アフリカでハネムーン&ウェディング

「この月に結婚すると幸せになれる」と言われる「June Bride」を前に、弊社ホームページのハネムーンプランをアップデートしました!
取り上げている地域は、東アフリカ(ケニア、タンザニア・ザンジバルとのコンビネーション、セイシェルとのコンビネーション…etc)、南部アフリカ(南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエのコンビネーション…etc)、モロッコ、チュニジアの4つ。いずれも弊社スタッフ全員が、熱を込めてオススメするプランばかりです。
ケニアや南アフリカでワイルドな日々を過ごすも良し、モロッコやチュニジアでロマンチック&エキゾチックな経験をされるも良し。

今年ご結婚を予定されている皆様、ハネムーンは是非アフリカへ!!
アフリカでハネムーン&ウェディング

ハネムーン・レポート『ケニアとザンジバル 10日間』

2014年2月出発のハネムーン手配旅行でケニアとタンザニア・ザンジバルに行かれた、中島陽一様・倫子様ご夫妻からのレポートです。

アフリカを旅して
ナイロビの空港に降りたときから、これは凄い旅になりそうだと感じた。10日間の旅で新鮮だったのは、広大な景色や自由に暮らす動物たち、鳥の鳴声や川の流れ、そして人々が話すスワヒリ語の温かい響き。得られた体験は正にJamboサイズだ。
市内のホテルに一泊し、翌朝ケニアンエアーでマサイマラ保護地区に出発。市内の空港まではドライバーのJOHNさんに送ってもらう。JOHNさん日産のワゴン車を軽快に運転しながら道を横切る人や車に物を売りに来る人たちを適当にかわし、ケニアの交通事情、人々の生活について得意の日本語でガイド。交通事情(鉄道は規模が小さく、車が交通手段中でも日本の中古車がケニアでは多いこと)エムペサ(ケニアのモバイル送金)や社会情勢何でも教えてくれた。一方百貨店について、特に高級ブランド品についてはご存じ無いと明言。車でベンツが憧れの的のように、ハンドバッグや化粧品にもベンツのような有名ブランドがあり、そういう類の商品が集まる施設が百貨店。とこちらの説明に「ケニアにもあるように思います。そのうちすぐ出来るでしょう。今はショッピングモールやスーパーマーケットが多いのです。」と話してくれた。
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朗らかで楽しいJOHNさんとケニアンエアーで別れを告げ、マサイマラ保護区のMARA SIMBAというロッジに向かう。着陸してすぐセスナを降りると何故か自分達だけ荷物が無い。副操縦士に尋ねると「何で飛行機を降りているのだ。君たちが降りるのはここから三つ先だ。止まったら声をかけるから、それまで座席に座っているように」と逆に驚かれてしまった。出発前にJOHNさんが「四つ目ですよ四つ目。行けばわかります。」はこれだったのだとようやく気付き慌ててセスナに乗り込む。上空からサバンナを眺め、ワニや草食動物の存在を確認しているうちに間もなく到着。ロッジからはPETERと名乗る、長身で物静かな印象のドライバーが迎えに来てくれた。ロッジまではサファリカーで1時間ぐらいだという。ソーセージツリー(その名のとおりソーセージのような実がなる樹)の下で昼寝をするゾウの家族や珍しい鳥、バオバブの樹、ケニアエキスプレスと呼ばれるイボイノシシの軽快な走り。サファリに期待が高まった。
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朝6時半からと夕方4時からのサファリを除きロッジで過ごす予定だ。昼食を済ませ少し部屋で休むと間もなくにサファリの時間になった。あいにく夕立に見舞われたが、雨を避けて藪に隠れるライオンや大きなストロークで自由に移動するキリン、ゼブラやトムソンガゼルの群れ、雨の後光が射しこめ水滴が輝く瑞々しい大地を満喫した。
ロッジで夕食をとっていると料理を運んでくれるERICが、アフリカのことをいろいろ話してくれた。「アフリカの人は複数の奥さんを貰うことが出来ると聞いたけれど。」と私が聞くと「今は昔と違って奥さんが複数いる人は少数でしょう。私は奥さん一人ですよ。だって奥さんが一人いれば問題は一つ。何故もっと問題を増やす必要があるんです。」と主人に話しかけて笑っているので「奥さんが問題?何てことを言うの?私たちは新婚旅行なのに。」と不服を申し立てたら「はーい。」と返事をして帰ってしまった。陽気な彼はさておき主人と食事を楽しんでいたら突然「JAMBO BWANA」の歌声と共にハネムーンケーキが運ばれてきた。単純な曲調の温かい歌、アフリカらしい軽やかなリズム、ERICをはじめとしたスタッフのおかげで、マサイマラの夜は笑い声が絶えなかった。
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翌朝6時半からサファリに出かけた。朝は動物が活発なのか、この日は珍しい動物に会えた。遠目に黒くゆっくり動く物体を私が指差すと、PETERが車を走らせた。クロサイが一頭、背中に鳥を乗せ流れるようにサバンナを歩き、静かに藪に消えて行った。チーターが小さな鳴声を出しながら横切り、樹に体を寄せて立ち止まったと思うと走り去った。草原で妊娠中のライオンが気だるそうに佇んでいたり、岩場では二頭の子供のライオンを連れた母ライオンが休んでいた。動物たちが家族や群れ、植物や他の種類の動物と共に暮らし、母が子を守る姿は愛情と生命力に溢れていた。
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午後はマサイの村に出かけ、ダンスのような儀式や、牛フンを乾燥させて作った家、原始的な火の起こし方など見せてもらった。村を案内してくれたJAMESは私が使用しているアイフォーンや電子辞書に興味深々で、写真やビデオを進んで撮影し、電子辞書を活用してガイドを務めた。英語が堪能な彼に海外に出かけた経験を訪ねると「無いよ。」と答えて考え込み「いやタンザニアに行ったことがある。牛を売りに歩いていった。」と逞しい答えが返ってきた。
ロッジに戻ると庭先の動物を観察した。道祖神の哺乳類・鳥類・植物チェックリストや、お手製のスケッチブック(予め簡単なスワヒリ語を大きく書いたもの)を出して鳥を探す。コックやスタッフが集まって来て、「(サバンナの動物や鳥たちについて)スワヒリ語ではこういう。」「その鳥はあそこにいるから見てみろ。」と会話が尽きなかった。
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部屋で休んでいたら、突然小さな猿が扉に手をかけてそーっと入ってきた。猿は危険だと聞いたことがあるため、小さな声で出て行くように話しかけると気配を感じたのかさっと出て行った。テラスから下をのぞくと、3~4匹の猿がいる。どうやら昨晩節分の豆まきをしたため、豆を食べに集まってきたらしい。ベルベットモンキーという種類の愛らしい猿だ。親子でテラスに豆をねだりに来たが、野生動物に食べ物を与えることは禁止されているため要望に添えない。小さな親子とはいえ、お腹を空かせて歩き回る姿は迫力があった。後でERICに猿のことを聞いたら「可愛いけれどワルイ。」食べ物を奪われないように気をつけるべきだと教わった。日本の豆まきはここでは勝手が違い、鬼を追い払った後、幸せが猿となって部屋に入って来たかのようだった。
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ケニアでの滞在は3泊4日、もっとサファリを経験したかったが、予定通りナイロビを経由しタンザニアに向った。ザンジバル島での3泊4日は、イスラム教圏ということもあり、同じアフリカでもケニアとは異なる表情の多い国だった。
世界遺産のストーンタウンは歴史を感じさせる重厚な街で、活気のある街を象のように滑らかに歩くMuseeさんに連れられて奴隷市場を見学した。アフリカの歴史を垣間見た瞬間だった。
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ストーンタウンから1時間ほどのドライブで、パジェビーチに到着した。白砂で遠浅の海、静かで穏やかな波に癒された。白浜に白い貝、砂浜を歩く蟹まで白く、日常を忘れ時間も気にせず二人だけの時間だった。
タンザニアの静かな時間は瞬く間に終わり、ドバイを経由して成田に戻った。日本は100年ぶりの大雪に見舞われ、街は雪で覆われていたが相変わらず便利で衛生的だ。雪で一掃された日本は、熱気溢れるナイロビとあまりに違うせいか、冷ややかで澄ました空気に感じられた。ケニア・タンザニア、次に訪れる時にはスケッチブックにスワヒリを増やし、長期で滞在したい。
※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。

タンザニア・キャンプ・ツアー

年末年始、タンザニア・キャンプ・ツアーの添乗に同行致しました。
今回の旅は、サファリ中に3回も雨に降られるという初めての経験をしました。ネコ科動物は雨を嫌うはずですが、セレンゲティではライオンが雨を喜んでいたのでしょう。カミナリが鳴る中、メス同士で立ち上がってじゃれながら猫パンチをし合っているのを目撃しました。
年末年始の東部アフリカのツアーと言えば「サバンナの初日の出」が一つのハイライト。見られるかどうか心配しましたが、何とかゾウとのツーショットが撮れました。昇ってくる太陽にちょっとだけ雲がかかり、まるで暖かく微笑んでいるような顔に見えました。
タンザニアの太陽は今年も微笑んでくれるでしょう。ぜひお出かけ下さい。

アフリカからコンニチハ!VOL.3 FROM タンザニア

今回は、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロのあるタンザニアからです。
●ガイド自己紹介:
私の名前はアロンです。キリマンジャロの登山ガイドです。キリマンジャロには250回以上登頂しています。よろしくお願いします。

●インタビュー:
Q.あなたの国で一番好きな場所はどこですか?
A.やはり、キリマンジャロ!そして、動物のいる国立公園です。
Q.あなたの国で一番エキサイティングなお祭りはなんですか?
A.私の国には大きな祭りが2つあります。一つは、「ニエレレの日(10月14日)/初代タンガニーカ(タンザニア)大統領が亡くなった日」と、「独立記念日(12月9日)/1961年にイギリスより独立」です。
Q.お母さんの得意料理は何ですか?
A.「KYUMBO」というバナナと豆の煮込みスープです。あと、料理ではありませんが、チャガの伝統ダンスの「IRINGI」も得意ですよ。
Q.あなたの国の格言をひとつ教えてください。
A.「Akiba haiozi(スワヒリ語)」
≪備え・貯えは良い事だ。それが自身の財産になる≫
Q.日本に来ることがあったらどこに行きたいですか。また何をしたいですか?
A.もし日本に行くチャンスがあれば、東京に行ってみたいです。そして、観光地を回りたい。
Q.日本人に対する印象は?
A.とても礼儀正しい人達だと思います。私は日本の皆さんと山を登るのをいつも楽しみにしています。
※写真中央、ストライプの柄のポロシャツの上に、赤いジャケットを羽織って、ハットを被っているのがチーフガイドのアロンです。因みに、ずらっと並んでいるのは彼の率いる登山チーム。親戚や友人、友人の息子達で成る、チームワーク抜群の山男集団です。
アロン氏、最近はキティモト(豚肉の炭火焼)の食べすぎとビールの飲み過ぎで、ちょっと(ではないか?)お腹が出てきましたが、体重90kgはある欧米人を担いで山を下りられるほどの、無尽蔵のスタミナの持ち主。登山客には許可されませんが、1泊2日で登頂後下山という離れ業もやってのける、約800人いるマラング村のキリマンジャロ登山ガイドの中でも5本の指に入る名ガイドです。
標高5895m、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロでも彼に任せておけば安心。彼のガイディングで陸最高峰の夢のピークへ登ってみませんか?
キリマンジャロ登山ツアー一覧はこちら。

「壮大なタンザニアサファリ12日間」に参加して

『壮大なタンザニアサファリ12日間』にご参加頂いた、T.A.様からのツアーレポートです。
タンザニアから帰国して2週間になるが、いまだマラリアは発症していない。ツェツェ蠅にくわれたところもやっと痒みが落ちつき瘢痕もほとんど残っていない。ナイロビ経由でのタンザニア12日間の旅はあっという間であったが、思い出されることなどを記してみたい。(名誉なことにツアーを企画・添乗されたIさんに依頼されたのです。)ちなみに私は景観や遺跡の見学・音楽鑑賞を中心に旅行しており、動物をみる旅行は初めてである。もちろん東アフリカも初訪問であった。道祖神の読者であれば東アフリカのリピーターも当然多いと思うが、これから初めて同地へ旅する読者も想定して記します。
東アフリカへのフライトに関して
今回は成田<―>インチョン<―>ナイロビの経路で大韓航空利用であった。往路はインチョンで乗り換えが5時間待ちになったが、帰路は3時間弱くらいだった。行きは暇を持て余したが、帰りはシャワーを浴びて免税店を物色しているとあっという間だった。
インチョン>ナイロビは14時間の夜間フライトだが、寝ているだけでよく、時差ボケ(ケニアと日本は6時間差)もほとんど感じなかった。早朝にナイロビに到着するため、その日の午後にはバスでタンザニアのアルーシャに到着でき、ゆっくり休養できて良かった。
逆に朝州発する帰路のナイロビ―>インチョンのフライトは超のつく暇さで、機内で映画を4本鑑賞してもまだ到着しない。一晩夜をとばした感じになって全く眠れず、日本で仕事に戻ってもなかなか疲れが取れなかった。さらにこのフライトは子連れの韓国人観光客で満員、きわめて騒がしかった。同国人にはケニア近辺は手軽な観光地として人気があるのだろうか。
大韓航空の機内食には必ず韓国料理のメニューがあるのに、韓国焼酎(ソジュ)やマッコリがおかれていないのが残念。もしかして韓国人がさらに陽気になってしまうから出さないのか?カルビタンやビビングクスにワインは合わない。安い酒だがソジュを飲みたい!
アルーシャ
単なる経由地ではなく、それなりに買い物など楽しかった。私はサトウキビを原料とした現地のスピリッツが気に入った。銘柄は忘れたが、カクテルのマティーニを少し甘くした感じの味で、アルコール度数は30%くらいだったか?ビールをチェイサーにして飲んだらすぐに酔える。往路に寄った時は昼食をCultural Heritage内のレストランでとったが、同敷地内にあるアフリカンアートの博物館は一見に値する。特に西アフリカ諸国の木彫などのコレクションはかなり貴重に思われた。往路はThe African Tulip Hotelに一泊した。室内設備などは立派でシャワーの湯量も豊富、またレストランの雰囲気・料理も良かったが、インターネット環境は貧弱。
アルーシャ>セレンゲティのフライト
10人乗りくらいの小型プロペラ機。天候が良く、わずかにキリマンジャロも垣間見えた。上空からンゴロンゴロ付近のクレーターがいくつか見え、景色がすばらしかった。観光フライトとしてもっと宣伝したほうが良いと思う。一人あたり15kgまでの機内預け荷物の重量は結構厳しくチェックしていたが、今回は全員の荷物を一緒に測定していた。重量オーバーぎみだった私の荷物もセーフ。荷物の多さには我ながらいつも悩まされる。
セレンゲティ国立公園
食べられる側の草食動物は、それこそ死ぬほどいますね!今回幸運にも、チーターが叢のなかで獲物(おそらくガゼルを)を食している場面に遭遇した。口の周りを血だらけにしたチーターの、(後ろ足)大腿部の筋肉の美しさに感動した。走る速度を上げるためには結構な筋肉量が必要なのだろうが、無駄な贅肉もなく形状もかっこいい。早朝サファリでは湖に上ってくる朝日に感動!大草原を悠々と歩くキリンの家族も優雅な雰囲気で良かったし、メスを追ってひたすら走り回っているオスのダチョウも滑稽な姿で面白かった。サファリカーの運転手兼ガイドは鳥類に詳しいようで、いろいろ美しい鳥の名前を教えてくれたが、残念ながら全部忘れた。
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今回、6人乗りサファリカーを3人ずつで使用して2台であったが、車内で余裕があって本当に良かった(Iさんのご英断に感謝!)。目当ての動物が現れてもサファリカーの左右どちらか側でしか見えないことが多く、両サイドに自由に動けるスペースが確保できないとじっくり鑑賞・写真撮影することは困難だろう。また、サファリ中はサンダル履きがよい。車の座席にさっと乗ることができますから。このコースには靴はもはや必要ないですね。
セレンゲティでは「パイオニア・キャンプ」に3連泊だった。高台にあるラウンジからの眺望は素晴らしく、広大な公園が見渡せる。ここからの朝日も素晴らしかった。当キャンプの各部屋は大きなテント張りとなっており、ツェツェ蝿の多い丘陵地帯に散在している。夜はヒヒやバッファローなどが出没するらしい。夜7時以降に部屋からレストランに移動するときはマサイ族のガードマンが付き添ってくれる。マネージャーはジンバブエ人で客の半数は英国人とのこと、日本人は5%くらいだそうだ。昼食・夕食はプレフィックス式のコースで、自分でチョイスできる。ここで特筆すべきは、ラウンジやレストランでのビール・ワインなど飲み物代も宿泊費にすでに含まれていることである(毎回の支払いやサインは面倒ですから)。サファリから帰ってシャワーを浴び、ラウンジで大草原の夕日を見ながらビールやカクテルを飲みつつ各国の観光客や支配人と談笑、8時にレストランに移動して南アフリカ産の赤ワインで乾杯する。完全に西洋人が作るタイプのリゾートである。そして、ここの料理はすばらしくおいしい。正直、毎回どんなメニューがあるか楽しみだった。メインの選択肢には必ずパスタも含まれており、肉ばかりで疲れた私の胃腸には良かった。また、洗濯サービスが宿泊費に含まれているのも便利。夕食前に部屋備え付けのカゴに洗ってほしいものを何でも入れておくと、約24時間後にきれいに洗濯して持ってきてくれる。ドライクリーニングはできないそうだが、このシステムは男の一人旅には超便利ですばらしい。部屋のシャワーなどの温水は、各部屋に一台附属しているソーラーシステムの機器で日中に温めたものとのこと。極端に多量に使わなければ、翌朝まで十分お温は出る。なお、天気が悪いときは薪でお湯を沸かして配るとのこと。また、部屋にはコンセントが存在しない。ランプなどのコードは直接電源につながっていて抜くことはできない。カメラやスマホの充電はレストラン近くの小屋にある充電用コンセントで行う(すごいタコ足配線!)。食事中やシャワー中に行えばそれほど不便ではない。盗難はないと思うが、似たようなバッテリーは数多く、間違えられてなくなる可能性はありそう。なおラウンジ付近では問題なくWi-Fiが使える。当然だがビジネスセンターなどはない。
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さて、広大なセレンゲティでは3日間毎日サファリを行ったが、結局キャンプから半径数十キロの範囲を移動しているにすぎない。次回ほかのロッジなどに宿泊すれば、また違う景色のセレンゲティを眺められるのであろうか。また楽しみができた。
オルドパイ峡谷(セレンゲティ―>ンゴロンゴロ移動日のオプショナル)
教科書にのっている地名なので、どうしても行ってみたかった。峡谷というより平原に亀裂が入った感じ。平原を車で走っていても近くまで来ないと存在に気付きにくい。普通は峡谷を見下ろす崖の上にある博物館をみて終わりらしいのだが、私は当然にアウストラロピテクスが発掘された場所に行くつもりだった。(ツアーの同行者の皆様、つき合わせてすいません。)サファリカーの運転手に頼み込んで(チップを渡して?)、谷底に降りるためのガイドを探してもらった。谷底は思ったより暑く、野生のサイザル麻が生えていた。すごいところまで来たものだと実感。今回の旅でもっとも感動した。(なんたって180万年前ですから!)
マサイ族の村(観光村)
マサイ・ジャンプの高さに感服しただけ。総体的には時間の無駄。しかし、彼らのドルへの執着には驚く。
ンゴロンゴロ保全地域
まず、クレーターの外輪山(リム)上のホテルに向かう途中、リムの外側に広がる丘陵地帯の景色がすばらしい。マサイの村が点在している。真っ青な空・草原の緑・真っ赤な大地のコントラスト。(ただし埃っぽいですね。)
宿泊はロケーションのすばらしいンゴロンゴロ・セレナ・ロッジ(2連泊)で、部屋からのクレーターの眺望が良かった。残念ながら2日間とも早朝は濃霧のため日の出自体は見られなかったが、その後に低い雲の間からクレーターに射しこむ光の束は美しかった。ホテルの設備は整っており、温かいシャワーが朝から存分に使える(当たり前か?)。客室が多い立派なホテルのため、宿泊客も相当多い(白人ばかり)。そのためか、やや食事のメニューはパイオニア・キャンプより平凡であるが、味は十分に平均点を越えている。タンザニア産のビールは数種類置いてあったが、私はセレンゲティ・ビールが気に入った。いわゆるハーフ&ハーフのようなやや黒ずんだ色で香ばしい味。ここは有料のランドリーサービスが普通にあった。シャツが一枚100円程度なのでいくつか頼んでみたが、特に問題なく仕上がっていた。なお、ラウンジのバーカウンター付近でなんとかWi-Fiが使えるが、少しでも離れると無理。今回はタランギレでは再度キャンプ・ロッジになるので、ここでちゃんと壁のあるホテルで一服できたのは正直とても良かった。(落ち着いて寝られた。)ちなみに標高が2300m以上あるので、夜は寒くて頭がキリッとする。
クレーターに降りてほぼ一日(6時間という制限時間があるそう)のサファリを行った。ここでは若い3頭のライオンが狩りをしたシマウマを食している場面、それをハイエナとジャッカルが奪う場面に運よく遭遇した。ハイエナがくわえていたシマウマの下腿の「シマシマ」模様が妙にリアルでした。白黒に血液の赤色がとても鮮明。ヌーの大群はみられたが、残念ながらサイには出会わなかった。カバは結構いますね。ここでは動物の背景に外輪山があるので、大平原とはまた異なった趣の写真が撮れておもしろい。ホテルのスタッフによるとンゴロンゴロは雨季の5月が特にお勧めとのこと。
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ンゴロンゴロ>>タランギレの移動
すばらしい舗装道路は通っている。途中に昼食を兼ねて、キテラ・ロッジという昨年できたばかりの宿泊施設に立ち寄った。ここのロッジ周辺には農園が広がっていて、ロッジで供される野菜・果物などを有機栽培している。時間があったので、ゆっくり農園を散歩した。昼食では新鮮な野菜がサーブされた。私はここで、タンザニアで初めて生の野菜を食べたが、食あたりはしなかった。
タランギレ国立公園
サルやヒヒが多い。セレンゲティより起伏があるので、景色的には変化があって面白い。ここまで来ると、すでに十分いろいろな動物を見てしまっているので、ライオンが狩りをしている場面がぜひ見たいなどと人間さらに欲が出てくる。草食動物はもはや写真にも撮らない。象の群れは至近距離で見られて良かった。今回分かったのは、午後の陽の高い時間帯、肉食動物はほとんど日陰で寝ているということ。見学する側も食後でボーっとしているし暑いので、無理に車で走り回らずに皆で昼寝すると良さそう。ホテルにいったん帰るのは大変なので、昼食場所の近くにゆっくりできる休息できる施設を作ってほしい! また、ここではナイトサファリも体験できた。国立公園の外側で行うため、近くの村からやってきた飼い犬と野生の象の群れが一緒に見られて、なんかアットホームな感じが良かった。
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タランギレではリバー・ロッジに宿泊した。今までの二か所に比べると、かなりボロく見えてしまう。私がもっとも差を感じたのは、その電気量の少なさ。部屋の中でもレストランでも、夜間は相当に暗い。年取ると暗いところで見にくくなるので、料理の色が判別つかず少し困った。誰も入らないようなプールを作るくらいなら、発電機を増やしてほしい。また、Wi-Fiはつながらない。
帰路のナイロビ
帰路は、タランギレ>アルーシャ>ナイロビと丸一日かけて戻った。全体的には道路事情はよく、快適なドライブだった。ナイロビの夕方の渋滞はすごかった。車の増加にインフラが追い付かない例。ホテルはナイロビ・セレナ・ホテル。日本人がみても超高級ですね。浴室のアメニティがPenhaligonsなのには、英国の影響を少し感じた。夕食を取ったビュッフェのレストランも工夫した料理が多く、最後の晩餐は十分に楽しめた。翌早朝に空港に向かったが、ちょうど国際線出発ターミナルは(火事のあとで)再開されたばかりとのこと、少し運が良かったらしい。ローカルな免税店などには、特に買いたいものはなかった。ちなみに我々が離陸した直後に、ナイロビの高級ショッピングモールでテロが発生したが、インチョンに着いてから知った。
今回は、ベテラン添乗員のIさんに引率され、少人数での旅行だった。6人だと小回りがきくので、とても良かった。同行の皆様にはたいへんお世話になり、感謝しております。ありがとうございました。大きく体調を崩す人もいなかったのも良かった。タンザニアにも再訪したいが、次回はケニアでのサファリにも参加してみたいと思う。
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