動物サファリと言えばケニア、ケニアと言えばマサイマラ、マサイマラと言えばヌーの川渡りと、アフリカのサファリ好きならずとも、「ヌーの川渡り」というのは、一般的に定着してきたキーワードかもしれません。
そして、マサイマラを縦断するマラ川を渡るのですが、川べりまで来ると、集団は一旦足を止めます。
ある場所では、川の中にはワニが待ち構えており、また急峻な段差が行く手を遮ることもあるためです。渡りかけては戻り、またそれを繰り返す、緊迫の瞬間が続きます。
そして、群れの先頭が飛び込んだのを皮切りに、一気に川へと雪崩れ込みます。
その際は砂埃が舞い上がり、ジャンプして足の骨を折り他のヌーの下敷きになるもの、ワニに襲われて命を落とすものなど壮絶な光景が、長いときには1時間以上も続きます。
そして渡り終えた彼らにも、安息の瞬間はありません。体力を消耗したり、怪我をしたものを狙って、ライオンやハイエナなどの捕食者たちが集まってきます。
群れが移動した後に、傷つき立てなくなったシマウマを、少し離れた所で見守る家族のシマウマが、長い時間見守り続けた後、見限ってその場を立ち去るという自然界の厳しいシーンを見たこともあります。
この時期のマサイ・マラには野生動物の生死をめぐるストーリーが繰り広げられます。
こちらのツアーでは、ヌーの川渡りに合わせて、出発日と宿泊ロッジを設定しています。
もちろん、筋書きの無い野生動物のドラマですので、必ず見ることができるわけではありませんが、より多くの機会があるかと思います。
ツアー詳細はこちら