2月上旬に添乗業務でモロッコへ行って来ました。
モロッコはアフリカ大陸の西の端に位置する、マグレブ(アラビア語で「日沈む場所」)諸国の一つです。アフリカ大陸にある国というイメージから、一年中暖かいと考えがちですが、最大の都市カサブランカは緯度的に福岡県と変わりません。アトラス山脈には標高4100mを超える高山もあり、時期によっては雪が降ることもあります。
今回のツアーでも、世界遺産の古都フェズからアルジェリア国境近くの砂漠の町メルズーガまでの移動中越えた中アトラス山中で雪に降られました。午前中は雪、午後は非常に乾燥した砂漠地帯、夕方には砂丘の目の前に、とめまぐるしく変化していく景色を、この時期だからこそ楽しめました。
サハラ沙漠への入門編としても、北アフリカのイスラム文化への入り口としても、非常に魅力的な国。そして、女性向けにはスーク(市場)にハイセンスな雑貨がズラッと並んで待っています。
まだ、「日沈む国」未訪問の方、今年は旅先の一つとしてお考えいただいてはいかがでしょうか?
モロッコのツアー一覧はこちら。
アフリカ
ナミビアに生息するレイヨウ類、砂漠のオリックス(ゲムズボックス)
ナミビアのオリックス。南部アフリカではゲムズボックスとも呼ぶ、オスメス共に真っ直ぐに伸びた非常に美しい角を持つ大型のレイヨウです。半砂漠、草原、サバンナに生息し、オスを中心とした10~50匹からなる群れを形成して生活していますが、時たま単独行動をしている大型の個体を見かけるのは、老齢化したオスが群れを離れ単独で生活することが多いためです。
このオリックス、ナミブ砂漠等の非常に乾燥し、日中の気温がかなり上がる場所では、日差しと高温を避けるためにアカシアの木などの木陰に入り、人がかなりの近さまで近寄っても警戒するだけで逃げない場合があります。実際のところ、3mくらいの近さまで近づけるでしょう。こういった状況で更に近づくのは、実は非常に危険。体力の消耗を防ぐために餌を漁る行為もストップし、止むに止まれず木陰に待機している状況ですので、人間が近づくことで更に彼らを精神的に追い詰め、最終ラインを超えてしまった人間に対して彼らが何をするかと言ったら、”防衛のための攻撃”しか選択肢がありません。その攻撃も生死をかけたものですので、当然ですが最初から手加減なしです。
時にはライオンさえも貫く、その鋭く尖った角を用いてアタックされたら人間はひとたまりもありません。
オリックスも見られるナミビアのツアー一覧はこちら。
悠久の大地 セレンゲティ国立公園滞在型サファリ 9日間
2012年12月28日発のツアーにご参加頂いた橋本 和乃 様からのレポートです。
さい先の良いスタート
アルーシャからセレンゲティへ、一気に軽飛行機で飛んで、ドライバーさんの出迎え後、早速サファリへ。
10時過ぎからの約2時間で、ヒョウを2回見る。さい先良すぎ。木から降りて歩いたりと動きのあるヒョウが見れました。
その後は暫くパッタリで、インパラ位。でも満足!ただ自分のカメラのズーム不足が残念。
次の日、サファリ2日目も、遠くの木にヒョウがいた。写真は撮らず、双眼鏡でシルエットを確認のみ。これで3回目のヒョウ。今回はヒョウとご縁がある。
1泊目の夜、宿泊先のセレナ・ロッヂにヒョウが来たらしく、“ レストランでお客さんに写真を見せて貰った ”と、次の日、ドライバーさんが教えてくれた。その場に居合わせず、惜しい思い!
初 木登りライオン
小雨期がまだ続いているらしく、一面の青空とはいかず曇りがち。
雨が降ったりで、暑くもなく過ごしやすい(日焼けの心配もない?!)。お陰で蚊やツエツエ蝿にも刺されず・・・。
動物が余り見かけられず、ドライバーさんが“皆チーターを探しています”と。そんな中、木登りライオンに遭遇。
それも沢山!8~9頭が樹上に。初めて木上りライオンを見たのに、いきなり群れで、凄くラッキーな状態。
ただ既にサファリ・カーで一杯で、ライオンの木まで遠い。
取り敢えず、この距離から写真を撮っておく。車が動くのを待つ。少しずつ少しずつ前進。
後もう少しでというところで、ライオン達が木から降り始めた。あ~残念。
私達の車が現場に着いた頃には、ほぼライオン達は木から降りて、背を向けて歩き始めていました。
木の下にも合わせて20頭程、ライオンがいたようです。
我がドライバー、ヒョウを発見
サファリ最終日、小雨で屋根を開けられず。
昨日までの3日間、ランチ前にヒョウ、チーター、ライオンに会えていたので、今日はこれまでかと午前の部終了。
ピクニック・サイトでランチBOXを食べ終える頃、晴れてくる。
屋根を開けて出発。ドロドロ道ですれ違う車も少ない。
この辺には動物は居ないかなとあきらめムードの中、ドライバーさんが木の上のヒョウを見付ける。
一番良い場所を先ず確保。無線で他(同じ会社の)車に連絡。これで4回目のヒョウ。すごすぎ。
それも凄く近い! 肉眼でも充分。呼吸でのどが動いているのも分かる。背中、これそヒョウ柄、お腹のあたりも真っ白できれい! バサバサの耳毛らしきものも見られる。
枝にまたがったり、足を組んだりとポーズも又いい。
大助かり 日本語ペラペラのドライバーさん
英語がダメなので、何よりありがたかった。
会話は必要最低限の事柄のみ、どうにか理解出来ればなんとかなるだろう・・・と。
普段よりメッキリ口数は減る覚悟で申し込んだけど、おかげさまで無口にならずに済んだ。
“ 楽してたな~ ”とありがたみをより実感したのは、アルーシャにもどり、ホテルでスーツ・ケースを引き取る時のこと。
もしもの時用に、持参したスワヒリ後の本を片手に“Sanduku Langu” スーツ・ケース、“amana”預ける と単語を指さす。ようやく手元に。
これも良い想い出に。(ドライバーさん以外は、ジャンボ、アサンテ、ンズーリの連呼で乗り切った・・・。)
やっぱりセレンゲティ
良い場面に出くわすことが多く、大満足。そうでなくても、屋根から顔を出し風にあたってるだけでも楽しいし、サバンナの中に今いるってことがうれしい!
そんな時、今回2人でも催行して貰え、セレンゲティに来ることが出来て、ほんとうに良かったなぁ~と。つくづく、しみじみ思いました。
体調もくずれず、無事に過ごせ、さらに快眠、快食、快便で言うことなし。
ありがとうございました。
「悠久の大地セレンゲティ 滞在型サファリ 9日間」ツアーページはこちら。
タンザニアのツアー・旅行一覧はこちら。
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。
ハネムーン・レポート『ケニア・サファリ・ハイライト 10日間』
ハネムーンで『 ケニア・サファリ・ハイライト 10日間』にご参加頂いた、角藤 淳司様・雅子様ご夫妻からのツアーレポートです。
私(妻)が小さい頃に3年間暮らしたケニアにもう一度行きたい、心にいつもあるあの景色を旦那さんと2人の思い出にしたい、という夢をかなえるため、ケニア・サファリ・ハイライト 10日間に参加しました。
新婚旅行とはいえ、普通のツアーに参加したので、ハネムーンらしいことは何も想像していませんでした。行きの飛行機でドバイに着く直前、スチュワーデスさんから突然、シャンパンとケーキのプレゼント!2人で食べるには大きすぎるチョコレートケーキと思いましたが、結婚式に向けたダイエットのプレッシャーから開放された喜びに、ドバイ空港で乗り継ぎを待つ間に2人でペロリと平らげてしまいました。美味しかったです。
ナイロビで一泊した後、一路アンボセリへ。
アンボセリでは沢山の象に会えました。象は家族の仲が良く、見ていて微笑ましいことこの上なし。将来家族が増えるなら、こんな家族が良いぞ、なんて夢が膨らみ、いくら見ても飽きることの無い象の群れでした。そして、元旦。見事に晴れ渡り、初富士ならぬ、初キリマンジャロの美しい姿に圧倒されます。山登りが趣味の旦那さん、本当は登山したかっただろうけど、私が登山経験無いため断念。でも、せめてこの景色だけは一緒に見たかったのです。写真は左から、ロッジの入り口、小象を守る隊列が鉄壁の象の家族、ツアーの皆様・ドライバーさんとキリマンジャロを背に。
アンボセリから一旦ナイロビへ戻り、ナクルを目指しました。その時なんと、私が昔住んでいた地区を通過!「昔住んでいたんです、今の様子はどうですか?」とドライバーさんに話していたため、わざわざ通ってくれたのです!懐かしい景色、少し変わったところもあり、感激で胸がいっぱいでした。ドライバーさん達、ケニアの人の優しさが心に沁みました。写真は、ほとんど読み取れないけれど、昔よく庭で遊んだ教会の標識。帰国してみせたら両親が大喜びでした。
ナイロビからリフトバレーを通ってナクルへ。途中休憩、リフトバレーをビューポイントから眺めます。溝、といわれてもぴんとこない、広大な景色です。
ナクルでは湖水が多い時期のためフラミンゴが少なく、ピンクに染まる湖、とはいきませんでしたが、綺麗な羽の色を堪能することができました。ナクルからマサイマラへ、大地溝帯を抜けていく時、大きな二重の虹がでました!
マサイマラではオルケリ・マラ・サファリ・キャンプに泊まりました。よくあるテントロッジタイプでしたが、何故か私達の部屋だけ、みんなと鍵が別。テントナンバーも標識が無く、え???と戸惑いながら案内についていったら、とても素敵な特別室に!他のテントの倍ぐらい大きく、立派でとてもテントとは思えないお部屋でした。ロッジから果物とお花、ワインのプレゼントを頂きました。
スタッフさんがとても気さくなロッジでしたので、お夕飯の時に厨房を覗きに行きました。そしたら「君達のケーキを作っているところだよ♪」と。あぁ、みんなのデザートね、と思ったらなんと。ハートの大きなケーキをプレゼントしてくれたのでした。スタッフさんみんなで列になり、歌を歌いながら登場、とても楽しいサプライズでした。
マサイマラでもひたすら草原をドライブ、そしてバルーンサファリも楽しみました。ライオン、チーター、ゾウ、バッファロー、サイをビッグファイブというとのこと、全てに出会え、なんとも見ごたえのあるサファリツアーでした。写真は左から、サファリカーの中、タンザニアとの国境を示す石、気球を膨らますのを待つ日の出前の草原にて、フライト後、草原にてシャンパンで乾杯。
オルケリ・マラ・サファリ・キャンプは国立公園のわずかに外に位置するため、周囲を歩くことができます。マサイ族のジャクソンさんに連れられて、夕方のサバンナをお散歩しました。お土産に買ったマサイの布を纏い(マサイの赤を見ると猛獣が寄ってこないらしい)、インパラやシマウマと同じ大地を踏みしめ、ちょっとライオンを警戒しながらの楽しいお散歩でした。
新婚旅行が普通の旅行と違うとしたら、お土産物を買うのが大変、というところかもしれません。2人で140人分、個包装の何かが欲しい、と思ってもケニアでそれが見つかるか、正直心配でした。そんな中、ほんの30分ではありましたが、ナイロビ市内のスーパーにも連れていってもらえたので、大変助かりました。マカダミアナッツの棚から、20g入りの小袋を140個、ショッピングカートに。こんなことが出来るのは、道祖神さんのスタッフさんがいなければきっと無理。とても感謝しています。
自分達のお土産は、指輪置きにできそうなものにしようと決めていました。
木彫りのインパラのマグネットは台所の冷蔵庫に貼り付けて、ソープストーンのサイは脱衣場に。お皿にのせたらお花畑にいるようにかわいらしくなり、いつもこんな風に使っています。
家の中、あちこちにあるケニアの思い出が、毎日を楽しくしてくれています。
ツアーの最後のお食事で、道祖神さんからの差し入れで、みなにワインが振舞われました。「新婚旅行カップルがいるグループの皆様に」だとか。自分達だけにお祝いをいただくことが多かったなか、皆で分かち合えるのが何より幸せで、なんて素敵な計らいでしょうと感激しました。
海外旅行が3回目という不慣れな旦那さんも大満足の旅行でした。
「ケニア・サファリ・ハイライト 10日間」ツアーページはこちら。
※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。
タンザニア家族旅行
2012年12月26日出発、4歳のお子さんを連れてタンザニアへ家族旅行に行かれた、藤村ゆかり様からのレポートです。
海外旅行に行く人は増えましたが、まだまだ周囲にアフリカ旅行の経験のある人は少なく、ましてや子連れでアフリカ旅行をした方となるといなかったこともあり、今後子連れの方でアフリカ旅行を計画される方の参考になればと思いポイントを子連れに絞って経験談を書かせていただきます。
子供 : 4才
期間 : 10日間
行き先 : タンザニア(アルーシャ、ンゴロンゴロ、セレンゲティ、モシ)(手配旅行)
行き先
夫婦で以前にケニアに旅行したこともありアフリカサファリの経験もあったので子供を連れて行くことに決定
当初は南アフリカを希望するが、南アフリカ系のサファリロッジは子供の制限が厳しく最低でも6歳以上とのことで断念
東アフリカのサファリロッジは子供の年齢制限がないということでタンザニアに決定
カタール航空のキリマンジャロ空港までの乗り入れが決定し、乗継の回数もドーハ1回になったことも追い風となった
黄熱病予防接種について
子供も予防接種を受けました
私たち夫婦が以前に接種を受けて問題なかったこと
子供にアレルギーがなかったこと
4歳の年齢で受けれる全ての予防接種(インフルエンザやおたふく、水疱瘡などの任意も含む)を受けさせており、接種に特別な問題はなかったこと
旅行の約半年前に接種
黄熱の予防接種は大人も子供も同量の接種ですと接種前に説明を受け、漠然と子供の量は成人より少ないと思っており少し戸惑った
接種後3日目くらいで朝起きると目がうさぎの目の様に少し赤くなる⇒半日で治まる
接種後3日目くらいで接種部分が赤く腫れた⇒1週間で治まる
発熱はなかった
フライト時間、乗り継ぎについて
アフリカ以前に海外旅行に数回連れて行っており飛行機には慣れていたため子供を長時間飛行機に乗せる不安はありませんでした。
日本⇔カタール間(10-12時間)は往復共に深夜の時間帯のフライトで子供はずっと寝ていたため問題なく過ごせた
カタール⇔キリマンジャロ間(7時間)は御飯を食べたり、遊んだり、昼寝もしたので問題なく過ごせた
カタールでの乗継は約2時間だが、乗継の手続き等考えるとトイレに行く時間のみくらいでほぼジャストでの乗継で子供が待ち時間で飽きることはなかった。
蚊について
黄熱、マラリアを心配する声もありますが、子供には長袖、長ズボン、日本の虫除けスプレーで基本レベルで保護しましたが、蚊にかまれることはありませんでした。
余談ですが、欧米からのファミリー客が多かったのですが、欧米の子供は半袖・半ズボン・セッタの子もかなり見かけた(そもそも寒くてそんな格好ができるのが不思議でしたが)
食事について
サファリロッジはどこもビュッフェスタイルの食事なので、様々な種類のご飯があり(パン・フルーツ・お肉・魚・カレー・デザート・スープなどなど)、子供に食べ物の好き嫌いはないので何か食べたいものは毎日あった。ふりかけ、カップラーメン等用意して行ったがたまにふりかけを白ご飯にかけて食べるくらいであった。
セレナロッジでは毎朝2種類のシャンパンがビュッフェに用意されており、モーニングシャンパンができます!!
サファリについて
サファリカーは手配旅行ということもあり、家族で1台だったので他のお客に気兼ねすることなく、くつろいでサファリを楽しめました。
子供も間近に見える様々な動物に大興奮してました。
特にアフリカでしか見れない、動物の骨や動物が動物に食べられている瞬間、喧嘩シーンなどに興味を持ってました。
サファリカーの天井をオープンにして顔を出して動物を見ながら車で走るのがとてもお気に入りでした。
ロッジについて
モシのプロテアホテルのベットが一番狭いくらいで、アルーシャホテル、ソパホテルのベッドはかなり大きく子供と添い寝でも全く問題のない大きさでした
どこのロッジもプールがあり、子供は入りたがったが気温的に寒くてプールに入る気分にはなれず。昼間でかなり天気のいい時に入れるかなという感じです。
セレナロッジでの毎晩演奏される、アフリカ民族音楽が子供はお気に入りでした
大晦日の夜はセレナロッジでは夕方バーがオールフリードリンク(アルコール含)になり、おつまみもフリーで振舞われ、動物柄の生地で民族衣装風に着付けしてくれ、その後その生地も頂けて、子供も大喜びでした。
どこのロッジでも子供はよく「ジャンボ!!」と声を掛けられてかわいがって頂きました。
セレンゲティのセレナホテルにはディクティクが部屋の前まで何回か来ておりとてもかわいく癒された。
他
セレンゲティからアルーシャまでは長時間の車移動を避け、セスナにて手配してもらい負担を小さくした。
モシの町までキリマンジャロを見に行ったが、天候が悪く雲に覆われて頂は見れなかった。しかし、モシの町を観光し、バナナ酒を地元の小屋に入ってのんだり、市場の雰囲気を味わったりとアルーシャ市内の異なる雰囲気を味わえた。