コートジボワールの農産品

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コートジボワールの農産物といえば、生産量やシェアを考えると、まずはカカオですが、今日はカカオ以外の農産物を紹介してみたいと思います。

有名な農産物としては、パイナップル、アボカド、アブラヤシなどがあります。パイナップルやアボカドは、国内に大きなプランテーションがあり、そのプランテーションで生産されたパイナップルやアボカドは、船でフランスやベルギーなどへ運ばれて、スーパーや市場の店頭に並びます。
特にパイナップルは、アビジャン市内の市場、スーパー、小売店などにも出回っており、非常に熟れた状態で販売をしているので、どれも甘くておいしかったです。
アブラヤシは、実から油を抽出して、精製をして、国内や近隣諸国で揚げ物用の油、シチューなどを調理する時に使います。
それ以外にも、実の種はソース・グレン(アブラヤシの実のうまみを取り出したシチュー)として食べられています。
一番は、不要になったアブラヤシの実を切り倒して、幹の中にある水分を取り出して、発行させるとバンギ(パームワイン)になります。飲みやすくておいしいのですが、飲みすぎると酔います。さらに、それを生成すると「命の水」と呼ばれる高蒸留酒になります。
東京本社 虎

コートジボワールのチョコレート事情

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世界で最もチョコレートの原料のカカオ豆を生産している国は、どこでしょう?ガーナだと思いますよね。

実は、その隣のコートジボワールが世界最大の生産国で、2010年の大統領選挙後の騒動によって、国際カカオ豆市場の取引価格が上がったとか...。日本に入ってくるカカオ豆に関しては、ガーナからの輸入が圧倒的多く、コートジボワール産のカカオはわずかです。
コートジボワールのスーパーに行くと、非常にたくさんのチョコレートが販売されていますが、そのほとんどはヨーロッパからの輸入品が占めています。それらのほとんどは高級チョコレートのため、1枚300円以上する高級品ばかりです。
コートジボワールにもチョコレート工場があり、おいしいチョコレートを製造していますが、ヨーロッパからの輸入チョコレートのほうがわずかながら安い(50円ほど)という変な現象が起こっています。
原因をCAISTAB(コートジボワール農産物価格安定支援公庫)に勤めていた人に聞くと、ヨーロッパのチョコレートは大量生産されて安いが、コートジボワールで製造する場合、工場の製造ラインやそれを管理する人間をフランスから導入したためコスト高になっていると説明してくれました。
※画像1はアビジャン市内のスーパーに並ぶチョコレート。
※画像2は私が滞在当時に発売されたドイツ製の「カカオ農園主のチョコレート」の広告看板。
東京本社 深川
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コートジボワールのおやつ 「アロコ」

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コートジボワールのおやつと聞かれて、私は「アロコ(Alloco)」をお勧めします。
アロコはプランテンバナナ(調理用バナナ)をさいの目に切り、それをコートジボワールの特産のパームオイルで揚げたものです。
繁華街の露店、住宅街の露店ありとあらゆる場所で食べることができ、もちろんレストランでも可能です。
住宅街の露店では、プランテンバナナを巧みに手のひらでさいの目に切り分けていくところから見ることができるかもしれません。さいの目になったプランテンバナナを炭火のコンロかガスコンロで揚げていきます。
お店によって持ち帰り専用、店の隣に椅子と机を用意してすぐ食べられるところがあり、持ち帰りの場合は古紙にアロコを包んで、最後にビニール袋を入れてくれます。
お店で食べる場合は、アロコに特製ソースを添えてくれ、さらにトッピングでゆでたまご、揚げ魚、エスカルゴがあり、アロコだけでもおいしいのですが、これらを添えるとますますおいしくなります。アビジャンへお立ち寄りの時は、ぜひ召し上がってみてください。

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フラッグ、それはアフリカの味!!

コートジボワールで最もポピュラーなビールは何かと聞かれたら、たいていの人はフラッグと答えるでしょう。フラッグはコートジボワールで1973年から発売の始まったビールで、製造会社のSOLIBRA(Societe de Limonaderies et Brasseries d’Afrique:アフリカ・レモネード・ビール醸造会社)をはじめ、今日では西アフリカの各地で製造されています。

SOLIBRAをはじめとするフランス語圏アフリカの主要ビール会社は、今日カステル・ワインの子会社になっており、ビール(ギネス、カステルビール、ツボルグなどのライセンスも含む)、コカ・コーラなどのライセンス生産に、炭酸飲料、ミネラルウォーターなどをアフリカ市場で販売しております。
コートジボワールではフラッグのほかに、BOCK SOLIBRAという有名なビールがあり、大瓶(650ML)のみの販売で、よく酒場で飲まれているビールで通称ドロバ・ビールと呼ばれています。
画像は左からカナダドライ・ジントニック、フラッグ(ビール)、コカ・コーラ、ファンタオレンジ、YOUKI(SOLIBRA自社ブランド炭酸飲料)。
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コートジボワールの立て看板

私の癖というか何というか、ついつい看板に見入ってしまうのですが、昔住んでいましたアビジャンでもやっていました。

アビジャン市内にある立て看板は、種類は多種多様で航空会社、電話会社、食べ物、飲料、洗剤、金融サービスなどありとあらゆる業種が看板を立てています。
1枚目は、国連コートジボワール活動(ONUCI)が立てた看板で、「平和の道を進もう」シリーズの「身分証明」編の看板です。当時のコートジボワールは内戦中で、新勢力の占領地域では身分証明書の発行が行われなかったために、平和になって身分証明書を発行できるようにと謳ったものです。
2枚目は、La Royale Vie(ラ・ロワイヤル生命保険)の看板で、YAKOという商品名の葬祭保険で、「私たちはあなたとともにあります!」と書いてあります。コートジボワールで人が亡くなると、葬儀の前に一族郎党が集まり、誰が葬儀費用を負担するかの会議をするので、こういう保険に入っておけばよいですよって感じなのでしょうか。
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3枚目は、アンクル・サムという名のお米で、「あなたの家族を幸せにする」とあり、おいしいお米で作る料理でみんなが幸せにという意味なのでしょう。一番下には、ジャスミン香るタイのお米とかいてあります。確かに香り米ですが、シチューをかけて食べたり、炊き込んで食べることが多いので、気にはならないと思います。
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