私にとって、アフリカらしい人、風景、モノ by 東京本社 佐藤

アフリカを旅する醍醐味のひとつに、いかに悪路を乗り越えながら旅を続けるか、が私にとってひとつの楽しみ。
今では各地でずいぶん舗装工事が進み、昔に比べれば旅することが随分楽になったはず。それでもアフリカにはまだまだ激しい道がある。

ひとりアフリカ大陸をバイクで走っていた時のこと。ナイジェリアからカメルーンへ入国すると、暇そうな国境係員は呆れるほどのんびり入国手続きを終えた後、ニヤリとしながら言った。「この先はマディだ(泥の道)」と。そんなはずはない。
手元のミシュランの地図では、この先の道は赤い実線=舗装路となっている。私は係員の脅しか何かと考え数キロ進むと、その先に広がる熱帯林には、言葉を失うほど、ぬかるんだ赤土の道が続いていた。
重いバイクは泥に埋まり、まったく動かない。その度に、通りかかるカメルーン人の手を借り、倒れたバイクを引き起こしたり、泥の中からバイクを引っ張りだしたり。あまりの暑さに熱中症で倒れて、途中、村人にも厄介になった。
たった数キロ進むのに、丸一日を費やした。
その先ガボン、コンゴ、アンゴラと、悪路には随分苦しめられたけど、インフラの整ったナミビアに辿り着いた時の感激といったら。あの時は、もうこんな道こりごりだ、と思っていただけれど、またいつかもう一度、あの道を走ってみたいと思う自分がいる。

タンザニア、ザンジバルの海上レストラン 「The Rock」

タンザニア、ザンジバルの東海岸Ras Michamvi(ミチャンビ岬)の近くにあるレストラン「The Rock」。かろうじて波による侵食を逃れているかつてはサンゴだった岩の上に、10人も入ればいっぱいになってしまう小さなレストランが建っています。
満潮の時は、食材を運ぶのも、お客さんがたどり着くのもひと苦労。でもこのロケーション、苦労しても足を運んでしまいますよね~!
海岸線をしばらく南下すると、ザンジバル屈指の美しさを誇るPAJE BEACHにたどり着きますが、このPAJE BEACHに日本人の三浦砂織さんがオーナーの「PARADISE BEACH BUNGALOWS」があります。素朴ですが清潔な宿泊施設と砂織さんの笑顔、美味しい料理を求めて、日本人はもちろん、欧米の旅行者も訪れる人気のバンガローです。

7、8月のザンジバルは、通常は北東か南西の風となる貿易風が拮抗して南寄りの風となり、海が荒れ、シュノーケリングなどにはあまり向かない時期になりますが、海は美しいまま。動物ばかりではない、タンザニアの奥深いスワヒリ文化と美しいビーチを楽しみに、ぜひザンジバルに足を運んでみてください!
では皆様、良い週末を!

私にとって、アフリカらしい人、風景、モノ by 大阪営業所 有冨

素朴でゆたかな生活がある。
牛は乳と肉のためのものだと思っていたら大間違い。りっぱな子供の移動手段だ。牛を乗りこなすのは馬よりも難しいと少年は誇らしげに説明してくれた。私には牝牛が少年の面倒を見てくれているようにも見えた。

私にとって、アフリカらしい人、風景、モノ by 大阪営業所 生野

アフリカを旅していて、都市でも田舎でも、とにかく目がいってしまうのが子供たち。外国人を見て泣き出してしまう赤ん坊、くったくのない笑顔で鼻をたらしながら駆けてくる少年、カメラを向けると大人顔負けの色目をよこす女の子、二コリともせ
ずに「マネー」と手を出す生意気な子、外国人なぞ一瞥もくれずに黙々と仕事を続ける少年、ピュアネスの固まりのような顔をしてこちらを騙しにかかる子、誰もかれもがキャラが立っていて、日本の大人でも勝てないようなパワー、したたかさ、アイディア、日々を生きる力に満ちていて、彼らの表情、仕草、人間としての剥き出しの反応には、ずっと接していても飽きる事がありません。
子供の頃から個性の際立つ連中が大人になって、また子供を産んで…、そりゃあアフリカの人々の持つ熱量にはやられっぱなしなワケだと思う今日この頃です。

私にとって、アフリカらしい人、風景、モノ by 大阪営業所 荒木

私にとってアフリカらしいというよりは、初めてアフリカで滞在をしたために思い出深いという側面があるのですが、ザンジバルのストーンタウン(タンザニア)です。

迷路の様な町をうろうろとして、ふとした路地を曲がった所で遊んでいる子供達、チャイを飲みながら一日中談笑するムゼー(ご老人)達の笑顔が印象的でした。
あと外せないのが、噛み応えのある肉がテンコ盛りのビリヤニ(ピラフ)。ボリューム満点の食事も、アフリカらしさの一つですね。