「壮大なタンザニアサファリ12日間」に参加して

『壮大なタンザニアサファリ12日間』にご参加頂いた、T.A.様からのツアーレポートです。
タンザニアから帰国して2週間になるが、いまだマラリアは発症していない。ツェツェ蠅にくわれたところもやっと痒みが落ちつき瘢痕もほとんど残っていない。ナイロビ経由でのタンザニア12日間の旅はあっという間であったが、思い出されることなどを記してみたい。(名誉なことにツアーを企画・添乗されたIさんに依頼されたのです。)ちなみに私は景観や遺跡の見学・音楽鑑賞を中心に旅行しており、動物をみる旅行は初めてである。もちろん東アフリカも初訪問であった。道祖神の読者であれば東アフリカのリピーターも当然多いと思うが、これから初めて同地へ旅する読者も想定して記します。
東アフリカへのフライトに関して
今回は成田<―>インチョン<―>ナイロビの経路で大韓航空利用であった。往路はインチョンで乗り換えが5時間待ちになったが、帰路は3時間弱くらいだった。行きは暇を持て余したが、帰りはシャワーを浴びて免税店を物色しているとあっという間だった。
インチョン>ナイロビは14時間の夜間フライトだが、寝ているだけでよく、時差ボケ(ケニアと日本は6時間差)もほとんど感じなかった。早朝にナイロビに到着するため、その日の午後にはバスでタンザニアのアルーシャに到着でき、ゆっくり休養できて良かった。
逆に朝州発する帰路のナイロビ―>インチョンのフライトは超のつく暇さで、機内で映画を4本鑑賞してもまだ到着しない。一晩夜をとばした感じになって全く眠れず、日本で仕事に戻ってもなかなか疲れが取れなかった。さらにこのフライトは子連れの韓国人観光客で満員、きわめて騒がしかった。同国人にはケニア近辺は手軽な観光地として人気があるのだろうか。
大韓航空の機内食には必ず韓国料理のメニューがあるのに、韓国焼酎(ソジュ)やマッコリがおかれていないのが残念。もしかして韓国人がさらに陽気になってしまうから出さないのか?カルビタンやビビングクスにワインは合わない。安い酒だがソジュを飲みたい!
アルーシャ
単なる経由地ではなく、それなりに買い物など楽しかった。私はサトウキビを原料とした現地のスピリッツが気に入った。銘柄は忘れたが、カクテルのマティーニを少し甘くした感じの味で、アルコール度数は30%くらいだったか?ビールをチェイサーにして飲んだらすぐに酔える。往路に寄った時は昼食をCultural Heritage内のレストランでとったが、同敷地内にあるアフリカンアートの博物館は一見に値する。特に西アフリカ諸国の木彫などのコレクションはかなり貴重に思われた。往路はThe African Tulip Hotelに一泊した。室内設備などは立派でシャワーの湯量も豊富、またレストランの雰囲気・料理も良かったが、インターネット環境は貧弱。
アルーシャ>セレンゲティのフライト
10人乗りくらいの小型プロペラ機。天候が良く、わずかにキリマンジャロも垣間見えた。上空からンゴロンゴロ付近のクレーターがいくつか見え、景色がすばらしかった。観光フライトとしてもっと宣伝したほうが良いと思う。一人あたり15kgまでの機内預け荷物の重量は結構厳しくチェックしていたが、今回は全員の荷物を一緒に測定していた。重量オーバーぎみだった私の荷物もセーフ。荷物の多さには我ながらいつも悩まされる。
セレンゲティ国立公園
食べられる側の草食動物は、それこそ死ぬほどいますね!今回幸運にも、チーターが叢のなかで獲物(おそらくガゼルを)を食している場面に遭遇した。口の周りを血だらけにしたチーターの、(後ろ足)大腿部の筋肉の美しさに感動した。走る速度を上げるためには結構な筋肉量が必要なのだろうが、無駄な贅肉もなく形状もかっこいい。早朝サファリでは湖に上ってくる朝日に感動!大草原を悠々と歩くキリンの家族も優雅な雰囲気で良かったし、メスを追ってひたすら走り回っているオスのダチョウも滑稽な姿で面白かった。サファリカーの運転手兼ガイドは鳥類に詳しいようで、いろいろ美しい鳥の名前を教えてくれたが、残念ながら全部忘れた。
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今回、6人乗りサファリカーを3人ずつで使用して2台であったが、車内で余裕があって本当に良かった(Iさんのご英断に感謝!)。目当ての動物が現れてもサファリカーの左右どちらか側でしか見えないことが多く、両サイドに自由に動けるスペースが確保できないとじっくり鑑賞・写真撮影することは困難だろう。また、サファリ中はサンダル履きがよい。車の座席にさっと乗ることができますから。このコースには靴はもはや必要ないですね。
セレンゲティでは「パイオニア・キャンプ」に3連泊だった。高台にあるラウンジからの眺望は素晴らしく、広大な公園が見渡せる。ここからの朝日も素晴らしかった。当キャンプの各部屋は大きなテント張りとなっており、ツェツェ蝿の多い丘陵地帯に散在している。夜はヒヒやバッファローなどが出没するらしい。夜7時以降に部屋からレストランに移動するときはマサイ族のガードマンが付き添ってくれる。マネージャーはジンバブエ人で客の半数は英国人とのこと、日本人は5%くらいだそうだ。昼食・夕食はプレフィックス式のコースで、自分でチョイスできる。ここで特筆すべきは、ラウンジやレストランでのビール・ワインなど飲み物代も宿泊費にすでに含まれていることである(毎回の支払いやサインは面倒ですから)。サファリから帰ってシャワーを浴び、ラウンジで大草原の夕日を見ながらビールやカクテルを飲みつつ各国の観光客や支配人と談笑、8時にレストランに移動して南アフリカ産の赤ワインで乾杯する。完全に西洋人が作るタイプのリゾートである。そして、ここの料理はすばらしくおいしい。正直、毎回どんなメニューがあるか楽しみだった。メインの選択肢には必ずパスタも含まれており、肉ばかりで疲れた私の胃腸には良かった。また、洗濯サービスが宿泊費に含まれているのも便利。夕食前に部屋備え付けのカゴに洗ってほしいものを何でも入れておくと、約24時間後にきれいに洗濯して持ってきてくれる。ドライクリーニングはできないそうだが、このシステムは男の一人旅には超便利ですばらしい。部屋のシャワーなどの温水は、各部屋に一台附属しているソーラーシステムの機器で日中に温めたものとのこと。極端に多量に使わなければ、翌朝まで十分お温は出る。なお、天気が悪いときは薪でお湯を沸かして配るとのこと。また、部屋にはコンセントが存在しない。ランプなどのコードは直接電源につながっていて抜くことはできない。カメラやスマホの充電はレストラン近くの小屋にある充電用コンセントで行う(すごいタコ足配線!)。食事中やシャワー中に行えばそれほど不便ではない。盗難はないと思うが、似たようなバッテリーは数多く、間違えられてなくなる可能性はありそう。なおラウンジ付近では問題なくWi-Fiが使える。当然だがビジネスセンターなどはない。
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さて、広大なセレンゲティでは3日間毎日サファリを行ったが、結局キャンプから半径数十キロの範囲を移動しているにすぎない。次回ほかのロッジなどに宿泊すれば、また違う景色のセレンゲティを眺められるのであろうか。また楽しみができた。
オルドパイ峡谷(セレンゲティ―>ンゴロンゴロ移動日のオプショナル)
教科書にのっている地名なので、どうしても行ってみたかった。峡谷というより平原に亀裂が入った感じ。平原を車で走っていても近くまで来ないと存在に気付きにくい。普通は峡谷を見下ろす崖の上にある博物館をみて終わりらしいのだが、私は当然にアウストラロピテクスが発掘された場所に行くつもりだった。(ツアーの同行者の皆様、つき合わせてすいません。)サファリカーの運転手に頼み込んで(チップを渡して?)、谷底に降りるためのガイドを探してもらった。谷底は思ったより暑く、野生のサイザル麻が生えていた。すごいところまで来たものだと実感。今回の旅でもっとも感動した。(なんたって180万年前ですから!)
マサイ族の村(観光村)
マサイ・ジャンプの高さに感服しただけ。総体的には時間の無駄。しかし、彼らのドルへの執着には驚く。
ンゴロンゴロ保全地域
まず、クレーターの外輪山(リム)上のホテルに向かう途中、リムの外側に広がる丘陵地帯の景色がすばらしい。マサイの村が点在している。真っ青な空・草原の緑・真っ赤な大地のコントラスト。(ただし埃っぽいですね。)
宿泊はロケーションのすばらしいンゴロンゴロ・セレナ・ロッジ(2連泊)で、部屋からのクレーターの眺望が良かった。残念ながら2日間とも早朝は濃霧のため日の出自体は見られなかったが、その後に低い雲の間からクレーターに射しこむ光の束は美しかった。ホテルの設備は整っており、温かいシャワーが朝から存分に使える(当たり前か?)。客室が多い立派なホテルのため、宿泊客も相当多い(白人ばかり)。そのためか、やや食事のメニューはパイオニア・キャンプより平凡であるが、味は十分に平均点を越えている。タンザニア産のビールは数種類置いてあったが、私はセレンゲティ・ビールが気に入った。いわゆるハーフ&ハーフのようなやや黒ずんだ色で香ばしい味。ここは有料のランドリーサービスが普通にあった。シャツが一枚100円程度なのでいくつか頼んでみたが、特に問題なく仕上がっていた。なお、ラウンジのバーカウンター付近でなんとかWi-Fiが使えるが、少しでも離れると無理。今回はタランギレでは再度キャンプ・ロッジになるので、ここでちゃんと壁のあるホテルで一服できたのは正直とても良かった。(落ち着いて寝られた。)ちなみに標高が2300m以上あるので、夜は寒くて頭がキリッとする。
クレーターに降りてほぼ一日(6時間という制限時間があるそう)のサファリを行った。ここでは若い3頭のライオンが狩りをしたシマウマを食している場面、それをハイエナとジャッカルが奪う場面に運よく遭遇した。ハイエナがくわえていたシマウマの下腿の「シマシマ」模様が妙にリアルでした。白黒に血液の赤色がとても鮮明。ヌーの大群はみられたが、残念ながらサイには出会わなかった。カバは結構いますね。ここでは動物の背景に外輪山があるので、大平原とはまた異なった趣の写真が撮れておもしろい。ホテルのスタッフによるとンゴロンゴロは雨季の5月が特にお勧めとのこと。
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ンゴロンゴロ>>タランギレの移動
すばらしい舗装道路は通っている。途中に昼食を兼ねて、キテラ・ロッジという昨年できたばかりの宿泊施設に立ち寄った。ここのロッジ周辺には農園が広がっていて、ロッジで供される野菜・果物などを有機栽培している。時間があったので、ゆっくり農園を散歩した。昼食では新鮮な野菜がサーブされた。私はここで、タンザニアで初めて生の野菜を食べたが、食あたりはしなかった。
タランギレ国立公園
サルやヒヒが多い。セレンゲティより起伏があるので、景色的には変化があって面白い。ここまで来ると、すでに十分いろいろな動物を見てしまっているので、ライオンが狩りをしている場面がぜひ見たいなどと人間さらに欲が出てくる。草食動物はもはや写真にも撮らない。象の群れは至近距離で見られて良かった。今回分かったのは、午後の陽の高い時間帯、肉食動物はほとんど日陰で寝ているということ。見学する側も食後でボーっとしているし暑いので、無理に車で走り回らずに皆で昼寝すると良さそう。ホテルにいったん帰るのは大変なので、昼食場所の近くにゆっくりできる休息できる施設を作ってほしい! また、ここではナイトサファリも体験できた。国立公園の外側で行うため、近くの村からやってきた飼い犬と野生の象の群れが一緒に見られて、なんかアットホームな感じが良かった。
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タランギレではリバー・ロッジに宿泊した。今までの二か所に比べると、かなりボロく見えてしまう。私がもっとも差を感じたのは、その電気量の少なさ。部屋の中でもレストランでも、夜間は相当に暗い。年取ると暗いところで見にくくなるので、料理の色が判別つかず少し困った。誰も入らないようなプールを作るくらいなら、発電機を増やしてほしい。また、Wi-Fiはつながらない。
帰路のナイロビ
帰路は、タランギレ>アルーシャ>ナイロビと丸一日かけて戻った。全体的には道路事情はよく、快適なドライブだった。ナイロビの夕方の渋滞はすごかった。車の増加にインフラが追い付かない例。ホテルはナイロビ・セレナ・ホテル。日本人がみても超高級ですね。浴室のアメニティがPenhaligonsなのには、英国の影響を少し感じた。夕食を取ったビュッフェのレストランも工夫した料理が多く、最後の晩餐は十分に楽しめた。翌早朝に空港に向かったが、ちょうど国際線出発ターミナルは(火事のあとで)再開されたばかりとのこと、少し運が良かったらしい。ローカルな免税店などには、特に買いたいものはなかった。ちなみに我々が離陸した直後に、ナイロビの高級ショッピングモールでテロが発生したが、インチョンに着いてから知った。
今回は、ベテラン添乗員のIさんに引率され、少人数での旅行だった。6人だと小回りがきくので、とても良かった。同行の皆様にはたいへんお世話になり、感謝しております。ありがとうございました。大きく体調を崩す人もいなかったのも良かった。タンザニアにも再訪したいが、次回はケニアでのサファリにも参加してみたいと思う。
タンザニアのツアー・旅行一覧はこちら。
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。

ナクル湖のシロサイ

ナクル湖畔で6頭のシロサイに遭遇しました。最初はやや遠かったのですが、徐々に近づいて来ました。仔サイも居ましたので、仔を含めて3頭の写真です。
こんな光景に出会えるかもしれないケニアのツアー一覧はこちら。

川嵜夫妻ケニア・タンザニア新婚旅行

2007年4月24日出発のハネムーン手配旅行で、ケニア、タンザニア、ドバイに行かれた川嵜様ご夫妻からのレポートです。

私たち二人は旅行が大好きで、今まで色々な所へ行きましたがアフリカは未踏の地。普段行けるところは魅力がないし、堂々と長期で休める絶好のチャンスなので、新婚旅行にアフリカは即決でした。
でもアフリカといっても広く、どこへ行ったらいいのかわからないので「野生の動物がみたい!」という希望のもとに、いつか行こうと前からパンフレットを購読していた道祖神さんに旅行を組み立ててもらいました。
出発は結婚式の2日後、その間会社に出勤や旅行の準備でほとんど睡眠不足で飛行機に乗り込んだため、行きの飛行機の中はほとんど記憶にありません(笑)
1. ナクル湖へ(サロバ・ライオン・ヒル泊)
ナイロビに到着後、少し雨がぱらついていたのでちょっと残念でした。出迎えてくれた現地ガイドのジョセフさんと3.5時間のドライブでナクル湖へ。ナクル湖に到着すると、湖の縁がピンク一色!何だろうと思っていたらフラミンゴの群れでした!!フラミンゴが見られると思っていなかったので、すごく感激しました!
湖の近くにはサイ、キリン、ハイエナ、シマウマ、ジャッカル・・・あちこちに動物がいて興奮していると、いつの間にか大きな虹が!!雨に感謝!虹の中のサイやシマウマ、フラミンゴ、とても幻想的でした。
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2. ナクル湖からマサイ・マラの道中
ナクル湖からマサイ・マラは7時間以上のドライブ。飛行機で移動することも出来るそうですが、陸路で村や街並みを楽しみながらもオススメということで専用の車で長時間ドライブです。道中は畑仕事をする女性、洋服屋さん(?) 何かイベントがあるのか同じ方向に歩いている人たち、ゾウの頭蓋骨(?)らしき骨が落ちていたり・・・とても楽しかったです。
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ビッグプロブレム!?
マサイ・マラのオロナナロッジに近づいた頃、ガイドのジョセフさんの様子がおかしくなってきました。話しかけても無視、車内に何となく緊迫感が。すれ違うマサイの人たちが何やら叫んでいたり、バイクで追いかけて来たり、最後はマサイに囲まれ車もストップ。マサイに車のキーまで奪われてしまいました。みんな石を持って殺気立っていました。私たちはここで死ぬかも、殺されちゃうかも・・・と不安でいっぱいの中、ジョセフさんが振り返り、私たちに「ビッグプロブレム!」と何度も言いました。今思えばここは「ノープロブレム」と答えて欲しかったところです(笑)。
私が半袖を着ていたので、主人が心配して肌をなるだけ露出しないよう「羽織って」と上着をくれました。いまでもこの緊迫した雰囲気の中の主人の優しさは頼もしく思います。
現地語で何を話していたのかわかりませんが、言い争っている人が顔のハエを払った仕草で何故か「私たちは大丈夫だ」と確信しました。
マサイの一人が英語で私たちに説明をしてくれました。何でも彼らの大事な家畜の山羊を車で引いてしまったそうです。そしてジョセフさんは逃げてしまったそうです。
「あなたたちは関係ない、悪いのはこのガイドだ!」と言って、ガイドを人質に取り、私たちはホテルまで送り届けてくれました。
今までの経験だと、お金を持っている旅行者の私たちに高額なお金を請求するところを、問題のあるガイドだけ連れ去り、私たちを解放したマサイの真摯な態度に感動しました。
ホテルで心配して待っているとジョセフさんが帰ってきました。2000円払って解決したそうです。たった2000円!?と気が抜けてしまいました。でも金額ではなく、山羊がとても大事な生活の一部なのですね。
何故次々と行く手をマサイが現れたのか不思議に思っていましたが、マサイも携帯電話で連絡を取り合っていたみたいです。世界は着実に進化している!
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3. マサイ・マラ(オロナナ泊)
ロッジに着くと、宿の方々がとても親切に出迎えてくれました。オロナナは14テントしかない高級ロッジ。テントと言ってもテントとは思えないほど素敵な部屋で、テントのすぐ側にマラ川があり、カバが住んでいて時々ブォーという貫禄のある鳴き声がします。
夕食はフランス料理のようで、味も最高に美味しかったです。デザートタイムになると、歌を歌いながらシェフやスタッフ、マサイの方々がホールケーキを持って来てくれました。私たちも誘われみんなで楽しく踊ってお祝いしてもらいました!とても楽しい一時でした。
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翌日はジョセフさんの提案で、ランチを持って1日中サファリ!
一番期待していたのはライオンとチーター。期待を膨らませていざこの目で見られたときは私たちよりもジョセフさんが一番興奮していました(笑)。私たちに見せなきゃという思いが強かったのでしょうね。ライオン、チーターを実際に見て感じたことは、意外にも平和でゆったりとした時間が流れていること。チーターなんか欠伸してずっとゴロゴロしていました。
一番感動したのはキリンが群れで移動しているところ。圧巻でした!
高級食材のホロホロ鶏も普通に歩いている!ハイエナの赤ちゃん、マングース、ハゲタカ等動物園やテレビでしか見たことのない動物がたくさん!
獲物の取り合い、争いも見られましたが平和な時間が流れていました。
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ランチは大草原の中にテーブルとイスをセットしてサファリピクニック!
どこまでも続く大草原の中、人生で最高のピクニックでした!
1日中サファリなので、もちろんトイレも大草原の中。ハイエナが去る後ろ姿を見ながら「大丈夫なのかな?」と不安で常にキョロキョロしながらです(笑)
車に乗っているとジョセフさんが慌てて車の窓を閉めました。そこにいたのは「ブラックマンバ」。猛毒のヘビだそうです。平和だなと感じる一方、常に危険と隣り合わせだと実感させられました。
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サファリ3日目はマサイの村を訪ねました。
マサイの女性達と歌ったり、一緒に火をおこしたり、子供達とふれ合ったり、お互いに質問をし合ったりしました。マサイの女性は家を作るそうです。「出来る?」と聞かれたことの何一つ私はできませんでした。いろんな事に感動させられっぱなしでした。マサイと貴重な一時を過ごすことが出来ました。
再びマサイ・マラからナイロビに向かいケニアの最終日、旅を終える頃にはガイドのジョセフさんと親密になり、ジョセフさんの奥さんとも電話で話をして、次に来るときはジョセフさんのお家でホームステイしよう!なんて話をして、ジョセフさんのご家族の写真をお土産にいただきました。
私たちを「カワサキ!」と呼び捨てにして、自分のことは「ジョセフさんは~」とさん付けにしていたジョセフさん、今ではFacebookでお友達です。
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ザンジバル(パラダイスビーチバンガロー泊)
セスナのような小さな飛行機で着いたザンジバル。宿のオーナーさんは日本人なので安心です。目の前は綺麗な白浜のビーチ。部屋の目の前がビーチなので、本やカメラを持ち込んで、海辺でボーッとしたり居眠りしたりとゆっくり過ごしました。
私たちが新婚旅行だと言うと、現地の従業員の人が、ビーチにテーブルとイスを置き、そこで夕食をと提案してくれました。葉っぱや花で綺麗に飾り、料理を一品ずつ運んでくれました。星空の下、ろうそくの明かりで食べるディナー。本当に素晴らしかった!!
ただ昼に夕食の分を注文したのですが、たくさん食べる主人は量が足りず、追加注文が出来なかったので私の分を少しあげました。それでも足りず、後は持ってきたお菓子を二人で漁って食べました。お腹は満たされなかったけど、心はいっぱい満たされました♪
次の日はオプショナルツアーを申し込みたかったのですが、申し込みが夜遅かったので難しいと言うことであきらめてのんびりすることにしました。
二人で海を眺めて何時間もボーッと・・・すると女性が袋を持って海を行ったり来たり。素敵な光景でした。後で聞いたら海草を採っていたそうです。
やることがないので、宿にあったサッカーボールで遊ぶことにしました。サッカーボールでビーチバレーをしていると従業員の男の子がやってきて一緒に参加。私は左手の薬指を突き指してしまい、しばらく結婚指輪が抜けなくなりました(笑)。
その日の夜は停電。真っ暗でシャワーも浴びられず、着替えも歯磨きも手探り状態。どこに何があるかわからないまま二人で大笑いしながら寝ました。
パラダイスビーチバンガローを去るときに、村長さんが挨拶に来ていただき、みんなで一緒に写真を撮りました。私と主人の間に居る子が一緒にサッカーをしたりビーチバレーをしたりして遊んだ子です。
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ストーンタウン(テンボ・ハウス泊)
世界遺産のストーンタウンもオプショナルツアーを頼んで散策しました。説明が英語であまり解りませんでしたが、珊瑚から造られたという建物の街並みが素晴らしかったです。ザンジバルはスパイスアイランドとも呼ばれていてあらゆるスパイスがあるそうです。市場に行くとたくさんのスパイス、顔の2倍ぐらいあるバナナ、赤いバナナ等がありとても楽しかったです。試しに赤いバナナを買ってみましたが、残念ながら美味しくなかったです。
昼はホテルのインドカレーを食べました。ものすごく美味しくて感動しました!夜は近くの中華レストランに行きましたがここも美味しかったです!
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ドバイ(ロイヤルミラージュ泊)
乗り継ぎついでに最後にドバイに寄りました。ここに寄って良かったと思います。アフリカでは快適でしたが、お湯が出なかったり、寒かったりと体が少々疲れていました。ロイヤルミラージュはとてもゴージャスなホテルで、旅の最後を締めくくりとして最高でした!!
朝食も美味しいし、ショッピングもたくさんしました。人に会わない造りになっているようで、滞在中ほとんど人に会うことはありませんでした。部屋を出るとすぐビーチなのですが、灼熱のように暑くて5分も居られませんでした。
砂漠ツアーにも行きました。本物の砂漠を見たのは初めてだったので感動しました。ラクダに乗ったり、ベリーダンスを見たり、夕日がとっても綺麗で、それに映える砂紋がとっても綺麗でした。
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旅を終えて
旅行から帰り、2人とも少々弱っていました。私は微熱と湿疹、主人は蕁麻疹。
どうやら食べ物が原因らしいのですが、思い当たるのはザンジバルで停電のあった次の日の朝食。冷蔵庫も停電していたはずなのでそこで出てきたジュースとかが怪しかったです。でも大したことはなく、2人とも帰国の翌日から元気に出勤しました。
道祖神の羽鳥さんにお礼の連絡をしました。その症状を話すとおそらく食べ物でしょう、マサイであった事件を話すと「大丈夫だったでしょう?」とあっさり。
色々な心配をしていたのが馬鹿らしくなりました。確かに大丈夫だったので(笑)。
オロナナでのビッグサプライズのケーキ&ダンスは羽鳥さんが仕組んでくれたとの事。
素晴らしい旅にしていただき、心から感謝しました。
旅の途中から私たち夫婦は「羽鳥さん」に興味を持ち、その羽鳥さんも今ではFacebookでお友達、毎年旅行博で子供と写真を撮るのを楽しみにしています。
旅を終えて2人で心に決めたこと。それはいつか子供ができたらまたアフリカに連れてこよう、檻に入れられた動物ではなく野生動物を生で見せたい。現在息子は3歳、あれから6年経った今でも同じ夢を語っています。
その想いを持ちながらいつか行こうと、息子には値段の載った動物の絵本として、道祖神さんのパンフレットを家族みんなで愛読しています。
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※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。

ナミビアに生息するレイヨウ類、砂漠のオリックス(ゲムズボックス)

ナミビアのオリックス。南部アフリカではゲムズボックスとも呼ぶ、オスメス共に真っ直ぐに伸びた非常に美しい角を持つ大型のレイヨウです。半砂漠、草原、サバンナに生息し、オスを中心とした10~50匹からなる群れを形成して生活していますが、時たま単独行動をしている大型の個体を見かけるのは、老齢化したオスが群れを離れ単独で生活することが多いためです。
このオリックス、ナミブ砂漠等の非常に乾燥し、日中の気温がかなり上がる場所では、日差しと高温を避けるためにアカシアの木などの木陰に入り、人がかなりの近さまで近寄っても警戒するだけで逃げない場合があります。実際のところ、3mくらいの近さまで近づけるでしょう。こういった状況で更に近づくのは、実は非常に危険。体力の消耗を防ぐために餌を漁る行為もストップし、止むに止まれず木陰に待機している状況ですので、人間が近づくことで更に彼らを精神的に追い詰め、最終ラインを超えてしまった人間に対して彼らが何をするかと言ったら、”防衛のための攻撃”しか選択肢がありません。その攻撃も生死をかけたものですので、当然ですが最初から手加減なしです。
時にはライオンさえも貫く、その鋭く尖った角を用いてアタックされたら人間はひとたまりもありません。

アフリカの生態系の中では捕食される、どちらかというと”弱い”部類に入るレイヨウ類ですが、厳しい野生の生存競争の中で生きているということに変わりありません。どんな動物であれ、厳しさの中で生き抜く『強さ』を持っているのは、考えてみれば当然のことなんですね。
オリックスも見られるナミビアのツアー一覧はこちら。

悠久の大地 セレンゲティ国立公園滞在型サファリ 9日間

2012年12月28日発のツアーにご参加頂いた橋本 和乃 様からのレポートです。
さい先の良いスタート
アルーシャからセレンゲティへ、一気に軽飛行機で飛んで、ドライバーさんの出迎え後、早速サファリへ。
10時過ぎからの約2時間で、ヒョウを2回見る。さい先良すぎ。木から降りて歩いたりと動きのあるヒョウが見れました。
その後は暫くパッタリで、インパラ位。でも満足!ただ自分のカメラのズーム不足が残念。
次の日、サファリ2日目も、遠くの木にヒョウがいた。写真は撮らず、双眼鏡でシルエットを確認のみ。これで3回目のヒョウ。今回はヒョウとご縁がある。
1泊目の夜、宿泊先のセレナ・ロッヂにヒョウが来たらしく、“ レストランでお客さんに写真を見せて貰った ”と、次の日、ドライバーさんが教えてくれた。その場に居合わせず、惜しい思い!
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初 木登りライオン
小雨期がまだ続いているらしく、一面の青空とはいかず曇りがち。
雨が降ったりで、暑くもなく過ごしやすい(日焼けの心配もない?!)。お陰で蚊やツエツエ蝿にも刺されず・・・。
動物が余り見かけられず、ドライバーさんが“皆チーターを探しています”と。そんな中、木登りライオンに遭遇。
それも沢山!8~9頭が樹上に。初めて木上りライオンを見たのに、いきなり群れで、凄くラッキーな状態。
ただ既にサファリ・カーで一杯で、ライオンの木まで遠い。
取り敢えず、この距離から写真を撮っておく。車が動くのを待つ。少しずつ少しずつ前進。
後もう少しでというところで、ライオン達が木から降り始めた。あ~残念。
私達の車が現場に着いた頃には、ほぼライオン達は木から降りて、背を向けて歩き始めていました。
木の下にも合わせて20頭程、ライオンがいたようです。
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我がドライバー、ヒョウを発見
サファリ最終日、小雨で屋根を開けられず。
昨日までの3日間、ランチ前にヒョウ、チーター、ライオンに会えていたので、今日はこれまでかと午前の部終了。
ピクニック・サイトでランチBOXを食べ終える頃、晴れてくる。
屋根を開けて出発。ドロドロ道ですれ違う車も少ない。
この辺には動物は居ないかなとあきらめムードの中、ドライバーさんが木の上のヒョウを見付ける。
一番良い場所を先ず確保。無線で他(同じ会社の)車に連絡。これで4回目のヒョウ。すごすぎ。
それも凄く近い! 肉眼でも充分。呼吸でのどが動いているのも分かる。背中、これそヒョウ柄、お腹のあたりも真っ白できれい! バサバサの耳毛らしきものも見られる。
枝にまたがったり、足を組んだりとポーズも又いい。
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大助かり 日本語ペラペラのドライバーさん
英語がダメなので、何よりありがたかった。
会話は必要最低限の事柄のみ、どうにか理解出来ればなんとかなるだろう・・・と。
普段よりメッキリ口数は減る覚悟で申し込んだけど、おかげさまで無口にならずに済んだ。
“ 楽してたな~ ”とありがたみをより実感したのは、アルーシャにもどり、ホテルでスーツ・ケースを引き取る時のこと。
もしもの時用に、持参したスワヒリ後の本を片手に“Sanduku Langu” スーツ・ケース、“amana”預ける と単語を指さす。ようやく手元に。
これも良い想い出に。(ドライバーさん以外は、ジャンボ、アサンテ、ンズーリの連呼で乗り切った・・・。)
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やっぱりセレンゲティ
良い場面に出くわすことが多く、大満足。そうでなくても、屋根から顔を出し風にあたってるだけでも楽しいし、サバンナの中に今いるってことがうれしい!
そんな時、今回2人でも催行して貰え、セレンゲティに来ることが出来て、ほんとうに良かったなぁ~と。つくづく、しみじみ思いました。
体調もくずれず、無事に過ごせ、さらに快眠、快食、快便で言うことなし。
ありがとうございました。
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