アフリカからコンニチハ!VOL.4 FROM 南アフリカ

今回は、南アフリカとレソト王国を隔てる“龍の峰々”、ドラケンスバーグの女性登山ガイド・クリスティーンさんがインタビューに答えてくれました。
●ガイド自己紹介:
はじめまして、クリスティーンです。南アフリカ・クワズールーナタール州のドラケンスバーグで登山ガイドをしています。

●インタビュー:
Q.あなたの国で一番好きな場所はどこですか?
A.南部ドラケンスバーグの誇る大自然です。特に、知る人ぞ知る「ホワイツケイブ」。 雄大な砂岩の洞窟で、洞窟の高さは100m以上!さらにここには美しい滝があり、泳ぎたくなるような澄んだ滝壺があります。ここはまったく手付かずの自然で、一晩を明かすには最高の場所です。
Q.あなたの国で一番エキサイティングなお祭りはなんですか?
A.毎年1月初めに開催されるケープタウンのカーニバルでしょう。
Q.お母さんの得意料理は何ですか?
A.私は母の作るチキンビリヤニ(インド料理)が大好きでしたね。
Q.あなたの国の格言をひとつ教えてください。
A.「Spyte is ‘n naare ding! (アフリカーンス語)」
≪後悔は耐えられない≫つまり、やって来るチャンスは全てその手につかむべし!という意味です。
Q.日本に来ることがあったらどこに行きたいですか。また何をしたいですか?
A.富士山!
Q.日本人に対する印象は?
A.美しい文化、特に水彩画と数世紀前の書道に感動します。尊敬しているのは日本人がとても勤勉なこと。
クリスティーンさん有難うございました。ドラケンスバーグの動物や植物の事ならクリスティーンに聞け、と言われるほど自然が大好きなガイドです。生き物のデッサンは図鑑に使われる腕前です。雄大な景色が広がるドラケンスバーグの大自然を歩いてみませんか?
ドラケンスバーグを歩くツアーもあります。南アフリカのツアー一覧はこちら。

アフリカ大陸の湖について

アフリカ大陸にある湖と言いますと、どちらの湖を思い浮かべますでしょうか。
やはり面積世界3位の「ビクトリア湖」。いやいや深さ世界2位の「タンガニーカ湖」、淡水魚の種類なら負けない「マラウィ湖」、それとも今まさに消えゆく「チャド湖」、ふふふ「トゥルカナ湖」を忘れないでくれ。
ん?あれ?このくらいしか湖(天然湖)は無いのかな??(もちろん、タナ湖やアルバート湖クラスの湖はたくさんあります)そうなんです。実はアフリカ大陸には大きな湖(天然湖)は思っていたより少ないのです。アフリカ大陸の緯度が低く、乾燥地帯が多いのと、断層湖が生成されやすいところは東に偏っています。
ですがその分、東アフリカには大きな湖、そして深い湖が多くなっています。

ちなみにタンガニーカ湖の水量は17,800立方キロメートルあるのですが、マラウィ湖と一緒にしますと、地球上の淡水の約5分の1くらいになります。※シベリアのバイカル湖は一つだけで同じく5分の1、そして北米の五大湖でも約5分の1になります。残りの5分の2が日本を含む、それ以外になりますので、もの凄い量の淡水が実はアフリカにあるということですね。
サファリツアーではなかなか訪れることが難しい地域ですが、タンガニーカ湖とマラウィ湖は特に水質がアルカリ性の透明度の高い湖ですので一度は訪れて欲しいところです。 

憧れの南スーダン

南スーダンというとどんなイメージをお持ちでしょうか?
PKOでの自衛隊派遣、民族紛争、石油・・・昨年末からニュースで報道され、ますますこんなイメージを持たれた方も多いかもしれません。私が見た南スーダンは、独立してわずか2年という新しい国の混乱、でもそれ以上に伝統が色濃く残る人々の暮らしと、’美しい’人たちでした。

南スーダンを訪問したのは2013年10月。
私にとっての南スーダンはレニ・リーフェンシュタールの写真集「ヌバ」(ヌバは現在のスーダンと南スーダン国境のあたりなので場所は少し違いますが)、長くて立派な角を持つ人たち、という断片的、でも一度は見てみたいという憧れでした。
実際に訪問したのは、ジュバから少し離れたところに住む、ムンダリと呼ばれる人たちの集落。もっと北に行くと主要民族のディンカもいますが、ムンダリもやはり他の南スーダンの民族同様、とにかく背が高く、黒い。皆一様に2メートルはありそうな長身です。村では伝統のダンスと相撲(南スーダンの多くの民族が伝統的に相撲をします)を見ました。人数にして80人近くだったかと思いますが、全裸の若い男性たちが、1人の老女の指揮のもと踊り、唄う様子は、他のどの国で見たものとも違い、迫力あるものでした。全裸の男性が目の前で踊っているのに、アートを見ている感覚というのか、こちらも恥ずかしい、という感覚がおこらないのが不思議です。
もうひとつ興味深かったのが、遊牧先キャンプ。若者たちだけでグループをつくり、村から離れて数ヶ月を牛とともに過ごします。牛100頭以上はいるキャンプには、家財道具といわれるものはほぼありません。食事は?と質問をしたら、若い男性が牛の乳を直接口にするのを見せてくれました。男性たちは、常に牛をなでたり、虫除けの灰を塗ったり、満足気なその表情から牛への愛を感じる瞬間でした。ジュバから村までの道のりは、アフリカでも最近ではほとんど見ない、凄い道路を片道3時間半。それでも十分に訪問する価値のあるところです。
昨年末から治安が悪化する中、ムンダリの人たちが無事でいて欲しい、そして彼らの素晴らしい文化を再び訪ねることの出来る日が1日も早く来ることを祈っています。
by 東京本社スタッフ 紙田

コートジボワール、アビジャンの公共交通事情

コートジボワールのアビジャン空港に降り立つと、左側にオレンジ色をしたタクシーが列をなしています。外国人にはタクシーが一番おすすめ。タクシーにはメーターもついていますが、大体の料金を知っていれば、値段を交渉しても問題はありません。
メーターがあっても、油断することなかれ。よそ見をしている間に、運賃加算ボタンを押す猛者もいるので油断も隙もあったもんじゃない。ちなみに夜は昼の運賃の倍になります。

アビジャン市民の足はタクシーのほかに、乗り合いタクシーのウォロウォロ(woro-woro)はちょっと出かけるときに便利。トヨタのダイナなどの荷台を改造してバスにしたバカ(gbaka)は、車掌が行き先を「アジャメ、アジャメ、アジャメ」と最低三回は繰り返すので、まあまあわかりやすいですね。
一番安価な市民の足はSOTRA(アビジャン交通会社)のバスで、市内の端から端に行っても、200CFAフラン(約50円)程度で移動できます。ただ、時刻表もないバス停でいつ来るかわからないバスを待ち続けるのは結構きついです。今は新しいバスが導入されていますが、フランスからの中古バスだけの時は途中でエンストして、運行中止になることもあるようで、市民泣かせの存在でした。
皆様も平和になったコートジボワールへぜひお越しください。
By 東京本社スタッフ深川(元アビジャン在住 )
コートジボワールのツアー一覧はこちら。

アフリカからコンニチハ!VOL.11 FROM ケニア

サファリと言えばケニア!!ケニアといえばサファリ!
今回はケニアよりドライバーガイドのキムさんの登場です。

◆自己紹介
こんにちは!ケニア出身のジョセファント・キマニです。キムさんと呼ばれています。英語とスワヒリ語を話すガイドですが、日本語も少しできます。
◆インタビュー
Q.あなたの国で1番最高な場所はどこですか?
A.野生動物を観察できる場所と、景観が素晴らしい場所と海岸地方の街ですね。
Q.あなたの国で最も興味深いお祭りは何ですか?
A.「ジャムフリ・デイ」、独立記念日の祭典です。他には音楽祭も好きです。
Q.ケニアの家庭料理で好きなものは何ですか?
A.ウガリ(メイズの粒をひいて粉にしたものを熱湯を混ぜて練ったもの)と、牛肉か山羊肉のシチューとか、豆のシチューです。
Q.あなたの好きなことわざは何ですか?
A.『MWENDA TENZI NA OMO MAREJEO NI NGAMANI』意訳:どんな地にいても、人間は皆同じ。
Q.日本で行ってみたい場所は?
A.福島を訪問したいです。
Q.日本人に対する印象は?
A.時間に正確だと思います。とても勤勉で、会社や工場が多くある印象もあります。忙しい国だとも感じます。是非、ケニアの大自然の中に身を置いて、日ごろの忙しさからリフレッシュして欲しいですね。
普段はジョーク好きでひょうきんですが、サファリ中は一生懸命に動物を探してくれるキムさん。ほとんどの動物の名前は日本語で教えてくれます。
どうもありがとうございました。
キムさんも活躍しているケニアのツアー一覧はこちら。