北アフリカ、サハラ砂漠で飲まれる伝統的なミントティー

「アフリカは暑い!」と想像される方が多いとは思いますが、多くの場所は湿度が低く、また標高の高い場所も多いので、意外に過ごしやすい土地の方が多いくらいです。もちろん、時期によって気温が極端に高くなる場所もあり、特に日本の夏の時期のサハラ砂漠の日中の暑さは、非常に厳しいものがあります。一般的な意味での”快適な”旅行をするのが難しいため、弊社では気候がマイルドになる秋~冬の時期をメインにサハラへのツアーを企画しています。
乾燥しているものの気温が上がる砂漠では、のどが渇いても水をがぶ飲みする地元の方をまず見かけません。多くの方はミントティーを飲んでいます。ミントには直接体温を下げ、気分を爽快にし、また交感神経の興奮を抑える効果もありますので、ミントティーという形で水分を摂る事によって交感神経と副交感神経のバランスを整えることができます。
人によって色々言い回しは違うようですが、ミントティーをよく飲むサハラの人達には、1杯2杯と飲みついでいくに従って味が変わっていく様子を表現した、ミントティーに関することわざがあります。

一杯目は人生のようになめらかに
二杯目は愛と同じ程に強く
三杯目は死のように苦い
日本の夏でもミントティーの効果は絶大ですので、夏バテ防止に今からご準備いただいても良いかもしれません。
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ビールのお供に、南部アフリカのビルトン(干し肉)はいかが?

朝からお酒のつまみの話題ですみません・・・。
昨日はナミビアのビールをご紹介しましたが、そのビールのお供として南部アフリカでよく食べられているのが「Biltong」(ビルトン)、干し肉です。干し肉と言っても種類は豊富で、ビーフにとどまらず野生動物のクドゥー、ゲムズボック(オリックス)、スプリングボックスなど。
通常は写真のようなパッケージに入れて販売されていますが、スーパーに行くとビルトンコーナーがあり、好みの種類を好みの厚さでスライスしてくれたりもします。
コックさんが作ってくれる夕食ができるまでの時間、このビルトンをつまみながらお酒を飲み、サンセットを鑑賞する、というのが、毎夕のハッピーアワーになります。
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砂漠で飲むビールは極上!南部アフリカ、ナミビアビール

5月も末に差し掛かっていますが、日ごと暖かくなってきました。管理人の地元の駅ビルでは昨日21日に屋上ビアガーデンがオープンしました!お酒を飲む方にとってはビールがおいしい時期(好きな方は1年中ビールばかりなのかもしれませんが・・・)になってきましたね。
アフリカ諸国でも、厳格なイスラム教国を除いて各国でご当地ビールが何銘柄も作られ、かつ消費されています。
弊社スタッフの中でも「ビール党」を自認しているスタッフの間では、やはり旧宗主国がドイツだったナミビアのビールが特に人気があります。”ナミビアと言えば砂丘!”、というより”ナミビアと言えばビールでしょ!!”というスタッフの方が多いかもしれません。

いくつも銘柄のあるナミビアビールの中でも、人気を二分する銘柄は、「TAFEL」と「WINDHOEK」。特に軽い口当たりでさっぱりした味わいの「TAFEL」は、乾燥したナミビアの気候によく合い、非常においしいです。
実は弊社のナミビアツアーはキャンプツアー、ロッジ泊ツアーにかかわらず、お酒(ワインとビール)が飲み放題。ツアー代金に丸々含まれています(経費としてツアー代金に上乗せしているわけではありません、ビールとワインが極めて安いからなんです)。
砂漠やサバンナで飲むお酒はまた格別です!ビール好き、ワイン好きの皆さん、ぜひナミビアへ一度足を運んでみてください!
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知られざる森のゾウ -コンゴ盆地に棲息するマルミミゾウ-

アフリカ関連の書籍をご紹介します。
弊社でも「カルチャー講座」の講師として、レクチャーをしていただいています西原智昭氏の翻訳本です。
『知られざる森のゾウ -コンゴ盆地に棲息するマルミミゾウ-』
著書:ステファン・ブレイク
翻訳:西原 智昭
発行:株式会社 現代図書
価格:2,381円+税

われわれが一般的にアフリカゾウと呼んでいるのは、サバンナに棲息するサバンナゾウで、マルミミゾウは、それより小柄で熱帯林に棲息しています。
マルミミゾウの象牙は、ハード材と呼ばれ、印鑑や三味線の撥の材料として古くから重宝されてきました。
現在では、マルミミゾウの象牙の売買は全面的に禁止されているにもかかわらず、現地では密漁が後を絶たず、マルミミゾウは生存の危機に瀕しています。
本書は、日本であまり知られてないマルミミゾウの生態や密漁の現実、保全戦略などが網羅的に紹介されています。
トヨタ財団では、本書を翻訳した西原智昭氏の研究「象牙利用に関する日本伝統文化のあり方の再価値づけとアフリカ熱帯林・マルミミゾウの密漁の実際に関する研究」に2009年度研究助成プログラムで助成を実施しました。
西原氏は、本書の最終章「マルミミゾウと日本人」にて、マルミミゾウ生存の危機と日本の関係について論じています。
まずは、知ることが大切であると西原氏は書いています。その意味でもマルミミゾウについて網羅的に紹介された本書は、大きな役割を果たす一冊です。
http://www.toyotafound.or.jp/project/proreport/publications/2012-0423-1516-6.html

南アフリカとレソトの国境沿い、ドラケンスバーグ山脈で山歩き

アフリカでスキーのできる場所があることをご存じでしょうか?
南アフリカに360度囲まれた国レソト王国は全土が標高1,400mを超え「アフリカのスイス」と呼ばれる高原の国。
この「天空の王国」レソトの東面、南アフリカとの国境沿いにそびえる山脈がドラケンスバーグ(ズールー語でウクハランバ“槍の障壁”)です。
固有植物が多く、希少動物も生息し、サン(ブッシュマン)の人達が残した洞窟壁画が約40,000点という規模で残されているため、世界遺産にも指定されています。

GWの期間、このドラケンスバーグを歩くツアーが催行され、普段山歩きをされていない方々にもご参加いただきましたが、「時間とお金の許す限り何度でも行きたいところですね」という最上級の評価もをいただけました!
今回のツアーで歩いていただいたのは、無数にあるトレイルのうちのごくごく一部にぎません。時期によって、興味の対象によって、迷ってしまうくらい選択肢は豊富です。
日本ではあまり知られていない山旅スポット、アフリカの大自然を生身で感じたい方、ドラケンスバーグを歩いてみてはいかがでしょうか?
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