コーヒーの原産地はアフリカのエチオピア

皆さんが毎日飲んでいる?だろうコーヒー。
ご存じの方も多いとは思いますが、このコーヒーの原産地はアフリカのエチオピアです。エチオピア人と話をしていると、「コーヒーはエチオピアから世界中の人達への贈り物なんだよ」と言われることが多々あります。
エチオピアでは、このコーヒーの木の発見物語が、英雄譚のように語り継がれてきました。そのお話は、「コーヒーの実を食べて興奮しているヤギを見て、ヤギ飼いがその実を食べてみた」というところから始まります。元々は焙煎も、ドリップもせず、そのまま薬として食べられていたようです。
このヤギ飼いの名前はカルディ(KALDI)、アディスアベバの有名カフェチェーン店(ロゴマークは緑で、何となく世界的に有名な某カフェチェーンのロゴを思い起こさせます)も、彼の名前を冠しています。
コーヒーはこの原産地エチオピアから世界中の生産国へと栽培が伝播していきました。
ちなみに『コーヒー』という名前は、原産地エチオピア南部のカファ州(KAFA→CAFE→COFFEE→コーヒー)から来ているという説が有力です。

エチオピアとイエメンで生産されるコーヒーは、かつてイエメンにあった積み出し港「モカ港」にちなんで「モカ」と呼ばれています。エチオピア産のモカはアフリカコーヒーの代表的存在。店頭では「モカ・ハラー(エチオピア東部ハラール産のコーヒー豆)」「モカ・シダモ(エチオピア南部シダモ産のコーヒー豆)」等の生産地区の名前、そして「モカ G-1」等、格付けを表す等級と一緒に表記されています。
西洋風の飲み方、エチオピア式の飲み方、それぞれ味わいは微妙に違いますが、さすがコーヒーの本場、国民すべてが味の批評家のような国ですので、それぞれ非常に美味しいです。
エチオピアに行かれた方は、原産地のコーヒーをぜひご賞味下さい。
おいしいコーヒーも飲めるエチオピアのツアー一覧はこちら。

国内最高齢だった大阪市天王寺動物園のアミメキリン「ケニヤ」

国内最高齢だった大阪市天王寺動物園のアミメキリン「ケニヤ」が22歳で死んだそうです。自然状態でも捕食者の少ないキリンは長生きで、30歳を超える個体も珍しくないそうで、22歳といっても「早すぎる死」といったところでしょうか?
優雅で愛らしい姿のキリンはアフリカのサバンナでも、サファリのお目当てにする方が多いですが、もちろん動物園でも人気者動物の一つでしょう。
日本にキリンがやってきたのは、1907(明治40)年にペアで初来日した雄のファンジと雌のグレーが最初だそうです。ドイツの動物商で動物園経営者のカール・ハーゲンベックから8000円(現在の約1億6000万円相当)で購入したのですが、随分高額だったんですね。現在であればパンダに匹敵するくらいの高額です(と言ってもパンダの場合はレンタルでも2億円を超えるのですが・・・)。
ファンジとグレーは横浜港から貨車で運ぶ予定でしたが、途中にあるトンネルと陸橋をくぐり抜けられないことが判明し、だるま船に乗せて隅田川から日本橋の浜町河岸に陸揚げし、大八車で運んだそうです。この2頭は動物園でも大人気を博したそうですが、飼育担当の方があまりにも温度調節に気を使いすぎて、翌年2頭とも死んでしまったそうです。暖房費をかけられなかった戦時中も生き延びたそうなので、意外にタフな動物なのかもしれませんね。
飼うとなると莫大な費用がかかり、餌代だけで一頭あたりおよそ一日3000円以上が必要らしいです。

ちなみにキリンの和名を英訳の「ジラフ」としなかったのは、中国の伝説上の動物「麒麟(きりん)」と結びつけることで、話題性を狙ったためらしく、逆に中国語ではキリンは「麒麟」ではなく、「長頚鹿」(長いくびの鹿)と呼ばれているそうです。
野生のキリンもみられるケニアのツアー一覧はこちら。

アフリカ、北部カメルーン「ジングリヤ」の草で編んだ工芸品

この写真に写っている物体、何だかわかりますか?
これ、実は草で編んだ『椅子』なんです。しかも座る人の体重がうまい具合に分散されるので、すわり心地も抜群!
同じような草で編んだバスケットや皿はアフリカのあちこちで見かけますが、それを更に発展?させて椅子まで作ってしまう人々が暮らしているので、北部カメルーンのジングリヤ。
イスラム教徒から逃れて山中に移住した、伝統的アニミズムを信仰する、マタカム、マフェ、カプシキなどの人々が暮らす地域です。コザ峠という峠を越え、彼らの暮らす地域に足を運ぶのですが、このジングリヤはコザ峠への道中にあります。
コミニティーセンター的な施設に併設される形で、村の共同経営のお土産物屋があるのですが、このお土産屋で販売されているモノは、通常のお土産物屋では見かけない、ローカルな魅力あふれる品々ばかり。
この椅子をはじめ、不思議な人型の壺や、素朴な陶器の調味料入れなど、色々なものが売られています。料金設定も非常に良心的。時期によっては、このお店の裏手のコミニティーセンターで、地酒(ビール)を飲むことができます。

カメルーン北部へ足を運ばれる方は、是非このジングリヤのお土産物屋を覗いてみて下さい!
カメルーンのツアー一覧はこちら。

アラビア語で半分半分という意味を持つ、モロッコのカフェオレ 「ヌスヌス」

すっかり秋らしくなり、朝晩は少し寒く感じるようになりましたね。いよいよ秋本番、そして冬へ、といった感じでしょうか。
常夏の大陸、というイメージのあるアフリカでも、赤道から遠く離れた場所もありますし、標高が高いために日中でもさほど暑くない場所もあります。雨は日本ほど多く降りませんが、気候の変化が日本に近いモロッコでは、同じように秋を迎え、これから冬に向かおうとしています。モロッコでもアトラス山中などでは、冬にはかなり雪が積ります。
写真はモロッコのヌスヌス(アラビア語で「半分半分」という意味)。コーヒー半分、ミルク半分でヌスヌス。早い話がただのカフェオレ。ものすごく甘いと言いますか、砂糖をたっぷり入れて甘くして飲むと美味しい飲み物です。
モロッコの秋から冬、寒い日には温かいこのヌスヌスの美味しさが倍増します。特に寒さ厳しいアトラス山中では、ドライブイン&茶屋兼お土産屋さんで飲むこのヌスヌスが絶品です。

日本にもモロッコ料理屋さんはたくさんありますが、モロッコといえばミントティーで、このヌスヌスが出てくるお店はまずないでしょう。
これからの時期にモロッコを訪れる方は、ぜひこのヌスヌスを味わってみて下さい。
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ハネムーンでアフリカに行く方が増えています

手配を担当しているスタッフとして、明らかに実感するほど、ハネムーンの手配のご依頼をいただくお客様が増えています。
「ハネムーンでアフリカへ」、一昔前ではにわかには信じられなかったことだと思います。
「ハネムーンでしか長い休みが取れないからアフリカへ」、「一生に一度だから変わったところに行きたい」、「一生に一度だから憧れだったアフリカへ」、「他の地域への旅行は年をとってからでも行けそうだから」、「圧倒的な大自然の中でロマンチックな日々を過ごしたいから」・・・などなど、理由は色々おありかと思いますが、日本人のハネムーナーには縁遠くても、欧米人にとって「アフリカ」は身近な選択肢の一つ(治安状況さえ良ければ常に)ですので、”ハネムーンでアフリカへ”というのは、さほど珍しいことでもなく、アフリカ54カ国の中にはハネムーンの行き先として向いている国も当然あります。
モーリシャスやセイシェルは、他地域と比べてもハネムーンのお客様が多い国ですが、その他例えば、ケニア、南アフリカ、モロッコ、チュニジア、エジプト、マダガスカルなども、ハネムーンに向いている一面を持っています。
弊社は元々アドベンチャー色の濃い旅行会社ですが、『専門知識のあるスタッフの集団』を自負していますので、少しアイディアの方向を変えれば面白いハネムーンアレンジが作れるはずと思い、すでに各担当者がモデルプランの作成に取り掛かっています。
ちなみに編集人は現在、モロッコのハネムーンアレンジメントを鋭意製作中です!

※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。