ナイロビオフィスからコンニチハ!

今回は「アフリカからコンニチハ!」の番外編をお送りいたします。弊社ナイロビオフィスにてツアーをサポートしている縁の下の力持ち、ケニア人スタッフをご紹介します。
ケニアへ旅行された方は会ったことがあるかもしれませんね!?

●自己紹介
こんにちは!ケニア出身のフェスタス・キオコ・ムゥトゥクゥです。フェスタスと呼ばれています。今日はどうぞよろしくお願いします。
●インタビュー
Q.あなたの国で1番最高な場所はどこですか?
A.ライキピア洲です。ケニア山の北西部に位置しています。野生動物の管理も素晴らしく、良いロッジがあります。
Q.あなたの国で最も興味深いお祭り・儀式は何ですか?
A.マサイの人々の通過儀礼です。モラン(*)になる為に、マサイの男性たちは森で多くの日を過ごし、ライオンを仕留めます。(*)…「戦士」という階級。15歳~30歳位の未婚男性のことです。
Q.ケニアの家庭料理で好きなものは何ですか?
A.ウガリと揚げ魚です。
Q.あなたの好きなことわざは何ですか?
A.『MTAKA CHA MVUNGUNI SHARTI AINAME』
意訳:夢を叶える為には頑張るべし。(目的や目標を達成するには、それに必要なことをするのみ、というシンプルな内容です)
Q.日本で行ってみたい場所は?
A.首都の東京です。
Q.日本人に対する印象は?
A.日本人は冒険心旺盛な方々だと思います。
私達のケニアツアーをサポートしてくれているフェスタス。ありがとうございました。これからもよろしく!
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ケニアのコーヒー豆

ケニア旅行のお土産にご購入されるお客様が多いのがコーヒー豆。そこで、今回は文字通り”豆”知識をお伝えしたいと思います。
アフリカのコーヒー豆というと、隣国タンザニアのキリマンジャロ・コーヒーが有名ですが、実はケニアのコーヒー豆はヨーロッパでは第一級のコーヒー豆として知られています。
ケニア産のコーヒー豆の品種はアラビカ種で、特徴としては、柑橘系のような酸味と、濃厚なコク、たっぷりの甘み成分がよく言われています。その反面、苦味が弱い事も特徴です。あまり何も混ぜずにブラックコーヒーで味わうのがお奨めだとか。
また、その甘みを生かして高級なアイスコーヒーのブレンド豆として使われることも多いそうです。

ナイロビ市内のスーパーマーケットのコーヒー売り場に行くと、多くのブランド、また多くの品種が並んでいるので、どれを購入するべきか迷われる方も多いのではないかと思います。特に拘りの品種が無い場合は、「ケニアAA」と書かれているものがお奨めです。「AA」とは、ケニア国内でのコーヒー豆の等級基準ランク・豆のサイズを示しています。なかでも「AA」は、最も大きな豆で、最高級品とされています。この「ケニアAA」はケニア山の南側、標高1700m以上のニェリ地区とキリニャガ地区の豆をミックスして作られています。この土地の気候は、年間の平均気温が19℃くらい、年間降雨量は1,000ミリ未満、そして土壌は水はけの良い赤土のロームです。これらの条件が美味しいコーヒー豆作りに適しているそうです。
さて、最後にたくさんあるコーヒーブランドの中から、どれを選ぶかですが、ケニアのコーヒーブランドの中では、「JAVA HOUSE」と「DORMANS COFFEE」が二大シェアを誇っています。
「JAVA」は1999年設立、今年で15年目のコーヒーブランドですが、ナイロビ市内のあちこちにCAFEがあり、ちょっとした軽食を取るのにもお奨めです。「DORMANS COFFEE」は、1950年から続く老舗、こちらも数は多くありませんが、ナイロビ市内に幾つかの直営のCAFEがあります。両ブランドとも、たくさんの種類のコーヒー豆をスーパーで販売していますので、どちらもお土産にお奨めです。
私個人的には、「DORMANS」の方が好みですが、両ブランド、また他の多くのコーヒーブランドもお奨めですので、是非ケニア旅行のお土産にどうぞ!
By ナイロビ駐在員・生野
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作って食べるアフリカ 全ての炭水化物好きに捧ぐ!「エジプト・コシャリ」

今回は、炭水化物好きにはイチオシのメニューです。関西人はお好み焼きをおかずに白米を食べる「ダブル・炭水化物の民」ですが、こちらは「トリプル・炭水化物」です!腹持ち抜群の国民食をご堪能ください。

◆材料(2人分):
米1カップ、ヒヨコ豆30g、マカロニ40g、玉ねぎ1/2個(薄切りでカリカリに揚げる)、クミン&コショウ小さじ1/2、粉末チキンスープ小さじ1/2、オリーブオイル大さじ1、レモン汁(酢でも可)適量
<シャッタ(ソースのような物)>バター大さじ1、ニンニク適量、ホールトマト缶1缶、水適量、クミン&粉唐辛子少々
◆調理:
1:お米、ヒヨコ豆、クミン、コショウ、粉末チキンスープを加えて白飯の水加減で炊く。炊き上がったご飯にオリーブ油、レモン汁をかけて混ぜる。
2:バターを熱し、みじん切りニンニクの香りを付け、良く炒める。 ホールトマトを加えてひと煮立ちさせる。
3:水、粉末チキンスープ、クミンを加えて5分ほど煮込む。塩・粉唐辛子で味を調える。
4:茹でたマカロニ、カリカリに揚げた玉ねぎをトッピングする。シャッタをかけていただきます。
シャッタはお店によって味が異なるそうです。
ご自身のベストシャッタを作って召し上がってください。
本場のエジプト料理を食べに行くなら…エジプトツアー一覧はこちら。

唐辛子を使ったチュニジアの辛口の調味料 「ハリッサ」

ハリッサ(Harissa)とは、唐辛子を元に作られるペースト状で辛口の調味料。マグレブ諸国、特にチュニジアで多く作られ、使われています。缶詰や瓶詰、チューブ入りなどで市販されているほか手作りも可能で、各家庭の味があるとも言われています。チュニジア版「おふくろの味」と言ったところでしょうか?
マグレブ料理店では自家製のハリッサを置いている店も多く、主にクスクスに添えるほか、タジン鍋やケバブなどにも用いられます。好きな方は、前菜で供されるパンにつけて食べる方も。
作り方は、生の赤唐辛子を蒸してペースト状に溶かしたものを基本に、最も単純な味付けでは塩を添加、あるいは塩とニンニクを足しただけのものが安価で手に入ります。自家製や味の良さを謳う多くの瓶詰では、それに加えてコリアンダー、クミン、キャラウェイ、オリーブオイルなども混ぜます。特にチュニジアはオリーブの世界一の生産地でもありますので(表向きはイタリアですが、イタリアで売っているオリーブの多くはチュニジア産です)、オリーブを混ぜて辛さをおさえ、まろやかさを出すのがチュニジア流。味は各家庭、料理店、販売元によって千差万別、変わらないのはとても辛いこと。ですが、市販品の種類によっては辛味のほかに若干の苦味もあり、また質のよい物は独特のコクがあったりもします。見た目は豆板醤、コチュジャンなどの他の辛味調味料と似ていますが、味は別物。
ツアーでも、個人旅行でフラッと入ったレストランでも、必ずテーブルにのぼるので(もちろんチューブや瓶ごとではなく皿に載せて)、長く滞在した方ならこのハリッサの味を恋しく思う方も多いはず。

モロッコに住んでいる知人がチュジニアを訪問する際、大家さんに必ず「お土産はハリッサね!」とお願いされるほど、チュニジアのハリッサの味は良いのだとか。
チュニジア訪問の際は、レストランごとに味の違うこのハリッサを是非ご賞味ください。
本場のハリッサを口にする機会もある?チュニジアのツアー一覧はこちら。

エチオピアの主食 「インジェラ」

エチオピアの主食はインジェラ。
日本人には馴染みのない食べ物ですが、エチオピアでは日本人がお米を食べるように毎日食べる食生活には欠かせないもの。
インジェラとはどんなものなのか?

形は、クレープみたいに丸く薄い。色は、灰色っぽい。味は、酸っぱい。ある旅行者が使い古した雑巾のようとも言っていたらしい(言うに事欠いて雑巾とは・・・)。
インジェラは、テフというイネ科の穀物を粉末状にし、それと水を混ぜ、2~3日発酵させる。そして、発酵させたものをクレープ状に焼く。これで出来上がり。
そして野菜やお肉などのおかずと一緒にいただく。ちなみに手でインジェラを適当にちぎり、野菜やお肉などを巻いて食べる。箸を使う日本人には少し難しいかもしれない。
私自身、初めは苦手だったインジェラだったが、食べていくにつれてはまってしまった。しかし、酸っぱさが苦手と言って二度と食べたくないという人もいる。
なんだか、不思議すぎる食べ物だが、インジェラには鉄分が豊富に含まれている。かの東京オリンピックのマラソンで優勝したアベベ・ビキラも、インジェラを食べてスタミナを培ったとコメントしている。
生涯一度は挑戦しても良いかもしれません!
by よしまつ(エチオピアで2年間暮らしていました!)
本場のインジェラに挑戦してみては?エチオピアのツアー一覧はこちら。