コートジボワールの放送事情

今日はコートジボワールの放送事情を紹介したいと思います。
コートジボワールには地上波の放送局はRTI(Radiodiffusion télévision ivoirienne:コートジボワール・ラジオ・テレビジョン)のみです。

RTIは全国放送では、FMラジオ2波とテレビ放送2チャンネル(第3都市ブアケにてローカルチャンネルあり)をもって放送をしており、朝から夜中まで放送をしています。
テレビ番組の内容は、自社製作の音楽番組、ニュース番組、スポーツ中継(海外は海外プロダクション製作のものを放映)の他に、ヨーロッパやアメリカで製作されたドラマを吹き替えて放送しています。
ラジオ局はRTI以外にも、国連コートジボワール活動(ONUCI)の広報用に放送されているONUCI FMやBBC,RFI(ラジオ・フランス・インターナショナル)やVOA(アメリカの声)があります。
テレビ局はRTI以外には、有料衛星放送が主流で、カナル・オリゾンタルなどに加入するとTV5(フランス語圏諸国の放送局の共同運営衛星チャンネル)、フランスのテレビ局やアメリカのCNNの他に、アニメチャンネルなども見られます。
ちなみに日本語の放送は、ラジオはNHKの短波が数時間聴取でき、NHKワールドもパラボラアンテナがあれば見ることが可能です。
画像はRTIのココディ局舎

エチオピアの老舗コーヒー 「TOMOCA」、東京にオープン

今日、10月1日はコーヒの日。ということでそれにちなんだ話題です。
エチオピアの老舗コーヒー「TOMOCA」のカフェが8月にオープンしました。
場所は、東京・代々木上原。

エチオピアに旅行したことがある方はアディスアベバのTOMOCAのお店に行かれた方も多いと思いますが、アディスアベバの本店が渋いトラディショナルな雰囲気であるのに較べて、東京のお店はいまどきのカフェというお洒落な趣き。
TOMOCA外観
TOMOCA外観

でもお店の入口には、本場のコーヒーセレモニーで使われるジャバナ(コーヒーポット)やエチオピア柄のコーヒーカップなども置かれていて、エチオピアを知る人には「あー、知ってる、知ってる」みたいな親しみも感じるお店です。
ジャバナとコーヒーカップ
ジャバナとコーヒーカップ

メニューはノーマルなコーヒーに加え、カフェラテ、カフェモカ、さらにケーキやランチメニュー。店内にはバーのコーナーまであります。
食事
食事

欲を言えば、ここでインジェラが食べたいとか、コーヒーセレモニーがあればとかいろんなことを考えてしまうのは私だけでしょうか。。。
数軒先にあって、高く聳える尖塔が目立つモスク「東京ジャーミー」とともに代々木上原の新名所になるかもしれないですね!
アディスアベバ本店
アディスアベバ本店

BY KQ

首も足も長いキリン

動物園の目玉の一つとしても人気のあるキリン。サバンナを優雅に歩くキリンには惚れ惚れします。

首も長いですが、足も長いので出産時に赤ちゃんは2メートルほどの高さから落っこちます。人間とは違い、赤ちゃんは脚から出てきますが、それでも怪我をしないそうなので不思議です。妊娠期間は約450日と長く、親子ともに大変です。
まつげも非常に長くフサフサです。少しでも周りが見えるようにと目がデメキンのように少し出っ張っているため、紫外線から目を守るために長く多いそうです。
ちなみに日本国内でペットとして飼える最大の哺乳類がキリンだそうです。飼える人は限られるでしょうが・・・

WILD AFRICA 29 サバンナの珍獣・ツチブタ

ツチブタほど奇妙奇天烈という言葉がぴったりと当てはまる動物もいまい。ブタのような鼻、ウサギのような耳、丸く湾曲した背中と太く長い尻尾、中途半端に生えた毛。どれをとっても何かがおかしい。その姿かたちは、正に珍獣と呼ぶにふさわしい。
ブタと名がついてはいるが、ツチブタは一目一種の動物であり、イノシシなどとはまったく関係がない。主食はシロアリやアリで、前足の強力な爪で巣を破壊し、出てきた虫を長い舌でからめとって食べる。赤道付近の熱帯林地帯など一部地域を除き、サハラ以南アフリカに極めて広く分布しているため、決して希少種ではないが、とても警戒心が強い上に夜行性でもあるために通常のサファリでお目にかかることはまずない。写真は南アフリカのキンバリー市近郊で夜間に撮影したものだ。スポットライトが届くギリギリの距離だったので、カメラのISO感度を思い切り上げて撮った。画質にザラつきがあるのはそのためだ。
姿を見るのは難しくても、ツチブタが辺りにいるかいないかを判断するのは簡単だ。そこかしこに直径50cmほど、深さ数メートルの斜めに掘られた穴があったら、そのエリアにはツチブタが暮らしている。あんな巨大な穴を掘る動物は、アフリカのサバンナには他に存在しない。この穴が実に厄介で、ブッシュを歩く際には、気をつけていないと足を取られて骨折などの大怪我をしかねない。特に足元が見えづらい草むらでは注意が必要となる。オフロードで車を運転する場合も油断ができない。大型四輪駆動車でさえ車輪がはまってスタックしたり横転した事例はあり、死亡事故も起きている。そのため現地の住民からは迷惑な存在として扱われることが多い。
ところで、ウォーキングサファリの最中にツチブタの穴を見つけても、むやみに穴の正面に立って中を覗き込んだりしないように。使い古しの穴は多くの動物たちに再利用される。特にイボイノシシはツチブタの穴をねぐらとしてよく使う。中にイノシシがいる時に出口を塞いでしまうと、相手は退路を絶たれたと思い込んで突進してくる可能性があり非常に危険だ。中を確認したいのであれば、開口部の横からそっと覗き込むようにすることをお勧めする。入り口にクモの巣が張っていたら、そこに哺乳動物はいないだろう。しかし、もしかしたらヘビがいるかもしれないのでご注意あれ。
撮影データ:ニコンD800、AF-S VR 80-400mm f4.5-5.6、1/200秒  f5.6  ISO5000
ツチブタ
英名:Aardvark
学名:Orycteropus afer
全長:1.45〜1.75m
体重:40〜65kg
写真・文  山形 豪さん

やまがた ごう 1974年、群馬県生まれ。幼少期から中学にかけて、グアテマラやブルキナファソ、トーゴなどで過ごす。高校卒業後、タンザニアで2年半を過ごし、野生動物写真を撮り始める。英イーストアングリア大学開発学部卒業後、帰国しフリーの写真家に。南部アフリカを頻繁に訪れ、大自然の姿を写真に収め続けている。www.goyamagata.com

African Art 25 トーゴ エウェの人形

アフリカには多種多様な人形がある。その多くは愛玩用というより占いの儀式に使うものであったり、願いを託した身代わり像であったり、土着信仰に由来している。しかし、今回ご紹介するトーゴのエウェ族のコロン人形はそうした一般的な人形と全く違うジャンルに属す大変ユニークなものである。

トーゴ エウェ族のコロン人形 左からH28cm、35cm、24cm、38cm、22cm
トーゴ エウェ族のコロン人形 左からH28cm、35cm、24cm、38cm、22cm

トーゴは1885年にヨーロッパ連合の取り決めによりドイツの植民地になった。ドイツはトーゴをアフリカの文明化のモデルとして他のヨーロッパ諸国に示そうと鉄道の建設や道路整備などに着手して急速な近代化を進めた。この政策のためにドイツからは優秀で教養のある上流階級の人間が派遣され、豊富な資金とエネルギーが惜しみなく使われた。トーゴ、特にエウェの人々の目にこのような最新の技術を駆使する白人たちは特別の魔力を持った存在として映ることになった。テクノロジーとは一切無縁の長い時代を過ごした人々にとって次々と新しいものに出会うということはどんなことだったろう。ある意味で白人たちは神のような存在として出現したのだとしても不思議ではない。
トーゴ エウェ族のコロン人形 H72cm
トーゴ エウェ族のコロン人形 H72cm

トーゴ エウェ族のコロン人形 H70cm
トーゴ エウェ族のコロン人形 H70cm

祖先信仰としてコロン人形を祀る習慣を持つエウェの人たちであったが、ドイツの入植者からは生贄の血液を伴う伝統的な祭祀を禁じられていた。そのこともあり、白人を象った新しい種類のフェティッシュを注文する人たちが現れて、白人の典型的な服装や装飾品を付けた人形が作られるようになった。エウェの家庭の祭壇では白人の持つ力を取り入れようとこの新しいコロン人形が飾られ、不吉な事から身を守るために願いを込めて大切に祀られた。伝統的な儀礼とは異なった方法でこのような人形が作られたことはドイツ人の入植がエウェの社会にポジティブな意味を持っていたということだろう。これらの独特なコロン人形は1885年以前には見られず、1914年以降にもほとんど見られない。この30年弱の期間は白人が神のように考えられた歴史的に稀にみる幸福な時間であったといえるだろう。その意味で、最初の入植者としてのドイツ人が上流階級の人間であったということは重要である。彼らは勇気があり、優しく、勤勉であり、惜しみなく文明の利器を伝えた。
トーゴ エウェ族のコロン人形 H67cm
トーゴ エウェ族のコロン人形 H67cm

トーゴ エウェ族のコロン人形 H68cm
トーゴ エウェ族のコロン人形 H68cm

エウェの人たちがドイツ人を恩人として尊敬し、人形に表現したことはうなずける。
写真提供/小川 弘さん

小川 弘さん
1977年、(株)東京かんかん設立。アフリカの美術品を中心に、アフリカ・インド・東南アジアの雑貨、テキスタイルなどを取り扱っている。著書にアフリカ美術の専門書「アフリカのかたち」。公式ウェブサイト http://www.kankan.co.jp/