コートジボワールの 「ソースグレン」

コートジボワールのアビジャンに住んでいた時に、外出とかしてお昼を食べるときは、現地の方が営業する屋台で食べていました。
屋台のごはんは炭水化物(ご飯、トー【とうもろこしの餅】)に、ソース(シチュー)をかけて食べるものが多く、ご飯にいろいろなソースをかけて食べていました。

このソースの種類も、ピーナッツ、ほうれん草、アフリカナスなどいろいろとありましたが、私が一番好きだったのはソース・グレンです。ソース・グレンのグレンは、フランス語で種子という意味で、畑で栽培されているアブラヤシの実を何時間も煮て作るソースです。表面に油が浮いているものの、食べてみるとそれほど脂っこくなく、ご飯が何杯もすすみそうな味です。
ソースには、魚、鶏肉、豚肉などを入れてぐつぐつ煮て作ります。一度だけ、豚肉のソース・グレンを食べたのですが、豚の味がソースに溶け込んで非常においしかったのを覚えています。
屋台では残念ながら、魚が主流でしたが、もちろん魚も悪くありません。コートジボワールにいらしたら、ぜひソース・グレンをお試しください。
東京本社 深川
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コートジボワール、アビジャンの公共交通事情

コートジボワールのアビジャン空港に降り立つと、左側にオレンジ色をしたタクシーが列をなしています。外国人にはタクシーが一番おすすめ。タクシーにはメーターもついていますが、大体の料金を知っていれば、値段を交渉しても問題はありません。
メーターがあっても、油断することなかれ。よそ見をしている間に、運賃加算ボタンを押す猛者もいるので油断も隙もあったもんじゃない。ちなみに夜は昼の運賃の倍になります。

アビジャン市民の足はタクシーのほかに、乗り合いタクシーのウォロウォロ(woro-woro)はちょっと出かけるときに便利。トヨタのダイナなどの荷台を改造してバスにしたバカ(gbaka)は、車掌が行き先を「アジャメ、アジャメ、アジャメ」と最低三回は繰り返すので、まあまあわかりやすいですね。
一番安価な市民の足はSOTRA(アビジャン交通会社)のバスで、市内の端から端に行っても、200CFAフラン(約50円)程度で移動できます。ただ、時刻表もないバス停でいつ来るかわからないバスを待ち続けるのは結構きついです。今は新しいバスが導入されていますが、フランスからの中古バスだけの時は途中でエンストして、運行中止になることもあるようで、市民泣かせの存在でした。
皆様も平和になったコートジボワールへぜひお越しください。
By 東京本社スタッフ深川(元アビジャン在住 )
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コートジボワールの海のリゾート 「アッシーニ」

アビジャンより車で東に約2時間ほど走った場所に海辺のリゾート地アッシーニがあります。かつてはクラブメッドなどがあり、ヨー ロッパからのバカンス客がたくさん訪れていましたが、今はこじんまりとしたホテルが十数件あるのみですが、週末はにぎわうようです。
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世界遺産もある、コートジボワール最初の首都になった街「グランバッサム」

グランバッサムはアビジャンより東に約1時間ほどにある街で、フランス領コートジボワールの最初の首都になった街です。昨年7月 に、グランバッサムのフランス地区(フランス人が建設した地区)がユネスコの世界遺産に指定されました。画像は元ポルトガル商館の跡です。
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アフリカのユネスコ世界遺産

現在、ロシアのサンクトペテルブルグでUNESCOの世界遺産選考会議が行われており、アフリカ大陸からは以下の5つが候補として挙げられています。
◆自然遺産
チャド:ウニアンガ・ケビールの湖沼群
コンゴ共和国・中央アフリカ・カメルーン:3カ国にまたがるサンガエリア

◆文化遺産
モロッコ:ラバトの歴史的都市
セネガル:バサリ、フラ、べディックの文化的景観
コートジボワール:グラン・バサム歴史都市
モロッコのラバトに関しては、既に世界遺産登録が決定したようです。
上記の文化遺産候補がある3カ国はそれぞれ他の世界遺産を既に持っている国ですが、自然遺産候補のチャドとコンゴ共和国にはまだ世界遺産がありません。この機会に登録されると良いのですが。
現在はツアーをおこなっていない、北部チャドのウニアンガの湖沼群は、ほぼサハラのど真ん中にあるにもかかわらず満々と水をたたえています。更に、知られざるチャド北部にはアーシェイ・ゲルタという岩山に囲まれた大きな泉があり、その泉にはサハラが緑だった時代に取り残されたワニの子孫たちが今も生息しています。
弊社のツアーラインナップのうちの多くのツアーには各国の世界遺産訪問が高い頻度で含まれていますが、何故か弊社のスタッフが「ここはスゴイですよ!!」という場所の中には、含まれていないものも多くあります。もしかしたら、自国の人々にもあまり知られていない場所が多いのかも知れません。
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