虫も観察しているとおもしろいものだ。
午後は、ヒョウのテリトリーでしつこく観察したが、10台以上の車が来ていた。見たという噂なのか本当に見たのかわからない。
その日、ロッジへの帰りに激しく雨が降り出した。道があっという間に川状態。雷も鳴り出した。ライトをつけての走行となるが、雨が強くて先が見えにくいほどの雨量だ。途中で、スタックして傾いている車を発見、今度ばかりは救助しようがない。ドライバーは、助けを呼びに行ったようで車にはいなかったため、ロッジへ急いだ。
その雨も夕食を摂る時間には、すっかり止んで星が見えている。これが、サバンナらしい雨なのだ。
次の日は、フルディサファリをしようかと言っていたドライバーも、雨でスタックする危険があるから遠くへ行くことはやめようということになった。
07

6日目
次の日は、雨は降っていなかったが、早朝、サバンナへ出ていくとスタックしたままの車が数台道の脇で傾いている。さっそく、ワゴン車のけん引となった。地元の人たちが、乗っていた。みんな車中で夜明かしした様子だ。しばらく進むと、今度は物資を積んだトラックが、スタックしていた。
ロッジへ運ぶ物資を積んでいた。今回の雨は、いろんなところに影響を及ぼしているようだ。旅行会社のスタッフが、ゲームドライブに行く時は、食べる物を持っていってくださいねと言った意味が理解できた。ロッジに戻れず、車でお泊りもありえるのだ。
その後、見通しの良いサバンナで、数頭のハイエナを見た。イボイノシシは、可愛いと女性に人気があるが、ハイエナも耳が丸くクマのようにも見えなくもないのか好きな女性ファンもいる。
朝のゲームドライブを終えて、午後のゲームドライブまでは、ロッジ敷地内のサバンナモンキーを観察した。子連れの授乳を見ていたら、子供がこちらをジッと見つめていた。
午後のゲームドライブでは、チーターの発見があったらしく、数台の車が同じ方向に走っていた。その後について走っていくと、見通しの良いサバンナに1頭のチーターがいる。周りには、トピ、ガゼルの群れが警戒していた。こんなに見通しの良い場所では狩はできない。チーターは、獲物に接近できる最短距離まで近づいてダッシュするから、身を隠す場所も必要なのだ。何も起こらないと判断して、ヒョウのテリトリーに急ぐ。夕方からまた雨が降りそうな雲行きなのだ。
そんな時、サバンナに虹が出た。
08

ヒョウは、昼間はほとんど木の上で過ごすしている。テリトリーに着くと1台の車が止まっていた。ヒョウがいる気配だ。木の枝が動いた。確かにいる。望遠レンズで覗いてみると、垂れ下がるシッポと胴体が見える。寝ているのか呼吸する動きで体が動く。
顔が見えないが、やっとヒョウに出遭えた。一昨年は、キーコロックのテリトリーで発見し、良い写真が撮れたが、今回は良い写真にはならないが、一応これでBIG5は、クリアーした。
昨日夕方のような雨のこともあるため、帰りを急ぎぬかるんだ道で車のスピードを上げる。なかなか運転のうまいドライバーだ。ラリーに出られるかも。ロッジに着く前に、雨が激しくなってきた。たたきつけるような雨と雷だ。帰えれるのかと心配になるぐらいの雨なのだ。なんとかロッジに着くが、部屋の前はかなりの水溜りだった。深夜には、雨は上がっていた。
今回は、雨で色々と予定外が多かったが、新しい体験もできた。小雨季でも、ゲームドライブには、食料、長靴、寝袋などが必要になるものだと実感した。やはり地球の天候は、顕著に変化してきている。ケニア北部は乾燥化が進んでいるし、昨年、ケニアでは豪雨による洪水で沢山の犠牲者が出ている。
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ケニア五大国立公園周遊

2006年7月31日出発、毎年恒例のケニア五大国立公園(アンボセリ、ツァボ、サンブル、ナクル、マサイ・マラ)を周遊するツアーにご参加された石塚ご夫妻から頂いたレポートです。2名様分合せてお読みください。
はじめに
夫婦で参加した。妻は初めてのアフリカ。私は32年ぶりの2回目の訪問である。一行は添乗員、ドライバー除き9人。2台のマイクロバスでサファリ、公園間の移動を延べ1000キロは軽く超える走行距離となった。公園内は当然として、移動の多くもオフロード中心である。半月にわたる多様なワイルドライフは、楽しさ満点の半面、ボディブローを受け続けるボクサーのように苦戦を強いられた。実は私も旅行中は快調だったが、調子を取り戻すのに帰国後数日を要した。一行はベテランぞろいで、初参加は妻と若い女性の2人。この構成はサファリの中身の濃さの上で、夫婦にとってはラッキーだった。
ああ、キリマンジャロよ
ナイロビで1泊後、サファリの皮切りはアンボセリ。アフリカの象徴・キリマンジャロ山をバックにしたサバンナの風景を思う存分脳裏に焼きつけた。例年になく今年は、頂の万年雪が少ない、と聞いた。辛うじて白いものを確認できた。カバと遭遇できたときは、意外性に驚いたのだが、サバンナを見下ろす高台のビューポイントで豊かな水場に群れたペリカンを見て合点が行った。象のファミリーが間近でバリッ、バリッと大きな音を立てながらむしった草を頬張る。写真を撮りながら音響効果を楽しませてもらった。サファリカーが10台以上集まっている。雄ライオンが1頭、ベビー2頭を従えた雌と離れて目撃された。別々にカメラを向けていたが、やがて立ち上がり、雌に近づき、挨拶のスキンシップ。家族だったのだ。
いよいよ国立公園へ。ナイロビから途中までは普通の道で快適なドライブでしたが、その後は舗装されていない土の道。覚悟はしていましたがとにかく砂埃がすごい!髪は砂まみれでキシキシになってしまいました。まあ最初は驚きましたが、これにもすぐに慣れてしまいました。アンボセリでは初めてのサファリということもあり、感動の連続でした。テレビや動物園でしか見たことのない動物たちが目の前に現れたときの感動は何とも言い表せないものです。アンボセリは平原で草丈も短く、初心者にはうってつけ。動物がすぐに見つけられます!それが何という動物かは教えてもらわないと分からないんですが・・・。でもここでいろ~んな動物の名前を覚えましたよ。
2日目の朝にはキリマンジャロの姿をみることもできました。雲もかからず、こんなに綺麗に見えるのは珍しいよ!といわれ、気分も上々♪
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「赤象」のツァボ西公園
アンボセリからは銃所持の護衛付コンボイを組んでの移動。20台ぐらいの車列で丘陵地帯を行く。ドライバーに聞くと、事件だけでなく、いろいろリスクはある。(コンボイは)こうするのが一番いいからさ、という。早い組は7時スタート。私たちは9時の遅い組。雨季には通行は無理か、という山深い悪路。途中で緊急停車、2台がパンクでタイヤ交換した。仲間の協力作業だ。ツァボは東西合わせると、四国ぐらいの広さという。同地は赤土なので土に染まった象が「赤象」というわけか。午後10時ごろ、ライトで赤く染まった18頭の象がロッジまえの水場に現れたそうだ。かつてターザン映画で聞いた、ほえ声が闇にとどろき、象の来訪を知った。実はこの日妻がサファリ中に嘔吐、ベッドに伏していたので、2階の部屋のテラスから見物した。頭数は翌日、仲間から聞く。
ここでは赤い象を見るのが一番の目的でした。が、中々その姿を見せてくれず・・・ 夜ロッジの水飲み場には20頭位で子連れの群れでやってきてくれたんだけど、何分夜なので色が分からず・・・最後の最後にツァボを去るとき、ついにその姿を見ることができました!確かに赤かったです!!
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ここのサファリは草深い中を行くことが多い。おまけに広い。ライオン5頭のファミリーも水たまりから直線で約200メートルのブッシュにいた。いわれて気づくのがやっと。よくぞたどり着く、とつくづく感心する。サファリカーから確認できるのはキリン、シマウマ、インパラぐらい。目ざとい仲間が大型のレイヨウ、クードゥーを見つけたが、がけを駆け上がり消えた。女性たちに人気があったのが超小型レイヨウのディクディク。いつも番いでいるためか、よく目にし、笑いを誘った。ナイロビへ移動の日、やっと「赤象」の群れと遭遇、背中の赤みを確認した。直後にレッサークードゥーも。
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赤道を越えてサンブル
今回のツアーで個人的に一番良かったのがココ!赤道を越えて北半球にやってきました。途中イシオロからの道はとても悪く、ちょっとアクセスはよくないんですが来て良かった!先に南半球で勉強してから、ここにやってくると、南との違いがはっきり分かって面白かったです。(当たり前なんですが)図鑑に書いてあるとおり、シマウマもキリンもダチョウも南とは種類が違うんです。そして立ってエサを食べるゲレヌクもかわいい!でも何といってもここで良かったのは、食事中のチーターの親子とヒョウを間近で見られたこと!たくさんの車に囲まれて動物たちにはちょっと申し訳なかったけれども、間近で見せてくれたドライバーさんに感謝感謝です。
再びナイロビで1泊後、北部へ。午前7時出発。かなりのロングドライブとなった。車窓風景は農村地の実りが随所で見られた。雨にも遭ったせいか、緑の風景は日本を思い起こさせる。最後はオフロードを2時間。6月オープンしたばかりのロッジで遅い昼食。小休止後、午後のサファリ。夜行性のアフリカノウサギ、オリックス、ゲレヌグと遭遇。
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翌早朝のサファリでは、一人がめったに見られない小型レイヨウのクリップスプリンガーを見つけた。この人の使う高性能望遠レンズを信頼して半信半疑でシャッターを切ったが、帰国後パソコンで拡大し、存在を納得できた。今回ツアー初見のチーターは母子4頭の朝食風景。人間離れした眼力のドライバー氏はインパラ、と即答した。4頭は軽いフットワークでサファリカーの届かぬ地へ移った。見事な身のこなしに大満足。ほかに網目キリン、ウォーターバック、ハーティービースト、ワニ。午後は川沿いの探索。マントヒヒの群れに見とれたあと、ヒョウの追跡劇に。
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ヒョウはブッシュに隠れたが、突如「キャッ」と悲鳴。あのディクディクが目の前に飛び出した。「近いぞ」。的確に追尾するドライバー氏。ほぼ1時間、ヒョウの多様なパフォーマンスを間近でたっぷり見物できた。
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ナクル湖へ
翌朝は一路ナクルへ。迂回路を取るので、往路含め計4回赤道を通過する。到着すると当地は1泊なので早めにサファリ。名物の木登りライオンにはネコ科なんだ、と改めて思い起こさせられた。枝の間から垂れた太い前足に、妻は未だに思い出して喜んでいる。
ここではピンクのフラミンゴさえ見れたらそれでいいと思ってたんですが、あまり見られないと聞いてたクロサイも親子連れでちょこっと見れたし、木登りライオンを4頭も見ることができました。木登りライオンは見ててすっごくおかしかった。「なんでそんな所に入ったの~出られないじゃん!これじゃ百獣の王も形無しだね」っとみんなで笑いながら観察してました。
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シロサイ、クロサイ、エランド、ハイエナとサファリカーの行く手に次々現れては消え去っていく。フラミンゴの数はかなり回復、万単位のオーダーという。しかしそのボリューム感を写真に切り取るのは素人には難しすぎる。翌日の帰路の坂道で振り返って気づいたが、フラミンゴのベストショットのポイントはそこかもしれない。
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マサイマラの夕日
ツアーの最後は、ほかで見落としてもここなら間違いなく見られる、というマサイマラで、3泊である。しかしベテランの一人は「もう全部撮っちゃった」とまで言った。
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ここでの眼目はタンザニア側からのヌーのマラ川渡りである。しかし、こればかりはヌー次第。とにかく現地へ行くしかない。初日のサファリで見落としのセグロジャッカルに遭遇した。私は見られなかったが、別の組は後日、キンイロジャッカルも見たそうだ。弁当持参で「終日サファリ」へ行く。最終目的地はマラ川だ。早速、雌雄のヒョウと遭遇。信憑性は定かでないが、ベビーがいるとの話もドライバー間で交わされたらしい。結局、別行動をとる親2頭の陽動作戦に、われわれサファリカー側がしてやられたようだ。写真は撮れたが、深追いは断念する。続いてキリンの大集団を目撃。最大24頭もいた。1時間半ほど辛抱の後、タンザニア国境沿いのマラ川に着く。カバ、ワニがたっぷりいる。既にサファリカーが何台もきていた。監視員が川辺に近づく観光客に注意喚起をする。ヌーは集中しておらず、ケニア側への川渡りがないこともはっきりした。せめて渡りの現場を見たい。テレビ放映で「渡り」見物の人気が増しているそうだ。
残念ながらヌーの川渡りは見ることができませんでした。まあここまであまりにもつきすぎてたみたいなので仕方がないか・・・川の側に集まってもなかったのでかえってあきらめもつきました。また次の機会があれば是非!!ここでは、気球に乗ってバルーンサファリを堪能しました。気球の上から見るサバンナの景色や朝日、動物たちの姿は地面の上から見るのとは一味違い、とてもいい経験になりました。サバンナの上で食べる朝食とシャンパンも最高でした。
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現場は川幅50メートル見当か。十数メートルの川べりの岸壁には、無数の堀削られた跡が残っている。両岸近くにはヌーの遺体1頭ずつが浮いていた。そして、最終日。ロッジ近くで夕焼けの時刻になった。黒雲が上空を覆い、雨が降っていることが分かる。サバンナのどこかで降っているのだろう。改めてカメラを構え、赤く燃える太陽を切り取った。
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追記1
サバンナでは、車から勝手に降りられない。だから、無性に土や草を踏みつけたい。今回もマラ川で降りられたのは、駐車場とトイレがあった地区だけ。また3人の仲間と熱気球に乗ったので、軽食をとる際、木陰周辺の草が切り払われた箇所に立つことができた。ほかにはマサイの部落訪問のときだけ。マサイマラで持参した弁当も車内で食べた。後はロッジ周辺である。私はツァボとサンブルのロッジでジョギングをした。ツァボは中庭の芝と付属のサッカーグラウンドで走った。既に触れたように赤土。部屋に戻ると、白い靴下が赤く染まっていた。シューズもまだ名残の赤みが着いている。このときロッジの受付には「ノープロブレム」と言われていたが、サンブルでは「コムパウンド内ならOK」と言われた。刺のある植木が走りにくいので外側を回ると、目撃した女性職員に遠くから手で注意された。ツアー中に、路上で鎌首を上げたコブラや、蛇行できずにうろうろしているのも見た。サンブルのジョギングでは、新しい糞が幾つか見つかったので引き返してもいる。ロッジ周辺でも細心の注意は必要だ。
道路はやはり日本のようには行きません。ガタガタ道も結構たくさんありますが、行く前に想像していたよりすぐに順応でき、そんなに苦痛ではなかったです。乗っているときより、車から降りたときにフワフワした感覚が少し続きましたが。帰る頃にはガタガタがないと物足りないような感覚にさえなってました。砂埃は正直ちょっとしんどかったですね。汚れるのはまあいいんですが、口の中に入ってくるとむせてしまいます。バンダナとかを強盗のように巻いていましたが・・・みなさんカメラにはホテルに付いてるシャワーキャップをかぶせて砂埃からガードしてました。
追記2
ツァボで妻が原因不明の嘔吐に苦しんだ。昼食で同じようなものを食べたので、食あたりではないだろう。アンボセリからの移動が厳しい道のりだったので、原因のひとつに考えられる。湯しか受けつけず、4食飲めず食えずで、翌朝ナイロビ移動が迫っていた。添乗員の手配でロッジの医師が診断してくれた。熱もない、吐き気が障害。それを止める注射をうちたい、イエスかノーか。注射は腰部への筋肉注射である。30分後に食事を用意させるのでそれをとるよう指示すると、引き上げていった。プレートの上にスープ、パン、果物が載っていた。「こんなに」と思うほど、分量はたっぷり。それぞれ少し口にした。吐き気はなし。これで翌日、軽い朝食をして出発。その後は何も起きず、無事帰国した。仲間が負担の少ない運転席の後ろを専用席にしてくれたが、ミラクルが起きたのか?
出発前は2週間は結構長いと思っていましたが、楽しくてあっという間に過ぎてしまいました。ツアーのメンバーの方は私ともう一人を除いてみなさんアフリカ経験者ばかりで色々教えて頂き、とても助かりました。みなさんのおかげで、最初はゾウ、キリン、シマウマくらいしか知らなかった私が、あれは何と言えるようになりました。せっかく覚えた動物たちの名前を忘れる前に是非また出かけたいです。
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ハネムーン in the KENYA & YEMEN !!

2005年12月24日出発のハネムーン手配旅行で、ケニアとイエメンを周遊された群馬県在住のT様ご夫妻から頂いたレポートです。弊社のツアー「ケニア・サファリ・ハイライト 10日間」に幸福のアラビアと呼ばれるイエメン滞在を追加するお二人のオリジナルプランです。

日本からアフリカへ
飛行機が大好きだった私は、この旅行によって飛行機が少々苦手になったかも・・・。といのも移動時間が長すぎです!!アフリカまでの道のりは決して楽ではないのです!!冒頭からこんないいぐさですが、この旅行が楽しくなかったというわけではなく、本当に心から楽しめたしできたらまた行きたいと思っているほどです!!いざ、ナイロビに到着!!私の頭の中にはアフリカ大陸の地図が浮かび、そこに降り立ったんだと思ったら、なんだかとてもワクワクしてきて急に興奮してきました。あの辛かった道のりのことも、その辛さがこの感激を何倍にもしてくれたとすら思うのです!!
ケニアの道
一週間、私たちの運転手とガイドを務めていただいた方は本当に穏やかで、とても優秀な方でした。道中、初めて目にした動物はなんと道に横たわっているシマウマでした。運転手さんに尋ねると、「タブンクルマニヒカレタ・・・、カワイソ・・・。」なんてことでしょう。猫や犬みたいにシマウマが!?車に乗っている私たちは絶句・・・。
初めてみるアフリカの景色は言葉では言い表せないほどすばらしかったです!!何を見てもすごーいと言ってしまうほど。目に入ってくるものすべてが真新しい世界で、長い移動だったのにもかかわらず眠るということがもったいなくてできませんでした。国立公園に入る前に二匹のキリンが私たちを歓迎するかのようにお出迎えをしてくれました。初めてみる野生のキリンを目の前にしたら本当にアフリカにきたんだと実感してきました。
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アンボセリ・セレナ・ロッジ
旅行に行く前にネットで調べたら部屋が小さいと書かれてあり少し心配だったけれど、私たちが通された部屋は特に不便を感じるほどの小ささではなかったので安心しました。ただ、清掃中のためドアが開きっぱなしになっていた部屋を覗いたら、かなり狭くその部屋ではなくて良かったなと思ったのも事実です。部屋によって広さが異なるみたいなのでそのときの運でしょう。ちなみに部屋の壁には動物の絵が描かれていてとてもかわいらしい部屋でした。
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ここでハプニングが起こりました。風を通すためドアを少し開けておき昼寝をしていたら思わぬ訪問客が!ガサガサ音がしたため目を覚ました主人の視界に入ったものはなんと一匹の猿。人を怖がりもせずに堂々と机の上で物色中。追い払うため大声を発したら、飛行機でもらったナッツを持っていかれてしまいました・・・。しかも机の上にはピーナッツとマカダミアの二袋を置いていたのですが、私の好きなマカダミアを持っていかれかなりショック。どうせならピーナッツの方を持っていって欲しかったなぁ・・・。
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ここでは近くのマサイ族の村へ行けるオプショナル・ツアーに申し込みました。お金を払ってマサイ族と触れ合うというのは少々抵抗があったけれど、行ってみて良かったです!!あのマサイジャンプが生で見ることができたし、みんなすごく優しくていろいろな説明も聞くことができ本当に良い経験ができました。最後にお土産屋を見させられるのですが、思っていたよりしつこくなかったので帰りも気分良く帰れました。
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アンボセリ・サファリ
ワンボックスカーの天井が上に持ち上げられるサファリカーに乗り、移動の最中に顔を出すとアフリカの風が感じられとても気持ちよい!!ただ早朝のサファリはかなり冷えていたので、防寒対策をばっちりにしていました。初めてみるシマウマの群れに大興奮!!日本に戻り、写真を現像に出したらシマウマばかりの写真が大量に・・・。サファリツアー中半ともなれば、シマウマはいるのが普通になっているのですが・・・。
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キリマンジャロをバックに象を激写!!とガイドブックに書かれてあるのですがこれが、本当にでき感激!!初めて遭うライオン、ガゼル、ヌー、カバ、象・・・などたくさんの動物を見ることができて大満足でした。
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サロバ・ライオンヒル・ロッジ(ナクル湖)
「ソーダ湖の水を引いているため、身体を洗ってもぬるぬるしているけれどタオルで拭けば大丈夫だから」と現地の旅行会社の方から助言を頂いてありました。その言葉のとおりぬるぬるしていていつシャワーを終わりにすれば良いかわからないくらいだったけれど、身体を拭けば普通だったので私はそれほど気にはならなりませんでした。ただ、浴槽が滑りやすく、実際滑ってしまったほどなので気をつけたいところです!アフリカで初めて蚊を見たのはここでした。部屋ではなく受付脇のトイレで見ました。部屋は蚊帳付きベッドだから安心です。ただ、私たちのそれには穴があいていたけれど・・・。
ナクル湖・サファリ
ここではやはりフラミンゴでしょう!!遠くから見たナクル湖は端がピンクで覆われていました!!ナクル湖畔では車から降りることができ湖の近くまで行くことができました。湖畔はフラミンゴの羽などで汚かったけれど、広い湖にたぁーくさんのフラミンゴを見ることができ感激です。鳴き声も途絶えることなく聞こえます。フラミンゴと一緒にペリカンの群れとかばも見ることができました。
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アンボセリでは車の中でしか見られなかったのですが、車から降りて動物たちを見ることができたことはとても新鮮でした。やはり車の中と外では雰囲気も全然違います。すぐそばに行ってみたかったけれど、カバは凶暴なのでドライバーさんに止められ断念。
ナクル湖→マサイ・マラ
この旅一番の悪路だったでしょう。一応アスファルトが敷かれているのですが、アスファルトにしなくても良いのではと思うくらい穴だらけ。それをよける為に車が右往左往しています。穴だらけのアスファルトを見かねた運転手さんはアスファルトの端が砂の道になっているところをずーっと運転していました。時には反対側の端(対向車側)の道すら運転する時もありました。しかしこんな悪路でさえ運転手さんの親切さが垣間見ることができました。この長距離の中、穴の手前では必ず速度を落とし優しい運転を常にしてくれたし、穴を見落としてガッタンとなった時はバックミラー越しから「ダイジョウブダッタ??」と必ず声をかけてくれました。
途中、雨がふりだしたと思ったら道が川に変化していました。道全体が水に覆われてしまうわけではけれど、道の端を小さい滝のように水が流れているほどでした。
マサイ・マラ・サファリ
ここではやたらとライオンを見ることができました。私たちと同じようにハネムーン中のライオン、シマウマを狩りし終えたばかりで休憩中のライオン、子ライオンが無邪気にじゃれ合っている様子、イランドが食べられている様子などなど・・・。弱肉強食の世界を目の当たりにできるのです。ただ、狩られたばかりのシマウマが痙攣していた様を見たときはかなりショックを受けました。仕方ないとは分かっているけれど、生なましすぎでした。でも見られなかったよりはたくさんのライオンの日常を目にすることができたことは恵まれていたなと感じています。マサイ・マラは本当にライオンの王国でした。
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チーターも何回か見ることができ感激!!子供のチーター二匹に狩りの特訓を教えている母チーター。どこの世界にも愛があるのだなと感じた一場面でした。なんとなく感動してしまいました。そう!!あのひろーい大地では何をみても感動してしまうのです!!
ケニア・サファリのまとめ
ケニアの自動車はディーゼル車がほとんどです。しかも車中は暑くなるため窓を開けて走行するので車内に排気ガスのにおいが充満するときも多々ありました。またかなりの悪路なので、砂埃も想像以上!!移動の最中はマスクの上からバンダナで口を覆っていたけれどそれでもきつかったので、これから行かれる女性の方にはマスク+バンダナは必需品!!日よけにもなりますよ♪
また国立公園以外のアフリカを見ることができるのはこの時以外ありませんでした。窓からの眺めでしか見ることができなかったのですが、興味津々で見入ってしまい移動のときもかなり楽しめました。もちろん眠ってしまった時も多々あったのですが今考えたらもったいなかったなと感じてしまいます。
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担当の方がお勧めしてくれた動物図鑑を持って行ったのですが、実際に目にした動物をみては、その図鑑を手に取り習性などを調べるということを繰り返していました。帰ってきたときにはちょっとした動物学者になれていたかも・・・。でも本当にたくさんの種類の動物に遭遇することができて、ドライバーさんに心から感謝です!!しかも得体の知らない動物を見ては「あれは何ですか?」という私の問いかけにすぐに答えてくれたり、私たちにたくさんの動物を見せたいという姿勢が明らかに感じられました。
本当に生の動物たちをたくさん見ては、心が洗われるような気持ちでした。癒されるというのはまさにこのことだなぁと本当に感じました。普段の日常生活では些細なことでもストレスに感じられたことがアフリカではなんてちっぽけなのだろうと感じてしまうくらい。アフリカはこころが広くなれる場所でした。
「ケニア・サファリ・ハイライト 10日間」ツアーページはこちら。
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※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。