アジア最高峰キナバル山へ

3年間かけて「登山技術や体力を付けキリマンジャロに登ろう」と始めた「道祖神・山塾」ですが、2年目の今年、初の海外遠征に出発です。登る山はマレーシアのボルネオ島にある東南アジア最高峰のキナバル山(4,095m)です。
麓は熱帯雨林、中腹から頂上付近は岩稜という山なのですが、標高差約2,240mを2泊3日で登り降りしなければなりません。今年は春から雲取山、北八ヶ岳縦走、南アルプス縦走とこなしてきたこの体、さていかに!(笑)
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タンザニア、キリマンジャロ登山中にある絶景トイレ

「8月10日発マチャメルートで登る!キリマンジャロ登山とサファリ14日間」の添乗から帰国しました。
参加者5名様、全員登頂(ウフルピーク)されました。
おめでとうございます。

快適な登山には、快適な環境も重要な要素。
各キャンプサイトには、登山中、特に不自由を感じる事なく使用して頂けるトイレがきちんと設置されています。
そして、写真のようなワンダフルな所に設置されているトイレも!
寒い時には億劫になりがちなお手洗いも、テントから一歩出るモチベーションにつながります。
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キリマンジャロ登山マラングルート

約1年振りのキリマンジャロ登山・マラングルートに行ってきました!
6月から8月は冬の季節なので、暑い日本から逃れられると思い喜んでいたのですが・・・さ、寒すぎる~~~。標高5,000m以上は-15℃以下!風を受けると体感温度はさらに低く感じます。
そんなキリマンジャロですが、マラングルートは5日間で登って降りて来なければなりません。頂上に立つ確率を上げるため、富士山頂とほぼ同じ標高のホロンボハット(山小屋)に早く着いた私たちは、高度順応に最適なゼブラロック(標高4,018m)の往復に出発!だれも高山病の症状は出ず、皆笑顔で記念撮影を決め込みました。
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タンザニア、キリマンジャロ登山でのテント泊

キリマンジャロはバランコ谷のさむ~い朝。
朝日が谷に入るのが待ち遠しい。
マチャメコースはテント泊の行程ですが、キリマンジャロで使われているテントはその過酷な環境のために劣化が激しく、1年で色も褪せ、ジッパーの目は詰まり、亀裂が所々にはしります。太く短い人生を送る幸せなテント達です。

マチャメコースは高度順応に向いており登頂率が高いことで知られています。
今回もまた全員登頂!
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2012.12.22発 マチャメルートで登る!キリマンジャロ登山とサファリ14日間 前編

昨年末、キリマンジャロ登山の添乗に行かせて頂きました。
今回登ったのはマチャメルート、登山中は全てキャンプ泊(山中6泊7日)のツアーになります。
まず、日本からは、エミレーツ航空に乗ってドバイへ向かいます。
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経由地のドバイに到着。
日本の空港と比較すると格段に広い空港に、初めは少し圧倒される方が多いです。
(ただし、とてもシンプルな構造なので、まず迷う事はありませんのでご安心下さい。)
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少し長目の乗り継ぎ時間を経て、ケニアはナイロビへと向かいます。機内の窓からは、ドバイのランドマークが見える事も。
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ナイロビ到着です。
ドライバーがお出迎え、ホテルへ向かいます。
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明日からの移動に備えて、英気を養います。
漫画の様な骨付き肉にチャレンジされる方も!(食べ過ぎにはくれぐれもご注意を)
後はお約束のTUSKERビール。
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翌日は、朝食を食べて、ホテルからシャトルバスに乗車、タンザニアへ向かいます。
途中、町をいくつも通過するので、景色や人を見るのも楽しいです。
運が良ければ、道中キリマンジャロを眼前にすることも!残念ながら今回は雲に覆われていました。
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国境に到着到着後は、ケニア、タンザニアそれぞれの出入国手続きを行います。
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マサイの人達のお土産物攻勢も適度に躱しつつ、無事に国境をクリアした後も車は、南に向かってひた走ります。
ちょうどその頃から雨が降り出し、一気にバケツを返した様な雨が!この時期(11月~1月)の雨は、強めにざっと降って、さっと上がる事が多いです。(ホテルに到着する頃にはすっかりと止んでしまいました)お昼頃には、アルーシャの町へ到着。ホテルで昼食を取ります。
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その後は、メルー山、キリマンジャロを左手に見ながら、今回のマチャメルートのベースタウンであるモシへ向かいます(残念ながらここでもすっきりとキリマンジャロは姿を見せてはくれませんでした。なかなかじらします)。
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翌朝、今回登山中にお世話になるガイド達がホテルまでマイクロバスで出迎えに。
一同バスで登山のゲートに向かいます。
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ゲートに到着すると、ぞくぞくと屈強なポーター達が集結。
登山中の食糧、燃料(ガスボンベ)、テントなどなどの、彼らが担ぎ上げる荷物が一同に介します(12名プラス、スタッフ分の荷物量はかなりの量!)。
これに計量を終えた我々の荷物も合わせ、彼らは荷物を分担し、一足先に本日のベースキャンプへと出発していきます。
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ゲートの事務所で入山手続きを終えたら、いよいよ登山開始です。
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日本を出発してから4日目、ようやくスタートした皆さんの表情は、期待とワクワク感7:不安と緊張が3の絶妙なブレンドを醸し出していました。
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初日は、ベースキャンプまで樹林帯をひた歩きます。本日は、のんびりと植物や風景を写真に収めつつ、足慣らしです。
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スタート直後は晴れ間も覗いていたものの、昼食を取るや、雨に降られてしまいました(雨具は登山開始から下山するまで、ご自身で背負うザックの中に必携です)。
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初日のキャンプ地に到着。
すでにポーター達は、テントを設営してくれています。
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使用するテントを決めて(今回はジャンケンで)、荷物を置いて人心地。夕食前には、食堂テントの中で、ティータイム。温く、少し甘くした(登山後半は皆さん、タンザニアスタイルで日本ではあり得ない砂糖の量を入れます。これが美味しい!)紅茶やコーヒーが、疲れた体に染み渉ります。
夕食は、山もりのじゃがいもに、山もりのチキン。皆さん難なく完食です。
自然と配膳担当などの分担ができてきて、チームワークが高まっていきます。
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食後のおしゃべりもほどほどに、早めの就寝です。
明日からはいよいよ、本格的な山行になります。期待と不安を胸に寝袋に潜り込みます。
明日からはどんな景色が待っているのでしょうか。
(※文中の写真は、12/22発の同ツアーにご参加の新名様、平川様よりご提供いただきました)
後編へつづく
荒木