タンザニア、セレンゲティ国立公園のある夜の出来事

今年、セレンゲティのセロネラ・ワイルド・ロッジに泊ったときのことです。

このロッジ、名前の通り、セレンゲティの中心でもあるセロネラに位置する‘ワイルド’なロッジで、敷地内もセレンゲティのイメージであるコピエのような大きな岩がゴロゴロ。その岩の間をハイラックスが行ったりきたりしています。
ロッジの駐車場でアカシアの葉を食べるゾウがいたり(そう、ロッジにはフェンスがありません)、ランチタイムのレストランにバブーンが乱入し、ビュッフェから堂々と食べ物を略奪するというやりたい放題のことも(いつもじゃないと思いますが)。

そんなある日の夜、深い眠りについていたのですが、突然、屋根の上で、動物が駆け回るドドドドー、ドドドドーという激しい音が。何度も繰り返されるこの音は、動物が何かに追いかけられて逃げ回る様子。
しばらく続いたのですが、最後に「ギャー」という悲鳴が聞こえて、そのあとはシーンと静まり返りました。
音だけ聞こえたので、想像力が掻き立てられましたが、早速、翌朝、ロッジのスタッフたちに、話しをしてアンケート(?)を取ったところ、彼らの4人がバブーンVSヒョウ、1人がハイラックスVSヒョウという回答。
どちらにしても襲ったのはヒョウのようで、よく敷地内にもやって来るそうです。

私としては、日中ロッジでやりたい放題のバブーンが、夜の王者・ヒョウにやられてしまった、と勝手な想像をしていますが、実際のところは、もちろん不明のままです。
BY KQ
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ウガンダに行ってきました!

つい先日ですがウガンダに行ってきました!
中学生の頃、地理の授業でアフリカの地図を広げると最初に目が行ったのは色が茶色のサハラ砂漠と白色のキリマンジャロ。そして緑のコンゴ盆地に水色のビクトリア湖。そんな遥か昔に習った場所に訪れるのは感慨深いものがあります。
その水色のビクトリア湖を初めて見た感想は…対岸見えねぇ!!、お?水底も白砂が見えて結構キレイだな。という感じでした(笑)。当たり前ですが琵琶湖の102倍もあれば見た目は海ですよね。

でも今回はビクトリア湖がメインではなく、ゴリラとチンパンジーに出会うこと!残念ながら私はゴリラの方は留守番となりましたが、キバレの森にてチンパンジーに出会うことが出来ました。もちろん、大声・カメラのフラッシュなど厳禁ですが、想像以上に近くまで来てくれました。視線の先に何か気になるものがあるような表情のチンパンジー君。出て来てくれてありがとうございました!
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東京本社 久世
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マサイ・マラ国立保護区でヌーの川渡りを目撃

8月8日~8月17日、『ケニア・サファリ・ハイライト10日間』ツアーの添乗より戻ってきました。

ツアー中、滞在したマサイ・マラ国立保護区での出来事。
連日夕方から夜にかけて大雨。乾季のはずのマサイ・マラの草原は、雨の影響で緑色。

この時期は、マラ川でヌーの川渡りを楽しみにしている方も多いはず。
マサイ・マラの東からマラ川へ向けて走っている途中、なんと!連日の雨で増水したタレック川で、ヌーが川渡りをしていました。その場所はFIG TREE LODGEから5キロ位の場所。タレック川はマサイ・マラの東に位置するマラ川の支流です。
ヌーの川渡りというとマラ川で有名ですが、チャンスがあればタレック川で見られることもあります!マラ川で行われるヌーの川渡りに比べると、迫力にはかけるかもしれませんが、充分に見応えのあるものでした。
動物たちの動きはその時の状況によって変わりますが、運が良ければこんな出来事にも出会えるかもしれません!
川岸まで行って引き返すヌー。川を渡りきり向う岸でホッとしているヌー。写真は、ヌーが川に飛び込む瞬間!がんばれーと応援したくなります。

サバンナの嫌われ者!? 「ハイエナ」

ハイエナと聞くと、「サバンナの掃除屋」の異名を取り、あまり人気の無い動物の一つかもしれません。

ただ、個人的には、サファリで見かける好きな動物のTOP3に入ります。理由は、実はよく見ると、案外にかわいい顔をしているからです(笑)
ハイエナは、別名タテガミイヌとも呼ばれ、一見、どちらかというとイヌに近い風貌をしていますが、生物分類上、ネコ目、ネコ亜目のハイエナ科に属し、同じネコ亜目のジャコウネコ科が最も近縁となっています。
現在確認されている限りでは、ハイエナは4種(ブチハイエナ、カッショクハイエナ、シマハイエナ、アードウルフ)で、アフリカ大陸のみならず、中東、インド、ロシアに広く分布する種もいます。
写真のハイエナ(タンザニアのンゴロンゴロ自然保護区で撮影)は、サハラ砂漠以南のアフリカに分布する、ブチハイエナです。死肉を漁るイメージの強い彼等ですが、実は、ブチハイエナは体が大きく(特にメスの方が大きい)、無尽蔵のスタミナで積極的に狩りも行い、成功率は、ライオンより上だと言われています。
また、掃除屋と呼ばれる所以は、強靭なアゴを持っているため、他の肉食獣が食べる事のできない皮や、大きな骨もかみ砕いて平らげてしまうためです。そのため、彼らの排泄物は白く、一目で識別できます。
人間界では、高級食材とされる事もある骨髄まで余す事なく食べるとは、何ともグルメな動物ではないでしょうか。掃除屋ではなく、「サバンナの美食家」とでも呼んで貰えると、またイメージも変わるかもしれませんね。
サファリに出掛けて、ハイエナに出会う機会があれば、是非、双眼鏡でも使って、じっくりと顔を観察してみて下さい。きっと好きになるはずです。
大阪事務所 荒木
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死ぬまでに一度は見たいアフリカの動物

巷では、死ぬまでに一度は見たい世界の〇〇が流行っているようですが、「死ぬまでに一度は見たいアフリカの動物」でいきたいと思います。

私が死ぬまでに見たいのは、なんといってもラーテル(和名はミツアナグマ)!「世界一怖い物知らずの動物」とギネスブックにも認定されているそうですが、面白いのはその生態です。
1.つぶらな瞳でカワイイ顔にも関わらず、コブラなど猛毒を持つヘビでも強気で立ち向かい食べてしまう獰猛さ。毒蛇に噛まれても、その強い毒を解毒してしまう驚異的な自然治癒力。
2.ハチミツが大好きで、Honey guideと呼ばれる鳥に蜜蜂の巣のありかを教えてもらい、代わりに巣を壊して、鳥と仲良くハチミツを山分けするしたたかさ。
3.怒ると発射するくさーいガス。その一発で、どんな肉食動物もすぐに退散してしまうほど強烈に臭い!
見た目とのギャップが激しすぎるラーテル。
敵はなし!とも言われ、チーターの子どもの背中がラーテルのように白いのも、ラーテルのように見せて身を守るため、とも言われてます。
実は今年5月のセレンゲティで初めて見たのですが、なんとそれは死んでしまっている無残な姿でした。
生きているラーテルに死ぬまでに見たい!と思って調べていたら、唯一、日本では名古屋の東山動物園で飼育されているそうです。
アフリカではいつ見れるかわからないから、ここで見ておこうかなー。
東京本社 KQ
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