夢がかなったオカバンゴの旅

2011年12月23日出発、オカバンゴ《だけ》・直球勝負 10日間 手配旅行に参加された西 善宏様、裕子様ご夫妻からのレポートです。
2011年の年末、夫婦で念願のオカバンゴを訪れた。ケニアやタンザニアなど、東アフリカへは数回行ったことがあるが、オカバンゴは価格も高くツアー日程もなかなか合わなかったため、今回も初めは諦めていた。でも、ふと道祖神さんの「オカバンゴ《だけ》・直球勝負 10日間」をプライベート旅行として手配してもらえるだろうか、手配が可能だったらいくらぐらいになるのだろうと思い、道祖神さんに相談してみた。
すると、なんと手配は可能で金額も予算内に収まるではないか。
最大で四国ほどの大きさの湿地帯が広がるというオカバンゴ。テレビで見て憧れていた世界に、ついに行けることになったのだ。
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東アフリカとは一味違ったサファリ
旅行前、オカバンゴはブッシュが多く動物を見つけにくいため「東アフリカとは一味違う」という情報をあらかじめ道祖神さんからいただいていた。私たちは、美しい景色を眺めることや、湿地帯に生息するリーチェ、南部アフリカ固有の縞模様をもつシマウマなど、「数」ではなく「種類」を楽しむつもりで臨んだ。
『願わくばリカオンにも会いたい』という想いも抱きながら・・・。
結果的には、サファリは東アフリカと比較すると動物に出会える頻度が少なかった。
また、殆どインパラと鳥だけの日もあった。ガイドによると「今は雨季のため、水たまりがあちこちにでき、動物が散ってしまった」とのことだった。タイミングとしてはあまりよくなかったようだ。
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それでも、ライオンのカップル、インパラの子供を食事中のチーター、ヒョウ、ジャッカルの親子など、それなりに肉食獣に出会うことができた。
アンテロープは、クドゥ、ウォーターバック、リーチェ、たくさんのインパラ。そして遠目ではあったが、夜行性のサバンナダイカーというアンテロープも!その他にもゾウを間近で数回見たり、南部固有のシマウマや遠くのキリンなど、振り返るとそれなりにちゃんと見ていることに驚いた。
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そして、ついにリカオンにも・・・。
夢がかなったリカオンとの出会い
オカバンゴ滞在もあと一日半となった朝のサファリ中、双眼鏡をのぞいていたガイドが叫んだ。
「Wild Dog!(リカオンだ!)」
400mぐらい先に、黒っぽい4つ足動物がいる。私達は全速力で近づいた。
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「どうしよう。23年越しの夢がかなうかもしれない」
近づくと、確かにリカオンだ!目の前にいる!
すぐにブッシュの奥へ入っていってしまったが、一瞬だけど確かに見た。「これだけでも満足だ」と思っていると、後ろから新たに3匹現れた。その3匹もブッシュに消えていったが、今度は正面からちゃんと見た。
ドライバーが「リカオンは群れで動くから、近くにもっといるかもしれない」と言い、ブッシュの反対側へ車で回りこむと・・・
いた!
子供を含む、20匹ぐらいのファミリーだった。ドキュメンタリーで見たように、お互いの口の周りをペロペロ舐てジャレ合っている。他の数匹は、落ちている枝を引っ張り合って遊んでいる。23年前、初めてアフリカを訪れた時から「リカオンを見てみたい」と願っていたが、生息数が少なくかなわなかった。オカバンゴに来ること自体が夢ではあったが、リカオンに出会う夢までかなったのだ!
胸が痛いほど熱くなって、嗚咽するほど泣いてしまった。同乗していたフランス人の夫妻からは「写真撮ってやったぞ!」「今日は素晴らしい日になったわね!」と、慰められた。
あの時を思い出すと、今でもまだ涙が出る。
テントロッジはバケツシャワー
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今回の旅では、2か所のテントロッジに3泊ずつ宿泊した。それぞれシンプルながらも、水洗トイレやシャワーが各部屋に設置されていて清潔だった。各部屋にはライトの他にロウソクも置いてあり、趣があってなかなかよかった。
お湯は24時間利用できるロッジもあれば、都度お湯を依頼してバケツシャワーを浴びるところもあった。ロッジによっては、シャワー室に屋根が無いところもあった。私は、その屋根の無いシャワー室で、激しいスコールに見舞われてしまった。「天然のシャワー」を浴び、水もお湯もあったものではなかったが、面白い経験だった。ただ、バケツシャワーのお湯は少なく満足に浴びられなかったので、身体が冷えてしまった。私たちが滞在した時期は現地の初夏だったが、朝晩は結構冷えるため、寒さが苦手な人は、上下ともに厚手の服も用意することをおすすめする。
夜の移動は送迎つき
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宿泊するテントと、食事を取るメインテントは離れていた。夜はカバやハイエナの声が聞こえるほど野生動物が近くをウロウロしているため、「ロッジスタッフに送迎してもらう」という決まりがあった。真っ暗な通路を、懐中電灯を片手に先頭を歩くスタッフに、「もし動物が目の前にいたらどうするの?」と尋ねると、「なにもしない。ただ通り過ぎていくのを待つだけさ」と言われた。確かに彼は丸腰だった。
それでも、日常的に、どのあたりにカバが出没するかなどの情報は把握しているらしく、「あそこにカバが来るんだよ」と、ライトを照らしてくれたら・・・確かにいた。
近い。
ほんとうに大自然の真っただ中にいることを実感した。
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温かみのある食事
ロッジの食事は、2カ所ともとても美味しかった。現地の新鮮な野菜を使ったキッシュや、パスタ、そして肉料理。「味が合わない」というものは無かった。サファリ中のおやつも、手作りのクッキーやマフィンで、なんとも温かみがあった。
各ロッジとも宿泊客は数組とこじんまりしているため、食事は個々にレストランでとるという形式ではなく、食事時間前に徐々にバーに集まり、ワイン等を片手にひとしきりおしゃべりした後全員でテーブルを囲むというものであった。
メインテントの大きな一つのテーブルには、宿泊客だけでなくドライバーやロッジのスタッフも同席し、ワイワイとお喋りをしながらゆっくり食事やお酒を楽しんだ。
英語があまり話せない私であったが、夫に通訳してもらいながら会話に参加して楽しんだ。親しくなった人たちとは、今もFacebookでつながっている。
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広大な湿原。リカオンとの出会い。夢がかなったオカバンゴの旅。
サファリだけでなく、いろいろな国の人たちとの出会いもあり、思い出深い旅になった。
道祖神さん、ありがとうございました!
ボツワナのツアー・旅行一覧はこちら。
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。

乾季のケニア

2011年10月19日出発、個人手配でケニアへご旅行された日比野 倉氏 様からのレポートです。
10月中旬のケニアは、初めてである。乾季の時期は、草丈も短く動物も見易いという期待を持って出かけた。乾季の時期にチーター親子に2回出会った。大型肉食獣の出産時期でもないのに珍しいし、チーター、ハイエナ、ダチョウ、ゾウ、イボイノシシ、草食動物の親子に出会った。
日本からナイロビまでエミレーツ航空よりカタール航空の方が到着時刻が早いので、初めてカタール航空を利用した。しかし、到着時刻は1時間ほど遅れた。待っていたドライバーと対面し、車へと荷物を運んでナクル湖へ向かった。この時期のナイロビ市内は、ジャガランダの花でいっぱいになると聞いていたが、話によるとこの年の花の開花は、いまいちだということだが気候の影響なのか。曇り空の夕刻にナクル湖に到着し、小雨の湖岸道をゆっくり車を走らせた。動物が現れそうな気配はなかったが、道に3頭のメスライオンが歩いていた。他に動物が現れそうもなく小雨が降るのでロッジへ向かった。9年前に宿泊したロッジだが記憶に残っていたので、施設、敷地内も迷うことなく問題はなかった。夕食の時レストランで中国人の多いことに気がつく、現在の経済事情を反映していた。
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次の朝、お昼のランチボックスを持って曇り空の下湖岸の道をゆっくり走り出した。ヒヒの群れと数等のシマウマがいる。しばらく車を走らせて行くと数等のキリンがアカシア林の手前に立っていた。空の雲の合間から陽射しが差し込んで明るくなった湖岸に着いて目に入ったのは、沢山のモモイロペリカンだった。フラミンゴで知られるナクル湖は、ペリカンの湖になっていた。ペリカンの群れは初めて見るから新鮮だった。乾季のわりに雨量が多くて水嵩が増し湖の環境が変化した為だろうか。高台のビューポイントから湖を見るとペリカンの群れがいる場所は、小さく見えた。いつしか天候が、乾季らしい青空となった頃、マサイ・マラへ車を走らせた。
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マサイ・マラで迎えた朝は、快晴だった。日の出前にロッジの池にカバを見に行くと水から上がっているカバが数頭いた。6時半前にロッジを出た。晴れているが靄がかかっていて遠くに朝陽に照らされた10頭ほどのゾウが草を食べながら移動していた。10分ほどゆっくり車を走らせていると、ドライバーが30メートル程離れたブュシュの方に視線を送ると、「ヒョウ」と一言いって車をブュシュの方向に向けた。近づいて行くと朝陽に照らされた一頭のヒョウが座っていた。太陽で体を温めて毛繕い中だ。数年前、顔を洗うようなしぐさのヒョウを見たことはあるが、朝はリラックスしている。木の上では見せないポーズも見せてくれた。しばらく私たちの車1台だけであったが、数分後には3台の車が傍に停車していた。ヒョウを発見してから、15分ぐらいで毛繕いをしてブュシュの中に消えていった。
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陽が少し高くなってきた広いサバンナに出るとガゼルやバッファローの群れ広がって草を食べていた。しばらくして朝食を摂りにロッジへ戻った。このロッジの庭にやってくるサバンナモンキーは以前より減った。レストランにある紅茶のティーバックの箱を開けて持ち去っていくのをよく見たが、毎日、追い払っているようだ。朝食を摂るとランチボックスを持ってサバンナに向かった。水場でイボイノシシの親子が水を飲んでいる。陽も高くなり気温が上がってきた。木陰に若い2頭のオスライオンが寝ている。寝姿を見ていると体は大きいが、やはり猫科動物だと感じる。しばらくすると、ドライバーは川の方へ車を走らせた。ヌーの川渡りはもうピークではないが、シマウマとヌーの群れが水深の低くなった川を行ったり戻ったりして水を飲んでいる。川渡りという光景ではなかったが、それなりに興味を惹く光景だった。少し小高い丘の上でキリンの親子、ヒナを連れたダチョウのカップルを見た後、アカシアの古木の傍に車を止めてランチボックスを開いた。チキン、サンドイッチ、ヨーグルト、フルーツジュース、リンゴとオレンジが一個づつを心地良い乾いた風の中で完食。
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その後動物を探しながら、サンドリバー沿いをマラ川の方へ向かった。小さな川の傍に2頭の若いオスライオンが穏やかに寝ていたが、ライオンの頭数がかなり減ってきていると聞くと将来は希少動物になり得る。マラ川に着いたが、川に動物のほとんど気配はなかった。国境の標識を越えてタンザニア領域に入る。数年前にも来た場所だ。空は曇ってきた。日中であるが何も暑さは感じることもない。生き物の気配がないのでマラ川を後にしたら、見通しの良い場所にライオンのカップルがいた。2回の交尾を観察して写真を撮ったが、2回ともメスから誘いをかけていた。遺伝子を残す行為に関してメスの方が積極的なのだ。その後は、ブチハイエナの群れを発見した。1頭のメスが授乳中。ハイエナの授乳は初めて見た。少し晴れ間が覗いてきた夕方、キリンとハイエナを見ながらロッジへ戻った。
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次の朝も6時半前にロッジを出たら、すぐに背中にウシツツキを乗せた3頭のエランドがいた。よだれが、朝の光に照らされて光っている。しばらく車を走らせるとゾウの群れがブッシュの中から現れた。ゾウの体に朝陽か当たってできた陰影がワイルドな印象を与えた。自然写真のイメージ作りには光の加減が大きく影響する。私は、国内で外にいる猫も撮るが、動物を撮る時はフラッシュは使わないし、フィルター類も一切使用しない。
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ゾウを見た後、広いサバンナを10分ほど車を走らせると2台の車が止まっていた。視線の方向に目を向けると黒っぽい動物が動いていた。サイが3頭。道からはかなりの距離があるが、カメラの望遠レンズで十分観察できる距離だった。マサイ・マラでクロサイは9年前にブッシュから出てきたカップルを見たことがある。このところ、マサイ・マラでクロサイを見かける回数が増えたと聞く。胴長短足でも走ると速いのだ。ナミビアでかなりのスピードで走っているサイを見たことがあるが迫力があった。3台の車でクロサイを見ていたが、他の車に発見されると数台の車が走ってきたのでその場を去ることにした。
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10分ほど走ると、また2台の車が止まっていた。小さなブッシュの傍に2頭のチーターが寝ていた。できるだけ低いアングルで撮りたかったので、車の窓を開けようとしたら砂が詰まっていて開けにくく、砂をこする音を出してしまった為、寝ていたチーターを起こしてしまった。隣にいた車の女性に睨まれたが、動いてくれたことで違うシーンが撮れた。2頭は、車の前を横切ると遠くのブッシュを見つめている。チーターの視線の先には移動するシマウマの群れがいた。シマウマも2頭のチーターに気がついている。微妙な距離を保ちながらチーターは少しづつ前進し座り込んだ。狩りのシーンが見られるかもという期待が膨らんできた。空には1羽のハゲワシが旋回している。車は3台だけだったが、あっという間に10台以上の車が走ってきた。道は渋滞だ。しかし、しばらくすると2頭はあきらめて戻ってきてしまった。ドライバーは、すぐチーターの行く方向を予測して車を走らせ先回りしてくれたので、歩いてくる正面からのシーンが撮れた。サバンナに這いつくばって撮ってみたいが、それは許されないだろう。チーターは、日差しが高くなって暑いのでブッシュの陰へ移動し寝てしまった。チーターの狩りのシーンはなかなか見ることはできないものだろう。全速で走る姿も見てみたいものだ。日差しが高くなり車の中が暑く感じるが、窓から入ってくる風は心地良い。
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大きい水場で数頭のシマウマが水を飲んでいた。乾季とはいえ水場は結構あるものだ。それとも例年より雨量が多かったのだろうか。正午近くなって干上がりかけそうな小さな川でゾウの親子が泥水をかけていた。あまり、動物を見かけなくなったのでランチを摂りにロッジへ戻った。ランチにロッジに戻って、トイレの窓から外を見ると、サバンナモンキーが遊んでいた。人の気配がしないと警戒することのない自然な動きを見ることができる。ランチを摂ってから、ロッジの池にカバを見に行くと観察小屋には誰もいなかったのでしばらく、ゆっくり観察できた。このロッジは、カバの池があるのでロッジにいても時間をもてあますことはない。夜は、ロッジの傍まで来て草を食べているので池の近くの部屋に宿泊したら、夜から早朝はひとりで外に出ない方がいい。午後のゲームドライブは、ゆっくりと16時前にロッジを出た。アフリカハゲコウとカンムリヅルが数羽いる水場を発見。胴体の色は類似しているが首から上は対照的でもある。ゆっくり車を走らせていると、シマウマ、ゾウ、遠くにダチョウがいた。
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見通しの良い広いサバンナの道で、ドライバーが車を止めた。遠くの小高い蟻塚を見て、チーターと一言。午後の虐光と枯れた草ですぐに発見できなかったが。ドライバーの視線方向にカメラを向け望遠で見るとチーターの親子が見えた。3頭の子供が親の傍で遊んでいた。日差しが柔らかくなってくる日没前の時間は、子供が遊ぶ時間とドライバーは言った。子供の背中に生えた毛が白い輪郭になって枯れた草の中に体を浮かび上がらせた。1頭が走り回っている。ドライバーが近くで見たいかと聞いてきたので、レンジャーに見つかると罰金と警告で迷惑がかかるから、このままでいいと答えた。今は、ヒョウとかチーターのいそうな場所には、レンジャーが隠れていて、オフロードをしたとたんに現れるとドライバーは言う。サバンナで警告されるより事務所に連れて行かれて警告されるとus$100の罰金が科せられるそうだ。それを聞かされてオフロードをさせることはできなかった。しかし、ドライバーは、「FEW MINUTES」と言って車をチーター親子の方向にゆっくりと蛇行しながら走らせた。360度見渡せる見通しの良い場所だったが、私は当たりを警戒した。レンジャーに捕まったらドライバーに迷惑がかかってしまう。親子に近づくと親は何も警戒することもなくじっとしていた。チーターも近づいてくる車には、もう慣れてしまっているはずだ。マサイ・マラが最も、してはいけないオフロードする動物保護区だ。3頭の子供はじっと車の方を見つめている。親がゆったりしていると子供も慌てることなく親の傍にいる。親が1頭の子供の頭を舐め毛繕いを始めた。2頭は、親の乳首をまさぐっている。子供の背中の柔らかそうな毛が、ゆるい風になびいた。数年前、ライオンの授乳は見たことがあるが、チーターの授乳シーンは初めてだ。子チーターの顔は、若干レッサーパンダに似ているような気がする。ドライバーがそっと助手席のドアを開け親子をコンデジで撮っていた。日没前の柔らかい光の中でゆったりと授乳するチーター親子に出会えた数分は、無理してオフロードしてくれたドライバーのおかげだ。しかし、規則違反であることと、こういう行為がサバンナを車の轍だらけにしていくだけに複雑な気持ちだった。数分でチーター親子の傍から離れた。
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しばらく走ると雲のかかった空に虹が出ている。サバンナには数頭のゾウ。虹をバックにゾウを撮りたいと言ったら、ドライバーは道から少し離れた場所に車を止めた。その時、遠くから走ってくるレンジャーらしき車を発見。近づいてくると、レンジャーらしき人が一人乗っていて、私たちの車に近づいてきた。ドライバーは、虹をバックにゾウを撮っていると説明すると、レンジャーは穏やかに答えてきた。レンジャーがオフロードを厳しく取り締まっているのは、希少動物となっているチーターやヒョウだ。でも、オフロードは後を絶たない現状だ。マサイ・マラのサバンナを空撮した写真を見たことがあるが、車の轍が多いのだ。自然保護と財源とする観光収入のためにドライバーがするオフロード行為。以前より考えさせられた日だった。太陽が薄く雲がかかった地平線に沈もうとする時、遠くに3頭のゾウが見えた。ドライバーは、夕陽とゾウを撮ってから帰ろうと言ってくれたので、太陽が地平線に沈むまでシャッターを押した。そして、薄暗くなった道をロッジへと急いだ。
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ロッジへ戻りレストランで食事をしていると、一人の欧米人が話しかけてきた。中国人かと聞かれ、いや日本人と答えると、ノムラで働いていると言ってきた。どこのノムラ?と聞き返すと、野村證券のロンドン支店で、休暇で家族で遊びに来ているということだった。いまや、アフリカに来るアジア系の旅行者は、中国人だと認識されてしまうのか。経済力の差は、旅行者にも影響していることを実感した。野村證券で働いているイギリス人の子供は、マサイダンスを真似してはしゃいでいた。
次の朝は、ゲームドライブはせず、帰国の為、ナイロビに向かって急いだ。12時前には、ナイロビ近くまで来たが、市内に入ってからは、やはり渋滞に巻き込まれた。早めに帰路についてよかった。空港に着いた時は、チェックインまでには余裕の時間があったので、外のレストランでゆっくりと食事をして帰国の手続きをした。
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壮大なタンザニア・サファリ 12日間 後編

2011年9月17日出発、壮大なタンザニア サファリ 12日間に参加された戸田 克之さんからのレポート 後編です。
“ビッグファイブ”と云うのは聞いたことがあった。今回のツアーでは、探すのに苦労することなく割と早い時点で結構それぞれを近くで見ることが出来て、「やったー、ビッグファイブ制覇!!」と、ある種のミーハー的満足感があった。が、その昔ヨーロッパのお金持ち達が、サバンナにやって来てハンティングを楽しみ、その倒しがいのある動物5種のことを言うのだと聞いて少し複雑な気持ちになった。選ばれし動物たちもさぞ迷惑だったに違いない。
日本を出発する前、オプションでの“マサイ村訪問”希望は、私一人だけと聞いていた。ほかのオプション(オルドバイ峡谷見学)希望者と別コースに分かれて行くことになるらしい。ドライバーが村まで送ってくれて、2~3時間したら迎えに来てくれるだろうという。・・・ということは、たった私一人だけで村に放り込まれて「じゃあね~っ」て、ことだよね。ツアー紹介文には、英語通じますと書いてあったが、私にはほとんど意味をなさない・・・。スワヒリ語、もっと無理。さて、う~ん、村で何をどうしよう。優しく出迎えてくれるのかな~?・・・身ぐるみ剥されて、バッグやカメラ盗られて、枯れ枝で囲われた村の門からポイってか!・・・一人では抵抗できないし、やっぱりキャンセル?・・・でも、メッチャ興味あるし・・・かの有名なマサイ族(カメラ向けると、魂盗られると信じて拒絶し槍もって追いかけてくるらしい・・・と、少し前に教えられた!!)怖いけど張り合ってみたいし・・・。二度とチャンスはないだろうから、やっぱり後悔しないためにも一大決心し行くことにした。でも、遺書は書き忘れた。
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神は、私に救いの手を伸べてくれた。当日になって、ツアーグループのうち3人が、同行してくれることになった。おまけに、ドライバーのT氏も帰るまで車で待っていてくれるという。「いや~、ハハハ!」
村の入り口で出迎えてくれた青年“ニナ”(写真の強面の大きな剣を持った人・・・恐れていたことが起きてしまうのか!?)が仕切ってくれるという。彼は、大学を出ていて村長の代理とのこと。村の住民は120人、男性は全員赤の衣装、女性は青で統一されている。始まりは、ブー、ブーと筒(寸切りしただけの塩ビ管!!)を吹く音楽で足踏みする大勢の人の歓迎の踊り。その後続けて周知・恒例のマサイのハイジャンプ、勿論お前もやれと言われ張り合ってみるが敵うものではなかった。自分では結構飛べたほうだと思っている(自己満足)。
飛ぶ時に手荷物のバッグが邪魔になるので、ニナに持って欲しいと渡すと、すかさずドライバーのT氏が割って入り「俺が持つ、渡せ」とニナから取り上げた。ガイドとセキュリティーを預かるドライバーの行為に、プロの気概を感じさせられた。でもニナには、気まずい思いをさせてしまった、私の軽率な行為が故に。
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村の中は生活ゴミひとつなく家畜のフンも葉っぱも落ちていない、不自然なほど整然としていて綺麗だ。家畜の臭いもほとんど気にならないぐらい。観光案内で生計を立てている村だからなのか、ゴミが出るほどの物資を持たない・持てないからなのか、まるで生活感がない。乾季故か牛のフンで塗られた家は予想に反して臭わなかったし、かなり古く見えた。“この村”は、彼らの”職場“であって、実生活の村は他にあるのかな?
我々は二人ずつのグループに分けられ、別々に家庭訪問をして欲しいと他の男性に案内された。彼の家では、奥さんがせっせとビーズの編み物の内職をしていて乳飲み子が脇で泣いていた。横に立っている弟も一緒に住んでいるという。
予期した通り、奥さんが作ったものを買って欲しいと持ちかけられ商談が始まった。彼は細い小枝を拾って手の甲に値段を書いた。黒褐色の肌に数字が白く浮き出て、黒板代わりになった・・・紙も鉛筆もいらない・・・アフリカだ~・・・妙なところで感心してしまった。浪速で修業をしたことがあるのかと疑うほど彼は、値交渉に妥協を許さない。かなり粘る、まだ粘る。こちらも負けてはいられない。日本からお土産として持って行った女性用アクセサリーをオマケにあげるから私のいう値でどうだと言ってみた、一瞬彼は目を輝かせたが少し躊躇して「NO!」・・・すごく欲しそうだった。アクセサリーでは食べて行けない、生活の足しにならないのだろう。果たして折半で話は付いた。勿論+オマケもしてあげた。
この間、商談を続けながら子供たち(3~7歳ぐらい)の学校に案内された。スワヒリ語と英語と算数を15人ほどが、大きな声で一生懸命学んでいた。日常は、部族の言葉を使う、バイリンガル×2である。これに比べたら日本の学校教育は生温い、挨拶程度の英語もろくに話せない私が言うのもおこがましいけど。うまく表現できないが、こういった彼らの真剣さを目の当りにして何故か私は、心のどこかに少し恐れのようなものを感じていた。
許可をもらったうえで学校の子供たちと先生(若い女性)に、キャンディーを一つずつ配ってあげた。一つ余ったので先生に二つ目をあげた。村のマサイの男の人が、その二つ目は取り上げた。
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ツアー日程途中2回洗濯をした。赤茶けた大地の土は非常に細かく埃っぽい。時々小さな竜巻にも出くわす。サファリ中はフィールドを歩き廻るのではなく殆ど車中に居るにもかかわらず、服を洗ってみるとご覧の通り洗面器の水が赤黒く濁る。目には見えないが、かなり土埃を浴びているようだ。目薬や洗眼剤・防塵サングラスは、やはり必携である。他の人達は、こんなに濁らなかったという。私だけなぜ!?・・・近くの人が私から一歩遠ざかった、ディナーの時の隣の椅子の距離もいつもより遠かった気がする。・・・う~んっ、探究心旺盛な筆者が絞り出した結論は、・・・鉄分の多い土埃が付いた服を漂白成分の多い洗剤で洗うとFeとClが化学反応して・・・因みに使った洗剤名は、“部屋干しトッ〇”でした。空気が乾燥しているのでサファリに行っている間に乾きます。ンゴロンゴロのホテルでは、暖房用スチームパネルの上に吊るせば一晩でOKです。(ベッドには、湯タンポも入っていました、アフリカなのに結構寒いのです。)洗濯に、プールに、シャワーに、トイレに、・・・日本に居るときと同じように、ついついたっぷりと水を使ってしまいました。翌朝、大型給水車がホテルの前に・・・。この車が干ばつで困っている地域へ行っていたら・・・、・・・。「ごめんなさい!!」
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日本のODAで作られた道路は、イタリアなど他の国が支援したものと比べると格段に出来が良いので現地でも高い評価を受けている。日本の鴻〇組に拍手!道路脇を通る牛車を追い越した。荷台に直に人が横たわっていて、四人の若い男性が囲むように随行している。布も何も掛けてはいない。寝ているのか、病人を運んでいるのか、霊柩なのか、少し気になった。一直線に数キロも延びているところもあり、ついウツラウツラと心地よく気だるい夢の世界をさまよってしまう。ドライバーに眠くならないかと聞いてみた。「just now!」の返答に、我々はアタフタと飴を手渡したり、一生懸命話しかけたり・・・。
行程途中2台のサファリカーで延べ3回パンクした。日常茶飯事らしい。やっぱり予備タイヤは2つずつ必要なんだ。
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セレンゲティーの蟻塚は、丸っぽい普通の形。写真は、タランギレのもの。こちらは、気温と湿度が高いので蟻塚内部の空調効率が良いように表面積を増やすためにこんなツインタワー形になったりもする。しかし、ンゴロンゴロには、蟻塚がない。太古の昔、海にあったクレーターが隆起して形成されたので塩分を含んでいる、アリは塩が嫌い。アカシアの木も塩が嫌い、だからこの木を好むキリンもいない。と、ドライバーのS氏は、私の疑問に拙くない日本語で明確に教えてくれた。バオバブのことも聞いてみた。この木の樹齢は六百年程らしいが、ここタランギレは巨木ばかりで若木や幼木が見当たらない。増え過ぎた象たちは喉が渇くと、スポンジ状の内部に豊富に水を蓄えるこれらのバオバブを食べてしまうらしい。象でも倒せない巨木だけが残っているという訳だ。彼は、殆どの質問に答えられる。勉強会にはできる限り参加し、日本語教室にも時々通うらしい。“一番怖い動物は?“の問いに・・・「ワタシノオクサンネ!」・・・三十代後半、部族語、スワヒリ語、英語、日本語、今はフランス語も勉強中。
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タランギレのロッジは、個別コテージになっていて高床式タイプが多い。見晴らしと侵入者(動物?)を防ぐためらしい。らせん階段には、蓋が付いていて朝・夕にマサイ族のガードマンが開閉してくれる。私たち人間が、勝手に“あぶない動物たち”の居住地で寝泊まりさせてもらっているので夜間は外出禁止、ディナーの時はガードマンが迎えに来てくれるし、終わるとコテージまで送り届けてくれるので安心だ。遠いコテージの場合彼らは、勝手知ったる近道を誘導する。闇の中を附いて歩いていると、時々柔らかいものを踏むことがある、動物たちの〇〇だ。そこは、ケモノ道。マサイ族のガードマンが履いている靴は、バイクのタイヤで作った廃材利用のエコシューズだ。ブッシュでも泥濘でもとても調子が良いし長持ちするのだと自慢していた。“この形ならフンを踏んでも大丈夫だろう。”・・・ m(__)m
夜になるとそこら中でミシミシ、パキポキ、ノシリノシリと音がする。時には、揺れることも。デッキに出て暗闇を懐中電灯で照らしてみると、目の前に灰色の大きなゆっくりと移動する壁!えっ壁?その時ブフーッ・ブルブルとそれが唸った、象の背中だった、血の気が引いた。・・・超サファリ!
昨夜は、時折“ウー・ウーッツ”と近くで響く低音の唸り声が聞こえていたが、耳を傾けているうちに、眠りに落ちていた。
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移動の途中で立ち寄ったコーヒー専門店、注文するとその場で挽いてくれる。種類も豊富で香りも良いので人気らしい。エスプレッソを何人かが頼んだ。白い泡の上にココアで☆の絵が描いてある。ドライバーのS氏にも運ばれてきたので模様は?と尋ねたら、隠しながらニヤッと笑って ♡ と答えた。皆が、「No! it’s a lie!」。彼は、残念自分も☆だったと悔しがった。最後に私のところに、・・・来たのは唯一の ♡ マーク!! “オー、イエッ!!”持って来てくれるウエイトレスが、ジーンズの似合うとてもグラマラスなプリティーガールなんです!!・・・人気の秘密は、こっちか!?・・・とっても美味しかった!!
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お昼前、日本でいう片田舎のドライブインのような土産物店でトイレ休憩をした。厨房兼従業員(?)食堂を恐々覗き込んでみたら、「カムイン、ノープロブレム、フォトオーケー」と明るく気さくに迎え入れてくれた。流し台の前で、若い男女が水仕事。男性が隣の女性を指さし「マイワイフ」と教えてくれた。「プリティー!」と言ってあげたら、彼は「サンキュー!」と彼女の頬にキスをした。周りにいた彼の仕事仲間たち(?)が「オーッ、イエー!」「ヒューッ!」・・・ウガリが美味しそうだった、食べたかったな~。
<終>
■余談のトイレレポート
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写真左:ドバイ空港のトイレ、和式に近い造り。“小”用は別にあり。入り口に向かってしゃがむ。かなり違和感があり落ち着かない。的中させるのが難しそう。大きな空港なのに数が少なく朝は混み合うので要注意。モップを持ったトイレ掃除専門の人が24時間常駐するのがすごい。
写真中:ナショナルパークの休憩所。見慣れた和式に類似するが、何故かドアのカギは外側にしか付いていないので、中に置いてある石で閉めた戸が開かないよう押さえる(アフリカの七不思議には入っていないらしい)。何処も綺麗に掃除が行き届いていました。ツアーでは、そういうところしか選んでいないと思いますが・・・。
そして噂通りやっぱりありました写真右:便座のない洋式便器・・・ウワッ!お尻が触れちゃった、どうしよう!!スクワットでもっと足腰鍛えておけば良かった!!・・・苦労しました、半分くらいしか果たせませんでした。
これで私も“故臭い人(国際人)”になりました。・・・ m(__)m
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タンザニアのツアー・旅行一覧はこちら。
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。

壮大なタンザニア・サファリ 12日間 前編

2011年9月17日出発、壮大なタンザニア サファリ 12日間に参加された戸田 克之さんからのレポート 前編です。
出発する二ヶ月ほど前、と或る経緯があって、このツアーに参加を決めた私であったが、道祖神ホームページの当該募集案内を再度読み直しながらブツブツと一人つぶやいていた。

パンフレットの謳い文句 参加前の私
特に一度でもサファリを経験された方にお進め!! まだ一度も行ったこと無いけど
バオバブ林のタランギレ バオバブはマダガスカルで観たけど珍しいの?
世界でも唯一、野生動物が見られるンゴロンゴロ・クレーター 唯一って何が??
あのセレンゲティ国立公園で “あの”ってセレンゲティってそんなに凄いのかい?
企画者がこだわった、厳選・贅沢なロッジをそれぞれ指定! 私は、普通で構わないけどなあ
タランギレではナイト・サファリに挑戦 夜、動物たちは寝ちゃっているのでは?
黒サイで有名な世界遺産の一つ、ンゴロンゴロ自然保護区サファリ 黒サイは他のエリアにはいないの?
セレンゲティ3連泊フレキシブルなサファリ・アレンジ 3連泊もしたら飽きない?
セレンゲティへは一気に軽飛行機で 車では何でダメなの?遠いの?

先ずは何でもいいから兎に角、唯々、あの“あふりか”と云う所へ一度は行ってみたいとずっと思っていた。この超ベテラン企画者のこだわりの所以などさっぱり理解・推測もできず、私は、こんな無知丸出しで恥かしげもなく旅発ったのであった。数冊の“あふりか”本と少しのインターネット上の情報とTV番組、道祖神がくれた資料等を一夜漬け的に詰め込んではいたものの、この地のことはまったく実感的想像に難く、「行けば解る、行かなければ解らない、だから早く行こう」と。
旅に行く前にその地の勉強をして往くと数倍面白くなると諭す者もいれば、ことアフリカに関しては事前知識収集をあまりしないほうが・・・とアドバイスする某旅行社ブログ書き込みもあったが、私は勉強嫌いなので当然後者に賛成することにした。先入観を持たないよう“自分独自の感性で”見てみようとカッコ付けてみた。スワヒリ語なんぞはさっぱり、英語も殆どダメ(日本語でさえ時々通じない?!)、海外旅行は添乗員様頼りのこのワタクシが同行友達なし・こころ強い女房なしでの初めての一人参加。さて、どうなることやら・・。
皆さんから期待されるようなまともなサファリツアーレポートは、文才のない私には到底無理なことである。既にご存知のように道祖神には、これまでアフリカ旅の諸先輩方のプロライター顔負けの紀行文は沢山あるし、動物たちの写真もカレンダーになるほどのものがいっぱいあるのでそちらにお任せするとして、“<span class=”bold”>あふりか</span>”超ド初心者の旅がどう始まり、どう終わったのか、無知が所以の行動・愚問・珍問を含め恥しげもなく報告したいと思います。当然成り行き的で、支離滅裂になることを先にお詫びしておきます。
サファリツアーを何度か経験された方には、恐らく「そんなことも知らなかったの?!」って、サラリと流され終わってしまう内容も多いと思いますが、これから行かれる方に少しでも参考になるようでしたら嬉しいです。
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日本(関空)⇔ドバイは、業界屈指(近くに座った人の言葉)のエミレーツ航空である。私は、名古屋駅からエミレーツ航空無料直行バスを利用して関空で最終合流した。バスの添乗案内係が顔黒ハンサムインド系中東人で外国訛りの強い日本語を話していて、いきなり出だし名古屋から既に異国の地に来ているようであった。直行バスも飛行機内もドバイ空港内も、聞いていた通り空調が効き過ぎ、寒く乾燥していて上着とマスクと目薬が役立った。(この日の名古屋の気温29℃、ドバイは朝5時で外気32℃着るものにひと工夫必要だ)
ドバイでの乗り継ぎ待ちは、往5時間半・復4時間半とかなり長時間でホトホト参った。空港建物は、超近代的なデザインで素晴らしいと思うが暇をつぶす所が殆ど無い。DFショップも飲食店も同じような店が数多くあるだけで日本人にはあまり有難くないものばかりだ。ローカル色も全くなく無味乾燥でつまらない(新興国の人にとっては憧れかも知れないが)と言うのが私感である。ビジネスorファストクラスであれば話は別であろう、有料シャワーや仮眠室利用と言う手もあるらしいが何か他に良い方策は無いものか。読書もしたが空港内の照明がどこも暗かった。我々庶民用の“暇つぶしアイデア・おもしろベスト10”みたいなノウハウものありませんか道祖神さん?!それからもう一つ、広さの割にはトイレの数が少なく、朝方は結構混むので要注意・・・と言っても、どうにもならないか。
関空からドバイを経て19時間余り、睡眠と機内映画(このエミレーツのパーソナルモニターは優れものだ)にも飽きた頃ようやくナイロビ・ケニアッタ空港に着いた。ここは、ひと昔前にモダンデザインを誇ったであろうカラフルな建物だがケニアらしいローカル色(初めて訪れるのに、勝手にそう感じた)が出ていてなかなか良い。降り立つやいなや眼の中に“あふりか”がどんどん入ってくる、ここまで来ると流石にあふりかに来たゾーと云う感じがする、入国審査員も明るく陽気で他の国の人には無い親しみやすい独特な雰囲気で、コレが巷に言うあの“あふりか人”なのかと、周りにそんなあふりか人がいっぱいいて、なぜだかやたら嬉しくなる。この時の私は、ケニア=あふりかと短絡的。・・・この旅の目的地は、タンザニアのはずなんだが。
添乗員のIさんは、ごった返す空港ロビーでウロウロしながらどこに行けば良いのか“金魚のフン”(フンはもちろん私のこと)のような団体9人を引き連れ、数十組もいると思える迎えの人だかりの中からいとも簡単に迎えのドライバー(この時点では、私はまだ黒い顔の人の区別が付かず皆同じ顔に見えていた)とマイクロバスを見つけ出し、手際よく金魚とフンと荷物を載せ、ここからずーっと南のほう(土地勘が有る訳ないので地名がさっぱり分からない)の国境に向かわせた。道路の両側には、工事途中で放棄されている大小の建物が目に付く、やはりこの国も経済が混沌としているのだろう。
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往も復もケニア ⇔ タンザニア国境の其々の出入国管理事務所での顔写真と指紋採取は、あったりなかったり、1人だけだったり全員だったりとバラバラだった。職員は大勢いるのに1人で審査受付に追われる担当者のすぐ後で、並んで待っている我々をよそ目に堂々と他の係官たち3~4人が楽しそうにティーパーティーをしている。恐らく定時休憩なのだろうが、日本では考えられないシーンである。ここは“あふりか”だ~。しかしなぜだろう腹も立たない自分がそこに居た。
ここでのトイレは有料で、同行ドライバーが交渉してグループ10人分で5$を添乗員さんが払う。ここから更にずーっと南下してタンザニア初泊のホテルに向かう。夕暮れが近い。
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マイクロバスに再度長時間揺られてやっとたどり着いたのは、このタンザニアツアーの最初と最後に宿泊するアルーシャのスノークレストホテルだ。
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夜8時過ぎに到着、入室前に即、遅めの夕食開始。先ずサファリの先輩たちが頼んだものは動物図柄のビール、綺麗にラベルを剥して旅の記念に持ち帰る人も多いらしい。若輩初心者の私はオレンジジュースで我慢(本当は、アルコールが飲めない)。食事もそれなりに欧米人にも満足できるであろう洋食バイキング、あまり出無いと聞いていたサラダも盛りだくさんでありがたい。さり気なく地元の料理も2~3品加えてある。たっぷりお腹に詰め込んで部屋に入ると、大理石貼りのサニタリールーム(シャワーはあるがバスタブは無い)にガラススケルトンデザインのヘルスメーターがおいてあった。これも、サファリが始まる前と終わって帰るときに測り、どれだけ〇〇になったか判るように旅人の健康を祈ってくれているベテラン添乗員さんならではのご配慮であろうか。ベッドに入る前に明日の軽飛行機搭乗のためにソフトバッグへの荷物の詰め替えを済まさなければならない。トランクはここに預けて行く。
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フロントに6:00AMに依頼してあったモーニングコールが6:15に鳴った。が、実は、こんな事もあろうかと自分の目覚まし時計で既に起きて荷物のチェックをしていた。今日から6:00起床、7:00朝食、8:00出発と言う6・7・8パターンのタイムスケジュールが続くらしい。朝食も洋食バイキングである。ホットミルクと表示してあるポットからは、さ湯が出る。ここは“あふりか”だ~。
外に出てみるとガードマン達が駐車場の真ん中で朝礼をしていた。少し様子を見ていたが、連絡・指示・質疑忚答などきちんと大きな声で時間を掛けてテキパキやっている。こんな目立つ所でやっているのは、おそらく宿泊客への安心感、悪いことを企んでいる奴への牽制というパフォーマンスの意味もあるのだろうが、昨夜はこの人達に護られながら私たちは寝ていたのだと思った。安心して利用できるホテルを選んである、さすが道祖神!!・・・でも彼らのような人達が必要な社会でもあるのがここタンザニアなのだなあ。事実、ホテル前の通りを少し散歩しようとしたら、小柄で制服が愛嬌にみえてしまうドアマンがすかさず追ってきて、あまり出歩かないようにと忠告してくれた。朝の7時頃である。
昨日のマイクロバスで出発、8時前後はアルーシャでもラッシュアワーだ。交差点に信号があった(無いだろうと思っていた訳ではない)が、ランプ切れと土埃でひどく汚れて読めないのに、大量のクルマやバイク、荷車、人々が、滞ること無く上手く平然と流れている。色々な音色のクラクションをバックミュージックにしながら。この人達の運動神経を褒めずにはいられない。ここは“あふりか”だ~。
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アルーシャ郊外の飛行場から軽飛行機で待望のセレンゲティ国立公園へ向かう。いつものこのツアーでは、軽飛行機は一番最後にサファリから戻るために利用するらしいが、今回は、逆コースとなっているとのこと。待たされることもなくすこぶる順調に離陸した。長時間待たされたり、経由地が変更になったりすることは日常茶飯事らしい。運良く、コクピット丸見えの最前列に座ることができた。気軽にカメラポーズをしてくれる機長は白の制服、副操縦士は私服のブレザー姿(まさかアルバイトでは?と少し心配)で、おまけに、二人の間に置いてあるマニュアルがぎっしり入ってパックリと口を開けた革の仕事鞄の一番上にあるのは、キャンディーの大箱だ。副操縦士は、小柄で未成年に見えなくもないが、離着陸時は煩雑な仕事をテキパキとこなしているので本物であろう。「大丈夫だ」と何度も自分に言い聞かせた。
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機内からは、大地溝帯と推測できる谷や、あちこちに点在する丸く囲われたマサイの部落、そして草原を走る動物たちが見えた。象やキリン、シマウマなどはかろうじて見分けがつく。・・・ところがなんだか、TVを見ているようでまるでタンザニアに来ている実感が湧いてこない。ドキドキ・ワクワクするはずなのに妙に冷静に眺めている。幸い中継地も無く1時間のフライトだった。
降り着いて、眩しい日差しの下、乾燥した気温上昇中の独特とも言える空気を感じながら、出迎えのサファリカーに荷物を積み替えていると、背後から「Jambo! How do you do Mr…What your name?」・・・えっ、「はうどぅゆどぅ」って・・・誰か私に声を掛けている・・・振り返るとサングラスを掛けた大柄な“<span class=”bold”>あふりか人</span>”がニコヤカに手を差し出している。ガイドをしてくれるドライバーだ。「あ~、はうどぅゆどぅ。あ~、まいねーむいず“とだ”え~っと」「Welcome Tanzania」「いえ~す」・・・と、握手をした。あ~びっくりした~いきなり後ろから英語で声を掛けてくるんだもん。大きな温かい手だと感じた時、突然ここでタンザニアにサファリに来たんだ!と急に実感が湧いてきて心臓がバクバクし始めた。
ホテルのランチタイムまで、たっぷりと時間があったのでチェックインせずに2台の改造ランクルでサファリ開始。まだ今なら、肉食獣の捕獲行動を観られる可能性のある時間帯だからすぐ行こうとのことらしい。添乗員さんこだわりの軽飛行機利用は、上空からしか出来ない大地の観察以外に、こんな時にも生かされている。さすがベテラン、少しでもレアなシーンを観られる時間を増やそうとする緻密な謀だ。
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果たして、開始早々20分も経たないうちにオスの豹が樹の上で獲った獲物を食べているとの無線が入った。急行する。彼の獲物は、リードバックとのこと(リードバックってどんな奴?もらっていた簡易動物図鑑を早々に開く私)。
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食後の一服をしているらしく動かない。いや、動けないのだろうこんなに人が多くては。現実を知らない私は、サファリでは日常的にしょっちゅう見られる事かと思っていたが、どうやらこれでも結構レアなシーンらしい。でもTVのような獲物を狩るところや、食べているところが見たい!!と言ったら、サファリ通のひとから贅沢なオッサンやな~と言われてしまった。(出し惜しみしないで!サバンナの神様!)この後、午前中だけで、ライオンはもちろんマサイキリン、アフリカゾウ、ハイエナなど15種類ものどうぶつを見ることが出来た。これもかなりラッキーなことらしい。PM:1時過ぎに今日から3連泊するセロネラワイルドライフロッジへ 。昼食を摂り、チェックインをして午前のスケジュール終了。
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このロッジは、木材と石材・ガラスを上手く使ってデザインされた木造2階建のセンスの良い洒落た建物だ(でも部屋の床鳴りがギシギシとかなり酷かった)。敷地内で多くのハイラックス、サバンナモンキー、アガマトカゲなどが遊んでいる。鳥のさえずりもよく聞こえてくる。のんびりしていて落ち着けるところだ。ありがたい事に予想に反して蚊や蝿などの虫は、殆どいない。おまけに部屋には、TVも冷蔵庫も貴重品庫もいない。建物内に広いトレーニングジム室があったが、内部は空っぽで何も置いてないし入れない。それでもまあいいっか、大自然があれば・・。そういえば、ここは部屋にバスタブがある、時間制限付きで温水と電気が使える・・・でもこれって本当はすごい贅沢なことなんだよね~。次回は、キャンプサファリがいいかも・・・。
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休憩後PM:4時からは夕方サファリが始まった。見ることが出来た動物たちは、多すぎてここには書き尽くせない。
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今は9月、ここタンザニアでは、朝日は真東から昇り、昼の太陽は真上に、そして夕日は真西に沈む。赤道直下に近いのに過ごしやすい気候だ。言われていた通り“あふりか=熱帯=蒸し暑い”では無い。1日の気温差がかなりある、ちょうど2000メートル級の日本アルプスの夏山に似ていて、カラリとして快適だ。持っていた山用品で旅のアイテムを揃えて来たのは、正解であった。(この旅の為に新たにあつらえた物は必需のソフトバッグだけで済んだ。このダッフルは、70Lぐらいの容量がオススメ。)
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デジ亀(寒っ!、ダジャレ古すぎっ!)の電池を充電しようとしたが、変換プラグがバッグの中に無い、忘れたのだ。うかつだった。予備電池はあるが予想以上に使っているので心許ない。同行の人に借りようとしても多分今時は、ちょうど同じように充電のタイミングでダメだろう。試しにコンセントをじっと見てエイッと念力をかけてみるが穴の形は変わらない。微妙に穴のサイズは違うが、ダメ元でシェーバー専用のコンセント(こいつの形がいちばん類似している)に、そっとそして少し無理矢理差し込んでみた。やはり赤ランプは点かない。・・・ムムム・・・グリッと軽く回してみた(壊れない程度に、右回しがオススメ)・・・喝!と念ずると同時に・・・何と!、赤ランプ点灯!・・・やってみるもんだねー。(次に泊まったセレナロッジでは、ダメだった・・・多分念力が足りなかったのだろう・・・その次のトゥリートップスロッジでは成功した・・・特技がまた増えた)
早朝サファリの一コマ
途中で遅めの朝食です。ドライバーさんも一緒です。厚紙のBOXに色々入っていました。ランチBOXもそうですが、食べ切れないものは、全員の分を綺麗に仕分けして地元のマサイの人達などにあげます。
頭上には、ハタオリの巣があり、忙しそうに出入りしていました。まだ気温は上がらず、少し寒いです。
この公園内では、勝手にどこでも車外に出て好きな所で休憩できるわけではなく、指定サイトがある。もちろんオフロード走行も禁止です。スピード違反も然り。
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熱気球
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5:00AMモーニングコールは、TELではなく、ホテルガードマンの直接のドアノックだった。
5:30AM外はまだ寒くて暗い。ツアーオプションの熱気球に乗るのは、グループの中では私一人だけ。(少し不安。そんな私を事前察知してか、添乗員のIさんが早朝にもかかわらず見送りに来てくれていました、この気配りプロとしてもさすがです。これでツアー出発前のチョンボは、帳消しです。)予定時刻通りバルーンの迎えの車が来た。正刻だったので珍しいと思いきや、体格の良い白人(バルーンパイロットでした)、英語で他の人達とペラペラと話をしている。“何言ってるかさっぱり??”この先大丈夫かいな(だいぶ不安になってきた私)。
暗闇の中で大勢のスタッフが、気球3個を上げる準備をしている。かなり大掛かりで、大型トレーラー数台で持ち込んでいるようだ。膨らみかけたその中を覗いてみると、ここでソフトボールができそうな程大きい。乗客が呼び集められ、搭乗の注意事項説明が始まった。またもや“何言ってるかさっぱり??”でも「Do you understand?」だけは判った。開き直った私はもちろん「OK, of course!」
横倒しになった籠に升目毎に乗り込み、シートベルトを掛ける。日の出と共に待望のフライトが開まった。滑りこむように大空の中へ。時々ゴーっと単発的にガスバーナーを燃やす音がする以外は、全くの静寂。“雲に乗った様”と云う表現だけではとても言い表せない。パイロットは、バルーンを一度高くまで上げて、上空から動物たちを見つけ出すと、彼らを脅かさないよう巧みな操作で上下左右最適と思われるところに近づけてくれる。顔を上げて果てしなく広大なサバンナに目を遣ると、色々な沢山の思いが、私の脳裏を横切った。
約1時間のバルーンならではの空中サファリを楽しんだ後は、先ずは着地した場所で、フランスの高級シャンパン(飲めない私でもサラっと美味しく戴けました。・・「高級品」・・勿論お替りしました)で乾杯。ずぅ~と追って来ていたサファリカーに乗って場所を移し、英国式フルコースの野外ブレックファストがはじまった(英国人は、朝っぱらからフルコースを食べるのが好きらしい)。
仮設トイレの仕切りは、向こう側がオープンで大草原に向かっての〇〇です。もちろん 野××では無く、タンクの付いた洋式です、ご心配なく。少しドキドキの開放感がたまらない。
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人間が一方的に取り挙げていった蜂蜜を、ミツバチたちが取り返しに来ました。これを見ていたら・・・その昔、列強ヨーロッパの国々が勝手にアフリカを分断し、植民地化して様々な幸を取り挙げて行きました。一方的に自国の文化を持込み押付け ・・・なぜか、こんな思いが・・・ 美味しい食事を頬張りながら、少し悲しくなりました。
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スーパーハイウェイ(もちろん未舗装路!!)で、次のンゴロンゴロ自然保護区に向かう。壮大なサバンナのど真ん中、その地の果ては見えない。大地は陽の当たるところ、雲の蔭のところが、ハッキリ線引されている。巻きあげる砂煙が凄い。対向車とブンブンすれ違う度に、エアコンの無い車の窓を開けたり締めたり大忙し、降り注ぐ陽の道をバク走する。こんな車内の状態は、想像に容易い。ヘッドライトを点けた対向車も多い、まるでレース中の様。メガネ・マスク・目薬が必要とは、この事だったのか!
ドライバーのソロモンに制限時速はあるのかと聞いてみた、「公園内は時速50Km」、「えっ、今この車は?」、ソロモンは揺れる体でハンドルをしっかり握りながら、ニヤリと笑って、「だから今、50Kmネ!」。
途中、小高い丘で休憩をした。車から降りると、すぐさま男性陣はぐるりと回りを見廻して無言のまま四方に散らばって行く。車を背にしてモゾモゾとした後、しばし立ち止まっている。私のマーキングの〇〇が偏西風に乗って日本にたどり着くのに何日かかるのだろう。
ゆっくり深呼吸をしながらこの果てしない壮大なサバンナを見廻した時には、涙が出そうになった。確かに私は、ここサバンナの真ん中に居る。自分が今ここにこうして立って居られるのは、限りない沢山の人のお陰だ。家族に感謝、ご先祖様に感謝、友人・先輩・後輩に感謝、ツアー関係者に感謝、タンザニアに感謝、地球に感謝。そして一番飛切りの感謝は、妻に。
精一杯強がっても私は、こんなにも小さい。でも、この旅は、ほんの少しだけ私を大きくしてくれたような気がする。
ここは“アフリカ”だ~!!
あふりか”が少し“アフリカ”になった。
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後編は、「マサイ村訪問」から始めようかな。
タンザニアのツアー・旅行一覧はこちら。
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行一覧はこちら。

タンザニア 未知のサファリ 手配旅行

2011年9月9日出発、タンザニア 未知のサファリ 手配旅行 12日間に行かれた新田見昌子様からの、ムコマズィ国立公園のレポートです。
9月9日
羽田空港のABCカウンターで、予め送っておいた荷物を受け取ろうとしたら、「ありませんね~」って(・。・;
ノッケからつまずいたのか!?
っていうか、係の人はハードケースを想像して捜していたみたい。
アフリカ旅行のキホンはソフトバッグでしょう??
とりあえず荷物を預け、検査場を通過して搭乗待ちしていたら、「使用機材の到着遅れで、出発時刻が20:15→20:30に変更」のアナウンス。
結局、KIX到着が20分遅れで、ダッシュでEKのカウンターへ・・・。
チェック・インのファイナルアナウンス、ギリギリで手続き終了~(ホッ)
しかも、EK317便は出発が10分繰り上がっている!
と言う訳で、チョイチョイつまづきながらも無事出発~
9月10日
DXBに着いたら、まず喫煙~~~
勝手知ったるDXBターミナル、喫煙場所は旧ターミナル123Gate脇・・・
と、歩く事15分(本当に広い!)、何だか誰もいないじゃない?
で、掲示を見ると、『リニューアル工事中~Gate 121へ』って、さらに遠くなっていた!!(ガクッ)
と言う訳で、せっかく遠路はるばる来たんだから、暫くコッチで過ごすことに。
AM5:00ごろなので、皆さん思い思いに仮眠をとっていらっしゃいます。
カーペット敷きなので、直接ゴロンと寝ている人もおり、自分も“郷に入っては・・・”で、小1時間横になって寝ました。
因みに、コチラ旧ターミナルは、中東近隣諸国のキャリアの発着が多いようで、ターミナル内に、ムスリムの方々のための“Pray Room = お祈り部屋”(男女別)があります。
そしてAM7:00過ぎ、EK乗り継ぎ“恒例”の無料の朝食・・・
思ったよりはすんなり入れて、席もほかの“おひとりさま”と相席でき、飲み物・チキンソーセージ(さすがイスラムのお国柄、ソーセージはポークじゃない!)等をいただきました。
それでも出発がAM10:50なので、まだまだ余裕~。
帰りに買うお土産や自分用の品々を、DFSで下見しました。
そして再び、片道20分歩いて喫煙ルームへ。機内の運動不足もコレで解消???
珍しく(!?)Gateが旧ターミナル133だったので、戻るのは楽チン!
バスで飛行機まで行き、搭乗。
って、今度はちょっと出発が遅延気味。
15:00(現地時間)ごろ、無事Dar es Salaamに着きました。
荷物も無事ピックアップし、外に出て、出迎えのSalimさんと会う事が出来ました。
両替も済ませ、一路今夜の宿Rainbow Hotelへ・・・。空港から車で10分ほどでした。
港が近いので、湿っぽくてムシ暑い。
部屋に落ち着き、時計を見たら、もう17:00!暗くならないうちに、とりあえず夕飯代わりなる食糧をGetせねば!ってことで、ガイドブックに、近所の『JM MallというチョッとしたアーケードにスーパーマーケットのSHOPRITEがある』ってことなので、行ってみることに。
しか~し!無いじゃん!
替わりに、インド人経営らしき小さなスーパーがあったので、飲み物・スナックなどを購入!
機内食から持ってきたパン・チーズ等も足して、Tanzania最初の夜は過ぎていくのでした。
そうそう、部屋のTVでパキスタンの料理専門番組(『Masala TV』)をやっていて、おもしろかった。
為替レート : US$小額紙幣 1$=1400TZS、100US$⇔14,000TZS
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9月11日
朝 7:00、約束どおりガイドのSalimさんが、ピックアップに来てくれました。
今日はMkomazi N.Pまで、8時間のロングドライブ!!
まずDar es Salaam郊外でミネラルウォーターを購入、給油も済ませ、前半は予想通り真っ直ぐヒタすら走る。
山が見え始めたあたりから、チョット涼しくなった。
13:30頃、Momboという街の、長距離バスやトラック等も立ち寄るドライブインのような所でランチ休憩。正味30分くらいかな?
レストランはビュッフェ形式で、最後にお会計・・・って流れだったようだけど、自分はそんなにお腹も空いていなかったので、レストラン入り口で売っているタマリンドジュースと、街頭売りの棒状メンチでごちそうさま!
タマリンドジュースはネクタータイプのトロみのある濃い~もので、甘酸っぱくて激ウマ!だった。
そして敷地内にある青果売り場をヒヤかしたりして、パッションフルーツと生のタマリンドを試食!
長距離バスが通過する街道沿いでは、特産品の“押し売り”が、バスめがけてすごい勢いで売り込みに来る。特にオレンジ売りがすごかった。
15:00、やっとMkomazi N.Pのゲートに到着!
入園手続きをしていると、ガイド代を請求されビックリ!
「全て込み込みで払ってある」旨説明し、Salimさんも会社の方に問い合わせてくれて一件落着!
更に車でBABU’S CAMPへ。
Gate→ロッジまで行く途中、キリン・オーストリッチが“出迎えて”くれました。
風の音・鳥のさえずりしか聞こえない静かな所。
ドライバーのSalimさんは、Gate→ロッジまで案内してくれたガイドさんを、再びGateまで送り届けに行きました。
夕方、風が強めに吹いて、テントロッジの“壁”がタワむ・・・
18:00、シャワー。これがまたワイルドな屋外シャワーで、予めお願いした時刻に、スタッフがお湯を沸かしてタンクに入れてくれるタイプ。
風が吹いているので、体温を奪われ、寒ぅ~~~
19:30~Dinner
夜に入り更に風が強まり、“布おお家”は風が抜けるので、かなり冷え込んだ。
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9月12日
6:00~7:00ごろまで小雨!
7:00~朝食、8:30 サファリに出発!
出会えた動物たちは、キリン・シマウマ・ハートビースト・エランド・ウォーターバック・・・
しかしどれも遠い。
ビューポイントで下車。珍しく(ガイドさん曰く)、別のサファリカーが先客で止まっていた。
11:30頃ロッジに戻った。
曇天で肌寒く湿気も多い。
夕食が自分たちだけなので、ローカルフードのウガリをリクエストした。
13:00~ランチ。午後のひととき、ノンビリした。
夕方は、また風が吹くと寒いので、午後のサファリ前にシャワーを浴びる事に。
16:00~午後のサファリに出発。
やはり動物が少なく、バードウォッチングもするが、名前がイマイチわからず。
でもホンノちょっとだけ、ディクディク・ジャネットにも会えた。
一瞬だったので写真は撮れなかったけど・・・。
ウォーターホールで下車。ハイラックスが居た。
Mkomaziは川・池等の水がないので、雨水の流れを堰きとめて貯水しているらしい。
そんな訳で、動物も生息しにくい環境・・・ってことです。
それと、サファリ用道路が少ない事や、動物たちが、“人馴れ”していないので、すぐにブッシュに隠れてしまう・・・
これが、Mkomaziが観光のメジャーになれない要因のようです。
昨日より風が弱く(コレなら夕方シャワーでも大丈夫!)
夕食は待望のウガリ・フィッシュシチュー(オクラ入り)!
何度もアフリカには来ているものの、ウガリは初めて!
正式に、食べる前に手を洗い、右手だけで食べることに挑戦!!
途中からスプーンにしちゃいました(^^ゞ
夜、風がおさまり、雲も晴れていたので月が明るい。多分満月?
星も見えきれいだった。
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9月13日
今日はランチボックス持参で、One Day サファリ。
朝は冷え込んだけど快晴!(明け方、WCに行ったとき星が良く見えていた。)
9:00~出発なので昨日より朝食時間が遅く、レストラン前の水のみ場には昨日とは違う鳥たちが来ていた。
サファリは、相変わらずコチラに気付いて、動物たちは素早くブッシュに逃げ込んでしまう為、写真は撮りづらい状況。
動物はキリン・インパラ・オーストリッチ・ディクディク・クドゥー・レッサークドゥー等
鳥類はライラックブレステッドローラー等・・・
日中は暑く、埃っぽい中このまま行っても、もう動物には会えそうもない。
と言う訳で、ガイドさんがかけ合って、サイ・リカオンのサンクチュアリー(=要は、飼っている)所へ連れて行ってくれることになった。(わぁ~い!!(^^)!)
人間との接触で病気が蔓延する事を恐れ、最近ではなかなか行かれないらしい。
恰幅の良い迷彩服を着た“所長さん”に挨拶をし、同行してもらって、まずリカオンとご対面!
金網の向こうに1組のペアと子供たちがいました。
子供たちは生後3ヶ月・・・だそうです。
次に、園内用のジープに乗り、サイの保護地域へ・・・。
厳しい警戒のゲートを通過し、サイにつけた発信機の電波を受信するアンテナを持ったスタッフが乗り込んで、サイがいそうなほうへ車を走らせる。
意外と早く“お出まし!”
スタッフは、「ブイ!ブイ!」って、呼んでいました。
といっても、またブッシュへ逃げこんでしまったので、束の間のご対面・・・となりました。
所長さんが「暑い日中は、木陰で休んでいるので、見つけにくい」と言っていたけど・・・。
でも、満足ぅ~~
その後、一旦その場所を離れ、遅めの野外ランチ!
サファリでのランチボックスといえば、紙のボックスに一人分ずつ入ったモノを想像していたけど、チャンとアルミの鍋に陶器のお皿まで入った、何だかゴージャスな入れ物。
まあ、内容はサンドイッチにゆで卵・・・等、フツーだったけど。
15:30、ランチ後はロッジに向かってひたすら走る。
夕方~また風が吹き始めたけど、今日はそれほど寒くない。
夜は昨夜同様、月も星もキレイに見えた。
Mkomazi最後の夜は更けていくのでした。
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9月14日
5:00起床。まだ真っ暗だけど、今日はRuahaへ移動の為、早朝よりパッキング。
小雨から曇りへ。
6:30、朝食。慌しくBadu’sのスタッフ全員の写真を撮り、7:00、Arushaへ向かって出発!
Arusha市内の渋滞を考慮し、早めの出発になった。
休暇でArushaの自宅へ帰るロッジのスタッフ3人も便乗。
11:30、Arushaの空港に到着!チェック・インが12:30なので余裕~~~
駐車場の車内で早めのランチ。
13:20、Arushaに向けセスナ機が離陸!
でも、その前にひと騒動(・。・;
というのは、まさかセスナ機移動なので、セキュリティーチェックなんて全然アタマになく、機内持ち込みのザックにサバイバルナイフが入れっぱなしだった。
当然、X線検査でバレて没収になりそうになったけど、何とか粘って預け荷物に入替え、事なきを得たのでした。
セスナ機は途中、Kuroというエアストップと、比較的大きな街(ドドマ?詳細不明)に立ち寄り、Ruahaのエアストリップには16:00頃到着。
途中は爆睡していたので、あまり景色は見なかった。
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9月15日
朝、Mkomaziより暖かい(「Ruahaの方が気温が低い」って、聞いていたけど)。相変わらず部屋は風が抜けるけど、半袖でOK!
6:15、起床。7:00~朝食。
シナモンロールが美味しい。
8:00~ Safariに出発!ドイツ人のご夫婦と混乗。
彼らは、昨日もOneday Safariで、レオパード狙い・・・らしい。
キリン・シマウマ・インパラ・ゾウ・バブーン・レッサークドゥー・バッファローを間近で見られる。
11:00過ぎ、ドリンク休憩。
その後、何と!!バブーンとレオパードが鉢合わせして、ファイティングするシーンを一瞬だけ見られた!
あまりに急で一瞬だったので、写真は無理。
同乗のご夫婦はかなりエキサイトしていた。
14:00頃、ランチエリアにて昼食。
この日は既に、サファリカー4~5台が駐車しており、ランチエリアは満員状態。
一応WC小屋はあるものの、“おみくじ箱”タイプなので、ブッシュのほうがマシって感じだった。
屋根つきの小屋は他のグループで満員だったので、折りたたみチェアーが用意され(ひじ掛けにボトルホルダーが付いたもの)、景色を眺めながら食べた。
ランチボックスには、生のニンジンスティックやトマト丸ごと等が入っていた。
その後は、16:00までにロッジに戻るべく、所々動物を見ながら帰った。
ライオンを3ヶ所で見られ、これまた至近距離で、Mkomaziとは大違い!
16:30頃、ロッジに戻った。
今日は昨日とは反対側から風が吹いている。乾燥がスゴいので洗濯物はよく乾く。
夕方からは風向きが変わり、昨日と同じになった。
いつもどおり夕食。ゲストは24人。
夜、月が出たが、曇ってしまい薄っすらしか見えなかった。
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9月16日
今朝も暖かめ。
6:10、起床。7:00~朝食。
8:00~ Safariに出発。今日もOneday Safari!
同乗者4人だった。
ライオン・クドゥー・インパラ・キリン・ゾウ・ディクディク等と出会った。
そして、気にぶら下がったインパラを発見!
どうやらレオパードが食した残骸の様子。
と言う訳で、付近を注意深く観察。道路から外れたブッシュの中にも、車は入っていった。
そして!遂に発見!!
茂みの中でコチラの様子を窺っていました。でも、ほんの一瞬で更に奥に逃げこんでしまい、シャッターチャンス・・・だめだったかも!?
一同大興奮のまま、川べりの見晴台にて休憩。
その後、13:00~昨日と同じ場所でランチ。
昨日より空いていたので、屋根つき小屋で食べる事ができた。
帰路は相変わらず暑くてボーッとした。
ロッジに到着しTea Time。
その後Bandaに戻り、バルコニーから目の前の川を眺めた。
夕方なので象たちが水を飲みに来ていた。
ちょっと離れた場所でカバが喧嘩しているようで、鳴き声がうるさかった。
18:30~強風が吹き始めた。
今夜のゲスト数も24人!
大きなグループは帰ってしまい、カップルや少人数のため、“おひとりさま”の自分は端っこのテーブルに移動でした。
月が出る前は星がキレイだった。
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9月17日
今朝はちょっと冷えた。(夜中まで風が吹いていた)
今日は、Half Day Safari!でも、出発はいつもどおり、8:00
ライオン3頭が座っている向こうに、キリンの“残骸”を発見!
昨夜のうちにハンティングして食べたらしい。
ジャッカルが傍をウロウロしていたが、我々を警戒したのか!?逃げて行ってしまった。
昨日、レオパードが食べ残していた、気にぶら下がったインパラの死骸は、骨だけになっていた。
この日は一旦、午前中でロッジに戻るため、あまり遠くへは行かない。
他に会えた動物たちは・・・ディクディク・グレータークドゥー・キリン・ゾウ・シマウマ・バブーン等。
ランチは、自分が止まっているエリアよりちょっと高台にある、メインキャンプのダイニング。
そこから急な坂道を下って、自分のBandaへ戻った。
昼間は、スタッフも休んでいてすごく静かだ。
あたりを散策。
16:00~Tea Time。16:30~午後のSafariに出発。
途中、見晴らしの良い場所でサンセットを撮影。
18:30にロッジに戻った。
既に夕方の風が吹いていたので、さくさくシャワーを浴びないと寒くなってしまう。
今夜も星がキレイ。でも夜半まで風が吹いていた。
明日は、8:00~Safariがてら、エアストリップへ・・・。
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9月18日
5:20、起床
薄暗い中、トーチを点灯して荷造り開始!
いつもどおり7:00~朝食をとり、8:00~出発。最初、メインロッジでチェックアウトを済ませ、エアストリップまでSafariをしながら行く。
まずHippo Poolに立ち寄る。とはいえ、もう陽が昇ってしまったので、カバは鼻しか見えない。
水辺にはかなり大きなクロコダイルが寝そべっていた。
その後、最後にライオンを見て、11:00頃エアストリップに到着。
セスナが来るまで日陰で待機し、11:45、いよいよ帰路に着いた。
ドライバーのオットーさんが迎えに来てくれ、HOTELに行く途中、“念願”のお買い物!
大好きなスーパーめぐり。
といっても、丁度SHOPRITEとイラセコ・・・というスーパーしか無いのだけど・・・。
後は、丁度日曜日だったので、殆どのお店はお休み。
スパイス・お菓子・・・をゲットし、(でも、探していたチリガーリックは見つからず)16:00ごろ、行きと同じRainbow Hotelに到着。
「明日、AM10:00 ピックアップ」の約束をして、オットーさんとはお別れ。
チェックインするも、最初の部屋はドアキーがダメでチェンジ→次の部屋はバスルームの電気がつかず・・・でまたチェンジ→結局、廊下の奥の部屋に落ち着いたものの、今度はベッドサイドのランプがつかず、しかも、よく見たら小さい蟻みたいなのがチョコチョコしていた。
でも、もう面倒だし、1泊なのでそのまま荷物を広げた。
来た時と同じように、JM MallのCity Marketに夕飯の買出し。
前のスーパーには無かった、コリアンダーパウダーをゲット。
この日、朝から持ち歩いたRuahaのランチボックスとお菓子少々で、“最後の晩餐”
荷造りもしなきゃ!
久しぶりに、テレビも見た。
パキスタンのTV局がやっている、料理番組(『マサラTV』が面白かった)
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9月19日
8:40起床
10:00、オットーさんと会い、空港に行くまで時間があるので、Tinga tingaの工房がある地区へ・・・。
北部のビーチリゾートエリアへドライブ。途中、CoCo Beachで短時間下車し砂浜へ。
太陽がギラギラ照り付けてくる。
移動遊園地風の乗り物や、スナック・バーが建っていた。
Tinga tingaは見るだけ!のつもりが、手頃な空き缶にペイントされた物が目にとまってしまい、6,000Tzsを5,000Tzsにディスカウントしてもらってお買い上げ!!
その後、まだ時間があったので、Hilton Double Tree Hotel近くのショッピングエリアで時間をつぶした。
飲食店の中に、日本料理店“あずま”という店があったが、まだ営業時間外だった。
このエリアには幼稚園(保育園?)もあった。
海に突き出た桟橋は、夜ならキレイそう。
いよいよ空港へ!市内は案の定渋滞していたけど、13:30無事空港へ到着。
最初のセキュリティーチェックでは靴も脱がされた。
EKカウンターでチェック・インの確認をしに行ったら、まだ手続き準備中だったけどスグに手続きをしてくれた。(ラッキー!こういう所は、先手必勝じゃないと無駄に時間がかかる。)
出国手続きをしたけど、指紋照合は相変わらずうまくいかずタイムロス。
15:00、最終セキュリティーチェック開始!出発が16:50だからやけに早いけど、16:20搭乗開始。
いよいよ、アフリカともお別れ~。
23:10、DXB到着。まずはタバコ!!KIXへの便の出発ゲートとは反対方向なので、なんと!!喫煙エリアまで徒歩で片道20分~
9月20日
そうこうしているうちに日付は変わって、一段落したらショッピングへ。
といっても行きに目星をつけておいたので、お土産用チョコ→タバコ→オード・トワレ→ラクダミルクのチョコを購入!
今一度、喫煙!
そしてゲートに行ったら、もうオープンしました。
機内ではTV画面が使えず、何回もクレームしてやっとみられるようになった!
17:10、KIX着。
一旦入国手続きをして、ANA国内線カウンターへ。
すご~く混んでいて、出発時刻ギリギリの人が優先に!
21:30出発なので、手続き終了後、喫煙室近くのベンチで仮眠。
21:30ってその日の最終便だった!
預け荷物にライターが入っていた事が発覚し、呼び出しをくらった。
没収となり荷物を元に戻すのだが、客は触ってはいけないらしい。でも係の兄ぃちゃんが荷造りがヘタくそ!!
HND22:50着。なんか台風が接近しているらしい。
23:10発のリムジンバスでYCATへ。予想より早いバスに乗れた。
もしかして、KIXで荷物チェックに引っかかったおかげで、積むのが最後になり、HNDで最初の方に荷物がでたのかも?
YCATからタクシーで自宅まで。
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